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hana no oukoku aobara no alpha to sumire no omega
のの先生だし奈良先生だしマストバイ。おお儚げスミレ美人♡と思ってたら「え、ちょっとまって終わっちゃったじゃん」という感じでして。えええ、先生、出版社様、これ続きますよねえ?お願いですから続いてくださいよう・・・な本編190P弱+あとがき。
花の王国、花精界で絶滅危惧種である菫の男オメガであるスミレ。ですが、黄桜伯爵家の庶子として生まれ実家ではあまり大切にしてもらえていません。騎士学校に通いたかったのですが、ある日、父親から「騎士学校に通って、月季公爵家の嫡男に近づけ」と指示されて・・・と続きます。
攻め受け以外の登場人物は
黄貴(日輪侯爵家子息、受けに優しい、ライオンちゃんみたい♡)、受け家族(割とクズ)、凛世(岩花火伯爵家嫡男、受けの幼馴染)、攻め家族、他に菫のアルファ。攻め兄の雪と黄貴が気になるんだよーーーー
++攻め受けについて
受けは不憫な扱いを受けている優等生タイプ美人オメガ。健気ちゃんだねえ。攻めの家に迎えてもらって、これから幸せにならなきゃ!
攻めは女王陛下の下、御三家と呼ばれる名家の嫡男で超優等生タイプ。学園で崇拝されるタイプですね。ジェントルかと思いきや、あっさりスミレのフェロモンに陥落、いたしておられてますww そしてスミレを奪われてなるものかと突進されるご様子もなかなかムネアツ。なにより咲かせるお花が青い薔薇っつーのがたまらーん。朝がよわよわでスミレに優しく起こされる様子も激萌え~とどめが銀髪ロン毛ーーーーーーーーーーー。
攻めのビジュアルに超萌えたし受けの菫の行く末も気になるんですけど、続きはどうなるんでしょう・・・(´;ω;`)
犬飼のの先生の初オメガバース、本当に楽しみに楽しみにしていて、
紙本も注文済みなのですが待ちきれず、電子でも購入して徹夜で拝読しました。
で、すごくすごくすごくこの評価を迷い、悩んで、、(「神」か「萌2」か)、
個人的に収束がちょっと駆け足に思えたのと、
一部謎が残ったな…ということと、「ここで終わり!!!??その先を見せて!」
という思いが残ってしまい。。
でも。
本当にページをめくる手が止まらないぐらい夢中になり、
ハラハラ展開と攻めの一途な想いに心撃ち抜かれたー
という点と、悶々とするのは先生が残してくださった”余白”の部分なんだな、と
思い、「神」評価に。
こちら内容もさることながら、奈良千春先生のイラストが、
本当に最高に神がかっていました。
表紙もそうですがどのページのイラストも細部まで本当に美しくて、
ため息が出てしまう。。花のイラストも素敵。。
イラストを見てはうっとり、耽美な世界に酔いしれました。
花の女王が絶対的権力を持つ”花精国”。
そんな国が舞台の、貴族×身分差×オメガバース×運命の番のファンタジーです。
主人公は伯爵家の庶子であるスミレ(受)。
庶子であるが故に実家では使用人扱いされ、
憧れの騎士学校にも通えずにいるのですがある日突然父親に呼び出され、
翌週から騎士学校に通うように、と告げられます。
”騎士になりたい”という自分の願いが叶う!と喜ぶスミレですが、
父親からは「伯爵家に援助してもらうため、騎士学校に通う
御三家の一つ・月季公爵家の令息・碧(攻)を誘惑し落とせ」と命令され、
その思惑を知ってショックを受けー
と続きます。
もうまず、細かな設定と出てくるキャラクター達が
いちいち、素敵すぎる!!!
手のひらから花を生み出し、それを互いに交換することで
親愛の情や好意を伝え、それは”これからどうぞよろしく”という意味を持つー
ページを開いて最初に出てくる、碧×スミレの花交換のシーンだけで
最高に胸がときめきました。。✨
”産める性”である者は自身の花を髪に挿し、
”産めない性”である者は自身の胸に花を挿すー
なんて慣習もロマンチックでうっとり。
派手なアクションシーン大好き!な自分にとって、
”柄”の部分しかない剣に自らの力を注ぎ、”花剣”を作り出して戦う
碧(攻)と凛世(りんぜ・受けの幼馴染)との剣技大会なども、
とても心滾るシーンでした◎
で、またこの碧→スミレ←凛世という三角関係も、良き。。
特に、碧との関係に嫉妬した凛世が
嫌がるスミレを襲いかけるシーン。
攻めに助けられるパターンも大っっ好きですが、
自力で切り抜ける強い受け大好きなので、印象深いシーンになりました。
呆然とし、自分のした行為にショックを受ける凛世が
痛々しく、切なかった。。
この三角関係だけでもハラハラドキドキものだったのですが、
後半〜終盤にかけて、さらに「どうするどうなる!!??」と心臓どんどこ展開が。
事の発端は大雨による不幸な土砂崩れ事故により、
希少な存在であるスミレの若者が3人も亡くなってしまったこと。
残ったスミレの若者がΩのスミレと、αの紫汪(しおう)二人だけとなり、
女王に呼び出された二人は「種の保存」のために番い
子供を3人もうけることを命令されー
というものです。
体先行で始まった二人の関係が、やっと誤解が解けて
心も結ばれ、明るい将来が見えてきた…というところで!!
えっいや、これどう収束するの、解決することになるの!?と、
真夜中にも関わらず眠気は吹っ飛び、ページをめくる手が止まりませんでした。。
で。
その後の碧の行動が、もう!!
心にズドンと刺さって、たまらなく萌えて身悶えした…!
スミレのことを一心に思い、手のひらから薔薇を出し梯子を作って
塔を上ってくる碧。
登りきるまでに、その手は自らが出した薔薇の棘で
血だらけになってしまっているんですね。( ; ; )
そして、なんとか抑制剤を届けよう、それだけは…!と思っていた気持ちが、
スミレの顔を見たことで爆発。
「お前の顔を見たら、もうだめだ…!」
と涙をたたえて呟くー
たまらなく切なくて、泣きそうになったシーンでした。
で、、、
読後の今もやっぱり悶々としているのは、そこからの展開。
起死回生の一発逆転ホームラン!的な策が
碧の口から女王に語られるのですが、、
これ、スミレは”そんな話はついぞ聞いたことがない”のに、
碧や女王はなぜか知っている”というのが自分の中で「なぜ??」と
すごく疑問なんですよね。。
(もしかしたら読み込みが足りない…?)
あとはやはり、その奇跡的な方法でなんとか
子作り命令から逃れられた二人の、その後のお話について。
発情期ではないエッチシーンで嬉しいは嬉しいのですが、
そこでぶつっと強制終了ー
みたいに見えてしまったところ。。
きっと”全てうまくいった”ということだとは思うのですが。
(最後の文章は希望に満ち溢れてます)
二人の可愛い愛の結晶を見てみたかったし、
はっきり”もう大丈夫!”と確信したかった自分としては
「その先を見せてーーーーー!」という欲は残りました。
ということで、とんでもない萌えと「見せてーー!」欲が
ないまぜになり、心かき乱された一冊。
ロマンチックで最高に美しい、花のオメガバース物語でした・:*+.
あっ、最後に脇キャラについて少し…
脇キャラの中の自分の最推しは、向日葵の騎士・黄貴(おうき)です。
明朗快活、良き年上キャラで大好き!
彼の恋愛事情、もっと知りたい〜!なんて思いました☺︎