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ajimi dake ja monotarinai
可愛い絵柄と、カフェ&バーというオシャレな雰囲気、美味しい料理が出てきそう…
という期待から手に取ったこちら。
初読み作家様です。
主人公はカフェ&バーのオーナー・真白(受け)。
その外見が先行して話題となり、写真を撮るだけ撮って肝心の料理は
残して帰る若い女性客達の姿を見て、自分の料理なんて求められていないのか…と
悩んでいます。
そんなある日、閉店間際のお店を訪れたサラリーマン・藤ヶ谷(攻め)。
自分が作った料理を本当に美味しそうに食べる姿を見て、
嬉しく思う藤ヶ谷ですが、その後も藤ヶ谷が来店するたびに
無意識に目で追ってしまい、好意を抱くように。
そんなある日、実は藤ヶ谷が真白の隣に住んでいたことが発覚し、
真白の部屋で一緒に料理を食べるようになって、交流が始まっていくのですがー
と続く、リーマン×ゲイのカフェ&バーオーナーの恋物語。
タイトルにかけるつもりではなかったのですが、
攻め・藤ヶ谷の気持ちがいまいち分からず共感しにくく、読み終えて
レビュータイトルどおり「なんだか物足りない…」という気持ちに。。
藤ヶ谷はノンケっぽいのですが(はっきりとは描かれていません)、
そんな彼が真白のことを恋愛対象として好きになる、そこまで惹きつけられて
仕方なかったー
というほどの熱意…というか情熱を感じる描写がなく、
淡々と読み進められてしまう感じだったかも;
表には出ないけれど、その内面では燃える藤ヶ谷の恋心…というものが
あったなら、ちょっと違った印象になったのかなあ、と思います。
真白の部屋で酔った二人、真白から大胆にもキスを仕掛けて…と
なってからの抜き合いも唐突だった気が;
翌日の「(本番までしてしまった)責任取りたい」という藤ヶ谷の言葉、
そしてその後本当のことを言い出せない(本当は本番までしていないということ)真白。。
どちらも圧倒的に言葉が足りないーーーーー!
そんな危うい中でのお付き合い(健全な?デート)、
そして悩んだ真白からの唐突な「別れよう」の言葉にびっくりで、
もっとコミュニケーションを!取ろうよ!と思ってしまう展開でした。
親友として真白にアドバイスをくれ、藤ヶ谷の独占欲を引き出す
当て馬”的”役割を果たしてくれた晴くんの方が、
気持ちをちゃんと言葉にして伝えてくれるコミュニケーション上手なキャラで
好感が持てちゃったかも。。
…とはいえ、今まで付き合った経験がなく、お店のことで悩んでくさくさしていた
真白が藤ヶ谷の笑顔にどんどん惹かれていくその気持ちには共感できたし、
最後の最後にやっっと話し合って誤解も解くことができたのには
ホッとしましたε-(´∀`*)
「劇的な何か」はなくても全然構わないのですが、
もう少し攻めの内面、恋心が見えたらなあ。。と思った一冊でした。
★修正:tn白抜き(電子シーモア)