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kyoudai shikkaku

どうやらこの1冊を以って「兄弟失格」は一旦完結の運びとなるようですね…
先ずは祝書籍化!そして祝完結!ですね(*˘︶˘*).。.:*♡
改めておめでとうございます!!
本音を言えば寂しくもあり…(>ㅅ<)‼ではありますがやっぱりとても喜ばしく嬉しい事です (ღˇ◡ˇ*)♡
ーー単話配信された時に1話完結なのかどうか?も分からず、だけどとにかく自分の中にある良作センサーがガンガンに反応して、ずっと気になる… (>ㅅ<)‼が続いて購入した事を鮮明に憶えています
そして読んで見て一瞬で虜になった作画や作品トーン!
え?完結してしまうのか…?と思ったら実は続きが出て…♡、、、っていう延命措置に一喜一憂して作品を楽しんでおりました(´ ˘ `*)
そんな大好きな作品が、、、とうとうFinalを迎える、、、
完全に描き下ろし目的で購入いたしました
先生のSNSを拝見した所、同人版や電子コミックス既読読者に対しても今作の内容を詳しくご説明して下さっていて、そんな真摯なご対応姿勢にも感銘を受け、必ず購入する!!と決めておりました
尚、先生の説明によると、、、
『コミックス(商業版)は、電子(同人版)で配信した1〜10話(加筆修正有り)+番外編+コミックス描き下ろし漫画5P+イラストなどを収録しています。一旦こちらで完結というくくりになっています。よろしかったら是非〜!』
との事です(先生のX→マシュマロより引用)
さて、、、
作品内容は単話レビューにて収まらぬ想いの丈を1度と言わず2度3度w…と書き綴っておりますので今回はこの完全版に関してどう~~~しても伝えたい事があるのでそこを書きたいです…!!!
先ず、完全版には描き下ろしの「八尋」というお話しが媒体関係なく収録されています
これがですね、、、本編最終話(10話)のキハチ視点への八尋からのアンサーになっていると思われるエモーショナルさ、、、( ;∀;)
キハチの事、八尋はちゃんと分かってるんです
お兄ちゃんの枕をこっそり持ってちゃうかわいいだけのワンコな弟ではないのです
ちゃんと「先」を見てるんです…!!!
八尋のもう弟ではない、大事な”あの人”を想う意思のある横顔にハッとさせられる終わりに余韻がトンデモナイ事になります
そして、、、この後に同人版では1話と2話、2話と3話の間に挟まれていたキハチの愛情たっぷりお料理カットが差し込まれ(同人はカラーでしたが今回はモノクロ)、先生のあとがき(2人への想いは必見‼)からの成長した2人のセリフなしイラスト(これはもぉ妄想領域ですがどう見ても八尋がキハチを迎えに行ったよね…⁉としか考えられない終わり…!!!!!もぉ、、、泣く、、、)で〆、、、
という終わりを迎えた所からの、、、‼‼‼
電子限定描き下ろし…!
これが、、、これが、、、これがぁぁぁぁあ……。。。
ーーーヤバかったーーー。゚(゚´Д`゚)゚。
もぉここを読む前段階でゆるゆるな涙腺状態な訳なので…
そんな状態で読んでいく4ページのお話しの威力が凄まじかった
特に涙腺が完全決壊したのはキハチの表情で終わる完全なる最後の最後の2コマの表情です
時系列的には描き下ろし「八尋」も「2ページイラスト」もこのラスト2コマ後になるので、そこを知った上でこのキハチの表情を見る訳なのですが、、、もぉ、、、どういう感情で泣いてるのか自分でも情緒乱れまくりで分かんなくなっちゃったのですが、、、なんか、、、もぉ、、、とにかく”幸せになってね…”というこの想いだけが溢れて来て止まらず、それがもぉ涙になってるような感覚でボロボロボロボロ止めどなく零れてしまうのです
決して冷たい涙ではないのです
だけどその温かさすら泣けてくるような、、、
嗚呼…もぉこの大好きな作品が終わってしまった事の寂しさも相まって、、、
また泣けて来て仕方がないですね
りんごの実先生
先生の作品に出会ってからずっとずっと先生の虜です
そしてきっとこれからもずっと虜です…!
素晴らしい作品を本当にありがとうございました!!
どうか多くの読者の方の手元で大事にされ続けますように٩(⁎˃ᴗ˂⁎)۶.。.:*♡
(なんて…私が願う必要が無い位にきっと語り継がれる名作確定です‼)
2人のイラストと電子の4ページ漫画、、、ここまで丁寧に綴られて来た「ストーリー」があったからこそ「画」だけで伝わる作品だったと思います
作品が心に触れる瞬間を今も感じて震えています(ღ˘͈︶˘͈ღ)
修正|同人配信同様の白抜き(シーモア)
ナンバーナインの同人誌電子版よりずっと追いかけていた作品がついに1冊にまとめられ、紙にまでたどり着き、勝手に成長を見守ってきた親戚のおばちゃんのような気持ちです。描きおろしがついていて、その後の兄弟もちょっとだけ触れられていますが、やはり続きが読みたい。ハッピーエンドを期待しつつ、後は読者におまかせ感があり、物足りなさも感じます。あっ、作品的には傑作なので是非一人でも多くの人に読んでもらいたいし、この私の気持ちを共感してもらえたら嬉しい。続刊希望が作者様へ届くと願うばかりです。
こちらを読んでる方は、もう既に同人から読まれてるひとが多いのかな…
とにかく満を辞して!という言葉が相応しい今作。
同人が配信されて、その表紙から漂ってくる、
只者ではない迫力に思わず手にとった日から沼になった私です。この日が来るのを待ってた…
同人だと巻毎にレビューできないんですよね、ちるさんは…問い合わせたりして(だって巻を追う度にレビューで布教したい)
とにかく、もう感無量。
同じくなひとも、この不穏な騒ぎ(笑)に気になってるひとも
是非、この神作ともいえる、りんごの実先生の力作を読んで欲しい。
実は、同人の1巻が出た時点でレビューを書いているんですけど
その頃のを読むと、能天気にこのマンガ面白い!ってコメントしてるんですよね。
何を言いたいかというと、このお話は最後まで読んだ後の読後感がヤバいってこと。
とにかく今作はトピックから、めちゃめちゃイカしてます。
BLマンガ、色々禁断モノが出て群雄割拠な様相を呈してますが
(ほんとやめられない沼)
こちらもまず実兄弟モノ。どこにそんなリミッター外れる温床があるんや、と訝しがるヒマを与えず、兄がゲイビに出てた衝撃の動画を弟が観ることから話が始まるんですよね。
ただここでもBL読み慣れてると、
あぁこうゆう流れね。と冷静に了解できたりしちゃう。
がしかし、この作品に何故こうもハマってしまったのかと考えてみたんですが、
この作品は禁断モノにありがちな闇落ち、背徳感といったものよりも
兄弟、家族といった言葉で括りきれない
歪なカタチでありながらも、
かけがえのない存在、もっと言い換えると
自分一人では生きていけなかった、この人がいたから自分は生きてこれた
互いに生きる意味と思い合っていた関係をアップデートして再構築するような
人間ドラマとしての一面が垣間見えるからなのかな、と個人的に思ってます。
いかにもアオハル真っ只中といった弟ヤヒロくんの分かりやすいくらい動揺する反応と過激になっていく愛着、
一方の兄キハチくんの方も、時に行き過ぎる親愛が故の衝動でヤヒロ君のまだ言葉にもならない情に応えてしまう
でも、それだけじゃない2人の結びつきを
物語る背景がしっかりと描かれていて
紆余曲折をしながらも、出した答えは
この2人だから辿り着いたものなのかな、と。
実兄弟はアリかナシかと決める前に
この2人について知らないと、
知った上で、簡単には決められないような
複雑な人間模様を味わってみて下さい。
それらは一見するとコミカルに描かれているんですけど、表面上は変わらない日常が少しずつ壊れていく暗さが後半からじわじわと広がっていくグラデーションが最後のクライマックスを迎えても晴れることがないリアル感にゾクゾクします。
この味わい深さ。
コミックスになるということで
しばらく読むのを温存していたので
久しぶりに読んだんですけど、ほんと
この兄弟はどんな風にして2人で生きてきたんだろう、
本当にそのルーツを知りたくなりました。
なんか、それくらいキャラが深いんですよね。
同人2巻が出た際、(コミックスだと第9話)
ここで終わりとしてもいい流れではあったんですけど
(当初は完結とされていました)
しばらく間が空いて出された3巻を描くにあたって、
先生の中で続きを描くのは辛かったとコメントされるくらい
色々な葛藤をされ、乗り越えて答えを出され描かれた3巻で
そういったところから見ても、どれだけ考え、作り込まれた作品なのか、と。
こんな情報なくても、本編を読まれたら
無言で了解されるかと思います。
それくらい、読み応えのある作品だと
太鼓判を押しておすすめしたいです。
レビューなので、マンガについて申しておくと
丁寧な作画に加えて、コマ割り、カットのスケールの取り方が
思わず手を止めて眺めたくなるほど、
惚れ惚れするくらいで、読んでて楽しいです。最高。
ほんと気持ちいいくらい。
そのテンションはエロい場面でも衰えることを知らず、
はーずっともっと見たい。楽しい&美しいとも言え。
そして台詞をはじめ、言葉のチョイスがまたセンス良いんですよねー
特に、キハチ君のトンデモ明るさは、闇堕ちしそうな2人の現実を
あたたかいものにしてくれてる。
先生も、キハチくんのキャラは想定外の動きをする的なコメントをされてましたが、ほんと愛すべき陽キャ兄受け。
新しい、且つ唯一のキハチという癖が私の中で出来ましたよ。。
是非、読まれて体感してみてください❤︎
まだ電子のみなので、描き下ろしのコメントはそれのみなんですけど、
ヒロくんのその後が描かれるというので
見届けなければ!と意気込んで臨んだ次第です。
なんというかなぁ、まだ子ども過ぎる彼が手にしてるものは
可能性とか希望だけなんだけど、信じたくなる。
信じて応援せずにいられなくなる健気さが眩しい。
そして最後のイラストで涙です。
良いんだよね?私の感じたもので間違ってないよね?
この余韻は想定してなかったので、じんわりしてしまいました。
何度も言っちゃうけど、是非ぜひ読んでみてください。
おすすめです❤︎
“禁断のガチ兄弟BL”なんて一言でいってしまえば、
その設定自体はそう珍しくないのかもしれません。
だけど、切実な心理描写が、
決してご都合主義に展開してくれない物語が、
読者の心をとらえて離してくれないのです。
高校生の八尋はある日、兄のキハチが出ているゲイビを見つけてしまいます。
以来、兄と目を合わせることができず、眠れなくなってしまう八尋。
このキハチと八尋の兄弟は実の兄弟ではありますが、
外見や性格はあまり似ていません。
しっかり者で弟の世話を焼くことに生き甲斐を見出しているキハチと
部活で陸上競技をしているとき以外は天然ピュアっ子な八尋。
ただ、互いに弟を、兄を、誰よりも愛していることだけは同じで、
ブラコン兄弟なのでした。
けれど、自分が知らない兄の一面を知ってしまった夜から
八尋の中で兄への感情が大きく変わり始めます。
最初は単純に兄の情事を観てしまったことへのショックや
家族の性に触れてしまったことへの忌避感だったのではないでしょうか。
それが兄への情欲に目覚め、兄弟愛と恋愛感情がないまぜになってゆき…
眠れぬ夜が続いた末に八尋は倒れてしまいます。
そんな八尋の事情を知らず、愛する弟から避けられていることに
ショックを受けるキハチでしたが、八尋の友人の告白によって
弟が自分の秘密に気付いていたことを知ってしまいます。
そして、ある夜、キハチのベッドに潜り込んできた八尋。
キハチの背中にしがみつく八尋の股間は硬くなっていて…。
言葉にはしなくても全てを知り、知られてしまった二人の関係は
以前のようにはもう戻れないのでした。
セックスをしたい、という八尋を拒み切ることもできず、
フェラをしてしまったキハチ。
兄として最後の一線だけはなんとか踏みとどまったキハチですが、
弟の性欲処理を手伝っていたはずなのに、
弟に欲情していた自分に気付いてしまいます。
赦されないこととはわかっていても距離を置けば置く程に
互いを求め合ってしまい、遂に二人は身体を繋げてしまいます。
見るからに異性にモテそうな外見からも
はじめはそこそこ経験があるのかと思っていたのですが、
その無垢さからもおそらくセックス自体が初めてだったであろう八尋。
舌を絡ませるキスもその後に続く行為の準備も、
キハチに優しく導かれながら夢中でのめり込んでゆく八尋が
可愛くて可愛くて…これは絆され不可避でした。
焦れた兄をようやく自分のものにできたという八尋の興奮と
愛しい弟に求められたキハチの歓び。
結ばれて嬉しいはずなのに、甘さは限りなく削ぎ落されていて
張りつめる背徳感と切なさに胸が締め付けられます。
まるで恋人同士のように抱き合い、
兄と弟、それ以上に愛してることを自覚してしまった二人。
けれど、帰宅すると兄の部屋は空っぽになっていて。
それは八尋を愛しているからこそのキハチの決断でした。
掴んだと思った次の瞬間、突然兄を失った八尋の喪失感が
痛い程に伝わってきて胸が抉られそうでした。
誰にも知られなければ、秘密にしていれば、別にいいのに。
だけど、そうはならないからこそどうしようもなく焦がれて、
作中では描かれなかった二人のその先に
ハッピーエンドを思い描かずにはいられませんでした。
でも、きっと大丈夫。
電話口でキハチを必ず迎えに行くと言ってくれた八尋の言葉を信じているから。
これまでは兄に甘えて庇護されるだけだった八尋が
“あの人は俺がいないとダメだから”と固く誓うシーンはぐっときます。
描き下ろしはキハチがゲイビ出演に至った過程(親父は父親失格)や
遠く離れた兄を想う八尋のお話、2編が収録されています。
キハチを取り戻すため必死にプロを目指す八尋が男前に成長している…!
ラスト2ページではおそらく将来キハチを迎えに行ったときであろう
八尋とキハチのイラストがそれぞれに描かれていて、台詞はなくとも
二人の再会シーンとわかるそれにちょっと救われた気がしました。
あとがきにもあるように幸せになることが難しい二人ではあるけれど、
それでも二人が一緒にいて笑い合える未来が叶いますようにと
願ってしまいました。
追記:読み直してみてふとある可能性が浮かび上がってしまったのでこちらにメモっておこうと思います。
あくまで私個人の妄想にすぎませんので、作品世界に水を差してしまっていたら申し訳ありません。
本編ラストで描かれていた子供の頃にキハチと八尋を置いて出て行った母。
おそらくまだ小学生にもなっていないキハチに「ごめんね」と謝り、
生まれたばかりの赤ん坊の八尋を置いて一人出ていく母親の後ろ姿に
ある考えが浮かびました。
もしかしたら、二人の母親は浮気していたのではないだろうか?
父親のクズっぷりはキハチがゲイビに出演する原因でもあり、ご覧の通り。
そんな夫に嫌気が差して母は他の男に心惹かれ、
不倫の末に子供を宿してしまった…ということはないだろうか?
そして、その結果生まれたのが八尋。
そう考えると、キハチと八尋の似てなさにも辻褄が合う。
ただ、その事実を知っているのは母のみ。
(もしかしたら父も気付いて、だからこそ八尋の進学用の積立金を使ってしまったりと父親としての情が薄い…いや、元からそいう人間なのかも?)
キハチと八尋はその事実に気付いておらず、
実の兄弟で愛し合ってしまったことに罪の意識を抱えることに…。
なんて、再読したところ妄想が滾りまくってしまったのでメモメモでした。
りんごの実先生のこちらの新刊、Xで告知されているのを拝見して
発売を今か今かと楽しみに待っていました…!
切なさとコミカル成分のバランスが、最っっ高でした・:*+.
以下、読み終えて興奮冷めやらぬままレビューを書きます。
友人から、「お前の兄ちゃんに似てない?」と送られてきたゲイビに
兄・キハチが出演しているのを見て、驚いた弟・八尋(攻め)はー
と始まる、禁断の兄弟愛ストーリー。
兄弟ものって、攻めが仄暗く執着しているパターンが多めかな、と
個人的に思っているのですが
こちらの作品の攻めであり弟・八尋は、執着はしつつもどこまでも健気で
読んでると何故かなんだかうるっとくる。。
兄がゲイビ出演していたことを知って目が合わせられなくなり、
陸上部での活動にも支障が出て、
兄を想像してひとりヌイてしまい、直後に兄が作ってくれた夜食を食べて
たまらず涙を流すー
書いていてまたグッときてしまった。。( ; ; )
いけないことだ、何やってるんだろ、と葛藤しつつも
抑えきれず抗えない心が伝わってきて、切なさに胸がきゅーーっとしました。
で、視点変わって兄のキハチが、
八尋にゲイビ出演を知られてしまったことを知る場面。
とんでもなくシリアス(なはず)なのに、飲みかけのコーヒーを
口からボタボタこぼしている姿がコミカルで、思わず「ふふっ」と声を出して笑っちゃいましたw
自分の中の劣情に耐えられなくなった八尋が
夜這いしてキハチに「セックスしたい」と告げてからの、
二人の心情やその夜からの関係性の変化も、なんかなんだか、
たまらなくグッときて萌えてしまうーー…!
お風呂から上がった八尋の体を見て「誰?」となってるキハチにニヤっとしつつ、
自分も凝視でした...//
で、また、本編の終わり方と、キハチの”ゲイビ出演”の真相が分かる
巻末の「番外編」が秀逸すぎて唸りました。
二人で秘密の関係を築いてハピエン、では終わらないところが…!
そうくるかーーー!と驚きつつも、余韻の残るラストに胸、バクバク。
ゲイビ出演の真相は、兄の弟を思う気持ちに泣きそうになりました。
…同時に親父がダメすぎて、ぐあーーーーーーっ!!!となりましたが、、(怒)
ゲイビ審査の部分なんか、コミカルに描かれているのだけれど
もーーーーそういうことだったの!?と、胸いっぱいです。
今もこれからも、決して八尋が知ることはないだろう
お兄ちゃんの秘密。はー…
健気×健気同士、溢れる兄弟愛とお兄ちゃんの決断、
弟・八尋のその後の決意…いろんな要素、シーンに心震えました。
兄視点・弟視点だけじゃなく、八尋の友人視点が入ってくるのも
スパイスになっていてすごく良かった。
控えめに言って、総じて最高オブ最高ーーーー…!
何度も読み返したくなる一冊でした✨
(合宿にお兄ちゃんの枕を黙って持って行っちゃう弟、可愛すぎんか!!)
★修正:tn白抜き(電子シーモア)
完結というには少し心許ないけど、終わりを迎えたそのあとのストーリーには無限の可能性が広がっています。面白いのはココからなのに、って思う物足りなさを感じなくもないですが、むしろここで完結しとくのが正解にも思えるリアルな終わり方がこの作品の味かなと思います。
まだ途中段階に感じるストーリーのお陰で、2人のその後をむちゃくちゃ妄想しまくってます(笑)
作者さんから投げられたボールを、読者の私たちはどう受け取るか。読み手の数だけ彼らの未来の姿が存在しているというのはなかなかに面白いです。
もちろん、相思相愛のカタチが一番の幸せなんだろうけど、彼らが実の兄弟ということを考えれば、2人が恋人同士になることは一見するとハッピーに見えても、実はアンハッピーへの苦しい道のりになるかも知れない。そんな可能性をも含む完結の余韻でした。
実の兄弟という関係の難しさに加え、家族、友人、近所の人たち…彼らを取り巻く色んな"目"と向き合うのは困難で、"好き合っているから恋人になろう"では片付かない問題がそこにはあります。
だからこそ、兄のキハチの選択は決して逃げだとは思えませんでした。いつでもヤヒロの幸せを一番に考えてきたキハチなりの愛ある突き離し方は、ああ……切なすぎる……
キハチは兄として、時に親のような立場で何があってもヤヒロを守る目線で考えているのに対し、ヤヒロはもうキハチを兄として見ていないのは明らか。"優しい兄"から"愛しい人"へと切り替わったヤヒロの急接近が、甘えん坊で可愛くて可愛くて……(枕の下り超スキ)、あんな風に可愛く擦り寄って来られたら、そりゃキハチなら何でもしてしまいますよね^ ^
弟の願いを叶えたいお兄ちゃんとして抱かれたのか、自分もヤヒロと同じ想いを自覚して抱かれたのか……キハチの葛藤が渦巻く心情描写から目が離せませんでした。
でもさ。ヤヒロのあんなセリフを聞かされたら、こっちとしては期待しちゃうのです(〃ω〃)
ゲイビもヤヒロのためにしたことで、それが巡り巡って…っていう不思議な繋がりがドラマチックで、運命を感じるところもありました。
家族の情と絡めながらの2人の間にある絆の強さには感動しきりでしたし、色んな感情で埋め尽くされる深みのあるストーリーが素晴らしかったです。
兄弟の絆はこんなにも温かいのに、なぜあんなクソ親父からこんな良い子たちが育ったのか謎。彼奴にはいつか金を返してもらわんと、キハチが許しても私が許さない(笑)
ずっと気になってました!
たまに単話も読みますが基本が単行本派なので、ずっと気にはなっていたのですがもしかしたら書籍化するかも?!と期待をして読み時を逃してしまっておりました…
多くのファンの方々がたくさん作品を愛して応援して下さったからこそ、この素晴らしい作品を私も読む事が出来たと思い、りんごの実先生とこの作品を大事にされて来た全ての方にとても感謝しています!!
「兄弟失格」
とてもセンセーショナルで作品の方向性がしっかり分かる印象深いタイトルです
テーマはともすると重くなってしまうかも知れないけれど、すごくギリギリのバランスを感じさせる作品全体に流れる空気感が素晴らしかったです
シリアス過ぎず時にコミカルさも感じさせるけれど決して雑さのない、どこまでも「宮嶋兄弟」に照準を合わせ切った丁寧なお話しでした
確かに兄弟としてはもしかしたら失格なのかも知れないです
だけど、人を愛する事、大事に想う事に「失格」ってあるのかな?って考えちゃいます
ふと、「失格」の対義語ってあるのかな?と気になり調べてみたんですが、明確な対義語って存在しないみたいで・・・
つまりは「失格」は「資格を失う」だけであって人を想う気持ちや愛する事には「資格」なんて不要なんだと思うのです
なので八尋とキハチは「兄弟は失格」なのかも知れないけれどただそれだけの事だと思うんですよね
宮嶋兄弟ではない「ヒロとキハチ」として心のままに生きて欲しいな、と心底思う2人でした
ひっそりと早くあのダメ親父がどうにかなんないかな・・・と物騒な願いをしたいと思いました(ΦωΦ)フフフ…
とにかく作画が素晴らしかったです!!
ヒロの走る姿には風を感じ、キハチのお弁当からは美味しそうな匂いが、実家の八百屋からは人の住む喧騒が聴こえるようで、そして2人が身体を重ねる時は熱と息遣いに覆われるような・・・
五感を刺激され潤わされる優しいのに芯のある作画に魅了されました
次回作を早くも期待して止まない先生です(*´▽`*)‼
3月は個人的に読みたいなって思ってる作品が中旬以降の発売が多いので新刊は控えめにしていたのですが…
一際目立つシンプルなのにスタイリッシュな表紙に直球な作品タイトルのこちらの作品がグイグイちるちる内のランキングのみならず各所の電子サイトでも大絶賛の様子!!(尚、現時点ではちるちる内ランキング1位!)
いよいよ看過出来ないぞ…!と、思い手に取らせていただきました
悠長に眺めてる時間、とっても無駄な時間でした~
早く読んでおけば良かった…!と後悔しかない私ザマア展開を喰らいました
特に兄弟BLへの抵抗も無いですし読まなかった理由は単に作家さんを知らなかったから。。。
無知って勿体ない
だからこそ、こういう情報を得られる場って大事ですなぁ~とすごく実感!
作品の良さを伝えてくれた既読者ユーザーさん、そしてこの作品を世に送り出して下さったりんごの実先生、ありがとうございます!
この作品を読んで個人的に響いた点(多分多くの読者さんと被ります)
・作画の上手さ…静と動をしっかり感じる描写力がすごいです
ズームインした所感だと感情が昂った時の「動」と逆に感情が乱れ過ぎてフリーズしてしまうような「静」を体の強張りや顔のパーツの動きで落とし込んでいるように感じます
シンプルな作画だからこそ際立っています
また、ズームアウトして言えば人物の「動」と背景や小物などの「静」の描き込み自体が丁寧!
好きな作画シーンはいっぱいあるんですが、誰でも確認出来るので是非見て欲しいのは冒頭最初の1ページ目
先ず八尋が夜にベッドでスマホを観てるシーン
1コマ目で感じる夜の雰囲気…スマホの無機質な明るさが既に神!
からの動画を観てると分かるスマホ画面の動きがある描写
か~ら~の…八尋の感情が困惑してるのが一目で分かる大コマでのあんぐり表情
この1ページ目だけで十分伝わる「静と動」が完璧!!
この作画クオリティが全編に渡って味わえます
尚私が好きな「静と動」の対比は八尋自体のキャラです
普段はクールなのに突如お兄ちゃんのベッドに潜り込んだり枕持って行っちゃう行動で示し出す…これもまさに静と動!
そして八尋の中のこの相反する感情がしっかり成熟されていくのがまた読み所です
と、言う事で!
・2つ目は漫画の上手さです…当然作画も含めて漫画がお上手って事なのですが、作画が上手いだけでもなくストーリー運びが上手いだけでもなく、しっかりご自身で描きたい世界・伝えたいニュアンスが作家さんとしてのセンスと技量で作品に反映されてる事
雑味が一切ないからちゃんと作品の軸が伝わります
その上で読者それぞれの楽しみ方の余韻を残すような引きの演出もお見事!
私のような情緒が乏しい読者は「解釈は読者にお任せします」的な展開は苦手な事もあるんです(読解力がないので…笑)が、今作の終わり方はこのテーマだからこその読者へのパスなのかな?と思うとそれも含めて引き込まれました
当然ここで終わっても満足ですし、もしいつかどこかで何かの拍子でこの2人を先生の作品の中で見かける事が出来たら嬉しいな、という期待という希望も抱ける
勝手にすごい未来を感じる2人に出会えた気になりました
私のような目の前のページで起こってる事が作品の8割!と思うような情緒貧乏読者でさえも残りの2割を刺激してくれる作品・・・
この体験は私に取って漫画の上手い作家さん認定一択でしかなかったです
えーー…こんなに長いレビュー書くつもりなかったのに、、、!
まだ好きな所2点しか書いてないのにすごい量!!
多分これ以上書いたらダラダラしちゃうからこの辺で
集中力も少ないタイプの私ですら気付けばこんなにレビューを熱く書きたくなっちゃうような作品です
是非とも読んで欲しいです
そして今後も絶対作家さんの作品は買うって決めました☆
普段あまり兄弟物に手が伸びる方ではない私ですが、その絵の醸し出す尋常ではないオーラに引き込まれ読み始めた『兄弟失格』。
素晴らしかったです。潔くテーマを表したタイトルに準じたストーリー。読みながら体中の血がザワザワするのが感じられるほどに面白かったです。
絵やセリフの間まで読ませてくれるような匂い立つ作品でした。深く引き込まれてしまいました。
そして絵が、線が本当に素晴らしいなと感じます。
身体のラインや動き、コマひとつずつが際立っていて、見惚れてしまいます。
細身でヒョロヒョロしてて眉毛は細いし三白眼だしのキハチ、なんだか謎の色気があって凄いです…。読みながらも凄い…と思わず声に出てしまいました。なんなんでしょう、この不思議な色っぽさ。
対する八尋は、前半の狼狽え憔悴していくさま、からのシャワータイム遭遇シーンで見せた急な“男”のギャップが非常に良かったです。
浴室から漏れる明かりの逆光も相まって、濡れた前髪をかき上げる八尋の色気、爆発してました。
まず漫画として非常に面白く、キャラクターも脇役まで皆魅力的で、BL部分の心の動きも色気度合いもこれ以上なく最高です。
このお話の続きを読めないことに駄々を捏ねて暴れてしまいそうな気分ではありますが、余白と想像の余地を残して物語の幕を閉じる、そこにもまた粋なものを感じます。
りんごの実先生の作品をもっともっと読みたくなりました。
これから追わせていただくのが非常に楽しみです。
すごかった…!
読みはじめと終わりでキハチくんへの印象がガラっと変わりました。
八尋くんに苦労させない為のゲイビ出演だったとは…
顔が似てないから義兄弟?とも最初は思っていたのですが、これは実兄弟だからこそグッとくるお話しだったなと思います。
ちょいちょい挟まるクスっと笑えるシーンで和みますが後半は切なくて情緒が(涙)
でも先生が描いてくれた1ページずつのふたりが再会したと思われるイラストを見て、大人になったら一緒にいる未来が想像できました。
幸せになってほしい!
いつか続きが読めたら嬉しいです。