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teiou dom to muteki no sub ha kore wo koi dato mitomenai
ちょうど一年前に発売された「光と影の王」が良かったのと、今回は試し読みでも興味を惹かれて購入してみました。私個人の印象としては帯にあった喧嘩ップル爆誕にはちょっと違うんではないかと思いました。
というのはレオンとフィリスの会話自体があまり無くて、私の想像する喧嘩ップルはもっと会話のやり取りが多いイメージだったからです。2人がそれぞれ新設の騎士団の団長になるまでは、必要最低限の会話しか無いイメージでした。お話的には2人は側近を交えて学園で頻繁に会う必要があったと書かれていました。
とにかく不器用で無自覚で鈍感な2人が焦ったくて終盤まで我慢のひと言でした。でも、レオンが敢えて感情に蓋をしていたと分かった時からが面白いんです。そして、この作品独自のSubの特殊な力が面白かったです。ここまでが兎に角長い。作品のテンポは決して悪くないだけに損してるなという感想です。
あらすじに「折り合いの悪い二人だが、実は似合いのカップルとして周囲は互いにくっつかないのかと気もそぞろ。」とありますが、まさになかなかくっつかないからこそ、周りに心配と悪影響を与えているんです。そして事件が起こります。
この事件って結構大事件なんですよ。なのにあんまり印象に残らないのが勿体ないです。書き方によってはもっとドラマティックになったのではと思いました。あの犯人の書き方が中途半端だったのが残念です。
個人的にはフィリスがあまり好きになれませんでした。とても高尚で男気のある人だと思うのですが、同時に面倒くさい人間だなとも思いました。
二人の出会いに笑ったり、後半、シリアスな事件の展開と見えない真相・犯人像に
ハラハラしたり…
ボリューム満点(あとがき入れずに376P)の”20年拗らせラブ”カップル、
dom /subユニバースのお話でした。
個人的にはちょっと「長いな。。」と思ってしまったところ、
間延びして感じられてしまったところもありましたが、終盤、面白さがドドドッ!!と加速。
ドムサブやケンカップル、”強い受け”がお好きな方に特に刺さる物語かと◎
両視点で物語が進むため、互いに惹かれつつも踏み出せない”焦れもだ”な二人の様子が
それぞれの視点から存分に楽しめたのが嬉しい✨
ドムサブですが、subには予知能力など特殊能力があり、その力が認められて
かつてよりも地位が上がっているー(それでもまだまだ低く見られることは多い)
そんな独自設定ありの世界観です。
共に王立学園に通う幼馴染で”最強のdom /sub”と呼ばれるレオン×フィリス。
フィリス(受け)がレオン(攻め)の股間を蹴り上げるー
という最初の出会いが強烈なインパクト!笑
お互い意識し合いながらもなかなかパートナーになるには至らず…という状態が続き、
7年後共に騎士団長となった矢先、subを狙った陰謀・事件に巻き込まれていきー
と続きます。
この事件の黒幕・真相がかなり意外なもので、
ミステリ好きの自分はとてもワクワク&興奮しました◎
えっ!!まさか、あの人が!なぜ!と、終盤の展開、惹きつけられたー…!
そして”無敵のsub”としての矜持からなかなか心を開かず本心を見せないフィリスが、
事件解決などを通し徐々に花開くように、レオンに甘えられるようになっていく過程!
”意地っ張り美人受け”が自分の気持ちに素直になり、攻めに甘える様子って
なんでこんなにときめくんだろう…(*´˘`*)・:*+.
美人強気・意地っ張り受け大好きな自分は萌えに萌えました…
過去と普段のツンツンっぷりとセッッの時のギャップにもまた、萌え。
そして個人的にちょっと苦手なdom→subへの贈り物・カラー(首輪)。
これが、フィリスの希望によりレオンが贈るものは首輪ではない…!
イラストにもしっかりと描かれていたそのプレゼント、とてもフィリスに似合っていて(色が見えないのが残念;)素敵でした✨
公私共に、”最強で無敵”なパートナーとなった二人。
「その後の二人」の暮らしもぜひぜひ見てみたいな、と思える幸せなラストに大満足。
王立学園時代からの友人二人の脇キャラ達もそれぞれ魅力的でした。
(特にsubのディディエがお気に入り♡)
ボリューム満点、20年間の拗らせ最強カプの物語、堪能させていただきました☺︎
気の強そうな受けだなと思い購入。うん、想定通りでしたが、いつまでも覚えているほどではなかったので、萌にしました。気の強い受けが大好物な方には嬉しいのでは。本編370Pほど+あとがき。
王立学園でキングとクイーンという二つ名がある二人。7歳のころに知り合い、DomのレオンがSubのフィリスに結婚を申し込み、けちょんけちょんにやられた経緯はあるものの、学園で二人切磋琢磨していて・・・と続きます。
攻め受け以外の主な登場人物は
ノエル(Dom、攻めの副官)、ディディエ(Sub、受けの副官)、悪党、ラファエル(受けの大叔父)ぐらい?
++攻め受けについて
攻めは、そんなにあれこれ気が回る訳ではないタイプの帝王。なんせ強いので、色々こまってもグレアで全部飛ばしちゃいそう。フィリスの事がずっと好きだったし、断られても結局俺のものだと心の底で思っていた気がする。いや俺のものというか、個人的には攻めがジャーマンシェパードで大人しく側に座ってしっぽ振ってコマンド待っていたような感じがするんだな。(本人はおそらく無意識)
受けはSubを保護しないとなと考えている生まれながらのクイーン気質な方。キリっとしているし攻めに塩対応なので良き。
そんな二人があーだこーだ張り合いながら事件解決という感じのお話でした。大叔父のラファエルが気になったんだけどな。まあしょうがない、メインカプじゃないからな。
最強のDom
無敵のSub
そんな2人が相対したら、どうなると思いますか?^ ^
ホコタテ話じゃありませんが(笑)、どちらも名門貴族の出でハイスペ同士、顔を合わせればケンカ腰…といったように水と油のように反発する2人です。
どちらも強気で、意地っ張り、思ってもないことをつい言ってしまう不器用さはどっこいどっこい。長年惹かれ合っててお互い意識してるくせに、恋の前ではSランクどころかポンコツレベルの2人にやれやれ……( ̄▽ ̄)
周りからは「キング」「クイーン」と呼ばれ、家柄的にもランク的にもお似合い過ぎてパートナーになることを期待されているのに、当の本人たちがこんなんでは先が思いやられます。まぁ……実際に思いやられましたが(笑)
ゴージャススペックな両名に対して、ジレモダな恋がすごく映えるストーリーです。一応両視点の物語ではありますが、攻めのレオンの視点の方がジレ感つよつよです。
この男は7歳のとき、出会った瞬間にフィリスにプロポーズしてフラれるという黒歴史の持ち主で、以後ずっとフィリスに片想いをしている一途な奴。第二性に依らずとも、長くフィリスに惹かれてきた点を見れば、レオンの恋心は本物です。
DomとかSubとか、支配したいとか支配されたいとかの欲望の前に、2人は互いが認め合うライバル。人柄や能力といった部分で評価し、信頼関係が築かれている上で好意を抱いているところがすごく良くて、DomとかSubとか関係なく対等な関係が素敵だなと思いました。
ケンカし合っていても何だかんだで好きが漏れ出てるし、心の中で好意を噛み締めてないで、早く行動してくれなはれ。と何度思ったか(笑)
アイツとはナイだの、他のSubとのパートナー関係を煽ったりと、お口チャックしてて欲しい場面がチラホラ…。大事なことは言わないのに、余計な事は言っちゃうのはジレモダあるあるだけど、この意地の張り合いは不毛すぎて見ててヒリヒリしました。
この2人のパートナー関係を周りも見守ってるし、何なら国家プロジェクト級でマッチングを狙ってる意図もある。機は熟しに熟しました。
レオンとフィリスの大事に温めた恋心の行方はどうなるのか?焦らされた年数の分だけ、"そのとき"の瞬間は感動でした。最強と無敵の2人がついに……!!
そこそこの分厚い本なので、めちゃくそ待ち侘びました( ´∀`)
ジレモダ恋ではありましたが、丁寧に好き感情とその根拠が綴られたストーリーは読み応えたっぷり。言い合っている中にも滲む秘めやかな愛情の存在感はこの作品の見どころの1つでしょう。
Subを狙った事件を背景に、共に解決しながら徐々に想いを確かめ合っていく2人の姿にキュンしたり切なくなったり。嫉妬の思いに駆られながらも、フィリスだけを見守り慕い続けるレオンの一途さが胸アツでした。
小さいときからフィリスを思い続けているだけあって、レオンの方が割と自分の気持ちに正直で分かりやすく、ちょっとヘタレなとこも隙があって良かったです^ ^
高嶺の花同士ってある意味ベタなカップリングだけど、ベタな中にある不器用要素がストーリーをより盛り上げていたと思います。最強Domと無敵Subのすれ違いや誤解、結ばれるまでの恋模様もろもろ全部が楽しかったです!
2人がくっ付いて安心したのは当人たちだけではないはず。周囲の皆にとっても待ち焦がれたエンディングは、最高の読後感でしたヽ(´▽`)/