勇者になりたかった側妃、本物の勇者に下賜される

yuusha ni naritakatta sokuhi, honmono no yuusha ni kashi sareru

勇者になりたかった側妃、本物の勇者に下賜される
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神58
  • 萌×227
  • 萌7
  • 中立4
  • しゅみじゃない0

2

レビュー数
20
得点
423
評価数
96
平均
4.4 / 5
神率
60.4%
著者
滝沢晴 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

イラスト
奈良千春 
媒体
小説
出版社
幻冬舎コミックス
レーベル
幻冬舎ルチル文庫
発売日
電子発売日
価格
ISBN
9784344856677

あらすじ

幼い頃、魔族に親を殺された少女との出会いをきっかけに、魔王を倒す勇者を夢見ているリヒト。だが見目のいいオメガだったため没落寸前の実家から国王の側妃として売られてしまう。生来の勇者気質は抜けず、汚職と肉欲にまみれた暴君の夜伽を断固拒否し何度も王宮からの脱走を試みては失敗、折檻をうける日々。 そんなとき、魔王を討伐した伝説の勇者ヴィクトールが恩賞としてリヒトの下賜を望んだ。 王宮の厄介者、側妃失格の自分をなぜ……? もの好きな「伝説の勇者」は実は「さわやか執着系初恋絶対叶えるマン」だった!

表題作勇者になりたかった側妃、本物の勇者に下賜される

伝説の勇者、α、22歳
アーベント王国国王の39番目の側妃、子爵家の三男、Ω、24歳

その他の収録作品

  • クエスト・お世継ぎ問題を乗り越えろ
  • あとがき

レビュー投稿数20

勇者とは

勇者になることを夢見ていた少年が、オメガであるというだけで家も未来も奪われ、
王の側妃として売られるというはじめから、もう一気に物語に引き込まれました。
ファンタジー+オメガバースの重めの設定?ですが、受けのリヒトが折れずに必死に生きようとする姿が、とても健気で愛おしい。

そして何より魅力的なのが、攻めの勇者ヴィクトール。
爽やかな英雄かと思いきや、実はめちゃくちゃ執着深いというギャップが最高でした。
見た目は光属性の王道勇者なのに、内側は完全にリヒトに囚われた一人の男。
でもその愛の深さが重すぎず、読者として安心して身を委ねられる絶妙なバランスです。

オメガとしての理不尽さ、身分差から来る葛藤など、シリアスな要素も多いのに、
読む手が止まらないほどテンポよく進みます。サブキャラの存在も効いていて、世界観がしっかり作られている印象でした。

0

幼馴染スパダリ陰キャ勇者(スタバかw)とのオメガバコメディ

今年に入ってから3作目のオメガバ作品で、先生の筆の早さにびっくりです。
幼馴染の攻めがスパダリ勇者なのに、出自ゆえか陰キャ気味で、ややサイコパスみがあるのが面白い。眷属たちも可愛くて、「ほんじつ、ことばうりきれ」の看板を下げるちびアンタスがお気に入りです。定時になったらパソコンの前に置きたいw 奈良先生の描くちびアンタスが可愛すぎる!
楽しくさくさく読める一作で、展開はかなりスムーズ。ギャグコメディのような軽快さで、ノーストレスで楽しめる読後感でした。

0

最高に元気の出る小説

毎度ながら、滝沢先生の作品は本当に元気が出ます!
主人公のリヒトの強さにも、ヴィクトールの優しさにも、全部に元気づけてもらいました。溺愛はこうでなくっちゃ! と思える甘々いちゃいちゃもありつつ、元気に飛び出していく登場人物たちの姿に勇気をもらえる最高のエンタメ小説でした。
個人的に、リヒトが冒険者ギルドへ登録して、一番ランクの低い依頼をこなして、成果を出して、感謝されて……というくだりでは、思わず涙ぐんでしまいました。働くってこういうことかも……。滝沢先生の書かれるお仕事描写が本当に好きなのですが、お仕事や生業に対する眼差しや、ちょっとした描写にぐっと来ます。
そして何よりBLなので、2人のラブロマンスがたまりません! ヴィクトールの積年の思いと、そうとは知らず惹かれていくリヒト。これまで尊厳や人生を奪われていたリヒトの「これまで」を取り戻そう、と一緒に歩んでいくヴィクトールの優しさと、それをしっかり掴むリヒトの強さ。脇を固める魔物たちのキャラクターもかわいくって愛しくって、すごく面白かったです。
しかしそれにしたって、ヴィクトールの執着っぷりが爽やかなのにねっちょりしていて最高でした! リヒトの寝間着を買い取っていたくだりには、声を出して笑ってしまいました。そしてヴィクトール自身のつらい時期もあって、それを乗り越えられたのはリヒトとの思い出があってこそで、2人の固い絆にトキメキが止まりません。リヒトとヴィクトールが結ばれるのは必然だった! と思わせてくれる、最高のロマンス小説でした。

1

感情ジェットコースター

すごく面白かったです!
滝沢先生の作品はドキドキワクワクが詰まっていて元気がもらえます。今作は更に切なさが増しコミカルな所もパワーアップ、読んでるこちらの感情がジェットコースターのように心揺さぶられました。
またそれぞれのキャラが素晴らしい。私は辛い境遇でも直向きに頑張る受けが好きなので、そこもツボでした。
また奈良先生のイラストも素晴らしい。ほんと眼福です。
読んだら勇気と元気をもらえて幸せいっぱいになれる作品、オススメです!

2

すごか甘酸っっぺ

滝沢先生だし奈良先生だし購入。面白かったーこんな笑わせてくれるサブキャラ(表紙にもちっこくいる)は少ないですねえ。受けは女々しくないし攻めがこれまた想定外で、楽しかったので、萌2にしました。本編230P弱+後日談20Pほど+あとがき。

アーベント王国の好色国王の側妃だが、どうしても国王と関係を持つのが嫌で逃げ回っているリヒト。ある日百年ほど苦しめられてきた魔王を、勇者が討伐したとのことで、謁見に同席したのですが、勇者が褒美として求めたのはリヒトで・・・と続きます。

攻め受け以外の登場人物は
ケサラン、パサラン(攻め眷属、見た目毛玉、方言喋る)、アンタス(頭に角生えてるちっこい系)、聖女(肉欲系(笑))、その他攻め眷属。

++好きだったところ

受けは冒険者になるんだと思っていたキラキラ少年だったのに、オメガだったため、家の都合で国王の元へ差し出された、黒髪麗しい方。エロ親父と閨を共にするのは嫌だーと複数回脱走している、ある意味、頑張り屋さん。攻めに下賜されてからは本来の自分を少しずつ取り戻して、読んでいるこちらもとても嬉しい気持ちになります。

受けより好きだったのは攻め!
個人的感想ですが、思わずぷっと吹き出すヘタレ!
あまりに面白かったので、そこは書きませんが、最後の方で盛大にやらかしてます、そこすげー楽しい。奈良先生がそこビジュアルにして下さったら、さらに楽しかっただろうなあww(近いシーンはあるんだけど、さすがにカッコいい補正が入ってました)

攻め受けもいいけど、最高に楽しいんがサブキャラ、ケサランパサラン!
第一声?が「なんばしよっとか、きさーん」ですよ?????????もう大爆笑。その後もこの二人が喋るたびに、いちいち脳内で読み上げないと意味がわからん!いや読み上げてもわからん!「くらすっぞ!」って何!ああもう楽しい!(ちゃんと標準語での意味はルビあります)
アンタスも楽しい。少し喋ると「ことばうりきれ」と首から札を下げて喋らなくなる(笑)いいなあ、斬新~楽しい~

とまああっちこっちに楽しいあれこれがありまして、本当に気分転換になる超楽しい一冊でした。滝沢先生、有難うございます!今時珍しく10枚も挿絵があるのも本当に嬉しい。ルチルさん、奈良先生、神★です。

3

問題児側妃と泣き虫勇者

幼い頃出会った少女のことがきっかけで勇者になりたかったリヒト。しかしオメガであることがわかって、40人以上もいる側妃の1人として国王に召し上がられてしまった。国王に手籠にされてしまいそうになると蹴り上げ周りの側妃達から嫌味を言われながら逃亡を図り続けたリヒト。そんな時、本物の勇者ヴィクトールがリヒトを褒賞として欲しいと言い出した。側妃の次はアルファであり勇者の「物」かと自嘲するリヒトだったが、勇者はリヒトに手を出さず、買い物に行けばリヒトの短剣を買って冒険の準備だと言い出して… というお話。

リヒトがその境遇から、最初は卑屈だし羨むし…という様子なのですが中身は本来男前な性格なので前向きに勇者との生活に馴染んでいきます。少しずつ側妃という枷から解放されていき、ヴィクトールに惹かれていくのが読んでいてよくわかってよかったです。
ヴィクトールは強い勇者なのに泣き虫!品行方正な勇者なのにリヒトが貶められると良い勇者をとっぱらってしまうことも。リヒト大好きで、リヒトの嫌がることは絶対にしません…が、リヒト限定で変態さんでした笑

読んでいて気持ちのいい性格な2人で安心して楽しめました。

あと、2人以外の2人をお世話する魔物達がめちゃくちゃキャラが濃い!ばちばちの方言が登場して、ルビなしでは読めません笑

明るく前向きになれる話を読みたい時にオススメです!

4

笑って泣いた!

先に読んだ複数の友人から「ことば、うりきれ」のセリフを聞いており、それはそれは楽しみに読み始めました!
いやぁ、おもしろかったです!!
ケサランパサランの方言がツボにはまりました笑!
関西人の私にはわからないところもあったけど
それがよりおもしろかったですね。
幼きリヒトが語った勇者像を常に目標に
頑張ってきたヴィクトールには胸を打たれました。
本当はあんなに弱っちいのに…!
リヒトへの風当たりがきついわ、聖女さまは
性根が腐っているわ、読みながらクッソー!と
思うことしばしばでしたが、最後「冒険者組合の誇り」の文字で涙がでました。
リヒトもよく頑張ったね!!
あと、アンタスが…!
途中でもしやとは思いましたがw
執事役が気に入っているご様子で、なによりです♡

6

真の勇者とは

今回は魔王を倒した勇者と王の側妃のお話です。

意に染まず王の側妃になった受様が
勇者となった攻様とともに幸せになるまで。

人には男女の性別の他に3種の第二の性があります。

体格や知能に恵まれたアルファ
第二の性の影響を受けないベータ
男女ともに妊娠・主産できる器官を持つオメガです。

没落寸前の子爵家三男の受様は
12の時に父を魔獣でを亡くして
叔父に引き取られたやせっぽちな少女と出会います。

受様は魔王を倒そうと勇者を目指しますが
1年後にきた発情期でオメガと判ると
父子爵は顔立ちの整った受様を王族に嫁がせるようと
外出を禁じて少女とも会えなくなります。

受様は14で32の色好みの王から
小姓としての出仕と成人の儀と同時に側妃にと
望まれてしまいます Σ( ̄。 ̄ノ)ノ

受様がはいやがりますが
領民の暮らしが良くなると説得され
勇者にはなれないけれど人の役に立てて
少女が少しでも幸せになるならと城にあがります。

しかし側妃となる直前に父子爵が廃嫡
領民のためにという理由がなくなった受様は
王から逃げ続けて1度も抱かれていません。

そして100年超もの間
民を苦しめた魔王が勇者一行に討伐され
王との謁見の日、受魔も側妃として末席に並びました。

勇者は銀髪で意志の強そうな碧眼の美青年で
勇者との結婚を噂される可憐な聖女と
魔法使い、戦士とともに颯爽と現れます。

この勇者が今回の攻様ですが
攻様が勇者と知った受様は狼狽えてしまいます。
攻様は受様が昨夜城から脱走しようしたのを
阻んだ男だったのです。

しかも王が褒賞は何でも望むモノをと言うと
攻様は受様の下賜を希望するのです!!

受様に未練たらたらな王は固まりますが
攻様は功績を挙げた騎士への妃の下賜は過去にもあると
受様を貰い受ける気満々です。
果たして受様は勇者の妻になるしかないのか!?

勇者である攻様と悪妃と呼ばれる受様の
ラブコメ調オメガバースです♪

正にタイトル通りな展開に安心して
ワクワク&ドキドキさせて頂きました (^-^)/

受視点で受様の過去や心情は丸わかりなため
受様の大切な思い出の少女が誰なのかは
第三者(な読者)には早々に判り
まずいつバレるのかにワクワクです。

攻様の言動は受様が理想とした勇者な上
受様ファーストなワンコっぷりで
受様をぐるぐるさせるのが楽しいです。

そして受様が攻様への気持ちを自覚した頃に
受様を狙う国王と攻様を狙う聖女が
タッグを組んで仕掛けてきます。

その方法がえげつなくて
受様が絶体絶命の危機に追いやられるのですが
攻様がさらに上をいっての見事なドンデン返し!!

攻様の眷属たちがまた素敵な子達ばかりで
攻様が王となり、受様が幸せな王妃となるまで
とっても楽しく読ませて頂きました ヾ(≧▽≦)ノ

6

最高のコメディBL

コメディBL小説が大好きなのでめちゃ面白かったです!
ギャップ萌えのオンパレード!!
誰もが憧れる勇者ヴィクトールは、魔王を倒すくらいのチート能力のもち主で、民に愛される人格者。その上イケメンで陽キャと全て持っているスパダリかと思いきや、本当は好きな子の前ではモジモジしちゃう乙女でチューもしたことがないという。またリヒトは極上のオメガなのに、性格は冒険好きの夢見る少年。これだけでもすごいギャップ萌えするけど、ヴィクトールの眷属達も魅力的でギャップ萌え満載です。
私はなんでもできちゃうスーパー執事の幼児(中身は〇〇)アンタスくんが刺さりました。
奈良千春先生の挿絵がいっぱいあってどれも眼福です!!

6

人外キャラたちが可愛くて好き

表紙に一目惚れして読んでみた。口絵も神。内容は笑える部分が多く、しんどいとこもあるけど、気楽に読める感じ。人外キャラたちの、わちゃわちゃしつつも、いざとなると頼りになるとこが好き。メイン二人も好感度高めで良かった。

タイトルの展開は序盤に訪れ、分かりやすい。リヒトに危機が迫っても、助けが来るのが早くハラハラする前に救い出され、心穏やかに読める。常に一緒にいるケサランパサランとアンタスが可愛く、各所で癒やしてくれるのも助かる。方言は本気で何言ってるか分かんなくて笑った。

ヴィクトールはリヒトへの一途な執着はすごいけど、本質的には短気な印象。リヒトの害になる人間を即切り捨てる。真面目に考えればこれが王とは恐ろしい。でも無責任に見ている分には、その場でサクっと報復してくれるので、ストレスフリーで読めて良かった。

好きだったのは、夢が叶ったヴィクトールが泣いちゃうシーン。あとケサランパサランのアクセサリー擬態が、挿絵で見ると可愛すぎて衝撃。「うりきれ」札を掛けるアンタスも好き。これも挿絵で見たかったな。

気になったのは、リヒトの心理描写がワンパターンな点。中盤、リヒトが落ち込んでヴィクトールが来て浮上する流れを繰り返す中で、またこんなこと言い出して同じとこグルグルしてる、と飽きそうになった。リヒトは鈍すぎるのももどかしい。

「さわやか執着系初恋絶対叶えるマン」がわりとイイ性格してて楽しかった。この愉快なあらすじも好き。

5

訳ありスパダリα勇者×内面勇者の可憐なΩ側妃がかわいい

滝沢先生の作品はどれも面白くて満足感を与えて下さるのですが
今回の作品は新しいスパダリ攻め様像を見せて下さいました!!

完璧なスパダリのように振る舞っているけれど、実は内面陰キャでヘタレな攻め様が好き!という方が一定数いらっしゃるのではないでしょうか
今回の攻め様である勇者ヴィクトールもまさに
陰キャで一途な純朴童貞です

それに対して美しく可憐な王の側妃であるΩのリヒトは子供の頃から勇者になることを夢見ていた活発な青年です
そのため、夜のお勤めが嫌で脱走を繰り返し足には重りと枷をつけられています
奇跡的にも純潔を守っているのもポイントが高いです

ヴィクトールは序盤からリヒトの幼馴染みであるヴィヴィアンであることは読み手に対して直ぐに分かるようになっていますが、リヒトは気付きません
何故なら見た目が大幅に変わっていて昔の面影がないからです
(後半でとある特徴に気付いてヴィクトールの正体に気がつきます)

ヴィクトールの忠実な従者であるケサランパサランのコンビも良く、2人がヴィクトール坊っちゃんの本当の姿をリヒトに暴露する時はとても面白かったです

ヴィクトールがリヒトの着用した服を買い取ってコレクションにして夜のお供にしているのも良かったです
αなのにΩ的行動をするところが陰キャっぽい

それにしても大好きなリヒトと突然引き離されて、しかもリヒトがΩとしてエロジジイである王様に嫁入りさせられたことを知ったヴィクトールは辛い日々を送っていたと思います

物語冒頭で、城を脱走したリヒトが空から降ってきてそれを受け止めたことでヴィクトールはリヒトとの久し振りの再会を果たしますが、最初リヒトだとは分からないにも関わらずに、天使が降ってきたと口に出すほどにリヒトは美しかったんでしょう
そしてそれが恋い焦がれていたリヒトであると分かったときのヴィクトールの感情の高まりは凄まじかったと思います

勇者になりたかったΩのリヒトと、リヒトの思い描いていた勇者像を演じて勇者になった陰キャのヴィクトールが、これからずっと2人幸せに冒険を続ける日々を送ってほしいです

6

都合良すぎな気が……

 勇者のα×国王の側妃で子爵家三男のΩ。

 受けはΩであることが発覚し国王の側妃にさせられたものの、夜伽を嫌がり国王の股間を蹴ったり逃げ出したりして4年の間貞操を守ってきました。魔王を討伐して凱旋した勇者が褒賞として受けの下賜を望んだため、勇者に下賜されます。
 早い段階で、攻めと受けが子供の頃に出会っていて、攻めが誘拐されそうになっていたのを受けが助けていたことが読者にはわかります(受けは気づいていない)。
 受けは攻めと一緒に暮らし、剣の稽古をつけてもらったり、ランクの低い冒険をしたりする中で、攻めに惹かれていきます。
 受けのことを諦めきれない王と攻めのことを諦めきれない聖女が、二人を力づくで我がものにしようとしますが、眷属たちの活躍で事なきを得て、ついでに王も倒して、攻めが新たな王となりました。

 攻めも受けもそれなりに不幸や理不尽を経験していますが、攻めが最強過ぎたり、側妃が王の股間を蹴っても首を跳ねられず、執着しているはずの王もヒートに乗じて無理やり番にしたりしないので、攻めと受けにだけ都合のよい世界な感じはします。序盤で二人が子供の頃に出会っていたこともわかるので、ハラハラドキドキもなく、受けの思い込みにも感情移入できず、個人的にはBLに期待している切なさや萌えはなかったです。

 それだけ王から執着されている妃が城から脱走すれば、首を跳ねられる衛兵だっているでしょうし、受けが側妃の務めを拒否している分は、他の側妃が王の相手をしなければならないはずです。そういった点では、受けが四年もの間、王宮で贅沢な暮らしをしながらも、側妃の務めを果たさずただ脱走を繰り返していたことには身勝手さを感じます。
 オメガの自分でも民の役に立ちたいという決意をもって王宮に来たのだから、王の寵愛を得て民のために善政を敷いてもらうよう王を導くほうが、よほど勇者に思えます。 
 勇者に下賜されたあとはすぐに自分から誘っているので、結局のところエロ親父が嫌だったんじゃないかという気がしました。

 攻めは苦手に思うところはなかったですが、受けのためだけに生きているような人なので、英雄的なカッコよさは感じられませんでした。竜も魔王もあっけなく眷属になっているので、魔王を倒す大変さも実感が湧きません。
 好きになってもらえるまでは性的な接触を我慢した誠実さはよかったです。

 世界観に入り込めなかったのは、眷属たちの方言のせいもあると思います。世界観やイラストは西洋風ファンタジーなのに、方言が出てくるたびに日本色が強くなるので、そのつど没入感が削がれました。
 ビッチな聖女がいてもいいとは思いますが、特別な癒しの力は特別に清らかな人にだけ宿っている世界のほうが魅力を感じます。
 RPGが好きだったらもう少しストーリーも楽しめたのかもしれません。 

5

どのキャラも愛おしい!すごく面白い!

めちゃめちゃ面白かった。個性豊かな全てのキャラもよかったです。

勇者になりたいという幼き頃の夢は叶わず国王の側妃となったオメガのリヒト。
果敢に戦い魔王と討伐した勇者であるアルファのヴィクトール。お礼として彼の願いを聞くこととなる国王ですがリヒトを下賜することに。

ヴィクトールはとにかくリヒトが大好き。リヒト至上主義で彼の為なら頑張れちゃう。そこには愛情だけではなく優しさが溢れていました。いつだってヴィクトールの心にはリヒトがいてその思いにグッときました。一方、好き過ぎて変態な一面も見せていましたが……。そこもリヒト好きな故なので愛しき変態ですね。オメガだからとかアルファだからではなく二人が一緒に冒険をする。そこには純粋な思いでいっぱいでした。泣けちゃう。眷属たちも細かく丁寧に描かれていてみんな好き~ってなりました。

滝沢先生の作品はいつも面白くて楽しくて優しくてほろっとさせられます。今作も大満足の作品でした。

5

とっても面白かったです(*^^*)

魅力的で個性的なキャラ達で、とっても面白く楽しく読ませていただきました(*ˊ˘ˋ*)♡

受様は、オメガのリヒト。
国王の側妃だったけど、この度魔王を討伐した勇者の願いで彼に下賜されることに。

もちろんこのアルファの勇者ヴィクトールこそ、この度の攻様。

子供の頃、幼なじみの女の子と勇者ごっこをして過ごし、いつか勇者になって人々を救うんだ!と夢見ていたリヒトにとって、目の前のヴィクトールは自分のなりたかった、理想そのもの。
なので、羨望とか諦念とかモヤモヤした気持ちを抱えてはいるのだけど。


一方で、全てにおいてリヒトファーストなヴィクトールが素晴らしいです"(ノ*>∀<)ノ
リヒトが大好きで大切で大切で。
大好きだけど、籠の鳥にはせずに、ちゃんとリヒトの気持ちを尊重して、一緒に冒険しよう、勇者になれるよ、と言ってくれる、めっちゃいい男♡
それだけじゃなく、リヒトを好き過ぎて変態入ってるところもいい( *˙ω˙*)و グッ!

受様を好き過ぎておかしいことになってる攻様、大好きです(≧▽≦)
2人の恋の始まりにあてられたケセランの「甘酢っぺ」には笑っちゃいました。

そう、そんな2人と一緒に過ごす眷属達がまたいいキャラでした。
私は九州住みなので、パサランの方言は分かる~、と嬉しくなっちゃう。
アンタスはスマートでかっこかわいいし。

ワクワクハラハラ、笑いありニマニマきゅんありで、とても楽しいお話でした(*^^*)


5

勇者様、バンザーイ!

救国の勇者は強くて優しい!しかしてその実体は…?

めっっっちゃくちゃ面白かったです!
少しだけ読むつもりが、一気に読み終えてしまいました。スワイプする指が止まらない!電子版です。

勇者を目指していたのに、オメガだったために好色ジジイ王のハーレムに入れられてしまったリヒトと、魔王を倒し世界を救った勇者ヴィクトールとの恋物語。すっごく面白かった!しんみり切なかったり、コミカルで笑えたり。主要キャラだけでなくサブキャラも個性豊かで物語を賑やかに彩ってました。体はこども、中身は結構歳をとってる!な、見た目5歳児の執事がめちゃくちゃ好きです!
聖女様も笑。そっちの「せい」女様でもありましたか…。イイ悪役してらっしゃいました笑。

リヒトの頑張りが実を結ぶ場面は胸にグッときました…。よかったねぇ、よかったねぇと彼の頭をなでくりまわしたい衝動が、こう…むらむらと!

後日談や電子おまけSSもすごく面白かった。一角兎もお気に入りキャラだったので、彼視点の短編、めちゃくちゃ嬉しかったです!

9

さわやか執着系初恋絶対叶えるマン(笑)

作者買い

さいっこーに面白かったです!!!
攻めの様子のおかしさが、過去1番ではないでしょうか!?
おかしい攻め.....大好きです♡♡♡♡♡

毛玉が「方言で」喋るところでゲラゲラ笑い、
ファーストキスシーンではキュンキュン甘酸っぱく、
攻めヴィクトールの様子のおかしさに「???」となり、
巣作りや執着っぷりにポカーン♡
ざまぁな部分しっかりざまぁになってて気分もアゲアゲ⤴︎⤴︎

読了後のヴィクトールの存在感たるや!!!

先生の作品の中で1番好きな攻めは??
と聞かれたら「ヴィクトール!!!」って応えたいと思います。
それくらいヴィクトールのファンになりました♡♡♡♡♡♡♡♡♡

あらすじにある、担当さんがつけたという「さわやか執着系初恋絶対叶えるマン」の意味は「様子のおかしい攻め」って意味で、私の解釈は間違っていなかったようです♡

コミコミさんで購入するとついてくるSSもボリュームたっぷりでオススメです(⁎˃ᴗ˂⁎)

様子のおかしい攻め 様子のおかしい攻め(大事なことなのでもう1回w)様子のおかしい攻め
アルファの巣作り オメガバース 滝沢晴 親衛隊の皆様にオススメです(⁎˃ᴗ˂⁎)

8

心に残る最ッッッッ高の1冊でした!!!!!

最ッッッッ高でした!!!!!!!!!!!
スラスラ読みやすく、でも一字一字大切に噛み締めるように読みました。
ホロリと涙する場面もあれば、声を出して笑う場面、ときめきで口角が上がってしまう場面、、などなど、良い意味で感情を揺さぶられて心をグッと掴まれました。
勇者の眷属たちもサブキャラとして登場しますが大変可愛らしく、コミカルな掛け合いがツボで笑いました!!!笑

攻めは魔王を討伐した眉目秀麗な最強の勇者ヴィクトール、受けのリヒトは本当は勇者になりたかったのに家族のため、民のために国王の側妃にされてしまった見目麗しいオメガのリヒトです。
ヴィクトール、憧れの最強勇者として国民からは慕われていますが、リヒトの前では愛ゆえに様子がおかしくなってる場面がいくつもあって面白くて可愛かったです!!!w
照れて乙女みたいになるし、リヒトが大好きなのにリヒトが大好きで大切したいから持て余した欲を発散すべく変態になってるし!!笑
リヒトは人目を惹く美しい容姿であるゆえに、周囲からの心ない言葉や不当な扱いを受けてきましたが、ヴィクトールとの出会いで“本当の自分”を取り戻していきます。
ヴィクトールがリヒトにかける言葉一つひとつが優しくて愛に溢れていて、本当に素敵でウルッときてしまいました。
リヒトもまたヴィクトールの救いであり、リヒトの前では本当の泣き虫で本好きな偽らない“本当の自分”でいられます。
お互いがお互いの前では素のままでいられる素敵な関係であり、唯一無二の存在であるなと感じました。
エッチなシーンも最高でした!!!!!
お互いを求め合う2人がしっかり描かれていてニマニマしてしまいました!!!!
いつまでもお幸せにね!!!!!

本当に最高の1冊でした!!!滝沢先生、素敵な作品をありがとうございます!!!!!

7

いい循環

泣き虫勇者の憧れは。

良いお話でした。
ケセランパサランが小パンダのお話を思い出させました。

リヒトもヴィクトールも二人とも頑張ったね!!
一番楽しかったあの子供時代、リヒトの勇者ならこうすべしな言葉の数々。

勇者になれなかったリヒトと勇者になってリヒトを奪おうとしたヴィクトール。

リヒトが周りの悪意に翻弄され辛いです。反対にヴィクトールはリヒトが世界なのでシンプルですね!
ところどころクスッときて、特にヴィクトールの眷属のみんなが楽しかったです。

ヴィクトールが泣き虫で可愛くて。勇者なのにリヒトに対しては子供みたいで。
会いたくて会いたくて、でもヴィクトールが身元は明かせなくてリヒトを下賜してもらった理由も言えなくて。あの日あの時ヴィクトールの悲願が叶ったんだなあとわかるとジーンときます。

リヒトの為なら何でもしちゃうヴィクトール。
リヒトの勇者論を実行するヴィクトールに勇気をもらうリヒト。
いい循環ですね!

5

読み始めたら最後。他のことが手につかなくなる没入感でした。

おおお……これはおったまげた!((((・∀・))))
すんごい面白すぎて、他のことが手につかなくなる没入感でした!

滝沢晴先生の作品って、いつも予想の上をいくストーリーが最高なんですが、この作品も例に漏れずキレ味最高でした。
・よくある話になってない高揚感 → ページをめくる手がとまりません!
・期待を裏切らない神展開 → 読むモチベーションがアガります!
・悪者をボコボコにするスカッと感 → 勧善懲悪キラーにはたまんない!
他にも個性的なキャラが多数登場したりと、まるでエンタメの宝庫な世界観です。
オメガバースだったり、冒険のファンタジーものだったり、再会ものだったりと、とにかく色んな設定が盛り盛りで、読む者を飽きさせないエッセンスのあしらい方が素晴らしいストーリーでした。

ヴィクトールに下賜されたことから始まる2人の恋模様も、実は10年以上も前に始まっていたことの経過地点に過ぎず、その背景はまさにドラマチック!2人の出会いと再会は、まるでおとぎ話のようなドキドキ感で、もう全ての展開が最高でした。
では何故今になって出会うことになったのか。偶然か?必然か…?
その裏事情を知ると、ヴィクトールのものすごい執念と執着が垣間見え、こいつは敵に回したくないやばいヤツだということを実感できるでしょう。もちろんいい意味でです(笑)
表向きは爽やかな美青年、でも敵だと見なしたヤツはとことん切り捨てる腹黒勇者の二面性をとくとご覧下さいね。リヒトに害をなす者への容赦ない制裁は、楽しくてしゃーないです♪

ウザさとキモさで言うと、聖女と国王が筆頭株ですね。
ヴィクトールと何が何でも寝たい聖女様に、リヒトを孕ませることに躍起になっている好色国王の悪行が酷すぎてウヘェでした。魔王が悪とされているこの世界において、聖女と国王もかなりのワルなんですが……どの口が魔王討伐とか言っちゃってるわけ?と言いたい。
国王の横暴や聖女の堕落、誹謗中傷でリヒトを傷つける国民の人間性などなど、"悪しきもの"とはなんなのかを根っこから考えることもこの作品の面白さでした。
因みに。リヒトへの中傷はヴィクトールがボコボコにやり返してくれるので、ものすごい爽快感が得られることを保証致します^ ^

悪役たちの華麗な制裁とは対照的に、ヴィクトールとの愛を育んでいくリヒトの幸せの増幅度は、100パーセント…いや。120パーセントです!!
オメガバースだし、2人が番になることが最高のゴールかといえば実はそうじゃないんですよね。この作品の本当のハッピーエンドは、リヒトの長年の夢を叶えることにある。そして、その夢を叶えるためにヴィクトールがどれだけ気を回しているか。待ち望んでいたか。
勇者になりたかったリヒトの夢を叶えるヴィクトールの愛が、はぁ…身体中に沁み渡りました…( ´∀`)

小さい頃に語り合った夢や交わした約束を叶える2人の最高の幸せに酔いしれました。
何度も読み返していたい、そんな素敵な作品でした。

9

”甘酢っぺ!!” 思わず笑い零れる、W勇者の冒険譚

レビュータイトル(の一部)は名脇キャラのセリフからいただきました。
甘酸っぺ!!! となる再会×攻めの初恋成就物語(*´◒`*)

めそめそ執着勇者攻め×転んでもただでは起きない不憫受けという
カップリングです。

随所に滝沢先生らしい”笑い”と明るさとハッピーが溢れていて、
声を出して笑いながら読んだ一冊、オメガバースファンタジーでした(*´∀`*)
(オメガバースが続く先生の著作...そろそろ、別の味も楽しみたい気もしつつ)

なんとなく元気が出ない...という時、重すぎないお話が読みたい時、
笑って萌えたい時にぴったりな気がします◎


で、ここで一点、文章について...
すみません、少しネガティブな点を含んだ感想となります;

先生の文章、とても読みやすくて情景もよく分かる。
ただ、場面と場面の”つなぎ”が少なく、ところどころぶつ切りな印象...
これは接続詞の少なさゆえかな?
はっきり説明できず、自分でももどかしいのですが。。

場面や心情の分かりやすさに加え、何かもう一歩踏み込んで
沁みる描写、沁みる一文、余韻の残る描写が欲しいかな...と思ったりしました。
(自分が文章を書けるわけではないのに、すみません;)


で!以下、物語の感想を。

オメガに覚醒し国王の側妃へと召し上げられたリヒト(受)が、
魔王を退治した勇者・ヴィクトール(攻)に恩賞として望まれ、
心を通わせるようになるまで。

読者には丸わかりの、受けだけが気付いていない”再会愛”。
そして幼い頃の「勇者になる!」という夢を、もう一度叶えようとする
めげない受けの頑張りに、ドキドキしたり胸が熱くなるストーリーでした。

滝沢先生といえば。の「ちびっこ」は今回出てきません...が、
ちびっこもどき(?)の可愛い執事と、
まんまる毛玉のケサラン・パサランという二人組(正しい数え方が分からない)が
出てきて、この脇キャラたちがおおいにお話を盛り上げてくれる〜!

ケサラン・パサラン、白黒コンビの彼らのセリフが
津軽弁&筑後弁(福岡)なんです。
あとがきによると、しっかり監修付き。すごい。
セリフの数々、まさに「声に出して読みたい日本語」でした(*´艸`)

で。まず!

奈良千春先生のイラストがうっっっつくしい...!!!!!✨
美麗、とはこのことですね。。
表紙、いつまででもうっとり眺めてしまいます。
ヴィクトールが背負っている花々にもちゃんと意味があり、
”初恋”なのだそう。物語の世界にぴったりだー...

途中出てくるちびっこ執事やケサラン・パサランのイラストも
最っっ高に可愛くて、萌え転がりました。
間違いなく、先生のイラストが萌えとワクワクを爆上げ⤴︎して下さってた...!

攻め受け二人のキャラも面白いんです。
爽やか勇者のヴィクトールだけど、初恋を程よく(笑)拗らせていて
純情なところが「可愛いな」と思わせてくれるし、
感激してめそめそ泣くところも笑っちゃう。
一回だけじゃなくて、何回か泣いてましたw

一方の受け・リヒトの負けん気の強さもすごい。
18歳から24歳となる現在まで国王の側妃だった彼ですが、
絶対身体を許したくはなく、抵抗を続けたあげく国王の股間を蹴り上げ
ピンチを乗り切った(?)ー

という逸話の持ち主。
まあ、そのせいで足枷を嵌められ日々折檻を受けることとなるのですが...
(↑いくらなんでも6年間体の関係なし、は無理がある...?と思っていたら、
後々ちゃんとそこは”王も分かっていて泳がせていた”記述があり納得です)

で、そんな二人の恋愛パートでの見どころはやはり、
リヒトがいつ、ヴィクトールの正体と実は”再会”であることに気付くのかー

という点でしょうか。

やーーーっと全てを把握したリヒトが叫ぶシーン、
にやにやしながら読みました(。-∀-)

拗らせたヴィクトールが、毎晩変わるリヒトの寝間着を収集、
くんかくんか&スーハースーハーしてる変態っぷりにも笑い転げた〜w

で。個人的には恋愛パートよりも(もちろんそこにもおおいに萌えるのですが)
グッと惹きつけられたのが...

筋肉もない、力も弱いリヒトが幼い頃ヴィクトールに語っていた夢、
「勇者になる」夢を、当初とは違った形で叶えていくその過程、
主人公の成長ストーリーの部分です。

敵を薙ぎ倒すこと、倒した敵の数が「勇者」の価値ではない。
どれだけ弱き人を救うことができるかどうか、なのだー

低身長で筋力もない自分。リヒトの境遇に自分を重ね、
ガツン!と響くこの言葉に勇気をもらえた気がします☺︎

と、そんな感動に胸を熱くさせられながらも。
スライムに反撃されて全く手が立たず、お尻をぺちぺち叩かれて...
というリヒトのよわよわっぷりにはおおいに笑わせてもらいましたꉂ(๑˃▽˂๑)
真面目パートと笑いのバランスが本当〜に絶妙!見事です。

終盤の王との対決・退治については、展開が目まぐるしく
色々あっという間すぎて、やや拙速な印象があったかな...?

あとこれは完全に好みの問題なのですが、”勇者が結局王になる”エンドに
ちょっと戸惑いもありました。
権力の中枢にはおらず、弱き人々のために戦い尽くす、というところが
”勇者ならでは”の魅力だと思っているので...

とはいえ!

メインカプ二人の再会愛と、仕切り直して新たに始まるW勇者としての冒険に
胸ときめかせ、ワクワクする物語。
萌えて、楽しく、勇気のもらえるエンターテインメントでした✨

メインの二人も良いキャラだけど、一番インパクトあったのは
執事・アンタスの正体でしょうか(*´艸`)
奈良先生の美麗イラストで見る大きくなった姿に惚れ惚れです。

「ほんじつ、ことばうりきれ」の札をうまく利用してる
”ちゃっかりさん”なところもツボでした♡

10

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