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shuuai no akegarasu
描き下ろし:8ページ
修正:白抜き
作家買いです。
事件?警察モノ?血が出てくるようなこういう漫画も書ける方だったんだなと思いました。
黒髪の長髪受け!!大好きなビジュで個人的には最高です!!!
センチネルバースを初めて読みました。
難しい内容でしたが、2回目を読んで理解度が深まるような漫画でした。
ガイドとセンチネルが存在する世界。五感が非常に優れているセンチネル。
センチネルを癒すことができるガイド。この「癒す」という行為は体に触れることやキスらしく
癒してもらえないセンチネルは体調不良になってしまう共依存のような設定でした。
とても濃い内容になっています。
ポケラ先生の新作は、センチネルバースです。
カラーがとにかくキレイで、お表紙も裏表紙もスピリットアニマルの烏に相応しい黒を貴重とした、幻想的なイラストに目を奪われます。
そんなセンチネルバースは、、、
身請けされる前にガイドの施設から逃げ出した渡里は、現在センチネルで元刑事で探偵の吉桐のもとにいた。
ガードなんて搾取される存在。
助けたい人だけ助けられればいい。
施設で渡里が兄と慕っていた亡きガイドの存在が、関係していた。
が、吉桐の同僚であるミュートの刑事が持ち込んだ事件を調べていくうちに(端折りすぎた説明)、その亡き兄が生きているのではないかと判明して、、、
異食症な吉桐。
渡里の黒髪を食べては、摘出している模様。
けれど終盤、渡里から番になりたいと申し出があり、淫紋をつけたことで症状は落ち着いたようです。
ポケラ先生の作品に出てくるバース系の登場人物って、どこか病んでる人が多いイメージなのですが(Cannaレーベルさんだから??)、今回もやはりという感じで、けれど最終的には救われてハピエンという流れに、こちらも最後の最後で安堵いたしました。
また今回、敵として登場した兄と兄の番。
色々ありましたが、カバー下のマンガを読むと、そのギャップに、おお?? と驚きます。
まあ、でも、兄の番は悪いことをしていますので、いつか報いというか自ら償ってほしいのかなあとも思いますが、それはスピンオフとなるのでしょうか。
コミックスでもあまり見かけないセンチネルバース。
理解を深めるために、もっと増えてほしいなあと興味を持った1冊でした!
吉桐 (センチネル)×渡里(ガイド)
ポケラふじ子先生のセンチネルバース、
ここまで重々しく深いとは!
サスペンスフィクションの迫力とSF的な描写の中に、
BLならではの依存や欲求、守り合う関係が描かれている。
様々な要素がぎっしり詰まったシリアスな作品。
センチネルがガイドを身請けし、
ガイドがセンチネルに潰される世界観。
吉桐に施設から身請けされた渡里。
探偵事務所で共に過ごす年の差の2人の
程よく癒しを与えるセンチネルとガイドという相性に引き込まれる。
あらすじで大体知ったが、
読み進めるうちに少しずつ明かされる2人の過去が、
ますます彼らの関係性に没入させてくれる。
センチネルを癒すための道具になりたくない渡里。
吉桐という特別なセンチネルから愛を注がれることで、
可哀想な少年の不憫さが、どこか救われるように感じられる。
吉桐の背景がもっと描かれてほいしいところだが、
センチネル能力に苦しんできたのだろう。
優しさや穏やかさの中に潜む渡里への欲と狂おしい執着が最高。
濃くなるのは、
渡里が施設にいた頃、兄のような存在の人物が関わる殺人事件。
(食事中に読んでいたが、
被害者の死に様を描いた小さな1コマで食欲を失った。)
渡里と吉桐がその事実を解明していく過程で生まれる、
ダークな緊張感と独自のビジョンが、
ただのBLにとどまらない。
センチネルを嫌う渡里だが、
吉桐だけを守りたいという健気な気持ちが胸に迫る。
狂おしいのは吉桐だけでなく、渡里も同じ。
その狂気に満ちた渡里の表情が良いのか悪いのか、見る者によって違うでしょう。
2人の「恋」と呼べるのが最終話からの描き下ろし(エッチを含む)。
本当に重厚で圧倒的なセンチネルバース。
1冊に凝縮できる内容ではないと思うし、
正直なところ理解しきれない部分もあった。
気味の悪い殺人事件と青年漫画のようなSF成分が個人的には苦手で、
一応好みではなかったです。