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kurau kemono to amayakana emono
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
ネタバレあります。
ケーキバースはあまり得意ではなかったのですが、好きになりました。
攻めのクラウディオが恰好よかったです。受けのキアルも可愛い。
クラウディオが黒豹になったときにキアルがキスをして人間に戻るシーンがとても好きで、何度読んでもきゅんとします。好き。
あと味見も、
そんな方法があったのか!
でした。めちゃくちゃ好きです。
クラウディオの独占欲強めなところも好き。
私の好きがたくさん詰まっていて、電子派ですが紙書籍も購入してしまうくらい好きです。
せつない展開からの甘々が最高でした。
読み終えるのが寂しくなるほどで、もっとふたりのお話が読みたいと思いました。
読後はとても幸せな気持ちになりました。
本当のことを言うと購入するのを凄く迷いました。予約する時には作者さまの前作の自分のレビューを参考にするからです。前作の評価は中立にしてました。けれどXでゆゆ先生のポストを見て購入を決めたんです。
多分ですが1冊を通してケーキバースを読んだのは初めてでした。萌える部分は多かったものの、個人的にはオメガバとかDom/Subユニバースの方が馴染みやすかったと思いました。今回は更に獣人も絡んであるので、作品の印象としてはダークでヒリついた空気が常にあったように思います。もしかしてそれ故に読者を選ぶかもと思いました。
実は中盤まではこの作品が何を狙ってるのか分からなくて少し飽きてしまったんです。
で、途中からクラウディオとキアルを取り巻く不穏な影を感じてから物凄く面白く感じました。
私はとある人物が最初から怪しいと思ってたんですが、黒幕が見事にその人で「やったー♪」と喜んでいました。
それでも神評価にしなかったのは終わり方がもったいないと思ったからです。その続きが分からなきゃ意味無いと思ってしまったんです。コミコミさんの小冊子にその後のクラウディオとキアルの砂を吐くような幸せな様子と兄のローレンスが彼等をどう扱ったかが書いてありました。なのでその後が知りたい方はコミコミさんで小冊子を手に入れて下さい。
でもあの罪を犯した黒幕の印象がどう変わったとかの記述が無いのが残念でした。それとモブのトニーが良い動きしていて、お気に入りのキャラでした。
今回は聖騎士の王子とパン屋の息子のお話です。
フォークの攻様のため城に上がった受様が
ケーキと判明したことで権力争いの巻き込まれながらも
攻様の傍らに居場所を得るまで。
この世界には耳と尾が生えることで判明する
フォークと呼ばれる獣の耳と尾をもつ獣人がいます。
生まれた時には不明で男性のみの特性で
彼らは怒りや悲しみなど激しい感情によって
獣化するため戦では重宝されますが
フォークの食事はケーキと呼ばれる人のみで
彼らに噛みついて血を啜って喰らい
性交して心身の飢えを満たすしかなく
戦が減った今では厄介な存在と化していました。
受様の生国・グラエキア王国では
数代前の王がフォークに聖騎士という地位を与え
ケーキをあてがう道を選択します。
王家にはフォークは生まれ辛いと言われますが
第二王子の攻様は黒豹のフォークで
攻様が父王の寵妾を獣姿で襲う事件を起こし
荒れる攻様のために広くケーキ探しが始まります。
受様は大陸を渡り歩く渡り虫と呼ばれるならず者が
旧街道沿いの村のパン屋夫婦に預けた子です。
受様が養子となってからパン屋は村八分状態でしたが
保養地に向かう途中で村に立ち寄った攻様が
受様が渡したパンを気に入った事でパンの評判が上がり
攻様は受様の恩人になります。
受様は攻様が食事も取らないと知り
受様のパンなら食べられるかもしれないと
ケーキ志望を装って登城するのですが
攻様はケーキに全く関心を示しません。
実は受様は本当にケーキだったため
聖騎士に襲われてしまいギリギリのところで
攻様に助けられるのですが
受様の(ケーキとしての)匂いは攻様を刺激してしまい
攻様に食べられてしまうのです!!
受様は攻様の救いとなれるのか!?
フォークながらケーキを拒否する攻様と
攻様との関わって人生が変わった受様の
もふもふケーキバースになります♪
小説でケーキバースははじめでしたが
本作のフォークは文字通りにケーキを喰らうため
かなりハードで予想外な展開でしたが面白かったです。
攻様は受様をケーキとして求めることはなく
受様がケーキを食べない事で獣化し荒ぶる事を
懸念される状況を変えられません。
第一王子ながら気弱な性格で兄王子
攻様の母方の従兄で聖騎士団の副長
受様に興味津々の狼獣人の聖騎士
受様に好意的なメイドや攻様を恐れる料理人
両視点で進むため互いを想うのにすれ違っていき
どうやったらハピエンなのかとヤキモキする中
フォークによると思われる殺人事件が発生し
ハラハラ&ワクワクMAX!!
黒幕を倒した攻様が受様の手を取るまで
大変楽しく読ませて頂きました (^-^)/
ケーキバースで獣人で再会で、もう最高だった。
(※攻めフェ、血がNGなひとはダメ)
細かいあらすじは…省きます。読んで欲しい。
子供の頃に一度会ってる。それぞれ孤独と悩みを抱えた2人は、互いに特別な友人となる。
十数年後再会。
感情爆発すると、フォークは獣化する。でっかくて獰猛。ほんとにでっかい。
フォーク(王子)が全然オラついてない。フォークである自分を厭う攻め。食べたいけど、傷つけたくない。葛藤してるのが、切ない。
受けは、攻めの王子としての評判が下がってるのを聞きつけて、ケーキの自覚無しで攻めに会いに行く。で、何やかんや食べられる(血や体液を啜られる)
受けは慈愛な人で、ずっと攻めの"食事"を気にしてる。お母さんです。攻めの幸せのために自分を差し出す気まんまん。
お互いにすごく大切な友達で、恋情も生まれてるけど、捕食・被食の関係でもあるからすれ違いまくりで、切ない。
最終的にはハピエンだけど、フォークとケーキには変わりないからいつまで穏やかに2人で過ごせるかもわからない。そのあたりを想像して、なお萌える。
コミコミのSSは激甘なその後。攻めがハッピーな報告をするついでに厨房で盛ろうとする話。受けと仲良しな料理人達を牽制する意味もあるんやで、と受けに教えたい。
ああー…すごく良かった…!!!✨
攻め受け二人の”愛と献身”にグッときて思わず涙ぐんでしまいました。
(※以下、ネタバレありの感想となりますので未読の方はご注意ください。)
攻めも受けもひたすら相手の幸せのことを思い合う一途さ。
しかし想い合うがゆえに離れなければいけなくなる、別離の切なさ辛さ…
葵居ゆゆ先生、推してます。
楽しみに待っていた先生の新刊は、ケーキバース(たぶん先生初!)×獣人×再会もの!
大好き要素ばかりで、発売を心待ちにしていました。
ケーキバースの小説って、まだまだ少ないんじゃないかな。
自分にとっては初めての、ケーキバースの小説でした。
もーーー、良かったよーー!(2度目)
主人公は王国で嫌われる流れ者の孤児で、現在はパン屋の夫婦のもとで息子として
生活する青年(少年?)・キアル(受け・ケーキ)。
彼は10年ほど前に出会い、数回だけ言葉を交わした年上の王子・
クラウディオ(攻め・フォーク・黒豹獣人)に会いに登城します。
(※この世界ではフォークは男性のみで皆獣人)
その理由は、仲間外れにされ自分の存在意義を失っていたキアルを
救ってくれたクラウディオに、実家で作った美味しいパンを食べてもらい、
恩返しをしたかったから。
しかし再会したクラウディオはキアルのことを覚えておらず、
キアルの匂いに刺激された彼はキアルを激しく抱き、キアル自身はそこで初めて
自分がケーキだと知ることになります。
大好きな”友達”であるクラウディオのために喜んで自分の体を差し出そうとするキアルと、
普通の”人間”ではなくケーキを食べなければ生きていけない自分を忌み嫌うクラウディオ。
互いのことを思う気持ちはやがて友情から恋へと変わっていくのですが、
そんな矢先フォークがケーキを襲う事件が次々と起き、犯人としてクラウディオにも
疑いの目が向けられてー
と続きます。
愛しいキアルと一緒にいたいけれど、いつ自分が獣化して気あるを喰らってしまうかも分からない。
キアルのためを思い、一緒にはいられない、とキアルを突き放すクラウディオの
心の内。
そして別れを告げられて愕然とするキアルの姿が切なくて辛くて、ああ…!と
胸がきゅーーっとなりました( ; ; )
ひたひたとキアルの移動する先を追ってくるように起こる事件の不穏な空気と、
えっっ!と驚く事件の真相・真犯人。
犯人のフォークは、その考え方や理想はおおいに歪んではいるけれど、
クラウディオと同じく孤独を抱えていたんだろうな。。と思うと本当に切ない。
クラウディオのお兄ちゃんであるローレンスには、この先幸せになって欲しいです。
(電子版の特典SSは本編後、ローレンスが二人とお茶会をするお話。傷ついたローレンスの笑顔が見られて嬉しい・:*+.)
攻め受け双方のキャラも、新鮮で魅力的でした。
クラウディオはとても情熱的だけど、荒々しさはなく
キアルのためならば一歩も二歩も引くことができる攻め。
黒豹獣人で、時折感情が耳や尻尾に出てしまい、ゆらゆら揺れてるのが可愛い(*´˘`*)♡
キアルの方は捕食される側で体力的には弱いけれど、
はっきりと自分の考えや意見を持っている。
不憫なバックグラウンドを持っているけど、挫けない・諦めない!
内面の強さを持っている子です。
そして何よりその献身力!! 泣けちゃいます。。
キアルの献身が特に際立っているけれど、クラウディオの方も負けてない。
食べたい気持ちを必死に我慢したり、キアルのために別れを切り出したり、
ある意味「献身」と言える ”相手を愛するがゆえの言動”が随所に見られて、胸が締め付けられました。
作中、クラウディオが完全に黒豹化するシーンがあるのですが
サマミヤアカザ先生のイラストが良かった…!萌えたー…✨
黒豹、大きいです。”頭がキアルの身長ぐらい”と作中に記載あり。
キアルのキスで人間に戻れる、というのもロマンチックでうっとりです。
獣化した場合、普通は人間に戻るのに何人ものケーキが必要になるのに!
愛だなあ…・:*+.
最後の最後に紳士に決めてくれるクラウディオ、スパダリみに溢れていて
蕩けました。
そして二人のえち。
体液が全てご馳走になってしまうケーキバース、最高すぎる設定。。
タマまで丁寧に舐めるクラウディオ、最高すぎて目眩がっ笑
甘くて濃厚で優しいセッ描写に、蕩けました。
ドラマチックな展開がたっぷり楽しめるゆゆ先生のケーキバース、堪能しました〜☺︎✨