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toorinuke dekimasen
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
A.A ミルン著、石井桃子訳の「クマのプーさん」を思い出してしまう。
私はいい大人になるまで、「とおりぬけキ」と書いてある看板の意味が分からなかった。
表題作「通り抜けできません」のタイトルを見るにつけ、それを思い出してしまう。
モチーフになっている シフォンケーキにも。ホールの中心に穴が開いている。
あの穴にビンを立てて、ケーキが冷めるのを待つ。部屋中に漂う甘い香り。
通り抜け出来ないのは、互いの心。見ないふりして突っ切ることの出来ない公園。
夏水りつ先生らしい、端正なスーツを着こなしたリーマンたち。石井のツンデレっぷり。
季節はきっと今。これを読みたいのはいつも、緑薫る5月なんだなぁ。
些細な事がきっかけで、ゲイの後藤さんに見初められてしまった石井さんは、紳士的な態度で(けど、必死)告白されて、付き合うことになる。多分この時点で、石井さんは自分の性癖には気付いていない。ただ その気持ちを「通り抜ける」事は出来ないし、しない。
ツンデレは過ぎる事の無い いい塩梅で、この二人のその後はもっと見ていたかった。
同じ様なタイプの二人で、シチュエーションとキャラを替えて、物語は続いていく。
終盤の中編、季節をめぐる「秋になれば君は」も良い。
職場の先輩がゲイである事に気付いてからというもの、段々と意識して行く永田。
ノンケとゲイという以前に、恋を介して人と繋がる事に臆病になっている藍谷さん。
少しずつ近付いて行く二人を包み込む様に、夏、秋、冬、春、と季節を感じさせてくれるのがいい。
「受け」が大抵 乙女過ぎるので、ダメな人はダメかもしれないけれど。
ギリッギリのところで ちゃんと、何かを踏み止まってくれている気もしないでもない。
ところで‼︎ ケモミミ可愛い「お気に召すまま」の不思議オチが気になり過ぎる‼︎
アレは 夢なのか、肥大化した願望が見せたのか?
設楽は泉を手に入れた代わりに、職場での大事な何かを失った気もする。
全体にエロ薄なのを「あとがき」で補填しているというのも夏水先生らしいサービス精神。
隅々まで楽しませてくれてます。
この評価の大半がブルボン貴族物語だったりします。
いやぁ、夏水さんの妄想力ったら、凄いですね。この三兄弟、子供の頃はちょっとお洒落なお菓子と言うイメージで、そっと食べていましたが、色んな新製品に飛び付いてすっかりご無沙汰していました。なのに、こんなお話読まされたら、スーパーで見つけて、思わず「あっ」と頬を染めてうつむいてしまいました。
表題の作品よりも「秋、冬、春」のシリーズの方が好きかもしれません。ノンケがゲイの先輩に惹かれていく様子が楽しめますし、先輩の不安げな表情がそそります。
短編集でした。
それぞれの話が大変短く、それでいて可愛くまとまっています。
特に着目して欲しいのが「受け」!
これがそれぞれ個性的で、とても惹きつけられます。
◆◆ ◆◆ ◆◆
●通り抜けできません
無表情で甘いモノが大好きな受けと、
それを公園でずっと見つめていた、普通のサラリーマンの攻めの話です。
攻めがなんとか受けと仲良くなろうと、甘いモノを差し入れたり、
ケーキ屋に誘ったりするところは、すごく必死で笑えます。
同時に一途な姿に、同情しちゃったりもします。
受けにホモだということがバレてしまう攻め。
受けのことを下心アリで見ていた…と白状する攻め。
情けなく泣きつく姿は、いじらしく、可愛く思えてしまいました。
まんざらでもない様子の受けに
これからの行く末が気になるラストでした。
●恋のばかやろう
営業成績のトップをいつも競っている攻めと受け。
受けのコンプレックスは、攻めよりも20センチも身長が低く、
いつもそれをもとに変なアダ名で攻めに呼ばれること。
ある時、その月の営業成績を競うことになり、
負けたほうが買った方の言うことをなんでも聞くという約束をします。
受けは攻めにドキドキしてしまう想いを抱えながらも、
「俺が勝ったら、一生口をきくなといってやる」と
虚勢を張ってしまいます。
そして、営業成績を競っている最中に攻めが海外赴任をしてしまう噂を
聞いてしまういます。
受けの胸中はどんなものだったんでしょうね。
複雑な気持ちが渦巻いていたのではないでしょうか。
そして、営業成績で攻めに勝つ受け。
なんと要求はアソコに象の絵を描いて写メを撮るというものでした。
うー、笑える! 象とか!
しかし、受けは泣きながら、
言うことをなんでも聞くなら海外なんて行くなと言う受け。
それに対し、ずっと受けのことが好きだった攻めは、受けにキス。
エッチシーンは手コキだけでしたが、十分満足できるラストでした。
◆◆ ◆◆ ◆◆
●お気に召すまま…ある朝、突然好きだった後輩にケモミミしっぽが
生えてしまっていて……?という話。
●ブルボン貴族物語…ブルボンのお菓子の擬人化兄弟物語。
●秋になれば君は…シリーズモノ第一弾。
夏に2人が両想いになるまでの物語。
●冬を愛する人…シリーズモノ第二弾。
両想いになったものの付き合ってなかった2人が
付き合うようになるまでの物語。
●春を待つ頃…シリーズラスト。攻めが受けに同棲の話を持ちかける話。
話し合いの結果、春に同棲を始める2人…という話。
◆◆ ◆◆ ◆◆
それぞれ可愛いCPの話で癒やされました。
エロはかなり少なめなので、
その辺りは求めたらいけない1冊だと思います。
初々しい雰囲気を味わって欲しい作品でした。
他の方の感想でもありましたが、受が泣き過ぎる。
確かに。
社会人男性が泣くって相当な事だと思うので、そこは泣かんでいいんじゃないかと思うところが多々ありました。
最後の季節の連作。
春の「恋の終わり」って、あれは終わりになるんでしょうか。
希望が薄いけど引っ越しちゃったという意味なのか、最初に驚かして「実は終わってないよ!」という意味なのか。ちょっとしっくりこなかったです。
擬人化は、何か妙なテンションでこれはこれでいいと思います(笑)あのサクサクお菓子、たしかにすぐ崩れる!
最近夏水さんの作品を続けて読んでいるんですが、この作品はBLを読み始めて結構すぐの頃に読んだ作品です。
評価は萌にしたのですが、萌x2よりの萌です。なぜかというと、最近読んだ作品と比べると少~し萌度が低いように思うから。少し辛めの評価になっていますが萌度は平均よりは高いと思うのでお勧めです。
「ブルボン貴族」シリーズ以外は全てリーマンものが収録されています。
どの作品にも共通していると思うのは、受けが結構乙女。
結構泣いてもいるんですが、それが私には全くウザいと感じる系統のものではなくて、ただただ可愛いんですよね。
時々「いや、それ可愛いだけだから」って言う攻めがいる時があるんですが、私が感じるのも正にそれです(笑)。
女々しい受けはちょっと苦手なんですが、こういう繊細な心を持っている受けはOKなんです。その辺りも夏水さん、私の萌えツボをうまくつついてくれるという感じでした。
そして「ブルボン貴族物語」も健在です。
毎回ほんとによくこれだけネタがあるものだと感心してしまいます(そしてもちろん面白い!笑)。
今更ながらですが、夏水さんの作品のタイトルが好きです。
やっぱり夏水さんは面白い!と感じさせてくれます。
期待通り面白いと思ったり、期待を裏切る程好きだと思わせてくれたり、私の心を満足マンタンにしてくれます。
表題作の他、【恋のばかやろう】【お気に召すまま】【ブルボン貴族物語】【秋になれば君は】【冬を愛するひと】【春を待つ頃】、そして表題作のスピンオフ【立ち止まらないで下さい】。
本当にボリューム凄いなぁ…本の厚みとしてはさほど厚い訳じゃないので、内容が濃いんですよね。
――【通り抜けできません】【立ち止まらないで下さい】――
ずっと公園で見かける人に片思いしていた後藤くんと、その恋する相手・石井さんのお話。
石井さんは無表情なタイプで、何を思って何を考えて居るのか分からないのに、実はシフォンケーキを探していると言う不思議な人。
それを知った後藤くんが美味しいケーキ屋さんを紹介する事になり、お互い徐々に仲を深めていく、と進んでいきます。
私、スイーツ男子大好きです!もっと甘い物食べてくれていいと思う!
……と失礼しました、思わず思いの丈が。
元々後藤くんはゲイだけれど、石井さんは違うのでしょうかね?
でもゲイについて検索して、後藤くんを思い出して一人で気持ち良くしちゃうけれど…うん、恋してるって事か。
石井さんなりに奮起して後藤くんに気持ちを聞いたのに、石井さんの言葉にショックを受けて立ち去ろうとする後藤くん。
直後、涙を浮かべて話す石井さんに、ひざまずいて自分の気持ちを言う後藤くんにキュンとしました。ワンコ最高。
――【恋のばかやろう】――
同期のリーマンのお話。
180cm超えの川口と、170cm弱の御園。
このお話、すっごい好きです!特に御園、カッコイイのに可愛い!
きっと出会った時から川口は一目惚れしていて、でも思わず出てしまった一言で御園に嫌われてしまう。
そこから名誉挽回と奮起して、お互い仕事で張り合う仲になる。
成績で勝った方が片方の言う事を聞こう、と提案。勝ったのは御園。
ベッドの上で川口に跨いでる御園、からスタートする数ページはとても良かった。
大人なのにキュンと甘酸っぱい気持ちになるお話でした。
――【お気に召すまま】――
いやー…こりゃいいですな…
会社の先輩後輩、実はひっそりと両想いだったお話。
でもこの後輩くんに、気付けばネコミミとシッポがついている。
夢?夢なら…と、先輩が真っ向から攻めていくお話です。
最近本当ケモミミ系も好きになっちゃって大変(笑)
何でか分かりませんが、エロさ倍増する気がしてタマラナイ。
身体を重ね、朝になり、やっぱ夢だったかーなんて思う先輩の隣には、しっかりと昨夜抱いた後輩くんが。
やっぱり両想いになった!と思ったのも束の間、後輩くんが先輩の手を舐め上げた時。
『…ざり』という感覚が!
――【ブルボン貴族物語】――
これはもう…夏水さんの擬人化勝ちとでも言うのでしょうか…最高に好きですブルボン貴族(笑)
単なる恋人とかじゃなく、貴族に仕立て上げたのが良かった!
しかも三男が次男攻め、とか。
次男、実は長男に気がある!?みたいなのとか。
面白すぎて何度も読んじゃいます、ブルボン貴族〃
「兄さん、すぐ傷つけて帰って来るから」みたいな発言の原因も面白い。
――【秋になれば君は】【冬を愛するひと】【春を待つ頃】――
酔っ払った先輩を自宅まで送り届ける永田。
その先輩・藍谷が酔った勢い泣き出し、その中の言葉で、彼が実はゲイだと知る――と進みます。
確かに藍谷さん、とってもそんな雰囲気満載な素敵な男性…♡
永田も藍谷さんと関わっていく内に、藍谷さんを好きになるんですが。
季節に絡めて進むお話、好きです。
藍谷さんはとても臆病で、真っ向から進んでくる永田の気持ちに全て応えられなくて葛藤するさまも良かった。
けど、しっかり受け止め、その本当の気持ちも永田に伝える所は良かった。
最後のあの春は、あれからどのくらい経った春なんでしょうか。
ずっと柔らかい風が吹いてるといいなと思うお話でした♪
ブルボン貴族ご長男の親友、小池君が気になります(笑)
甘くてかわいらしいお話(一部トンデモ妄想設定ありw)が詰まった作品集。
夏水さんの描く受は乙女な感じでよく泣いちゃったりするんですけど、ちゃんと「男」なんですよね。不思議なバランス。
私は、女子っぽい受は苦手なのですが、夏水さんの描く受は、純粋に可愛いなーと。萌えます。
「通り抜けできません」
シフォンケーキをめぐる恋。ああ。かわいい。
何が可愛いって、後藤を意識するに当たりパソコンで「ホモ セックス」って検索してオナニーにふけってしまう、普段はツンツン系美人石井さんが可愛いww
この流れでHシーンも見たかった…!
「恋のばかやろう」
職場の同僚でライバルな二人の話。これもよかった。
ちゃんと仕事してる感じがいいですよねw
Hシーンも可愛くて萌えました。
「お気に召すまま」
ネコ耳・ネコしっぽ!そんなに萌え属性なかったはずなのに、萌えました!大変萌えました。
しっぽに感覚があるのがいいですね。ヤダ。いやらしいw
短いのにしっかり胸キュンなストーリーを堪能できましたw
「ブル○ン」
ワロタwwwww
一番気合入ってる感じするのがまたウケるwww
すごいw夏水さんの妄想力のたくましさにあっぱれ!
「秋~」「冬~」「春~」
ときめきました!こういう始まり方っていいですねw
じれったい清い関係でした。しかし萌えるw
夏水さんの描くリーマンが大好きだ!
言葉も行動も不器用だけど素直なツンツンデレ受けの可愛らしさはもう鉄板ですね。
ヤキモチの焼き方も私好み。ニヤニヤさせられる。
粒ぞろいの短編集です。幕間にあるブルボン貴族物語の擬人化ギャグなお話もすごく面白いし、クオリティ高い一冊だなァと思います。
で、やっぱり一番好きだったのは、表題作の『通り抜けできません』でした。
この作品、夏水さんの良いところがふんだんに詰まった短編だと思います。
まず真面目なツンデレ受けが本当に可愛い。ちょっと変人が入ってるんですが、ひまわりのような明るい攻めに少しずつほだされて惹かれていく描写が秀逸です。とくに、パソコンで「ホモ セックス」と検索して一人エッチしてしまう場面が好き。
シフォンケーキという小道具の使い方の上手さ。
あと攻めもいい。かっこ悪くてかっこ良くて。
えっちする場面が読みたかったです。
それだけが残念。
他の作品もそれぞれに面白かったです。
この作家さんは初読みです。
可愛い作品が多い印象。
他の本もちょっと読みたくなってきた(´∀`)ウマ
表題作「通り抜け~」
けっこう冷たいというか、無表情な印象の受が、じつわ!
なギャップが可愛かった!!なんていうの??ほら、
サイトでホモとかセックスとか検索しちゃうところがなんともツボ。
可愛いじゃないかww可愛いじゃないかww
シフォンケーキがスキとか。これまた可愛いじゃないか
スキの気持ちがふわふわしているところが何にせよ可愛さを倍化させてくれました。
□恋のばかやろう
マジックでちゃんと描いてからのプレイが見たかったです!
□お気にめすまま
このにゃんこは可愛かった!!!
可愛くない後輩。でも、実はツンデレな黒猫にそっくりでちょっと可愛いとか思ってたわけで。
そんなある日、なんとその後輩の頭にとんがった猫耳が!!
なんだ、これは夢か。夢ならおもいきり可愛がってみようvv
そんなファンタジスタなお話。じつは、リアルが入り混じった~なお話なのですが、夢だとおもっているから実に素直に言葉をつむぎ、可愛がったり。
そんな攻の対応をうれしく、いつもツンツンなのに可愛くねだってくる受とか・・・・かなりの魔性を感じました(´Д`●)はぁはぁ
にゃんこはツボです。
□ブルボン貴族
もぉね、お店でこの子たちを見るたびにいけない妄想がとまりません
□秋になれば
これも受が可愛いんですよね。
ゲイで、付き合っていた相手に振られて。
ノンケの相手の好意に思わずキュンとしてしまうのだが、やっぱり相手はノンケ心配。心配だししんじられない・・・・でも・・なお話。
かう~んww
ブルボン様なあとがきにクラっときつつ。
楽しく読ませていただきました。どうせなら、エロいところももっと見たかったな~と思いますが、贅沢はいいません。
お菓子みたいにふわっと甘い作品集
ガッツリ、リーマンだらけです。色んなタイプのリーマンが出てきて、あまつさえネコミミまで!!(しっぽブワッ!がツボった) バラエティに富んだリーマンに出会えます。素晴らしいです。リーマン萌の方にはオススメ。
全体的に、仕事内容はよくわからなかったけどなんちゃって感がなくて、みんなちゃんとやってる風に感じたのはすごいですね。
特に中盤の先輩後輩ものはよかった。一番作品数多いのに何で表題作じゃないんだろう?と思ったほどです。
どれも好きだったんですが、やっぱり珍しい感じで言うと「通り抜けできません」と「お気に召すまま」ですね。
通り抜けできませんというセリフ、こう引っかけてくるか!とラストでうなりました。上手いね! 同僚の何気ない一言で目覚めてしまうツンツンツンツンツンデレの石井が面白い。ふとかわいく見せる小技が上手いです。
お気に召すままの二人はよかったなぁ。特に猫になっちゃった後輩がたまらなかった。
この突拍子のない設定にもめげず、ちゃんとストーリーが展開してたのも凄い。感心しました。おもろエロかったですしね。
そして凄いと言えばこの方の妄想力! ブ○ボンであそこまで妄想するとはスバラシイ! 擬人化物も好きなんで、こちらも楽しかったです。
とても上手い絵だと思うんですが、個人的に少し好みじゃない所が引っ掛かって今まで手を出していなかったんだけど、これからはちゃんとチェックしようと思います。
表題作の「通り抜けできません」は公園で出会ったリーマン(後藤と石井)が、ケーキを食べ歩いたりして親交を深め(←可愛い)、お互いの気持ちを確認し合うまでの話なのですが、ワンコ(後藤)と天然系ツンデレ(石井)のカップリングに萌えました。描き下ろしもこの二人の話だったのですが、ほのぼの甘々な雰囲気にすっかり和んでしまいました。この二人のHシーンはないのですが、逆に初々しい二人を楽しめたので満足です。
「恋のばかやろう」はライバル関係にある同僚リーマン(川口×御園)の話で、背が小さいことを気にしている御園(ツンデレ・眼鏡)が、飄々としている川口につっかかっていくという、意地を張って素直になれないパターンの恋愛が描かれるのですが、ようやく気持ちが通じ合った二人のラブラブHはとても良かったです。「お気に召すまま」はある朝出社してみると後輩に猫耳・尻尾が生えていて…というちょっと不思議系(!?)の話でしたが、微妙にS気のある眼鏡×ツンデレ(しかも猫耳・尻尾付き)というカップリングがなかなか良かったです。
「秋になれば君は」「冬を愛するひと」「春を待つ頃」もリーマンものなんですが、先輩の藍谷が酔っぱらった時にゲイであることを後輩の永田にバラすような事を言ってしまい、それがきっかけでお互いを意識するようになり、その後付き合うようになって…という話が描かれます。不器用な二人のやり取りがじれったいのですが、ゆっくりと距離を縮めて行く過程を微笑ましく思いながら読みました。
「ブルボン貴族物語」はお菓子の擬人化モノです(笑)。おなじみのお菓子がああいう話(キャラ)になるなんて…すごい想像(妄想)力だと感心してしまいました(それに長男の親友が小池くんというのもポイントははずさないですよね)。これを読んで冷蔵庫に入れない、上に何かを乗せるなど平気でしていた自分の行動をちょっと反省してしまいましたよ(苦笑)。
スーツだらけだけど、内容は可愛いほのぼの路線のお話ばかりなので大人の男の硬質なお話を望む人にはちょっと物足りないかも…って夏水さんのこの表紙だけ見ても硬質な話じゃないのはすぐわかりそうですけどね。
「ブルボン貴族物語」を目当てで買ったのですが、他の作品も大好きです。このコミックに収録されている作品の中では私も「秋になれば君は」「冬を愛する人ひと」「春を待つ頃」の三部作をお勧めします。
ほわんと優しい気持ちになってください^^
全体的にスーツ率が高くてイイ!と思った。
ネクタイってやはりいい。(個人的趣味)
リーマンものが多いが、男同士の意地とプライドを賭けたバリバリの企業モノといったものではなく、オフィスラブ~♪というノリだろうか。
表題作は甘い甘いリーマンもの。
まずタイトルのインパクトにやられた。
「通り抜けできません」なんて珍妙なタイトル、一体どんなお話なんだとだれもが思ってしまう。
この辺りのセンスはとてもいいなあと思った。
中身はタイトルほどの強烈さはなかったが、ああそういう意味かとちゃんと納得はできた。
能面のツン美人なリーマンの石井さんに一目惚れしてしまうのは、真面目で穏やかなゲイの後藤。
シフォンケーキが二人の縁となり親しくなるのだが、基本的にどちらも真面目なものだから、とてもソフトで可愛らしい関係だ。
またお話が進むにつれ能面な石井さんにも表情が色々と出てくるのだが、それらを見ているとホッとしてしまう。
特に書き下ろしに収録されている、後藤を自宅で待つ石井さんの図は、非常に楽しい。
ドキドキしたり、怒ったり、悩んだり、そしてまたドキドキしてみたり。
可愛らし過ぎて、本当にお前ら幸せになれよ!と背中を押したい気分なった(笑)
その他収録分では皆さんと同じく「秋になれば君は」「冬を愛する人ひと」「春を待つ頃」がオススメ。
同じ会社の先輩・藍谷と後輩・永田のお話で、ユウイチとやらに捨てられた藍谷が荒れて永田に絡んだことから、2人の付き合いが始まる。
永田はノンケだったのだが、藍谷が色っぽ過ぎてそっちの道に入っちゃった・・・という状態。
若干戸惑いながらも距離を縮めていく様はいいなあと思った。
はっきり言ってノンケのくせにいきなり突っ込めるなんてありえないし、抱きしめた手が震えるくらい未知の世界なんだぜえ、という部分がなかなか良いなと。
また唐揚げにレモンかけないでほしいとか、冬は嫌いだとか・・・言えばいいのに永田がすることには反論できない藍谷さんが、強烈にかわゆすぎてキュンとした。
そんな藍谷さんだから、一緒に住むなんて事はもうそりゃ大変。
でもゆっくりでいいから進んでいってほしいな、と感情移入してしまった。
「僕を好きになってくれてありがとう」という藍谷さんの告白には思わず泣けた!
それと忘れてはいけない「ブルボン貴族物語」。
長男チョコリエール(通称エール)、 次男ルマンド(通称ルウ)、三男ホワイトロリータ(通称ローリー)の3兄弟の冷蔵庫の中のお話。
擬人化ブルボン!(* >ω<)
ちなみにエール兄さんの友人は小池くんなんだそうだ。
小池くん・・・ちょっと不良でジャンクな感じだな。
これを読めば、ルウ兄さんは本当に脆く傷つきやすいので、優しく脱がせてやらなきゃいけないなと、きっと皆思うはずだ(笑)
一度でいいから夏水さんの頭の中を見てみたい…
どうやったら冷蔵庫のブルボンだけであれだけの妄想ができるの…(笑)!!
ほんと妄想・擬人化の天才ですよ…
さておき、私がこのコミックスの中で一番好きなのは「愛のばかやろう」
腹黒×ツンデレメガネという私好みのカップリング!
受けと攻めは普段から喧嘩ばかりしてて、今回は営業成績で勝負して勝ったほうの言うことを聞く…というよくあるお話なんですよね。
でもそれがキャラクターの可愛らしさでこんなにも魅力的なお話に!!!
受けはツンデレメガネで、嬉しかったり恥ずかしくなったりすると真っ赤になっちゃうような可愛い人。
攻めは要領もよく、男女問わずモテるタイプの男で、受けに対してだけ意地悪なことを言ってくる。
お互いがお互いを気になってるんだけど、素直になれない。
まぁこのテの話はうまくいくのがわかってるんですけどね、その均衡を壊したのが受けのほうってのが意外でした。
そしてその時の受けが可愛くて可愛くて…!!
攻めの「好きだ 好きだった 好きなんだ」もキューーーーンっっっ
こんな可愛い大人たちはけしからーん!!
可愛い…!!!
「お気に召すまま」のニャンコ化してしまう話もすっごい可愛かった。乙女だ…!!
少女マンガよりキュンキュンしてしまいますよ
皆さんの言われている「秋になれば君は」「冬を愛するひと」「春になる頃」も甘くって切なくって逸品。
このコミックスはブルボン除くと全部リーマンもので、そんないい大人たちが甘酸っぱ~い青春さながらの恋を必死にしているところが魅力です。
ほんとキュンキュンさせられっぱなし。
切なくってちょっと涙が出る。ハッピーエンドで、全部いい涙ですけどね。
ブルボン以外、スーツ系のサラリーマンのお話なので、スーツが大好きという人にはうってつけでしょう。
一部、猫耳の作品が入ってます。
このコミックの題名にもなっている「通り抜けできません」の攻めと受けは、どっちがどっちなのかちょっとわかりかねます。
一応僕は、攻め後藤・受け石井というふうにしましたが、これは読み手の判断にゆだねられるものだと思います。
おそらく、ほぼ対等な関係だと思います。
「通り抜けできません」も良い作品だと思いますが、僕はどちらかというと「秋になれば君は」「冬を愛する人ひと」「春を待つ頃」の三部作のほうが好みです。
男に興味がない永田が、先輩の藍谷に対して興味を持つようになる流れがとても良く、題名にもなっている季節の移り変わりがうまくその恋の移り変わりとマッチしていて、感動すらおぼえます。
コミック全体として、絡みはあまり多くないですが、とても快い気分になれる作品だと思いました。
めちゃくちゃ良かったです…(*´Д`*)
すごいツボでした。
ブルボ○のお菓子の擬人化とかおもしろすぎるし、猫耳もあるし、あああたし好みの良いセンスしてらっしゃるわ…!!
表題作も可愛くてね…
基本全部読み切り(中には続いてるのもあった)なんだけど、どれもほわんとしてきゅんな感じです。
たまらない~vv
これもみちよちゃんに借りたんだけど、自分用に買い直そうかなと思ってます。
帯は今市子さんが描いたらしいから、帯付き探そうっと♪
オススメ!!!!
このレビューを書く前に、既出のレビューを読ませていただきましたが、たしかに可愛いお話の集まりでした。
それぞれが、なかなかキュンとくる良作ですが、表題作の題名の付け方が絶妙だと思いました。また、階段の上からぶらーんと顔を出すシーンも印象的で、石井さんの天然なところが良く出ています。このくらいの話って、ホントにエッチは要らないなと思います。これだけで十分面白い。
夏水氏の作品を立て続けに3冊読んだのですが、これが一番キュンキュンきました。