ボタンを押すと即立ち読みできます!
only talk
配信中の最新話3話まで読みました。
さすがです、一穂ミチ先生。
お笑いの世界、漫才師たちの人間模様といった細やかな描写が圧巻。先生自身が実際にお笑いの世界に身を置いていたのでは?と思うほどのアプローチにゾクリとしました。
主人公2人が生きる芸人世界の裏舞台は、楽しいというより苦悩やもがきの部分が多く、表向きの陽のイメージとは違う一面を見せるからこそ引き込まれます。お笑いは今や私たちの世界にとって身近なコンテンツ。リアルさが求められる難しいジャンルをここまで掘り下げているのには驚きでした。
作中、コンビや芸人仲間、先輩後輩の間で交わされる会話が多々あって、そんなセリフ1つ1つも非常に聞き応えがある。薄っぺらく感じないセリフ回しが非常に自然で、頭の中にスッと入ってきます。BLとして読み始めたのに、業界BLというかお仕事BLというか……リアルもリアルですごくワクワクしました!
そんな風にお笑いの世界観がしっかりと構築されているものですから、もちろんBL展開も同様に読み応えがあります。
先輩芸人の飯田にただならぬリスペクトを抱いている小峰の行動がとにかく独特。お笑いへの情熱より推しへの情熱の方がつよつよの変人行動がこの作品の注目ポイントだといえるでしょう。BL感というにはちょっとまだ弱く、今後2人の関わりが強くなっていくと大きく変化していくと思われます。
今は低体温な小峰のお笑いへの熱が高まりそうな予感もありで、それが飯田への想いとどうリンクしていくのかも見ものです。ところどころで飯田へのねっとりとした執着(吸い殻を集めるなど)を感じるシーンもあったりで、今後小峰の行動や感情如何から目が離せないのはもちろん、飯田の方も小峰のことをやたらと気にかけている感じもすごーく気になる。
気になるの領域から抜け出せない今の段階では、今後物語がどう動くか分からないけど、めちゃくちゃ期待しています!!
楽しみな作品が増えて嬉しいな^ ^