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城市游击队
もともとBLとは違う雑誌で連載していたために、ニアBLのような雰囲気だった漫画ですが、三巻以降はBL誌に移ってきたという作品。
それまでは主役2人に恋愛要素はほぼないのですが、この巻から少しずつというか、急にBLぽくなって逆に驚く展開になっていました。
今までえろい要素もほぼなかったのに急にえろくてそこにも驚くのですが、でももともとBLをそんなに意識して作っていなかったらしく、テイストを迷っているなあ~という感じがします。
前半は女の子二人が秀一と一生とを好きになり、何とか彼女になろうと頑張るお話なので全くBLではない…ですがお話としては面白かった。
女目線で読むとわかるわかるというところもあります。
しかしこの主役の二人、お金持ちで頭が良くて顔がよくて女の子が群がってきて…。読んでいると何をさせたいキャラなのかわからない時がありますね^^;
そのせいでというか、完璧すぎて特別な好感や共感が一巻からほとんどないんです…。
この巻から、一生は秀一に欲情している自分に気がつき、秀一から目をそらすようになります。
二人は親友だけど、秀一は一生なら「寝てもいい」と言います。
でもそれだけで、恋愛としては答えてやれない、俺は女性と結婚して子供も欲しいとはっきり言われます。
ここまできっぱり断られるというのもBL作品では珍しいと思います。
困惑する一生は見ず知らずの男性をひっかけて寝るように…。
何だか痛々しくて、この雰囲気はやっぱり一昔前の作品だなあという感じがしました。
しかし、読んでいてやっぱり二人を「恋人」というラストにしようと考えてなかったんだろうなあと感じます。そのせいか、読んでいてこちらも結ばれた二人というのが想像できない。
一生だけが苦しい思いをするのはかわいそうなので幸せになってほしいとは思いますが、なかなか難しいお話だと思いました。