オンリー・トーク

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オンリー・トーク
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神105
  • 萌×218
  • 萌1
  • 中立2
  • しゅみじゃない0

16

レビュー数
21
得点
602
評価数
126
平均
4.8 / 5
神率
83.3%
作画
志村貴子 

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原作
一穂ミチ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
祥伝社
レーベル
on BLUE COMICS
発売日
電子発売日
価格
ISBN
9784396786021

あらすじ

超豪華タッグでおくる、先輩芸人×後輩芸人BL!!全てに低体温な若手お笑い芸人・小峰塔は、先輩芸人・飯田彰良の隠れ激烈ファン。推しに近づきたくて芸人になった小峰は生の飯田と言葉を交わしただけで舞い上がってしまうが、想いは胸に秘めたままで逆に塩対応気味。一方の飯田はなぜか自分に冷たい小峰に対して興味がわき始める―。

表題作オンリー・トーク

人気漫才コンビ「他人の不幸」のボケ担当
漫才コンビ「駅徒歩5分」のボケ担当

その他の収録作品

  • あとがき(一穂ミチ先生/志村貴子先生)

レビュー投稿数21

芸に、推しに、情熱をもって切磋琢磨する姿が胸熱でした

一穂先生の作品が好きで、作者様買いです。
ストーリーがとにかく面白かったです。お笑いのネタ部分の完成度が素晴らしかったです。
そして、美人でもイケメンでもない、普通にいる人たちを描く志村先生の作画が素晴らしいっ!てなりました。
喜怒哀楽が薄かったり、特に特徴のないその他大勢の人たちの作画が自然で、ふとした表情にも唸りました。


メガネの小峰のキャラが立っていて、面白くて魅力的でした。
先輩芸人の飯田は、小峰の憧れの存在だった。
飯田の吸い殻を採集したり??、飯田のポスターと隣ってことでめちゃくちゃ喜んだり、角膜のくだりとか、好きオーラ全開でかわいい。本人には塩対応なのに。
憧れていた人が自分の手の届くところにいる。

小峰の無表情は、病気の母の前で感情を押し殺してきたから。
推しの飯田に近づきたいがために芸人になった小峰。最初は情熱もなかった。

出番が終わってジャージ姿の小峰が、これから本番の飯田をじっと見つめている姿が印象的だった。
熱量少なめだった小峰がだんだん本気になって、飯田や青嵐とかと切磋琢磨していく様子がイイです。
周囲がゴシップで騒ごうと、飯田を信じるブレない小峰。
飯田も小峰を見てきて、お互い惹かれ合う様子も自然だった。
飯田に認められて、変わっていく小峰がとても良かった。お互い刺激し合って成長していく姿がイイ。破顔する小峰、最高。

電子限定マンガ、メガネの話も愛が溢れていて、好き。
読み直すごとに、愛おしくなる作品でした。

1

超豪華タッグ作品

さすが一穂ミチ先生お笑いの解像度が高すぎる。
いそうなコンビ名!人物設定!舞台の緊張感!
読んでいて本当に彼らの実在する世界がみえます。

志村先生の絵もリアリティ寄りで、
BLBLしてない風体が心憎かったです。
飯田は男前売れっ子芸人、小峰は欲のない駆け出し芸人に見える。(10歳差?最高)
一穂ミチ世界を再現してるのがわかります。

最初から小峰が気になる飯田が可愛かった、
自分のファンと知ってからはグイグイいくのも大人の色気を感じました。
小峰くんがお笑いに本気になっていくのが清々しかったです。
会話のテンポが一穂ミチ先生のそれで、
読んでいてゾクゾクしました。
小説版でもよんでみたいなあ〜!

2

芸人BLイチおもしろかった

芸人BL、いくつか見ましたがどれも恋愛メインで(BLなので当たり前なのですが)漫才師の本業である漫才部分を避けがちな本格的なものはない印象でした。
しかしこの作品は、まずお笑いガチ勢の一穂ミチさんが原作なのでかなり深いところまで掘り下げており、すごかったです。舞台に立った瞬間の空気とか、笑いが起こる・起こらない・呑まれる・波に乗る、そんな演者の気持ちが絵柄から伝わってくる。
呑まれた(場の空気をものにできなかった)ときの「3分間の後悔処刑」という表現は言いえて妙だな…!となりました。

一穂さんが書かれた一般小説・芸人とOLの恋愛を描いた「パラソルでパラシュート」はなんか夢小説っぽくて私はハマらなかったのですが、今回の芸人同士BLとなると芸人の内側やお仕事感が見て取れて良かったです。
あと志村さんの絵柄も好きだ~。

あと青井鞠子さんというキャラも好きだ~~。

1

大傑作!!!

ランキング常連+レビュー大絶賛で気になっていたものの、「お笑い芸人もの」に馴染みがなくてスルーしていました……が!!

試し読みしてみたら……これは面白いやつだ!!ってすぐ分かりました。即購入!そして後悔!!
なんでもっと早く読まなかったの私ーーー!?これは大傑作!!

お笑い芸人の世界に入り込んだような臨場感に圧倒されます。空気、緊張感、舞台裏の熱気……全部リアル!!

そして小峰くん!!!中身と外見のギャップがすごい!試し読みの時点で「やべーやつ」感が伝わってくる(もちろん褒めてます)。ズレてる……ズレてるのよ……!!
しかもそのズレた感情がすべて飯田さんに向いてるのがまた怖い、いや最高!!!

一方で、その重すぎる感情を飯田さんが徐々に察知して?、少しずつ距離を詰めていく過程がたまらなくて……もう本当にヤバい。伏線も複数仕込まれていて、読み返すとハッとしますよ!!!

ストーリーが熱すぎて、先を読みたいのに読みたくない、終わってほしくない……!と心が揺れました。

あと言わせて、飯田さんかっこよすぎ問題!!特に序盤のタバコのシーン、あれなに!?すでに何度もリピート読みしてます!!

お笑い賞レースの展開と2人の関係の変化がリンクしていくのも熱くて……
厚みがあって、アツくて、最高の物語。

この2人、もっと追わせてください!!!お願いします!!!!

6

面白い!

まず、漫才が普通に面白く入ってきて流石だなってなった
声が聞こえるわけでもないのに、間を感じるような気がした
私は、駅徒歩5分結構好きよ

そして何よりお母さんのことが大きいよね
塔がK大出てるのも、落語やって漫才師になったことも
飯田に憧れて、飯田に恋することになったのも
お母さんの結果が違ってたら真逆になったかも
笑わせて、結局救っちゃったみたいに思えちゃったらもう、そのデカい感情がポジティブに転んだら、大好きしかないよね
そこに頭の良さは関係ないと思う

塔が祈りを捧げるところ良かったな
自分にできることがないときは祈るしかなくて、祈ることで間違ったこと言ったりしたりしないで済むんだよな…美しい場面だった

飯田は落ち込んだときに塔の純粋な好意が自分を助けることに期待していて会いに行くんだろか
随分早いうちから意味深な触れ方をして、好意があるのか、その質は?て探ってる

塔は塔で、一瞬も迷わず落語を始めたり、読み間違えようのない尊敬を示せてて可愛かった

何回も読んじゃう
青い嵐は好みじゃないけど、おめでとうだよな
どのコンビもそれぞれの信頼があるみたいで良かったな
ダブミンの騒動も猥褻じゃないし、強いて言えば人気があるために起きた事故みたいな風な内容で、作品を通して嫌な気持ちになる要素がほとんどなくて、面白かった

6

もっと読みたくなる2人

芸人BLの空気感がとても良かった!
甘さのなさそうな冒頭の2人なのに、徐々に2人が心を許していったり距離感を測ってる感じが伝わってきててソレがすごく良くて。
志村先生の独特の空気感と描写が漫画として本当にお上手だなぁと思いました。

受けの小峰が無表情で感情の起伏が少なく見えて、決して可愛くないのに、表に出ない彼の感情や飯田に対する目の煌めきが垣間見えてくることで、めちゃくちゃ可愛い。しかも飯田の一言で自然と笑ったのがすごく自然だし可愛かったなぁ~。
そういうのに触れて飯田の心の揺れ動きもよく分かって、2人が急接近したのは自然な流れだと感じました。

芸人の話としてもBLとしても面白かったです。そこはさすがの一穂先生で。
賞レースに絡んだ芸人さんたちの雰囲気や周りの反応。お笑いと仕事とプライベートと仲間と攻め受け2人のやり取りと…絶妙なバランスで構成されていたと思います。
もっと続編で2人の関係性の変化が見たくなる。小説でも読みたい。
もっともっと見たくなる2人です。続編希望!!!

5

お仕事漫画としても、かなり濃いです

一穂ミチ先生のイエスかノーか半分かシリーズが好きな方、間違いなく刺さると思います。私がまさにそれです。

先輩芸人の飯田さん一筋でポスターが隣同士なだけで大興奮な小峰くん、本当に健気可愛い。
貰った飴の包み紙や煙草を宝物にしたり認知されておりさらに褒めてもらえたことに命日なのかと動揺しまくる限界オタクそのもののマインドがだんだんと変化していく過程がわかりやすくくせになります。
そして飯田さん、うーん納得の実力と色気。でも彼の大人の男としての魅力がお笑い界では時に批判対象となる……それに負けじと舞台に立ち続ける姿がかっこよくて惚れ惚れします。

個人的にはただ萌える、というよりも胸が熱くなる感覚が強かったです。こんな作品とはなかなか出会えない!お仕事漫画としての話の作り込み具合がすごいんですよね。専門用語が並ぶわけではない、お笑いに詳しくない人間も楽しめるというのがまた……さすがとしか言いようがありません。最終話付近はずっとドキドキしながら読みました。
胸熱展開すぎて初読の際に濡れ場はなくても……と感じてしまいましたがキスも済ませたし視線なんかもう完全に恋してるそれだし、そりゃまあするだろ!ということで自分の中で落ち着きました。普通に萌えてしまうので。
ラブ一辺倒ではないどころかラブ<仕事だと思っていた作品で唐突にエロにページが割かれるとそうか……と身構えてしまうので、あっさりめの描写が良い効果を発揮している例では。

お笑いの世界に身を捧げる姿がまぶしく、思いの方向性が変わっていく過程が丁寧で、たくさんの人に読んでもらいたい作品です!
ふたりがこれからも仲良く、切磋琢磨しあえる関係でありますように!

10

小峰くんがかわいい

芸人さんが出てくるBLがものすごい好きです。

まず、小峰のこじらせが切なくてかわいい。
お母さんを笑わせるために自分ができることを頑張っていたけど、お母さんを笑わせたのはお笑い芸人で。
もうここですごい苦しいなと思いました。
そこから、飯田はすごい、かっこいい!と夢中になっていったのが、なんというか意地らしいな、と。

だけどこじらせすぎて飯田からは嫌われてると思われてしまう笑。
まわりにも塩で自分のことも嫌ってると思っていた後輩が、実は逆ですごい好きでいてくれた、と知れば、かわいい〜となりますよね笑。
小峰は本当かわいいです。
飯田さんは終始かっこいいです。

ふたりの実家挨拶の話とかも読みたいです。

3

良い。。。

先輩、カッコ良すぎる。
色気もダダ漏れじゃないすか。
男としても魅力的だけど、人ったらしだなと。
自分がくわえてたタバコをくわえさせる→キスって。。。
どこまで許されるかを測ってる感じ良いな。
きっと、闇な経験があるに違いないと妄想をしてしまう。
続編を熱望したい。

2

アツい

超豪華タッグ!

最初は連載を追っていたのですが、途中から追えていなかったのでほぼ初見でした。

一穂先生は小説『イエスかノーか半分か』シリーズなどでもテンポのいい漫才のような会話がたくさんあったり、Xのスペースでも息をするように面白い事をおっしゃるので、漫才を題材にしたら右に出る人はいないと思います。

そして志村先生の作画がその小気味の好い文章に独特の個性を加えていて、唯一無二の作品になっていました。
志村先生は新版『THE MANZAI』シリーズ(あさのあつこ先生)の装画がとても印象に残っていて、志村先生の作画で一穂先生原案の作品を読める、夢のようなコラボレーションです。

セリフのない箇所でもキャラクターの表情で物語が進行するようなところであったり、1巻完結でも不足なく表現された素晴らしい作品でした✨

コミコミ有償特典漫画の飯田さん赤面シーンと、一穂先生のSSが最高でした。
飯田さんの"余裕のある大人感"と実際にはとても人間味のあるキャラクターが好きです。
一穂先生の文章、特に会話シーンが大好きなので、もう琴線に触れまくりでした。

1

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