この出会いは魂を震わすほどの運命

ふれる白雪

hureru shirayuki

ふれる白雪
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神14
  • 萌×25
  • 萌2
  • 中立0
  • しゅみじゃない1

--

レビュー数
1
得点
96
評価数
22
平均
4.4 / 5
神率
63.6%
著者
綴屋めぐる 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
アルファポリス
レーベル
アンダルシュコミックス
発売日
電子発売日
価格
ISBN
9784434349713

あらすじ

盗賊一味で体を売らされていた雪は一味が離散したことで行き場を失う。山奥で行き倒れていた雪を助けたのは、かつて雪に助けられたという子狐のあやかし。ところが子狐の体にはもうひとつの魂――おそろしい雰囲気を纏う妖狐が棲んでいた。「助けた見返りに名を与えろ」という妖狐にハク、子狐にシロと名付けた雪。ひょんなことからこのあやかし達との奇妙な旅が始まるが、それぞれの過去がハクと雪の運命を変えてゆき…?

表題作ふれる白雪

妖狐/子狐(シロ)
ハクに助けられた少年

その他の収録作品

  • 描き下ろし狐の愛情表現
  • あとがき

レビュー投稿数1

まるで運命みたいな、

妖狐と人間とのお話なのでファンタジー要素はありますが、人間の生活の中から外れないようなストーリーとなっていて、がっつりファンタジー!という感じではないのが読みやすかったです。
妖たちを前にしても雪はまったく動じないんですが、その肝が据わっている感じがファンタジーっぽさを中和させてくれていたかなと思います。

盗賊をしていたころはいくらツラいことがあっても、お頭の役に立ちたい一心で堪えていたのだろうことが記憶を辿っている雪から伝わります。
お頭がいない世界で出会ったハクに心を開くのは簡単なことではなかったと思いますが、彼の優しさに触れたことで意識が変わり、前を向いて歩き出せたことに感動。
そしてどこか人間味の薄かった雪がその日々で
人間らしくなっていく様子もすごく良かったです。

ハクにも人間との悲しい過去がありますが雪がそこから救ってくれていて、お互い必要とし合っていることがわかります。
偶然だった出会いがまるで運命だったと思わせてくれるような結末、すごく沁みました。

ハラハラするところはたくさんありましたが
子狐のシロの愛らしい姿にほっこり癒されたり
ハクと雪の空気感が少し甘くなっていく様子にドキドキできたりと、苦しいだけではないので
力が入りすぎずに読めた作品でした。

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