初恋プレファミリー 上

ワンコ系配達員×淫らな生真面目リーマン、再会×子連れBL

ほのぼのとした子連れBL、子育てものがとても好きなので、
表紙に惹かれて上下巻一気に購入しました☺︎

攻めが子連れなのですが（実子ではなく、姉の子）、
子どもが”小春ちゃん”という女の子なのもなんだかいいな、ちょっと珍しいなと。
裏表紙側の帯にキャラ紹介があります。

以下、上巻のみ読み終えた時点でのレビューです。
ちょっと、序盤の展開にややビックリというか、攻め、非常識では...と
思ってしまうところはあったので、そのへんで好みや評価が（もしかしたら）
分かれてしまう…かも；


主人公は、男性に触れられると興奮してしまう体質の瑞稀（受け）。
高校時代に憧れていた人との偶然の再会にドキドキ、
でもその相手・瀬川（攻め）は子連れで、突然「今日預かってくれない!?」と
家にその子を連れてきてー!?

と、びっくり展開から始まる恋物語です。


この、”数年ぶりに再会した相手の家に突然子どもを連れてきて預ける”というところ、
自分には子育て経験ありませんが

「えっ、そんなことするー!?」と思っちゃったかなあ…
預ける理由も説明せず、という展開だったためかなりビックリでした。


ただ、その後の小春ちゃんを含む
3人のほのぼのとした”プレ”ファミリーぶり（？）は期待どおり楽しかった◎

初めは他人行儀だった小春ちゃんが、どんどん表情豊かになって
瑞稀手作りの”くまさんホットケーキ”に目を輝かせていたり、
「こはる みずきちゃんのことだいすきだよ」って言ってくれたり。

独身男性が本当に突然、友人の子の保育園お迎えや
お泊まり対応などをしなければいけなくなるなんて、
実際そんなことがあったらかなり大変だと思うのですが
（瑞稀、いい人すぎる〜！）

雰囲気にママみがあり、包容力抜群の瑞稀ならば
それも可能なのかも…と思ったり。


いまいち読めないのは、攻め・瀬川の気持ちです。

無自覚に嫉妬もしているし、絆されていってるのは分かるのですが
彼が高校時代に瑞稀のことをどう思っていたのか、というところは
深掘りして知りたい…！下巻に描写があるのかな；

彼の心の内がいまいち見えてこないため、
”瑞稀がトイレでア◯ニーしているところを目撃”という衝撃展開にも
落ち着いて（？）「いっそのこと俺とシてみる？」的にお誘いしていたりするのが
「おいっ」とツッコミどころのように思えてしまったりしました；

この辺り、下巻でグッと解像度が高くなるのかな？と期待して、
続く下巻を読んでみようと思います。

エッチに関しては、本番行為はまだなし。そちらも下巻に期待です(｡-∀-)


★修正：tn白短冊（紙本）