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mellow rain
本作は「ふったらどしゃぶり」シリーズ短編集の下巻です。
「ふったらどしゃぶり」のドラマ化記念にて
今まで刊行された番外編をまとめた2巻セットの下巻は
スピンオフ作「ナイトガーデン」のお話も収録されています。
記念刊行の上下巻発売ですし
竹美家先生の美麗イラストが対になってますし
セット購入する方が多いと思いますが
基本再録発刊なので「ナイトガーデン」がお好きな方は
下巻のみでもいいかなとも思います。
巻頭の「恋をした/恋をする」を少しご紹介します。
日曜日の晩、
そろそろ受様の部屋を出ようとした攻様は
「ちょっと忙しくなりそう」と言い出します。
時期的に年度末商戦かと思う受様でしたが
それもあるけれど再来月の結婚式の二次会幹事を
急きょ頼まれたと言います。
何でも新郎新婦の友人同士で
幹事グループをつくったものの代表2人に丸投げ状態で
意気投合した2人の妊娠が判明、
幹事メンバーに無責任だと責めたてられた2人が
キレてすべての段取りを無に帰したというのです。
そんな状態から引き受けるのが攻様
と知っている受様は見守るしかできません。
攻様は誤解されたくないと
女子の幹事とのやり取りも見せてくれますが
それは受様の不安を誘うことになり・・・という
攻様が結婚式の代打幹事を引き受けた事で起こる
ちょっとしたモヤモヤ展開が楽しいお話でした。
一穂先生のお話はタイトルが秀逸ですよね。
一気読みしないですこしづつ読み進めるのも
良い2冊だと思います (^-^)/
他の収録作(初出)は下記の通りです。
「泡と光」(同人誌)
・あわ
・ひかり
「ひかりのにおい」(同人誌)
・snowing
・ひかりににおい
「ひかるのはる」(同人誌)
「恋をした/恋をしている」(単行本「メロウレイン」)
「甘い香り」(単行本「メロウレイン」特典小冊子)
「Yummy,Gummi」(同人誌)
その他掌握篇3
・so deep is the night
(フルール「ナイトガーデン」特典ペーパー)
・バスタブでデート(ブログ掲載こばなし)
・桜のころ(note掲載こばなし)
・アマイミ(「ナイトガーデン」特典SSカード)
・コトノハ
(ディアプラス「ナイトガーデン」特典ペーパー)
・アメノメ
(ディアプラス「ナイトガーデン」発売記念こばなし)
「落ちゆく日々・下」
昔のメロウレインは持っていて、めっちゃ重複するだろうな(実際した)と思いながら、もはや投銭的な感じで上下ともに買ってやりました 笑
メインのふったらどしゃぶりよりスピンオフのナイトガーデンが好きなので、ナイトガーデンの番外編が読めるなんて!!と歓喜しておりましたが、ナイトガーデン関連は下巻にのみ収録で、期待していたほどボリュームも無い、、かな??私の期待値が高すぎたのかも??
とはいえ、和章×柊の後日談読めただけでめちゃめちゃ嬉しかったです!(旧版はナイトガーデン無しなので)
甘々な和章最高、激萌、、!!それだけでもう買ってよかったと思ってしまった(^^)
厳密に並べて比べた訳じゃないけれど、本当にほぼ重複というか、ざっくり言うと、旧版を上下に分けて、上巻にふったらどしゃぶりの追加エピソード少し、下巻にナイトガーデン少しという感じなので、旧版持っていて、ナイトガーデン目的の方は正直下巻のみ購入でもいいかもよ
下巻も引き続き、一顕と整の日常のストーリーがたっぷりの豪華仕様です。
しかし、すごいですね。上巻も合わせると、2人のエピソードがこんなにもあるのかと、贅沢な詰め合わせにキャッホーしていますヽ(´▽`)/
下巻は『ナイトガーデン』の和章と柊のエピソードも多く収録されておりまして、ナイトガーデン組の存在感の大きさも見どころ。和章と柊の恋人編…というか同棲編ですかね、アフターストーリーが充実していて、一顕と整に負けじとラブラブな2人がお目見えでした。
何が驚きって、和章が甘い!!
和章には冷たいイメージがあったのに、すっかりキャラ変です。本編でも終盤の方は甘めにシフトチェンジしてましたが、東京で柊と同棲を始めた彼は、一気に甘い匂いをプンプンに漂わせています。
この男にこんな感情を生みださせる柊……す…すごい((((;゚Д゚)))))))
柊のことが大好きでたまらない態度、ちゃんと言葉にする誠意、和章はすっかり溺愛攻めのスパダリです。雰囲気がまろやかになった和章が素敵すぎるだよー
セックスシーンはあまあまだし、すごく幸せなんだなって分かるエピソードばかりです。鬱で陰の空気を纏っていた男は、柊の朗らかな陽気に当てられてうまく呼吸ができているようで安心しました^ ^
一顕と整の方はというと、会社でも関わりがあるぶん、エピソードネタが豊富にあるのが良いですね。
社員旅行でイチャつくも良し。モテる一顕に嫉妬するも良し。社内のいざこざに巻き込まれるも良し。家族との衝突から微妙な雰囲気になるも良し。…様々な状況にはあれども、最後にはすっかり元のラブラブな2人なので、後味スッキリで楽しめると思います。
彼らが見せる色んな表情に、こういうことを言うのか、こんな反応するのか、こんな愛情表現を向けるのかと、新たな発見を見出しながら作品の世界にどんどんハマっていくのが楽しかったです( ´∀`)
しかしながら。読めば読むほどその先を、と望む気持ちが止みません。
まだストーリーが続いていきそうな物語の余韻が、私の心をこの作品の世界に置き去りにしています。
柊の大学入学はどうなるのだろうか。一顕の家族にカミングアウトする時がくるのだろうか。そして、会社の同性カップル解禁のニュースには、もしかしたら…?という期待を抱かせてくれました。
全ての景色を見尽くしていないストーリーの余白部分に、彼らの未来の姿が隠されているようで胸がザワつきました。続刊の報せがいつかくるかも知れないし、こないままなのかも知れません。
一穂ミチ先生だけが知るところですが、完全に"めでたしめでたし"と受け入れられる日が来ると良いなと思います。