あらすじ
高一の夏休み、補習のために登校した中嶋陸は教室で見覚えのない男子生徒・新海ちはると出会う。
聞けば、病気がちで登校できずにいたクラスメイトだったようで新学期から登校できることになり、その為に補習を受けているのだという。
大人びているような天然なような、どこか掴み所のないちはるだが彼の隣は不思議と心地よく気になる存在になっていた。
いつものように並んで歩く補習の帰り、日差しにきらめくちはるの細くて柔らかそうな髪や透き通るような白い肌がやけに眩しく見えた陸は、自分がちはるに友達以上の想いを持っていることに気づいてしまう。