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neko ni nehan
モガ子先生は作家買いに確定している先生のお一人。
BLというより、独特の世界観のあるファンタジーにBLが織り込まれているような。
今作も、時代物ファンタジーで化け猫x僧侶という気になる設定で単行本化するのを待っていました!
化け猫と言ってもほとんど人間の姿なので、ケモや人外系が苦手な方でもスムーズに読めると思います。
獅雲が化け猫に成らざるを得なかった出来事、空眼が光を失ったのと同時に家族や自分の支えである絵を描くことも失ったこと…なぜこんな廃寺のようなところにいるのか。村人との関係…
やり取りの端々に先生のこだわりが垣間見えました。描かれていない部分もきっとちゃんと設定があって、繋がっているんだろうなと思える、モガ子先生らしい丁寧な作品だなと思いました。
生きている空眼が死んでいる獅雲に「生」を突きつけられているというか、その行為によって人間らしさを取り戻しているような…読むたびになるほど、と発見があります。何度も繰り返し読みたい作品です!
恨みを残して化け猫になった獅雲と穏やかに見える盲目の僧侶空眼のお話
いきなり化け猫姿で登場する獅雲。
お寺で穏やかに過ごしている猫まみれの(11匹もの猫に囲まれている←猫好きにとってはめっちゃうらやましい)空眼
見えない眼で獅雲と対峙し、死に様と恨みがあることを知る
成仏する気がないと見て、お寺の大ネズミを退治してほしいと提案。
ちょろくて可愛い獅雲はお寺に留まる事を決める
というところから始まるお話です
生きていた黒猫時代のエピソードや空眼の子供時代、本物の化けネズミとの闘いなどを通して話が進んでいきます
二人のエッチは生きるための手段でもあり、お互いを必要として救い合うという意味もあるように思いました
このお話は生きるということを深く掘り下げたBLというジャンルを越えた物語だと思いました
コミックスのあちらこちらに心に響く言葉がちりばめられているのもよかったと思います
猫好きとしては猫がたくさん出て来ていたのも嬉しかったです
可愛いです-!
絶対、わかる-って思うコマもあると思います
辛いシーンもありますが乗り越えて読んでみてほしいと思います
作家さまを知ったのが前作【ノヴァの残骸】なんですが
絵面の好き嫌いは置いておいて お話の良さに次も買ってみよう がずっと残っていて今回の購入に至ってます
人世に恨みを残した猫と盲目の僧侶
ファンタジーでありながら生きることを魅せにきているのは前作と同じなんだけど
猫ってなんでネズミに意地悪されてばっかなんですかね? ←いきなりどぉした?
涅槃図にはいれてもらえないし 干支にもいれてもらえず
いやネズミだけじゃないな お利口さんにしていれば吸いにくるくせにイタズラが過ぎれば眠らされて
地味に不憫なんですけど((怒)) ←脱線してるだけだった Orz アホガ
正直エッチに持ち込むところに強引さはあります
ただそれも 生きることへの執念 みたいなものだと思えば不自然さや強引さよりむしろこの見せ方が正解のような気にすらなるお話なんだよな
上手いんだな 作りが
失明により得たのは人間の感情までも感じるチカラ
あの 地味にふたりとも不憫なんです
僧侶の空眼(くうげん)が失ったのは光だけではなかったし 化け猫の獅雲(しうん)が亡くしたのも命だけじゃないので
なのに もぉさもぉね 他を求めてやまない者とかけられた情を逆手に討たれたモノ
他者に対する信頼とか信用とか粉々になっちゃってる状態で出会っているのにそこにはあんまり触れてないし アッというかに打ち解けちゃってて
確かに空眼が僧侶で 迷えるものに指針を与える存在なのでしかたないんだけど
相手は話が通じない化け物なわけじゃないですか一応 なんですがね
おかげで誕生日花まで煩悩まみれなあたしが一番不憫になっちゃったっていう オロロンオロロン ←え
妄念に囚われ見誤る真実も 真実を見極める心眼も
何を信じ救われ 誰とどう生きるのかに繋げてくる最後
んんんん
盛り上がりの話をすれば今一つ って感じだったな(※ あくまでも個人の感想です)
化け猫VS化け鼠 にもう少し盛り上がると思ったんだけど あれよ 朝から獅雲がサカったあそこ あれが余分だったのよ きっとw
あのページ数あればもう少し空眼が感じた 煩悩=生 の部分にもっとこう 黒く燃える薄汚いような劣情をいれられたんじゃなかろうかと
うーーーーん 難しいな
いい感じにまとめられてるし ふたりが思いあう良い終わりではあるんだけど すんごい中途半端さが残るというか
獅雲を疑うわりに村人が手をくだすこともなきゃ 腹を空かせた獅雲に空眼が命の危険にさらされることもない
もっといっちゃえば 化け猫設定があるわりに獅雲が誰かを困らせることが一切なかったのがこの 中途半端さ に繋がっちゃったのかな
唸りだしたらキリがないんだけど せつなさ足らずだったのは間違いないんです
でも 生きることに意味をもったふたりを読むになら ……ンンン
いやぁ きれいすぎたんだろうな あたしが読むにはきれいすぎた
うんそう 自分が傷つくことがあっても誰かを傷つけるわけでもなく 他人を恨にことも自分を哀れむこともなかったのよ そうだ そこだ
きっとあたしが物足りなく感じたのはその部分があってこその 生 って考えだからなんだろうな
いや申し訳ない 前作が良かっただけに期待値あげすぎたのもあるのかもしれないんだけれど
なんか不眠不休で三日三晩写経して心を清めてからじゃなきゃ読んじゃいけないレベルで荒んでいるんでしょうね あたし