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moto yarichin, isekai de seijo kakkokari ni naru
すごいタイトルだ!元ヤリチンがひとりの男に惚れ込んじゃうんですか?そういうの大好き!と、手に取りました。すっっっっごい面白かったです!
あとがきで、先生はRPG好きと書かれてました。それが納得のゲーム描写で。わたしも古き良き王道RPGを好んでプレイしますので、わかるわー!な世界観でとっつきやすかったです。
信仰心に禁欲禁酒が関係するのには笑いました。斬新!
主人公の雪也が転移した先は、直前までプレイしていたゲームの世界。そこで聖女(仮)として勇者パーティーに同行することになります。
来る者拒まず去るもの追わずだった雪也が、訳あり勇者に惹かれていく様子にニヤニヤし、雪也や勇者の過去に胸を痛め、エロトラップのせいで催淫状態になったり触手プレイされたりな雪也にあららー!と笑ったり命の危機に慌てたり、聖獣のもふみにほのぼのしたり、仲間たちの絆に心あたたかくなったり、本来の聖女が登場したときの、雪也の心情にしんみりしたあとの、彼女のチートな効率厨っぷりに爆笑したり、ラスボス戦の勇者と雪也と聖獣に熱いエールを送ったりと、最初からクライマックスまですっごく楽しませていただきました!
すばらしいハッピーエンド!黒画面に金文字で~fin~と描かれた画面が目に浮かぶようです!
「この世界を救うのは二度目」すごく格好いいセリフです。痺れました。
王道RPGストーリーのマルチエンディング、隠しパラメータがあり、勇者が黒魔法を使い続けたら魔性値が上がってBADEND…元ゲームがすごく魅力的で、このゲーム、やりたい!と強く思っちゃいました。もちろん、聖女ポジは雪也さんでお願いします!
美形でワケアリの勇者アストと元ヤリチンでヒモ生活にどっぷり浸っていた雪也の異世界転生のモノです
攻めのアストはピカピカの童貞で、男女問わずにタチ専だった雪也が受けになります(非童貞処女)
この世界では女神信仰の影響でエッチなことはタブー視されています
雪也ことユキは神殿兵に転生(転移)したことで、白魔法という回復系やサポート魔法を使えるようになりますが、エッチなことをすると信仰力が底辺まで下がるので魔法の力が激弱になり役立たずになります
不憫なのは不可抗力によるものも対象で、魔物に襲われエッチなことをされてしまったとしても力が弱まります
冒頭アストと出会うシーンではボスクラスの魔物に催淫効果のある毒を与えられていたユキがアストに対して○ェラをします
その事が住民たちにとってはドン引きする程の異常な行動になってしまいます
それでもアストがユキのことを
「俺の聖女」として軽蔑もせずに大事にしてくれるので優しい気持ちになれます
立場的にも世界観的にも禁欲を行うユキですが
一緒に旅をするなかでアストへの恋心を自覚したり、本物の聖女の存在に悩んだりとピュアな恋愛を繰り広げてくれるので初々しくて可愛いです
ヤリチンでヒモ生活をしていたニートな27歳らしいやさぐれ感も違和感はないです
最後はハッピーエンドなので安心して読んで欲しいと思います