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arakure ryuu ga iu koto o kikanai
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
今回は海軍少佐と空軍少佐のお話です。
飛竜の受様が祖父の陰謀に巻き込まれながら
海竜の攻様の番となる未来を選ぶまでと
本編後日談番外編を収録。
島国のホーフブルグ王国には
竜の末裔として名を馳せる一族が存在し
竜印をもって生まれた者は竜と称されます。
空軍を統べる飛竜のグラディウス
陸軍を率いる地竜のヒースレイ
海軍を統括する海竜のオーベル
受様は誇り高きグラディウスの飛竜です。
空軍少将の地位つく受様は
オーベル家の海竜で海軍少将の攻様と
犬猿の仲です。
野蛮な海竜の攻魔は何かと問題を起し
定例会議の行われる今日も陸軍の中尉達と
乱闘を起します。
陸軍で竜印の強い攻様を止められるのは
ヒースレイ家の中尉くらいですが
彼は既に定例会議に出向いていて
仕方なく受様が止めに入りますが
互いが気に食わない2人は
売り言葉に買い言葉で盛大な切り合いを始め
結局は陸軍中尉が仲裁する羽目になります。
受様は会議後に空軍中将の叔父にも
無用な些事には関わるな苦言を呈され
来週行われる見合いについて念を押されます
グラディウス家は今や竜印を持つ雌がおらず
雄でも強力な竜印を飛竜は祖父と叔父と受様のみ
弱い竜印を持つ飛竜が数名という
断絶の危機にあります。
受様は人間の女性と見合いを繰り返しますが
貴族の娘との見合いも失敗に終わった上
見合いの日は飛竜にとっては陰の日と呼ばれる
凶日の新月で受様は最悪の体調でしたが
様々な不運が重なって帰宅しようとした時は
受様は飛ぶことすらできない状況に陥ります。
そんな時に間が悪く攻様と遭遇し
弱った受様に興味を惹かれた攻様に
食われる事態になってしまい!?
「第1回ルビーファンタジーBL大賞」にて
優秀賞を受賞したWEB小説サイト「カクヨミ」掲載作を
加筆修正した本作は
奔放といわれる攻様とお堅いと評される受様の
人外ファンタジーになります♪
設定と帯の「ケンカップルBL」にツボって
手にしましたが期待以上に面白かったです。
実は地竜も一時期血が絶えかけたものの
子沢山の海竜と番う事で危機を逃れていましたが
飛竜の血に拘る祖父の選択肢にはありません。
そんな中、海を挟んだ大陸の国グードランドが
海中資源を狙った怪しい動きを見せ始め
大陸の密輸品を乗せた船が行き来するようになる等
不穏な様子を見せ始めます。
受様の祖父はそんなグードランドを利用して
王族と民を危険にさらそうとし止めようとした受様は
躊躇なく切り捨てられるのです!!
生死不明となった受様を探し続ける攻様
祖父の陰謀を阻むための道を模索する受様
受様を救助した海賊船の隻腕の船長
海賊船長と因縁をもつらしい攻様の祖父
受様の祖父の姿勢が受様の思考に影響を与え
登場人物達の過去や想いが複雑に絡み合っていて
読み進めば進むほど彼らの未来が見えず
ハラハラ&ドキドキ!!
受様が攻様の手を取り番となるまで
とても楽しく読ませて頂きました ヾ(≧▽≦)ノ
一気読みでした。
番外編が後にくるのでどうしても本編より印象が強くなりますね。
蛇蝎のごとく嫌っていた相手とまさか一夜を共にするなんて〜、な?
飛竜のリアンが偏った洗脳教育?でガチガチな堅物ですが、海竜のヴァルハルトと接するうちになんだか可愛くなっちゃって。
国防や飛竜の存続や空軍など、特に飛竜や海竜の特徴は興味深かったです。
孤高で綺麗なリアンを気になって仕方なかったヴァルハルトが、俺を構え〜!なガキ大将か?
絶対に助けに来る攻め、信じて無茶する受け。
良いですね!
設定もすんなり理解できて、登場人物も多くても整理できて読みやすかったです。
お話が長く、番外編もあるのでついつい最後のエッチの印象が強くなってしまい…。
リアンが女王様に?なのに荒くれ海竜が言うことを聞かないったらない。
嫌い→意外とちゃんとしてる→信頼している
まで昇段して良かったね!
守られるのではなく一緒に守りたい。背中を預けて空から海から国を王家を守る二人が素敵です。
至高のカップル。圧巻の読み応え。別格の面白さに、極上の読後感。
賛美の言葉を挙げればキリがありません…っっ!!
竜がモチーフのBL作品ってすんごいあるんですけど、私の中では間違いなく上位に入る逸品作でした。加えて、ケンカップルでしょ。大大大好物です^ ^
まず、キャスティングが素晴らしいです。
軟派な海竜と硬派な飛竜という真逆な2人というのが良い。どちらも美形(これはマスト 笑)で、しかも有能なパワーカップル。拮抗し合っているパワーバランスから生み出される唯一無二のライバル感が物語を最大に盛り上げてくれています。
海竜のヴァルハルトの黒のイメージに対して、飛竜のリアンの白のイメージもまた物語に映えますね。見た目の違い、性格の違い、生まれの違いは元より、話が進んでいくと求愛レベルの違いまで露わになってくるので、そうなるともう物語の世界に没入です♪
どちらも強い竜印を持つ本家筋のエースですが、お家柄的には敵対関係に当たり、本人たちも会えば中庭1つをぶっ壊す程の乱闘に繋がる仲の良さ?です(笑)
そんな血筋と家柄を抱えている2人なので、ロミジュリ的な要素も入ってます。とは言っても、飛竜族の方がゴリゴリに海竜族に敵意を剥き出しにしてる感じなので、いがみ合っているというのは少し筋違いかもですね。飛竜族側が海竜族側に対して一方的に神経質になってると言った方がしっくりくるのかも知れません。
そんな背景があっての2人のラブ。道は険しいと思われがちですが、ぜーんぜん!
いつもケンカしてる2人がまさかのベッドイン。不可抗力な状況下だったとはいえ、そこから始まるBLムーブは最高です。
身体の関係を機に起きていく変化を考えるだけでフォッフォッフォッが止まりませんでした(//∇//)
何といっても一番大きいのは、ヴァルハルトの態度変化でしょう。
この男は何かやってくれると思ってました。見事その期待に応えてくれて嬉しいやら楽しいやら、攻めのポテンシャルを遺憾無く発揮してくれるヴァルハルトにグッジョブです!
すごく分かりやすいんですよ、ヴァルハルトのリアンへの好意が。あんだけ敵対心剥き出しにしていたのに、この態度軟化はナニゴトかという感じです。
今思うと、ヴァルハルトの行動は好きな人にはつい構いたくて意地悪しちゃう小学生男子のそれ(笑)そんなんで王宮の庭を壊すなよと言いたいですが、ヴァルハルトのリアンへの執着は、悪態をつくという不器用な感情の裏返しだったんだなと思うと、少し可愛く見えちゃいました。
リアン視点で見ていても、ヴァルハルトのド執着感情が手に取るように分かるのがすっごく面白かったです。
他の竜に触らせないような魔法具を装着させたり、あからさまな嫉妬を剥き出しにしてくるヴァルハルトの独占欲は見ものでした。それもあってかリアンがピンチなときには颯爽と救出に来たりと、カッコ良さをどんどんアップデートしていく海の男から目が離せませんでした。
ツンが通常稼働なリアンも、だいぶ終盤になってからではありますがちゃんとヴァルハルトにデレてくれますし、お互い共に最高と最高の変化でぶつかり合う恋愛模様は最高の景色がてんこ盛りです。ずっと続く素晴らしい読み心地に心酔でした( ´∀`)
親族の裏切りと謀略、密輸の取り締まりなど、きな臭い事件と絡ませながらの濃密な展開や、そこに関わっていくキャラクターの相関関係は抜群の読み応えです。
2人の他に登場するサブキャラのカップルたち…海軍大将と海賊船船長のカップル、そして海竜と地竜のカップル…の存在感もストーリーに華を添えていて、楽しさの増量アップに繋がりました。(彼らのスピンオフもできることなら希望)
まだまだこの作品の世界に浸っていたいと思う満足感でした。
ケンカップル2人の愛の軌跡を最後まで堪能して下さいね^ ^
レビュータイトルそのままに、ああ素晴らしきケンカップル...!
最高オブ最高だーーーー!!!
全400ページ弱(電子限定SS込みです)、1日で読むことはならず...で2日かけて
拝読しましたが、そのボリュームと読書にかけた時間の分だけ、
たっっっっぷりの萌えを享受しました・:*+.
(webで連載されていたお話とのことですが、自分は単行本で初読み。
書き下ろしは100P以上あります)
ケンカップル、竜(攻め受け二人とも竜です)、ツンツンツンツンデレ女王様受け。
こんな言葉に萌えセンサーがピピっと反応する方に、
強く強く!おすすめしたい一作です。
王国の護衛を代表する飛竜・海竜・地竜の三家を巻き込んだ
陰謀や戦闘も描かれ、ドンパチ大好きな自分はもう、読みながら大興奮。
どこかのレビューにも書いた気がするのですが、
ハリウッド的・「ドーン!バーン!ボーン!」な派手な演出、
大好きなんです(*´◒`*)✧*。
海竜×飛竜、本気の殴り合いで始まり
ピリッと辛い小競り合いをしながらも
双方向の大きな大きな愛で終わる大団円、胸がいっぱいになりました。
会えば必ず周囲の物を破壊しながらの大喧嘩をし、
ソリの合わないヴァルハルト(ヴァル)×リアン。
飛竜の力の弱まる”陰の日”、たまたま遭遇してしまった
ヴァルに体を奪われ、翻弄され...
と、始まりこそ自分が若干苦手とする
嫌々ながら...の無理矢理系(でもリアンは感じてます)だったのですが、
それ以降加速するばかりの攻めの執着愛、
真摯な愛の告白(1回や2回じゃない!)に酔いしれました。
まず、攻め受け共にキャラが最っっっ高に良い!ビジュからして良い!
攻めでも受けでも「長髪」萌えセンサーが働く自分は、
麗しき美貌の飛竜・リアン(受け)に一瞬で心奪われました。
お堅くて、攻めと張り合えるぐらい強くて(ココ大事!!)、
ツンツンツンツンツン...の裏にたっまらなく可愛いデレ、があって。
中盤、物語の山場となるある事件が発覚した際の戦闘シーンに
心震え、鷲掴みにされました。
身体も心も大きく傷つきながらも、己の矜持を決して失わない
誇り高き姿...( ; ; )
信頼していた人物に裏切られ、被弾し骨を折られて飛ぶことも叶わず、
海へと落とされてゆく...
そこで攻め・ヴァルが登場してスーパーヒーローになるのね!!と
おおいに期待したところ、まさかの”そうじゃない”展開。
で、そこで出会った人がまた、リアンにとって大きな意味のある人・
頼もしく大事な存在となる人で。
出てくる人物はそれぞれ皆複雑な事情やバックグラウンドを持っており、
物語に深みを与えていてくれています。
そしてそれだけではなく、彼らとの出会いが
リアン自身の頑なな結婚観や、海竜に対する偏見を打ち破る鍵となっていくー
人々との出会いや経験、そしてもちろんヴァルとの恋によって、
リアンの内面、考え方が劇的に変化していく様がもう、
ただただ胸熱でした✨
そしてワイルド年下攻め・ヴァル。
苦手なタイプだと思ったのです、最初は。
年上攻めを「あんた」呼びするし(上下関係厳しい部活育ち?の自分は
どうしてもこれが苦手で...!)、最初は半ば無理矢理だし。
それが一冊読み終えてみれば、こうもヴァルに萌え悶えることになるとは、
彼に恋したリアン同様どびっっっくりでした。
心射抜かれたシーン、セリフに行動は多々あるのですが、
やっぱり彼がストレートに囁く愛の言葉の破壊力!!!!
これに尽きる。
想いが通うようになっても、どうしても
自分から素直に「好き」とは言えないリアン。
そんな彼に惜しみなく優しいキスと
「好きだ」「愛してる」の言葉を注ぎ、さらに告げた
「あんたはずっと目で気持ちを伝えてる」(←正確なセリフではありません)
「だから目が合うだけで、あんたの気持ちは俺に伝わってる」
この言葉たちーーーーー!!!
鼻血が出てしまう...
もうこれだけで身悶え・悶絶なんですが、こんなシーンを踏まえての、
書き下ろしのリアンからの”あの言葉”の破壊力よ!!!
そりゃあ、ベッドでヴァルが荒ぶるのも分かりますw
「番」と決めた者への、ものすごい独占欲と執着心と一途さを
見せるヴァルは、エッチの時は言うこと聞かない系、貪る系!!
そこにもいつしか「いいぞ、もっとやれ!!」と大声援を送る自分がいました。照
リアンの頑なな心がヴァルに傾いていく様子にも
きゅんきゅんするのですが、
やはり途中、ヴァル自身の口から語られる
「リアンへの恋心」の破壊力は抜群。
この二人だからこそ構築できる、守り守られ...ではなく
「互いを守り抜く」という関係性が最高に良い(語彙力ー...!)。
(実際はリアンがヴァルに救われる場面がちょい多めだとしても❤︎)
そんな二人を囲む脇キャラ達の魅力も、
物語の面白さ・深みを”ましまし”にしてくれていました。
特に自分のお気に入りは、ビックリ能力&
見た目は子供・実際は…というギャップ持ちの地竜・マロンです。
(緊迫感あるシーンでの初対面だったものの)
リアンと気が合い、その仲良くなってる様子になごなご。(*´˘`*)
堅固な矜持とツンデレ具合で攻めのハートを鷲掴み、
書き下ろしではまさかの”女王様プレイ”も見せてくれるリアンに
すっかり心奪われ、その戦いと恋の成就に心から酔いしれた一冊でした✨