佐々木先生はドクター失格 1

好きな人には誠実であれ

佐々木先生みたいなタイプって、ちょっとなぁ……厄介だと思うんですよね。
誰にでもスキンシップ高めで、本気なのか本気じゃないんだかよくわからない陽キャがすごく胡散臭く見えてしまいました。

光稀がまさか自分のことを好きだと思ってみなかったから。とは言ってもさ、気のない人にまで、ボディタッチ過多にしなくても良くない？
お兄さんポジで光稀のことを可愛がっていたのは分かるけど、ベタつく特権は光稀限定であって欲しかったですし、好きな人には誠実でなきゃどーすんのって話です。

そんなんだから、光稀の友だちの怒りが分からなくもなかったです。
光稀のことを好きな友人が、記憶喪失になってしまった光稀の側をちょこまかちょこまかしてるのはめちゃくちゃウザかったけど、彼が佐々木を嫌う態度には納得できるし、きちんと自分の気持ちを告白したことは佐々木に比べたら評価できるかな。
まぁ、無理やりキスしたり、記憶の改竄をしたのは許されませんがね。好きな人の気持ちを無視して自分の思い通りにしようとするのはいただけません。
光稀も光稀で好きな相手が年齢の離れた人なのは知ってるわけだし、佐々木の事情も汲み取りつつ気持ちをアピールすべきだったと思う。未成年に手を出せないし、しかも自分の父親の教え子なことを考えると、＂お兄ちゃん＂から恋愛へとステップアップするのはかなりハードルが高いのでは。

つまり、３人ともどっちもどっちもどっち（笑）
相手の気持ちに寄り添っていたら、こんな風に複雑な恋愛模様にならなかっただろうなと思いながら、２人の恋の行く末を記憶の回復と共に見守りました。

あと、これは私の予想と期待ですが、玉砕した光稀の友人・陽ちゃんはもしや佐々木の同期と……なんてことあったりしますかね？^ ^
もしそのフラグが確定であれば、ぜひスピンオフを！
恋にアツい一途な彼がどんな風な恋愛をするのか見てみたいです。