千一秒物語

千一秒物語
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神9
  • 萌×212
  • 萌14
  • 中立3
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
19
得点
138
評価数
38
平均
3.7 / 5
神率
23.7%
著者
トジツキハジメ 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
海王社
レーベル
GUSH COMICS
発売日
電子発売日
価格
¥581(税抜)  
ISBN
9784877248529

あらすじ

俺の名は町屋千乃介、17歳。好きな奴は双子の兄の一こと一乃介だ。好いたらいかん。伝えたらいかん。バレたらきっと嫌われる。分かっちゃいるが、どうか俺に一を好きと言える勇気をくれ。トジツキハジメが贈る甘ずっぱい愛と青春ストーリー、描き下ろしも加えて堂々見参!
(出版社より)

表題作千一秒物語

双子兄弟の弟、町屋千之介
双子兄弟の兄、町屋一之介

その他の収録作品

  • 千一秒物語
  • 猫耳眼鏡譚
  • 猫耳眼鏡譚(改)

レビュー投稿数19

兄弟もの

双子の兄弟です。兄の一と弟の千。
寡黙で優等生な一、チャラっとしているけど元気で明るい千。対照的な二人です。

千は兄の一のことが好きだけど、言ってはいけないとずっともやもやしてます。
そんな青春の一ページ、という感じのお話。

スケボーのイメージがある作者さんですが、こちらはそういうイメージからは少し違って、高校生の青春というテイストでした。
無口で表情もあまり変えない一ですが、悩みながらもぶつかってきたまっすぐな千に対して、最後デレるあたりがかわいいですね。
これはHなしで爽やかに終わるので良かったと思います :-)

0

お墓、一緒に入ろう!一生以上一緒だぜい

乱暴に言っちゃえば。
「双子の両片想い」。

普段は仲良しグループでワイワイの弟・千乃介は、寡黙でストイックな高校球児の兄・一乃介が(心の中で)好きで好きで。
本当は友達よりも一だけでいい。一だけが絶対。そんな風に思ってる。
でも一は全然。
千は自分だけがそんなだ、と思ってる。やましくて浅ましくて。
一人でもがいてるんだけど。
だがしかし。
一だって千だけでいいのだ。
一は言わない。一は隠してる。それは、兄弟であること、家族であることの深さを千よりももっともっと感じてるから。
つまり…
多分千よりも前から、千よりも大きく。
一乃介も千乃介を、なのだ。
ただ、
一は「言ったら終わり」って深刻に思ってたみたいだけどね。
千的には、今までずっと大好きで、これからもずっと大好き、だから一生でしょ?という。
そのフツーな感じに一は救われたみたい。
兄弟ならではの子供の頃からの年月、一も千に寄りかかってたことが神様のいる森での迷子エピソードで語られるところなんかが独特で「トジツキ風」だと思う。
両想いになる双子だけど、エロなんて何にもなくて、でもそこがいい。

「猫耳眼鏡譚」
猫を助けた男の子がメガネ屋で借りたメガネをかけると、みんなに猫耳がついて見える…
…は可愛い設定だけど、ワルい先輩にイタズラされちゃうお話なんだよね…

「猫耳眼鏡譚(改)」
同じメガネ屋が、今度はケンカ男子に例のメガネ。
みんなに猫耳が見えたらもうケンカしないね。

2

兄弟だからこそ、重たい一歩

 二卵生双生児の兄弟の物語。血が繋がっているというだけで、なぜ想いを伝えてはいけないのだろうという千のモノローグが印象的でした。男同士であることよりも、兄弟であることを2人とも気にしてるんですよね。兄弟というのは一生続く関係なのだ、どんなに嫌でも子供のうちは同じ家に帰らなければならないし、大人になって離れたとしても、何かあれば他人ではいられない。長い目で現実的に見ていた一の言葉が重かったです。兄弟ものでもこういう台詞って、あまり聞かなかったかも。でも、その通りなんですよね。それでもいけるところまでいこうよ、という若さと勢いで、2人は一歩を踏み出してみる。最後まで恋人らしい甘さはありませんでしたが、千の能天気さとは裏腹に、兄弟ならではの葛藤が丁寧に描き出されていた作品でした。

1

独特の空気

トジツキハジメさんの作品は、この頃のが一番好きです。
最近のは何か…ゴツい。
BLとゆーより、ゲ○な気が…。
タトゥー描くのハマり過ぎな気が…。

と、話がそれました。
この本の感想ですね!
双子もの。
くっついてないとかにおい系とか感想がありますが、私はこれ普通にくっついてるじゃんと思うんですけど…。
千が一のこと好きなのはまあ作品全面に描かれてますからわかるとして。
一も千にベタ惚れじゃないですか、これ。
この二人の間には、誰も入れないでしょ~。
千が言うように、多分一生、お互いが一番なんだと思う。

あと表紙のデザイン好きです☆

2

シュールだけど明るく楽しい

表題作と、関連のない短編カップルの話、短編のオマケのような話の3本が収録されています。

千之介×一之介「千一秒物語」
1secondから6secondまであります。
千之介は一之介が大好き。でも一之介は双子の兄。バレたら嫌われる、でも触りたい。悩む千之介だけど、一之介だって…。

頑張れ若者!と思わず応援してしまいたくなった話です。能天気でまっすぐ好青年な千之介と、硬派っぽくて真面目な一之介が良い感じでした。子供の頃の回想が入っていたり、最強な母親が良い感じに雰囲気を変えたりしていて、重いテーマになりがちなところを、明るく楽しく描かれていました。愛し合っているなら大丈夫!という風な嘘くさいエンドじゃなかったのも良かったです。

彩家×瀬尾「猫耳眼鏡譚」
怪しい眼鏡屋が貸してくれた魔法の眼鏡は、人に猫耳と尻尾がくっついて見える眼鏡で…。この本の中で、唯一妄想じゃないエロがあった話です。

江見「猫耳眼鏡譚(改) 」
カップル要素なし。喧嘩した江見に、喧嘩はよくないと「猫耳眼鏡譚」の眼鏡を掛けらされた話です。そっか、猫耳眼鏡をかけると平和になるんだ(笑)

シュールだなぁと思ったのが、読み終えて直ぐの感想でした。千之介は人の頭の中をのぞける超能力持ちだし、猫耳眼鏡はモロ非日常的な話ですし。

でもそれが邪魔することなく、明るくて楽しい作品のスパイスになっています。この作者様の作品の中では、一番読みやすいと思います。他の作品ではちょっと合わなかった方にも、お勧めします。

4

ずっと一緒に

千之介と一之介、千と一
今だけとか、いつかはとか、じゃなくて
結婚なんてしないでずっと一緒にいて欲しい。
そこがファンタジーと言われるBLじゃないですか~\(^^)/
双子なんだから、いつかは結婚して子供が出来て家族ぐるみで仲良く~もありかな。
そして、お互いに男の子が生まれて…その子供同士が…BL展開ならもっとありかなw
妄想の世界です。
猫耳眼鏡譚 そんな眼鏡欲しいけど、そんな眼鏡かけてたら挙動不審過ぎて、「ちょっと良いですか~」って捕まりそう(笑)
猫耳眼鏡譚(改) その不良くん 江見君のその後が知りたいです!

1

双子の恋+方言!!

実の兄弟の恋は、
“一生縁が切れず、会えなくなる事はそんなにない”のが幸。
“どちらかが誰かと恋愛しても結婚しても、嫌でも必ず知ってしまい
なんともないフリで見守るしか出来ない”のが不幸。
それでも、同じ墓に入れるっていうのは
結構ロマンチックだと思います。
死ぬのも怖くなくなりそう。
どっちが先でも待っててもらえるしね。
これを千じゃなくてイチが思ってたっていうのがまた良い!!
(嫁いだ先の墓なんて御免だ!!!!
…もう入らずに済んだけどw)

千がサイキック少年だったという設定は
もしかしたらそんなに必要じゃなかったかも??なんて思いつつ
それがあったからこそ、
イチが「人の頭の中を見たらいかん」と正論言って、
他の友達とかは言葉と思ってる事が違うけど
イチが一番信用出来て、絶対的な存在になったのだから
やはり必要だったのかなー、と。
当時11才でごもっともな事をしゃべるイチに
「こんな息子がいたら…」と思ってしまいましたw

千の気持ちに気が付きながら、牽制し、
近づき過ぎないように配慮するイチ。なかなか大人だね…。
でも本当はまんざらでもないんだから、
わりとずるいよオニイチャン!
無意識なのか意図的なのか、
千の食べていた棒付きキャンディを
奪っといてまた返す、みたいなね。
更に千はイチに手を使わず返すんですけど、
キスになっちゃったのか否か。
…似たようなもんか。
唾液交換しちゃってるんだしw

千はただひたすらに恋心を募らせ、
告白したい、どうにかできないかと悩む若者そのもの。
イチを思い出してソロプレイ中に
母親に部屋のドアを開けられ
とっさにベースを構えて誤魔化したのが面白かったです。
これ、ギターじゃなくてベースなのがツボりました!(細かい…?)
イチには行為がバレていて、笑われたのも男同士ならではw

たった一度だけ、イチから仕掛けた頭突きからのキスに
思わずテーブルに突っ伏しそうになりました。
照れて暴力って可愛いんだもの…。
頭たたくとかくらいなら全然大丈夫w

何気に神様系のお話が出てくるトジツキさん、
なのにB-BOY好きってなんでなんだろうw
接点無さそうなのになぁ。
ジーザスラップとか普通にあるのか。「天使にラブソ○グを」的な?

収録されている『猫耳眼鏡譚』は…萌えなかったです…。
ごめんなさい。
可愛らしい猫ちゃんというのにさほど反応しない私。
むしろ似合わないような人に付いてるならいいのかも。

こちらのコミックスの帯、
「好きで好きでたまらんのに、好いたらあかんの?」
ここだけでもきゅう。

この後の作品の、
もっとはっちゃけたようなトジツキさん節の方が大好きなので
萌×2寄りの萌、です☆

ちなみに千の友人達(女子込み)、みんなキャラがそれなりに濃くて
楽しかったです♪
(将来の坊主もいたしw)

5

仲良し兄弟

今 兄弟流行っているよね。
映画 宇宙兄弟やっているもんね。
サイキック少年です。
なんか目の付け所がトシヅキハジメ先生です。
SFチックがお得意ですよね。
ガチャガチャしていて
読んでいたらわけわからない世界。(褒めてます)
双子。
生まれた時からいっしょですもん。
特別な感情は当たり前でしょう。
恋愛に持ち込まないで終わったトコロが余韻を残していい感じです。
ちょっとセンチになりました。
『一生一緒』っていい言葉ですね~。萌えます。

2

俺はサイキック高校生

双子の兄に恋する弟千ちゃんがもやもや青春するのがかわいい。
反して高校生ですでに達観しつつある兄一が色気満載で非常に萌えました。

一生一緒にいられるのに恋じゃないってそれってハッピーエンドなのかなあ。
決して重い話ではないですが、近親相姦もののこれだ!というところが明るく丁寧に描かれている作品だと思います。
千ちゃんのおばかで一途な姿勢に一も読者も救われますなあ。

4

双子!

帯『好きで好きでたまらんのに、好いたらあかんの?』

兄弟スキーな自分としては双子って所でもうたまりませんが、更に方言萌えが付いてきますよー!わーい!!

双子といっても二卵性なので彼らは似てはいません。
弟の千〔攻〕は不思議な超能力を持っていて、子供の頃はそれで苛められたり避けられたりもしたけれど、今では明るく学園生活を謳歌してます。
けれど千にとっては、昔は兄の一〔受〕だけが全てで、その根っこの部分はずっと変わっていない。
超能力というファンタジー部分が上手く学園現代モノ舞台に馴染んでいる、じっくりと読みがいのある作品です。
読み手側に託されている部分もあるのも良いのですな

6

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