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haisupe maou to arasā yuusha
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
今回は世界平和を志ざす魔王と勇者のお話です。
受様が女優のスキャンダルに巻き込まれた事で巻き起こる
業務多忙な中でのすれ違いの顛末と番外編と幕間SSを収録。
勇者の紋章を持って生まれた受様は
魔王を倒す勇者となるべく激しい訓練をして育ちますが
アラサーになっても魔王が現れず、自ら探しに出かけます。
そして見つけた魔王は
争いを望まず世界平和を目指そうとする攻様で
受様は攻様と契約結婚し人と魔族の和平を成し遂げ
紆余曲折を経て2人の結婚は契約ではなくなります。
今はどう交流していくかが課題となっています。
そんな時、太陽国の国王からの申し出により
受様の師匠2人が魔族の教育・指導係として
派遣されてきます。
実は攻様は幼い頃に太陽国の国王と交渉を試みており
太陽国国王はそんな攻様の素直さを危惧したと言い
受様が師匠達に見守られたように
太陽国国王が幼い攻様は導いてきたことは明らかです。
人も魔族も相手が攻めてきて滅ぼされる前提で
戦を繰り返してきましたが人も魔族も
魔王と勇者の新しい選択で未来を拓こうとしますが
国王の側近らしい青年は何やら企てている様子で・・・
既刊「ハイスペ魔王とアラサー勇者」の続刊で
世界平和を目指す攻様と契約結婚した受様の
ファンタジックラブコメディになります♪
本作のみでも読めなくはないお仕立てでしたが
攻様の過去について知っていたほうが
より楽しめるかなと思います。
太陽国王の側近は
人との和平に反対していた旧魔王軍四天王の1人で
攻様を"正しい魔王"とするために画策していたのです。
攻様が望んだ平和での世界征服は
誰もが望む未来かと思われましたが
実際に人と魔族が共存するために動き出すと
様々な問題が出てきます。
本作は"めでたしめでたし"で終わった物語のその先
世界を変えていく難しさを丁寧に描いていました。
誰もが同じ方向を向くことは難しいけれど
攻様や受様は1人1人に気持ちを大切にして
彼らに寄り添って歩こうとする姿が
人も魔族の心を変え、世界が変わっていく展開が
とても良かったです。
カバー下に魔王城でのその後のお話がありますので
要チェックですよ♪
【今すぐ・・・お前が欲しい(ルーク)】
エロス度★★★★★
続編。おやおや。愛で結ばれた魔王と勇者のその後が読める祝福、素晴らしいですね。
アステルとルークのたくさんの甘々すぎるイチャラブを拝めて感謝しかありません。
魔王に求め愛されて蕩ける勇者様の可愛さも、魔王の愛を受け入れてそれに応える勇者の男前なカッコよさにも痺れます。
不穏な影が忍び寄る心配事もありますが、世界を平和で支配するために尽力する2人の想いが伝わり身を結んでいくのがグッとくる胸熱であったり、触手責めされるルークのえっちさが眼福だったりと素晴らしかったです。
世界平和を志した魔王と、それを支持した勇者は協力し、契約結婚することで世界平和を成したわけですが、、、
その後、紆余曲折を経て真実の愛で結ばれることになったハイスペ魔王×アラサー(27歳)勇者のその後のお話です。
今回は、両続の交流のお話です。
エリル王国から書簡が届き、お忍びで訪ねた2人。
そこの酒場で陛下と出会う。
と、そこで実は魔王と陛下は旧知の仲だと判明する。
幼き頃、魔王が陛下のもとを和平交渉のために訪ねてきて以来、慈しみ導いてくれた大切な大人だ。
そんな陛下から、次年度からは2人の結婚記念日に和平のお祭りをするのはどうかと提案される。
が、実際開催されるまでには大変な騒動が、、
とくに勇者が触手にイタズラされるシーンでは、まさかのアサナエ先生作品で触手お目見え?!! と震えた次第でした!(同時に、うおお、、って興奮の声がでました←おい!)
ラストは優しき世界観に包まれた最後でした!!
1巻で契約結婚から真実の愛で結ばれた魔王アステルと勇者ルークのつづきです。和平を結んだ魔族と人間ですが、2巻は交流がテーマになります。
BL作品ではよく無知であるが故の差別や争いが起こることがありますが、この作品では同性愛への無知だけでなく種族に対する無知をなくすことも描かれています。
漫画として軽く読めるけれど、現実社会での戦争もこれですよね。直接会って話し合って、互いを尊重して信じることが大事。この作品の登場人物の言葉で何度も「わたしもそう思う」とうなずきました。
2巻では元魔王軍四天王のナズが、勇者を亡き者にして魔王を取り戻すために魔族と人間の交流会「平和記念祭」をぶち壊そうと計画します。それをどうアステルとルーク、そして魔族と人間が一緒に回避していくのか、時々えっちなシーンとかわいいシーンなども楽しめながらストーリーは進んでいきます。触手によるあわやNTR!なんてシーンもあります。
とにかくこのナズがすごくいいんですよね、拗らせている感じと実はドМな感じが!アステルとナズの子ども時代の様子もまたかわいいです。1巻でもそうでしたが、アサナエ先生は子どもをとてもかわいく描きます。
絵も綺麗だし、物語も面白いのでもっとたくさんの人に読んでもらいたい作品です。
カバー下も漫画が描かれていますが、ネタバレになっちゃうのでぜひ読んだ後にカバーを外してみてください。
そしてアニメイト特典!シャーディール陛下の過去も気になります。これは3巻、もしくはスピンオフ期待できるのでしょうか?