お買い得商品、セール品、中古品も随時開催中
沖さんの初コミックス。
当時パッツィに連載されてたもので、BLではなくファンタジーです。
「フェアトラーク寓話」
孤独な少年ラルフは何故か人外のものも見えるようで悪魔であるエックも見てしまう。
エックと過ごしたラルフはずっとエックと一緒にいたいと考えるようになり、それならばと再会のための契約を結ぶのだが…。
ラルフ5才にして悪魔と契約を結びます。
というわけで、きっと内容ちゃんとわかってないだろうし考えも変わるだろうという猶予が7年あって。
それでも、その気持ちは変わらず代償と共にエックの元へということになるんだけども。
その7年の間に人間界で暮らして、義理の兄クレイグからも心配され続けたりして本当に大切なものが何か最後の最後で迷って、選ぶ。
「ヴァールハイトの迷夢」
悪魔ヴァラファール(エックの本名)の執事であるベルタのお話。
ベルタはある日、魔剣を試してみることに。
その魔剣は刺した相手の魂を刺した者に取り込む魔剣で。
本来なら自ら自分に突き立てのなら何も起こらないはずなのだが…。
ベルタの過去にもちょっと関わるお話。
詳しくはあまり語られてないのだけれど、リリスの血を引く自分を好きじゃないから魔剣と反応したその血がベルタの元を離れて…みたいな。
ベルタは以前、ヴァラファールに拒絶されたことがあるけれど、ベルタの方は本当にヴァラファールのことを想っているように感じます。
自分の言葉は信じられなくても、ヴァラファールのことなら信じられるかも、ととった行動はなんかちょっとグッときました。
「万節祭のラルフェ」
フェアトーラークのラルフではなく、クレイグの新しく生まれた弟のラルフのお話。
といっても、このラルフもそのラルフの生まれ変わりのようなもので。
ある日、クレイグの友人レイスからもらった黒い羽をきっかけに過去を調べ、過去の自分が何をしようとしていたのかに思い当って…。
また新しいラルフも契約を結んでしまうのですが、ベルタがうまい具合に契約が遂行されないようにしてました。
ま、これはヴァラファールもそうしようと思ってたからの結果なんですが。
「黒髪のエックベルト」
フェアトラークの前身的作品。
悪魔とか天使とかまだまだ謎な部分がいっぱいあって続きが読んでみたい感じでした(ベルタとの出会いが一番気になるところ)