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yoru to sazanami

幼き頃から水を操ることができる原(ばる)は、男の人の夢をよく見た。
ある日、バーで水戸という夢のなかに出てきた男性とよく似た男と出逢い、致してしまう。
そこで自分が、古代インド神話における水の神ヴァルナの生まれ変わりであることと、水戸が過去自分の伴侶で、ミトラという名であることを思い出す。
けれど、水戸には一切ミトラの記憶がなく、、、
という転生モノのお話です。
上巻では原のなかでヴァルナとミトラとの記憶が優先され、
目の前にいる水戸をつい蔑ろにしてしまう原でしたが、次第に水戸からの好意を少しずつ受け入れるようになったことで、
水戸がミトラの記憶を取り戻すためには、水戸の心を消さないといけないと判明し、複雑な想いを抱くようになるくらい、
原の気持ちは水戸にも惹かれていきます。
どの世でも一緒に転生してきて、仲睦まじかったふたり。
個人的に、馬と人だったときの転生エピソードも読みたいなあと回想シーンの背景に興味を持ちつつ、
ミトラの記憶を取り戻しつつある水戸が、
本気で原へ恋し、誰にも渡したくない執着ぶり(今はまだソフトだけど)を見せ、ズブズブに嵌っていく様子が、攻め厨なのでとてもよかったです!
ですので、水戸の自我が下巻でどうなってしまうのか、とても気になるところです。
また、ふたりとも身体に墨が入っているのですが、とくに水戸の身体には本格的な墨が入っており、墨フェチの方や、受けも攻めも長髪なのでそういうビジュがお好きな方、そしてもちろん転生モノがお好きな方にはオススメな一冊です。
注意: 原の前世時、ミトラという最愛の神がいましたが妻もおり、現世で転生前の記憶を持つ同士の相談仲間として登場します。
そこまで色恋に関わってくるわけではありませんが、女性が登場するBLが苦手な方はご注意ください!