禁断の兄弟BL!

兄弟失格

kyoudai shikkaku

兄弟失格
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神51
  • 萌×27
  • 萌2
  • 中立1
  • しゅみじゃない1

--

レビュー数
14
得点
290
評価数
62
平均
4.7 / 5
神率
82.3%
著者
りんごの実 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

媒体
漫画(コミック)
出版社
白泉社
レーベル
花丸コミックス・プレミアム
発売日
電子発売日
価格
ISBN
9784592721581

あらすじ

『画面の向こうで男に抱かれてたのは、確かに俺の兄貴だった――』
高校生のヤヒロは、部活の友人から突然送られてきたゲイビ動画を見て以来、兄と目を合わせられず眠れぬ夜を過ごすようになる。
その動画に映っていたのは、間違いなく兄のキハチだったのだ。
毎朝自分の世話をやいてくれる兄からは想像できないその姿に、ヤヒロは兄を意識せずにはいられなくなって――。

レビュー投稿数14

切なくて涙

心がキュウゥとなるような切ないシーンやクスリと笑いが込み上げるシーン等どのコマもとても印象に残る大好きな作品が単行本になってとても嬉しいです。
何度も読んでいる作品ですが、今回の完全版も飽きる事なくあっという間に読み終えました。
枕のお話が大好きです。
ヤヒロもキハチも大好きです。

同人の電子1〜2巻、これで完結との事で最後が切な過ぎて涙しました。
完結後…先生自身もつらくて泣きながら描いてくださったという3巻にこれまた私も涙しました。

そして、今回は単行本。
紙の御本を手に取ることが出来、とても幸せです。
描き下ろしも最後の雪の降る中の2人のシーンも良かったです。
紙だけではなく電子限定描き下ろしも読んだ方が良いと思います。

完全版…完結……ですが、まだ2人を見たいです。

1

実の兄弟同士、好きな設定が詰まっていた!!

最近ではめずらしい実兄弟のお話ということで、電子で話題になったときにも読みました。

弟×兄。

陸上をしている将来有望なDKのヤヒロは、友達から送られてきたゲイビのネコ役が、ヤヒロの兄に似てるんじゃないかという動画に衝撃を受け、眠れない夜を過ごすようになってしまう。

また当然、兄のことを意識するようになり、直視できなくなる。

そんなある日、寝不足からとうとう病院に運ばれてしまい、兄が迎えに来る。

そして2人は、、、

一線を越えています。

が、ラストは別離となっています。


そして兄がゲイビに出ていた真相も語られ、弟も兄を迎えに行けるよう奮闘する、続きがありそうな予感で終わっています。


弟のほうが合宿に兄の枕を持ち込んだり、大好きすぎるムーブメントをかましていますが、実は兄のほうが弟に依存していることが語られて、そのクソデカ感情に激萌えしました。

自ら別離を選んだのに、弟の声聞いてガン泣きする兄。
めっっっっちゃ好きじゃん! と。
こういうの、大好きすぎます。

ゲイビ出たのもクソ親父のせいと、愛する弟の未来のためでしたしね。


将来、ヤヒロが兄のためにどんな男へ成長するのか。
末恐ろしい可能性を秘めている、その未来がめちゃくちゃ楽しみな1冊でした。
好きすぎる♡

2

例え兄弟”は”失格だったとしても・・・

ずっと気になってました!
たまに単話も読みますが基本が単行本派なので、ずっと気にはなっていたのですがもしかしたら書籍化するかも?!と期待をして読み時を逃してしまっておりました…

多くのファンの方々がたくさん作品を愛して応援して下さったからこそ、この素晴らしい作品を私も読む事が出来たと思い、りんごの実先生とこの作品を大事にされて来た全ての方にとても感謝しています!!

「兄弟失格」
とてもセンセーショナルで作品の方向性がしっかり分かる印象深いタイトルです
テーマはともすると重くなってしまうかも知れないけれど、すごくギリギリのバランスを感じさせる作品全体に流れる空気感が素晴らしかったです

シリアス過ぎず時にコミカルさも感じさせるけれど決して雑さのない、どこまでも「宮嶋兄弟」に照準を合わせ切った丁寧なお話しでした

確かに兄弟としてはもしかしたら失格なのかも知れないです
だけど、人を愛する事、大事に想う事に「失格」ってあるのかな?って考えちゃいます
ふと、「失格」の対義語ってあるのかな?と気になり調べてみたんですが、明確な対義語って存在しないみたいで・・・
つまりは「失格」は「資格を失う」だけであって人を想う気持ちや愛する事には「資格」なんて不要なんだと思うのです

なので八尋とキハチは「兄弟は失格」なのかも知れないけれどただそれだけの事だと思うんですよね
宮嶋兄弟ではない「ヒロとキハチ」として心のままに生きて欲しいな、と心底思う2人でした

ひっそりと早くあのダメ親父がどうにかなんないかな・・・と物騒な願いをしたいと思いました(ΦωΦ)フフフ…

とにかく作画が素晴らしかったです!!
ヒロの走る姿には風を感じ、キハチのお弁当からは美味しそうな匂いが、実家の八百屋からは人の住む喧騒が聴こえるようで、そして2人が身体を重ねる時は熱と息遣いに覆われるような・・・
五感を刺激され潤わされる優しいのに芯のある作画に魅了されました

次回作を早くも期待して止まない先生です(*´▽`*)‼

2

切ないけど暗くない!

最初に読んだ時は、実の兄弟で商店の息子なのでご近所中に顔が知れ渡っていて、どう転んでも結ばれる未来が見えなかったのですが(それも切なくて良い)…
コミックスになって描き下ろしが増えたら、この弟くん、なんとかしてしまうのでは?と感じています。
ストーリーも切ないのですが、作画が素晴らしい。インパクト抜群の冷蔵庫前の幻覚、朝日の差し込むグラウンド、美味しそうなご飯。
会話もなんだかクセになります。「すぐに連れてくから」「どこに?」
2人の未来に幸あれと願ってやみません!

2

もちろん面白くて切なくてハラハラするけれど

注目ポイントは4Kです!
(400メートルリレー、四継のこと)
「一瞬の風になれ」とか大好きなので、さりげない陸上部うんちくコーナーとかも面白かったです。
せっかくのインハイ路線、関東大会、インターハイでの活躍ももう少し見たかったな〜
弟思いのキハチの人となりももう少し読み込みたいし、兄への想いがいきなり堰を切るところとか、きっとまだまだ描かれていないエピソードがあるはず!
そして、2人のこの先のお話を読めることをとてもとても楽しみにしています♪

2

まるで母親のような兄の愛、ひたむきな弟の愛

こんなに泣いた作品はありませんでした。

弟のひたむきな愛をまるで母親のような愛で受け止める兄。兄のいろいろな葛藤がある中、進んでいく情事。
先生の絶妙な笑いのセンスも入っていて(枕シーンの間、シリアスな場面にも関わらずちょろい弟、靴下をあげてあげる母のような⚪︎⚪︎の装着←ツボ笑、右京さんのアレコレ などまだまだあります)笑いつつほぼ泣きながら読み進めていけます。

私の好きな場面は事後の暗闇の兄の顔。暗闇で兄の何とも言えない表情、、、その後の兄の突き放す愛、、、辛すぎて辛すぎて涙腺崩壊でした。

下弦の月のシーンは切なく美しく地図帳を引っ張り出して場所を特定しようとしました。

追い討ちをかけるように、幼い頃からの回想シーン、、、回想シーンの最後のセリフ。最高でした。
いろいろな事を頑張れるのは育てていた弟を想う兄の愛、育てて守っていると思っていたけど実は育てられていた、支えて貰ってた、、、母親じゃんっ

個人的に電子版を擦り切れるくらい読み込ませて頂きました。紙媒体でお迎えできて幸せを感じております。大好きなシーンのお兄ちゃんのお顔が違うお顔だったので正直驚きましたが、どちらも素晴らしいです。

兄弟のパパがどうしようもない感じですが、兄弟の愛はあのパパがいるからこその(反面教師)おかげかと思うと愛すべき存在かと私は思ってしまいます笑 

こんなに心をえぐられ、考えさせられ、でもちゃんと笑いも入っていて心の修復もしてくれる。
りんごの実先生の優しさや愛がたくさん入っている作品、巡り逢えて最高に幸せです。この世に素敵な作品を届けて頂きありがとうございます♪



1

はっきりと分かる自分の感情が動く瞬間

自分にとっては2作品目の兄弟モノです

初めて読んだ兄弟モノのインパクトが強く残っていますが、今作はそのインパクトをまた違う方向からぶつけられたような感覚が残る、じわじわと自分の中が侵食されるような刺激を受けています

自身に兄弟モノ属性があるのかどうかは正直まだ分かりませんが、はっきりと分かるのは「兄弟でしか生まれない」葛藤と歪みと深く強い繋がりが2人の間に感じる瞬間瞬間にすごく自分の感情が揺さぶられます

兄キハチの弟ヒロへの愛情
家族愛なだけではない、守るべき相手が居る事で自分の生きがいを守っているような献身的な想い
それはキハチ自身が本来受けたかった家族からの愛でもあったんだろうと思うと、ヒロを通して自分へ還元してるような気がして来ます

一方ヒロはどうなんだろう
突如突き付けられた1番身近な相手の生々しい姿
しかも思春期真っ盛りです
強烈な性衝動を引き起こした事は間違いないと思います

兄弟が肩を寄せ合い、互いに気遣いながら生きて来た2人だからこそ核心を突かない雰囲気が優しさと残酷さが表裏一体になっているのが読者に取っての味わい深さとなっている気がします

こんな感情に訴えかける描写もありながらも、本筋じゃない所で少しクスっとさせるようなセリフや表情を登場人物にさせる事で作品全体の空気感を必要以上に重くさせない手腕も効いていたと思います

読み手の感情をいい意味でコントロールしてくれるような漫画でした
だからこそ2度3度と読む事でこちらも読み方を調整して解釈の深掘りが出来るような気がしています

絶対に次回作も読みたい作家様の作品でした

4

読み手の数だけ無限に広がるその先のストーリー

完結というには少し心許ないけど、終わりを迎えたそのあとのストーリーには無限の可能性が広がっています。面白いのはココからなのに、って思う物足りなさを感じなくもないですが、むしろここで完結しとくのが正解にも思えるリアルな終わり方がこの作品の味かなと思います。
まだ途中段階に感じるストーリーのお陰で、2人のその後をむちゃくちゃ妄想しまくってます(笑)

作者さんから投げられたボールを、読者の私たちはどう受け取るか。読み手の数だけ彼らの未来の姿が存在しているというのはなかなかに面白いです。
もちろん、相思相愛のカタチが一番の幸せなんだろうけど、彼らが実の兄弟ということを考えれば、2人が恋人同士になることは一見するとハッピーに見えても、実はアンハッピーへの苦しい道のりになるかも知れない。そんな可能性をも含む完結の余韻でした。

実の兄弟という関係の難しさに加え、家族、友人、近所の人たち…彼らを取り巻く色んな"目"と向き合うのは困難で、"好き合っているから恋人になろう"では片付かない問題がそこにはあります。
だからこそ、兄のキハチの選択は決して逃げだとは思えませんでした。いつでもヤヒロの幸せを一番に考えてきたキハチなりの愛ある突き離し方は、ああ……切なすぎる……

キハチは兄として、時に親のような立場で何があってもヤヒロを守る目線で考えているのに対し、ヤヒロはもうキハチを兄として見ていないのは明らか。"優しい兄"から"愛しい人"へと切り替わったヤヒロの急接近が、甘えん坊で可愛くて可愛くて……(枕の下り超スキ)、あんな風に可愛く擦り寄って来られたら、そりゃキハチなら何でもしてしまいますよね^ ^
弟の願いを叶えたいお兄ちゃんとして抱かれたのか、自分もヤヒロと同じ想いを自覚して抱かれたのか……キハチの葛藤が渦巻く心情描写から目が離せませんでした。


でもさ。ヤヒロのあんなセリフを聞かされたら、こっちとしては期待しちゃうのです(〃ω〃)
ゲイビもヤヒロのためにしたことで、それが巡り巡って…っていう不思議な繋がりがドラマチックで、運命を感じるところもありました。
家族の情と絡めながらの2人の間にある絆の強さには感動しきりでしたし、色んな感情で埋め尽くされる深みのあるストーリーが素晴らしかったです。

兄弟の絆はこんなにも温かいのに、なぜあんなクソ親父からこんな良い子たちが育ったのか謎。彼奴にはいつか金を返してもらわんと、キハチが許しても私が許さない(笑)

8

続編を!!!!下さい!!!

実の兄弟もの。
私は凄く凄く好きなお話でした!
しかし!!!ここで終わってしまうのが悲しすぎます!いや、決して悪いわけではないのです!この終わり方も哀愁があってとても良いとは思うのですが…
どうしてもその後の2人が見たいんですよ!!!
兄弟という葛藤を乗り越えたその後の2人を!
是非是非よろしくお願いします!

3

大切過ぎて…

こちらの作品はXに宣伝で流れてきたのを読み、物凄く惹かれてしまい電子で連載を追ってましたが紙本でも絶対に買おう!と決めてましたので本当に嬉しいです。 

優しくてしっかり者でお母さん代わりな感じの優しいお兄ちゃん。自分より弟が大事。
イケメンで陸上部のエースの弟。ぽやぽやしている。
だらしない父親。クズ。

お兄ちゃんは可愛い弟の為なら何だって出来るんです…本当に何だって。
それが例えどんなに切ない事でも。 

お互いに相手を思うばかりに拗らせてしまって絡まって解けなくなってしまった兄弟。
世間では失格と糾弾されてしまうのかもだけど、こんなに優しい世界ある?許されていいんだよ、と2人にそっと伝えたくなる様な関係性なんです…。
絶対に絶対に幸せになる権利があるんだよ!!

絵柄もとても美しいです。台詞もとても素敵です。

是非沢山の方に読んで頂きたいなぁって思います。
読まれて損はありません!

これからもずっと応援していきたいです。

3

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