ハートがかえらない

heart ga kaeranai

ハートがかえらない
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神12
  • 萌×26
  • 萌0
  • 中立0
  • しゅみじゃない3

--

レビュー数
3
得点
84
評価数
21
平均
4.1 / 5
神率
57.1%
著者
一穂ミチ 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

イラスト
竹美家らら 
媒体
小説
サークル
MICHI HOUSE〈サークル〉
ジャンル
オリジナル
シリーズ
ふったらどしゃぶり When it rains, it pours
発売日
ISBN

あらすじ

商業誌「ふったらどしゃぶり」番外編。
12月のあれこれ。
※R18

表題作ハートがかえらない

会社員・営業部 萩原一顕
会社員・同期で総務課 半井整

レビュー投稿数3

しあわせな年末&年明け(私にとっても)

一顕×整のその後、しあわせ色の番外編。(でも切なさも満点!)

社会人の師走は忙しい!
というわけで、一顕と整の二人も忙しいのですが、
隙をみてこまごまといちゃついている様子がつづられています。
会社で人がいない隙を見計らっていちゃつく二人に萌。
一顕のクリスマスプレゼントにきゅん。

特に目新しい動きがあるわけではないのですが、
少しずつ深化していく関係にキュンとしました。
親(実家)の話がでてきたりして、
きっとこの先、
一通りの通過儀礼が二人にもやってくるんだろうな…
と何となく予感するのでした。

そして一顕が、整が火事に巻き込まれたんじゃないかと、
心配して胃がキリキリしているところとか切なかったです。
好きだからこそ、訳わかんないほど悲観的になることってありますね。
一顕の妄想だったけど、その気持ち分かるなーと思いました。

ちなみにこの作品の中で一番テンションが上がったのは、
整が一顕にフェラしてあげるところです!!

いや~本編のレビューの時も言っていたんですけれども、
本編では整が完全に女の子扱いで、
もっとこう、整が積極的にフェラとかしてるところが読みたいな、
みたいなことをゆ~てましたらば。

私の夢が叶いました!!
ありがとうございます!!
年末ジャンボ当たったー!
やったーヽ(*´v`*)ノ夢が叶う12月!
作中、それこそ宝くじの話が出てきますがw
人様からすればささいなことですが、
私にとっては一大事でございます!
こういうの嬉しいですね~
は~、心が満たされてぽっかぽかです。

私の個人的な萌ポイントの一つに、受けが積極的!というのがありまして。
ツボが的確にぐりぐりと押されました!

整が相変わらず動物に話しかけたり宝くじ100枚ばらまいてみたり、
天然で無意識に人(一顕)を振り回しているのですが、そのキャラが何とも愛おしいですね!!!
一顕みたいに「好き」だと余計に愛おしく感じるだろうなと一顕目線で思ったり。
ちなみに整目線で見ると一顕も誠実な男なので相当萌える男です。
改めて、この二人好きだな~と思ったのでした。

最後、年末に一顕は「実家に帰る」と言っていたのですが、
やっぱりそれはやめて整と二人でごすことに。

整の両親がいないことも含めて、整を一人にするのはなんだかな…
なんて思っていたのですが。
二人が付き合って初めての年を、
二人で年越しすることになって本当に良かった良かった…!

そして一顕と整はベッドの中で年を越しましたとさ♡

二人のしあわせのおすそ分けで、
私も良い年末&年明けを迎えることができました♪

15

等身大の愛おしさ

「ふったらどしゃぶり」の本編から季節が過ぎ、12月。
営業が忙しい季節、なかなかゆっくり過ごせない二人の様子が描かれる。

大きな事件がある訳でもない、彼らの蜜月。
何気ない会話や、生活の断片で伺える
彼らの彼ららしさや、お互いのトキメキや、相手への想い。

甘ったるくなくて、ちゃんと地に足がついていて、
きれいごとばかりじゃないことも考えたり
ちゃんと20代男子で、でもやっぱり甘い日々。

このさりげなく重ねられていくエピソードの良さは、
やはり実際に読んで欲しい!


したいけれど、でも目も開けていられない程くたびれている一顕。
自慰すらパンツに手を突っ込んだまま寝落ちたという彼に、
「じっくりいきたい?さくっといきたい?」と手を貸す整。
手だけじゃなくて唇でも愛撫されて射精して、
「はい、お疲れ」「気持ちよかった?」と聞かれ
夢の世界に漂いながら頷きお礼をいう下り。
最後にしっかりHもあるけれど、このシーンがとても素敵。

カラーキーパーのことを、stiffenerというんだな、って初めて知った。
(表紙で咥えているのが、ソレです♪)
銀色に輝くスティフナーを半分こして使う彼ら。
襟を正すって言葉があるけれど、
こんなにナチュラルに愛おしい日々を送りながらも
相手に対してまっすぐに真面目な気持ちで向き合い続ける
そんな象徴のようだ。


*今回のタイトルはスピッツですね?

*誰にもきかれてないけど、なんとなく言いたいこと。
 評価「神」と迷ったのだけれど、一緒に購入した「キャノンボール」の破壊力が
 あまりにも強烈で、こっちには神がつけられなかった……のでした。

11

日常会話が愛しい

「ふったらどしゃぶり」の同人誌。12月のひとこま。日常のお話。
たぶん「メロウレイン」に収録されていると思います。
事件など起こらず、本当にただ普通の日のお話なのに、このなんてことない日々のなんてことない会話がものすごく愛しいです。ほっこりしました。
同人誌ならではというか、特に山も落ちもなく、久しぶりに萩原くんと半井さんを覗き見したような気分になります。
一穂先生の文体はとても読みやすくて、すっと入って来て映像が浮かぶのがすごいなと思っています。
表紙で口にしているアイスクリームのスプーンみたいなのはスティフナーという、シャツのカラーを補強するものだそうです。普段見えないものが同人誌とはいえ表紙のまんなかに配置されるのが粋だなあと思いました。

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