宵のきみにキス

yoi no kimi ni kiss

宵のきみにキス
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神6
  • 萌×23
  • 萌0
  • 中立0
  • しゅみじゃない1

9

レビュー数
3
得点
42
評価数
10
平均
4.3 / 5
神率
60%
著者
水玉ミズ 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
リブレ
レーベル
秒で分かるBL
発売日
電子発売日
ISBN
9784799771518

あらすじ

「ユイ様、後ろも兆(きざ)しております」

性別を問わず子を宿すことができる[肌の君]である王子ユイ。
18歳になり伴侶となる[種の者]を選ばなければならないが、
いつまでもユイの発情が起こらない。
見かねた王はユイの発情を促すため乳兄弟で幼馴染の庭師ヨリを[当ての者]としてあてがい、
二人は夜伽の練習をすることに。 
初めて見る幼馴染ヨリの男らしい姿に興奮と発情が抑えられないユイだが…?

一途で無口な従者×強気美人王子
身分差後宮ファンタジーBL!

レビュー投稿数3

独創的なバース設定が作品の世界観に見事にマッチ

オメガバースの系譜を引いた、新しいバース作品です。
"肌の君バース"という名称になるのでしょうか。設定はオメガバースとほぼ同じですが、ちょっと違うところもあり独創性のある設定は興味深かったです。

男女問わず妊娠可能な者を"肌の一族"と言い、そのトップが"肌の君"、つまり王となる者を指します。物語の主人公であるユイはいずれ王となる肌の君の血統です。
そして伴侶となるのは"種の者"。あからさまな名称が何となく卑猥さを想起させますが、肌の者と同じく神性を持つ特別な存在です。

その両者に加え、神性はないけど"当ての者"と呼ばれる、これまた分かりやすい名称持ちの存在がいて、肌の君の発情促進の役割を担うとされています。普通は当ての者とは結ばれないけど、"さだめの者"となれば肌の君と結ばれてOKらしい。
これは、オメガバース的にいうと"運命の番"的なポジションですね。こういう例外を設けているあたり、ストーリーがなんとなく想像できるところも、このストーリーのドラマチック展開に期待しちゃうってもの。身分の違う結ばれてはいけない幼馴染2人の禁断の恋が、この新しいバース設定のフィルターを通してどうストーリーが進むのかワクワクしながら見守りました♪( ´▽`)


絵がものすごく美しく、この神秘的な世界観にしっくりきますね。衣装も可愛いし、目で見て楽しめるところが私のイチ推しです!
肌の君のユイと、幼馴染の従者であるヨリとの禁断の恋が、あーなんて切ないの。
現王であるユイのパパンがコスいことしなさる。ヨリがユイに気持ちを寄せてるのを知ってて、当ての者に選ぶとは何ともお人が悪い。

だけど、逆に考えれば王のお墨付きでユイに触れるラッキーチャンスとも思えなくもないので、ユイパパの命令が悪手なのかは何とも言えずですね。結果、ユイがヨリの手の内でしか発情できないのは幸か不幸かってところもありましたが、それもこれもあのドラマチックな結末を考えれば身体は最初から分かってたってことなんだと思います。
これぞファンタジーって感じの運命の2人が選ばれしシチュエーションが、とっっっても素敵でした!


すごく素敵な物語だったのですが、心残りが1つ。
2人のお子が見たかった……!!
ユイパパが国の繁栄をとか言ってたし、そこまで話を振っていたのなら子宝に恵まれた家族の絵姿を見たかったなと思いました。2人の子どもだよ、絶対可愛いに決まってる。
いつか賑やかになった幸せ家族のワンシーンをぜひ。
こっそり期待しています♪

3

とても美しくてロマンチックな幼馴染主従BL

デビュー作『虎に四目屋』が素晴らしかったので、本作も楽しみにしていました!電子で206ページ。(以下ネタバレありますのでご注意ください)

ユイ(受)は王子で子供を宿せる「肌の君」。なかなか発情しない為、幼馴染で庭師のヨリ(攻)が「当ての者」として夜伽の練習をすることに…というお話。

虎に〜は江戸時代でしたが、本作はファンタジー!中世ヨーロッパみたいな雰囲気ですね。

本作もまずはとにかく作画が美しいですね!人物もですが、お城とか庭園とか薔薇とか、細部まで丁寧な描写が素晴らしいです。

ヨリはクールな黒髪男前でかっこいい!ユイは目がクリッとして可愛らしいお顔。身長差は少々、体格はユイがほっそり。攻めは前作の方が雄みがあって好みかも。

ユイは妊娠できる身体で伴侶を得なくてはいけなくて発情もするので、ちょっとバースっぽいですね。でも発情を促す「当ての者」、いわば当て馬をあてがうというのは独特で面白いです。
(本作は「当て馬BL」というテーマだそう) 

ユイは神性を持ち伴侶も神性が必要。でもヨリは神性がないので伴侶にはなれない。
しかし1ページ目に、例外として最高の相性を持つ「さだめの者」とは結ばれることはできるとの記載が。正直この1ページ目でストーリーが見えてしまうわけですが…。

読み終わってみて、期待していたほど作品から大きな萌えを感じとれなかった自分がいて、なぜだろうと再読してみました。

まずはストーリーが、読み始めに想像したような身分違いの恋だけど最終的には「さだめの者」として結ばれる、という想像していた通りで、それを上回る展開がなかったです。もうちょっとお話に捻りが欲しかった気がします。

主従ものは好きだし、ヨリもずっとユイを密かに想い続ける一途な攻めなのですが、ちょっと真面目で正統派すぎるというか…。個人的にはもうちょっと執着強すぎたり、拗らせてたり、意地悪だったりと、一癖ある攻めの方が好みかも…。

あとヨリはユイを好きなのに、当ての者としてユイの身体を触る時の表情がスンとしていて、忍耐力強すぎる。従者の鏡だ!少しは耐えてる表情見せて欲しいw (あ、でも後半からは表情出てきてた)

つまるところ、二人の愛があまりにもピュアで美しくて正統派すぎて、ちょっと捻くれている私には刺さる部分が少なかったのかもしれません、う〜ん…。

とはいえ良かった部分もありまして、祭りの後の夕暮れの高台でのキスシーン。こちらは本当にロマンチックで美しくて素敵でした。まさに『宵のきみにキス』♡

あと後半ユイが強く発情してしまって、それをヨリが引かせようとする濡れ場は、ヨリの本音が語られ雄みも出てきて、エロチックで良きでした。ユイの泣き顔も可愛い。

あと短いですが、描き下ろしの欲望を解放して抱き潰すヨリ、良かった〜!こういうのもっと読みたいw


とてもピュアでロマンチックな幼馴染&主従ラブストーリーで、作画も大変美しかったです。そのような作品をお求めの方にはぜひおすすめしたいです!

電子 白抜き(ライトセーバー)修正(真っ白で残念ですが、ピュアな作風には合ってるかも?う〜ん)

2

主従BLで且つ当て馬の切なさに…明日の私の瞼は事故案件確定ですw水玉ミズ先生!一生付いて行きます‼

前作にデビュー作で作家さま買いを迷わず即決定した水玉ミズ先生♡
新刊お知らせをちるちるトップページで確認して
速攻お迎えに上がりました⸜⸜٩( 'ω' )و //

もぉ…想いがバグってレビュータイトルが支離滅裂でホントすいません…‼
せめてレビューは落ち着いて書く努力をしたいと思います( ・ิω・ิ)ゞ


あらすじも確認せずに読み始め、、、
あら…?
なんかすっごいファンタジーで、明確にはバース作品ではないけれどちょっと近しい新ジャンル⁇
もしかして…ちょっと難しい(;◔ิд◔ิ)???
と、一瞬怯んだ私、、、

ですが!!
ご安心下さい♡

一度読み始めてしまえば全く問題なくこの世界だけの設定もすんなり入り込めてしまいます!!

設定に煩わしさを一切感じる事無く、寧ろこの設定だからこそ生まれる切なさ、エモさがズドンとグググッと胸に迫ります!

主従、身分差、一途な想い、、、夜明けのBL読者さん大歓喜な作品、読めます!!約束します!!
ほんとーーーーに素敵です♡*:.。.(*˘︶˘*).。:*♡
新年度1発目に拝読した作品がこの作品で心から嬉しい…!

ちょっと100%ウルっと来ちゃいますけど夢見が絶対に幸せなハズなので、明日の朝の瞼を犠牲にしても読んで良かった!と充足感と多幸感に包まれております
優しい遠いどこかの国の絵本の世界のお話しを読んだような気持ちでページを閉じる事が出来ます(ღˇ◡ˇ*)♡
そして読後も何か幸せで、また涙が出ちゃうから、、、結局大惨事の事故案件確定ですねw

あとがきによると「当て馬BL」というテーマから生まれた作品だそうです
だからこその攻めの役割が切なく、そしてピッタリ過ぎて、、、
更に「当て馬」の回収の仕方がお見事過ぎてもぉ清々しい心持ちにすらなれちゃう♡

「秒で分かるBL」シリーズ作品なので、あんまり作品内容を書いちゃうと面白味が薄れそうなのでココは敢えて作品内容にはあまり触れないでおきますが、攻めも受けも本当に応援したくなるキャラです

表紙とか見た感じだともしかしたら受けの王子であるユイに男の子感薄そうに見えるかも知れませんが、どっからどう見ても「王子100%」なのでご心配なく!!
可愛さはありますが、王子らしい可愛らしさです♡
見た目は少々美少年感は強めですが決して女の子には見えなかったです(私には!)

先生の前作の濡れ場が結構濃厚だったので、比較しちゃうと少し抑えめです
でも比較して、なので普通に考えたら十分な濡れ場ですし、むしろ濃厚過ぎな絡みじゃないからこその官能が高まるような描写がしっかりあります!
プレイを楽しむよりも2人の感情の揺れ動きを感じる濡れ場にグッと来ます

新しい設定で描かれるファンタジーをしっかり1冊にまとめ上げられています☆
後半、もう少しじっくりもっと読みたかった…!という飢餓感は否定しません
でもそれは不足の飢餓感ではなく、もっと欲しくなる程の魅力があるからこその飢餓感だと感じています(ღ˘͈︶˘͈ღ)

2冊続けて高い満足度!!
作家さま買い、一生解除しません!
絶対に次作も即購入させていただきます♡

修正|細め?中太?なライトセーバー白抜き、、、すごい嫌w

4

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