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shousetsu Chara
BL小説雑誌、最後の生き残りであるキャラさん。
少しでも応援したくて、毎号買ってます…!
今号は英田サキ先生追悼特集。
実はまだ漫画でしか(しかも途中まで)ディック&ユウトの物語を知らない自分、、
サキ先生のその他のシリーズについても、各作品のイラストレーターさんが
コメントを寄せていらして、”読みたい!!!”欲がむくむくと…
元教え子×教師の「恋ひめやも」がとても気になったのでDEAD LOCKと共に購入しました。
(キャラ紹介、ストーリー紹介、ありがたいです…!)
今号の自分のお目当ては、大好きな釘宮つかさ先生の読み切りと、
松岡なつき先生の『FLESH &BLOOD』番外編、そして
海野幸先生の新刊番外編。
どれも最高に良かったーーーー✨
あっ。以前読んだ西野花先生『天上界を追放されても』のワンシーン、
コミカライズされていたものもすごく良くて、本編を読み返したくなりました◎
以下、目当てだったもの、印象に残ったものの感想を。
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◆おしのび王子の政略婚までの7日間(釘宮つかさ先生)
巻頭カラーは、大好きな釘宮先生の読み切りファンタジー。
ロマンチックで甘いお話にうっとりでした(*´˘`*)♡
獣人第二王子フィル×隣国の第17王子・ルシュカ。
世間知らずではあるけれど、懸命に苗のことを研究する健気な末王子、
長髪のルシュカが可愛かったー…!
フィルがルシュカに惚れ込んでいく様、紡がれる甘い愛の言葉にも
たまらなく萌えるお話でした✨
◆天才詩人は21世紀の夢を見る(『FLESH &BLOOD』番外篇)(松岡なつき先生)
ナイジェルに恋する、キット視点の番外編〜!カイトと一緒に屋敷の掃除をしながら、
「まったく別の世界」に迷い込むとはどんな気分なのか、
今いる世界とカイトが来た世界は何がどう違っているのか、
好奇心旺盛なキットがカイトから話を聞くー
というお話。
重要なのは「どこに辿り着くか」ではなく、「誰と共に生きるか」。
全てを捨てて(カズヤ…!涙)ジェフリーと共に生きることを選んだ
カイトのその言葉の重み、噛み締めました。
もう、6月27日発売の25巻(すごい巻数ですよね…!)が
今から待ちきれません。読みたい…!!
◆New chapter(DEADLOCK番外編)※漫画です
ディックが買い集めているバイク雑誌が日に日に増え、
彼がバイクを欲しがっていることを知ったユウト。
愛する恋人の願いを叶えたい、とこっそりキースに相談すると…というお話。
新たな家で始まる”第三章”、小説を読んでいない自分でも
ドキドキ胸高鳴ります。
あとユウティが可愛い!!!!
犬好きとしては、犬が出てくるならば絶対読まなきゃ!ということで
DEADLOCK1巻、電子で購入しました。読むぞーーー…!
◆みんなで市場調査(「社長、新人教育してください!」発売記念SP番外編)海野幸先生
つい先日、シリーズ第三弾が発売された上司(社長)×部下お仕事BLの番外編!
読む前からわくわくでした✨
「新人教育〜」に登場し、なかなかに社内を引っ掻き回してくれた(笑)
中途入社の社員・難波もちゃんと登場しています。
難波と共に、日々市場調査のためコワーキングスペースに繰り出す重治。
そんな重治の様子を見て、「俺とは一緒に帰ってもくれないのに」といじける
若き社長(24歳!)、久瀬がかっわいいー…!可愛すぎて悶絶でした(*´∀`*)
この番外編を読み、またもう一度新刊を読み返したくなりました。
◆東京ディストピア(犬飼のの先生)
うわあああ〜…!面白くて大興奮しました。
のの先生のこちらは、学園×近未来もの。
ハードボイルドなシーン、一部グロ系シーンもあり。
遺伝子操作されて生まれた”アーティフィシャル”と、
自然な妊娠出産を経て誕生した人間”ナチュラル”とが共存し、
アーティフィシャルが圧倒的多数のナチュラルを支配する世界。
アーティフィシャル3世×ナチュラル、
褐色肌でどこか天然、溺愛っぷりを見せる攻めが最高に魅力的だった…
当初は受けのことを女性だと思い込んでいて、告白時、ごく自然に「愛人に」なんて
言っちゃうところも含めて「どうなんだ…?この攻め」と思っていたのですが。
1話読み切ってみれば(続きものですよね…!?)、天然気味なところも含めて
憎めない、なんとも惹きつけられるキャラ。
そしてタダでは転ばない男前美人、マオ(受け)もカッコいい!
これから物語がどう展開していくのか、楽しみすぎます◎
英田サキ先生追悼特集。
英田作品、特にDEADLOCKファンには読んで欲しい一冊でした。愛に溢れた素晴らしい企画ありがとうございました。
○DEADLOCK番外編「New chapter」のコミカライズ
ディックがバイクを欲しがっていて、それを叶えてあげたいユウトのお話。
タイトル通り、2人の次なる未来を感じさせるお話でした。終盤のディックの台詞がまんま英田先生からのメッセージに思えて泣けました。このタイミングでこちらのお話をコミカライズに選んでくださって感謝します。
高階先生、素晴らしいコミカライズありがとうございました…!
○英田先生のロングインタビュー再掲
15周年記念のインタビュー。8Pにも渡って制作秘話や作品への想いを語られていて、先生の生前のお姿が生き生きと感じられて大変読み応えがありました。
この先生のお話とコミカライズで感じたメッセージと合わせて、DEADLOCKのキャラクター達は実在していて、先生に想いを馳せながら今もアメリカで暮らしているんじゃないかな…なんて思えてしまう。
本当にこちらのインタビューも読めて良かったです。
○各作家様方によるメッセージ
これまでに英田作品に関わったイラストレーターさんや読み手としてファンであられる作家さんたちのメッセージ。BL界で多くの影響を残し、愛されていた英田先生を感じました。
○「DEADLOCK」番外編「Gentle kiss」
フェア冊子で既読のものでしたが、こちらが英田先生の最後の原稿だそうです。ロブやネトを含めた相変わらずな2人の愛情に満ちた優しいやり取りが印象的でした。(突然別れるって言われたらどうしよう…ってお話ですが笑)
以下、特に印象に残った作品について。
○「初恋という名の猫」
お久しぶりの高遠琉加先生!!また読めて嬉しいです。「刑事と灰色の鴉」のスピンオフで本編未読ですが楽しめました。ちょっぴり切なさと最後に残る希望のような、センチメンタルな気分も味わえる高遠先生らしい作品でした。Xでの先生の発信によると、また作品を読めるようなので楽しみに待機したいと思います!
○「社長、会議に出てください!」番外編「みんなで市場調査」
もうすぐ3冊目が出るシリーズで新キャラ登場してました。ネタバレ的なものがあるかなーと少しだけドキドキしましたが、新人くんが嵐の目になるキャラクターなのは理解できました。社員のみんなも2人も相変わらずで短いながら楽しめました。新刊も楽しみです。
雑誌はたまにしか購入していないのですが、880円(単行本1冊分程度)でこんなに小説が読めるのお得だな~と思ってしまいました。貴重な小説雑誌ですし、定期的に購入していこうかなと思います!