お買い得商品、セール品、中古品も随時開催中
hatsukoi pastel blue

2つのお話しが収録されてました
表題作が前中後編、もう1つは「テンポルバート」という作品名で前後編
2組の繋がりはありませんが、多分同じ高校の中のお話しって感じがします
普通科と芸術科がある高校のようです
表題作はクラスメイト同士の夏休みのお話し
受けの子が体が弱くずっと休んでいたけれど夏休みの補習から復学
クラスで1人だけ赤点で補習を受けていた陸とそこで出会い、、、?!と始まって行くお話しです
もうひとつは「ピアノ」を通して再会する高校生のお話しで突如ピアノを止めてしまった普通科の生徒、律と今もピアノを続けながらも律の弾くピアノの音が大好きな響のお話しです
どちらも雑さはなく、思春期の10代らしい拙さや不安定さが感じられます
雑さはないのだけれど、曖昧な時期だからななのか、恋と行為に繋がるまでが意外に早くて少し私は驚いてしまいました
この辺が少し今回は求めている思春期の男の子の葛藤などがなく「BLとして」はサラッとした印象だったのであんまり読んでいて感情が乱れる事もなく、気付いたら読み終わっていました
ニュアンス表現を汲み取る感じなのでしょうか
圧の強さが無い分落ち着いて読める感じなので、こういう雰囲気がお好きで心穏やかにな読み心地をお求めの読者様にはとても合ってる良い作品なのかな?と思いました
お表紙からも漂う、パステルブルーの空気。
始まりは、周囲が彼女とデートだなんだと騒いでいるのに、友達と遊ぶほうが楽しいし、ゲーム大好きなDK1年の陸が、数学赤点とってしまい補講になってしまい、ひとりだと思っていたらもうひとりいた!!
というところからです。
ちなみに、そのもうひとりが、この物語の受けで、同じクラスのはずが、病院療養のため登校していなかった、ちはる。
このちはると出逢い、陸は大切な人と過ごす時間を楽しいと思え、またちはるも陸と過ごすうちに、母の言いなりではなく、自らの意志で動くようになります。
このやり取りが、
ホントにパステルブルーというか、アオハルというか、サイダーみたいにシュワっと気泡が上がって甘い砂糖水に溶けてしまうような、
そんな甘酸っぱさもあって、五感(+ハート)に訴えかけるような立体感のある作品でした。
個人的に、ちはるはもちろん、ちはるの母親や、クラスの友人たちに会ったときなどの陸の誠実さに、とても胸を打たれました。
いまどき、こんなにも多方面に対して誠実な攻めがいたでしょうか。
優しすぎるし、愛ぎっしりつまってて、めちゃくちゃよかったです!
あと、モノクロ画面だというのに、トーンの貼り方なのか、トーンのチョイスなのか、場面ごとにパステルの空気を感じて、それもまたとても作品の雰囲気をよい方向へ盛り上げていて(語彙力ヘタクソ)、とてもじわりました。
また、同時収録のピアノ教室で知り合ったふたりの再会BLも、両片想いがエモくて、とても良きでした♡
エロス度★
おやおや。多感な少年たちが紡ぐ恋模様が煌めくブルーでかわいいですね。
中嶋と新海が紡ぐ恋物語で、タイプが違うふたりの学生の距離が友達以上になっていく描写にドキドキしてしまいます。
腕に垂れたアイスを舐めたり、見つめ合ったり、ピアスを開けたり、キスもそれ以上をしたり・・・中嶋と新海がお互いに意識していく様子が可愛く、特別な気持ちを抱いていくのがアオハル過ぎてたまらなかった。
同録は響と律が紡ぐ学生同士の再会ラブなもので、律に憧れ以上の想いを抱いてしまう響や響のまっすぐさに救われる律がグッときました。
初コミックス化おめでとうございます!
同人時代から絵柄も先生ならではの癖(!!)を描かれるので大好きでずっと追いかけておりました(๑♡∀♡๑)
今回はそちらの癖は抑えて…笑
高校生達のピュアなラブストーリー2本立てです。表題作の他、「テンポルバート」前編・後編が収録されています。
初恋パステルブルーは、ゲーム好きで大勢で遊ぶのが好きな陸と、病気がちで学校を休んでいたちはるが同じ補習を受けた事がきっかけで徐々に気持ちが近づいていく、まさにThe☆青春!を感じる作品でした。
今まで大勢でいるのが好きだったのに、ちはるといる時は2人の方が心地よいと感じる…一緒にいる時の空気感がいいってとても良いですよね。陸にとってはそれが自然体で気をつかっている事ではないのに、ちはるにとってはすごく大事にされていて思いやりに溢れた言動、行動に見えるのが素敵でした。
ちはるのお母さんの心配も、大切だから同じ気持ちがわかる陸が代弁してくれるの、とっても説得力があって!!
内緒であけたピアスや勝手に出てきた夏祭り…と保護者の居ない所でする背徳感のドキドキと罪悪感も、ちはるが全部自分で決めるようになったその勇気に拍手したいし、そんな部分も含めて見守ってくれる陸の彼氏感が素敵でした!
電子白塗り