同人誌
nie no takuran
ダークな話かなと思ってたけど、全然だった(笑)
"贄"や"托卵"のワードにどこか儀式めいたものを感じて読み始めたのですが、そういう感じでもなく……。産卵モチーフのファンタジーストーリーでした。
話としてはミステリー系で、世にも奇妙な物語とかにありそうな不思議なストーリーです。暗いストーリーではないし、怖い話でもなんでもない。なぜ駿はいきなり卵を突然産むようになったのか、どうしたらこの産卵は止まるのか、謎は深まります。
この理由は、タイトルにもある"贄"。一種の呪いのようなものです。
なぜ駿がこんな呪いを受けるようになったかというと、それは2人の出会いに遡ります。そもそも彼らは本当の兄弟じゃなく、義理の兄弟なのですが、この経緯にもかかってきます。
この辺りの理由いろいろは、私はぽんやりとしか理解できなくてちょっと難しかったので、うまく説明できず……ぜひ直接読んでその答えに出会って下さい^ ^
解決する方法も驚きな感じでしたので、予想外なことばかりの展開についていくのでいっぱいいっぱいでした。
今まで読んだことのない産卵BL。卵を見ると、駿の産卵シーンが頭に浮かんで仕方ありません(笑)BLの可能性の広がりってすごいなー
最後の最後まで不思議な展開で、不思議な読後感でした。そういうストーリーが好きな方はぜひ!