幼馴染みの心の声は「好き」であふれてる

osananajimi no kokoro no koe ha "suki" de afureteru

幼馴染みの心の声は「好き」であふれてる
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神1
  • 萌×23
  • 萌1
  • 中立2
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
1
得点
22
評価数
7
平均
3.4 / 5
神率
14.3%
著者
栗坂みか 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
モバイルメディアリサーチ
レーベル
caramelコミックス
発売日
電子発売日
価格
ISBN
9784911186428

あらすじ

「…なぁ、キスしていいか」

高校生の颯太と龍司は昔は仲良かった幼馴染み。しかしある事をきっかけに2人は疎遠になってしまう。ところがある日、頭をぶつけた瞬間なぜか龍司の心の声が聞こえてきてしまい…!? しかも嫌われていると思っていたのに聞こえてくるのは「やばい、かわいい」と甘い言葉ばかりで…。思いがけない幼馴染みの本音に颯太の胸はドキドキと高鳴ってしまい――。

表題作幼馴染みの心の声は「好き」であふれてる

高校1年生、幼馴染
高校1年生、幼馴染

その他の収録作品

  • 描き下ろし「龍司の独白」

レビュー投稿数1

拗れた時間を取り戻していくための心の声

初コミックスとは思えないくらい絵が洗練されていてとてもキレイ。
ストーリーも分かりやすく、そこそこエロを挟んでくる2人の親密な見せ場感も良かったです。

幼馴染みの心の声が聞こえるというファンタジックな展開から、一気に恋愛モードに突入していくところがこのストーリーの面白さでしょう。
嫌われていると思っていた龍司の心の声には、颯太への想いが溢れていて、そんな龍司の気持ちに戸惑いながらも急接近していく2人にドキドキ……。颯太に突然キスをしてきたり身体に触れてきたりと龍司の欲情の色が見えると同時に、昔のように親友の距離感を回復していく様子からは、これが本来彼らのあるべき姿だと分かって微笑ましかったです^ ^

心の声が聞こえる設定のストーリーは、サトラレ系、または魔法使い系といったジャンルがお馴染みですが、この作品は何となく設定がご都合主義なところがあって(心の声が聞こえたり聞こえなくなったりするスイッチがよく分からない)、少しストーリーに引っ張られ気味かなと感じなくもなかったです。
細かいところを言えば、あれだけ龍司の心の声が聞こえているのに、なぜ「颯太、好きだ」のフレーズが一個も出てこないんでしょう。普通、真っ先に聞こえる声だと思うのですが……
エロい、可愛い、我慢するの無理、などなど……色欲ばかりの心の声ばかりで、颯太が龍司に好意がなければ、普通にヤバい声。キスしたいから、そこに颯太の唇があったから、だからキスしたんだでは、少し早計な感じもしました。
それに、いきなり颯太にキスしたのに、うわーやっちまったとか思わない龍司の態度も謎すぎる。やはり、こういうことに慣れているんだろうかと想像が尽きないので、キスしたときや身体に触れたときの龍司の心境について触れてくれていたら有り難かったです。


不本意なことを言って相手を傷つける両者の拗れっぷりには焦れましたが、そんなところも高校生の未熟な恋愛が投影されていて、甘酸っぱいアオハル感がよく演出されていたと思います。
ただ、アブないから学校で致すのは控えて欲しいかな^ ^
彼らのお付き合い編があったら、またぜひ読んでみたいと思います。

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