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gochisousama ga kikoenai!
「ご馳走さまが聞こえない!」の続編。スピンオフは、なんとあの淫魔編!
2巻と3巻が同時配信されていて、実質の上下巻です。
淫魔がかなり厄介な性格なのは、元の作品である外川×内瀬編でも分かってましたが、自身が主人公の今作でも、見事に引っ掻き回してくれます。
淫魔に目をつけられたのは、黒いモヤモヤが視える特殊体質持ちの会社員・由佐。驚くことに、内瀬の従兄弟だったことが分かり、元作との妙な縁繋がりが面白かったです。
そんなわけで、外川と内瀬も登場します。久しぶりの2人の登場に懐かしさを覚えるととともに、従兄弟の由佐に外川を紹介するほど順調な交際をしているんだなぁと嬉しくなりました。
淫魔と由佐の関係は、淫魔の強引さがやはり目立ちますが、見守りや気遣い(食事管理も含 笑)といったさりげない優しさが見えるところが淫魔の良さかなと思います。
性の搾取目的だけじゃない理由で由佐に執着してるチラ見せがBLの醍醐味でしょう。
由佐に近づく別の淫魔の存在にブチギレする怒りは、所有欲とも嫉妬心とも言えるド執着の塊そのもので、淫魔のお仕置きに振り回される由佐にはたまったもんじゃないですが、淫魔に振り回されるのも何だかんだ2人のコミュニケーションの1つになってる気がします。
淫魔は一見理不尽なことを要求してるように見えても、そのウラでは由佐のことを思っての態度が見え隠れしていて、そこが淫魔の大きな魅力と言えそうです。
男前、エッチはうまい、家事完璧、由佐限定のSECOM、実は淫魔ってすごくいい男なのでは?^ ^
元作の方ではあまり伝わってこなかった淫魔の人となりに触れた2巻でした。
3巻では由佐との関係にどうオチをつけてくれるのか楽しみです。