先生と僕の偏愛的育成指南 下

sensei to boku no henaiteki ikusei shinan

先生と僕の偏愛的育成指南 下
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神13
  • 萌×24
  • 萌2
  • 中立1
  • しゅみじゃない3

--

レビュー数
4
得点
88
評価数
23
平均
4 / 5
神率
56.5%
著者
アラタアキ 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
竹書房
レーベル
バンブーコミックス Qpaコレクション
発売日
電子発売日
価格
ISBN
9784801984660

あらすじ

司にとって自分は大勢の内のひとりだったと気づき
距離を置こうとするも簡単に踏み込んでくる司を
結局拒むことができない怜。
何度も教え込まれた身体は言うことを聞いてくれず
司じゃなきゃダメなのは自分だけなんだと
思い知らされる――。

上辺だけの甘い言葉にわずかな期待を抱いては打ち砕かれ、
司の悦ぶ顔を見るたびに募っていく
嫉妬と苦痛から抜け出す覚悟をした怜は
病院を辞めることにするが――…。


浅はかで、不器用で、愛おしい――― 。
トラウマ持ちの研修医×狡猾な腹黒指導医
淫らで歪などん詰まり狂愛劇!

表題作先生と僕の偏愛的育成指南 下

トラウマ(性癖)持ちの新人研修医
子供の扱いが苦手の小児科医

同時収録作品先生と僕の偏愛的育成指南 下

子供の扱いが苦手の小児科医

その他の収録作品

  • 描き下ろし:後日談
  • 再録:少年期編
  • 10話怜視点ばなし
  • あとがき

レビュー投稿数4

満たされない欲望に眩んで見えなかった本当の気持ち

【やっぱり怜だけが俺の理想で特別。完璧だ(司)】

エロス度★★★★★★★★★★

下巻。
おやおやおやおや。名も無きモブたちが私好みの素晴らしい働きをしてくれました。
あまりぶっ込んで輪Xされる描写ではなかったのが少々残念ではありましたが。

ただ自分という存在を歪めた原因に復讐を果たしたかっただけなのに・・・。
自分の黒く染まった汚泥の中に沈んでいた気持ちを自覚してしまったのと、司は自分と同じ気持ちでは無いと分かっている怜の絶望。また、怜が自分にとって如何に他とは違う特別であったのか自覚してしまった司の苦しみ。

歪だけど純愛の結末が素晴らしいです。

1

共依存もの

初読の作家様です。

幼い頃から受けである司に憧れていた怜と、出会った当初から怜を欲していた司。
年下攻め x 年上受け。
どちらも小児科医の設定だけど、お仕事的な描写はさほど多くないし、深く掘り下げてもいませんでした。

大人になってから再会出来る保証があったわけでもないのに、お互いがお互いに対して「これでもか!」というくらい依存しているお話でした。
騙したり騙されたり、の、恋愛シーソーゲームものですね。

某配信サイトでも高評価が多く、期待に胸を膨らませて上下巻とも一気買い!
したのですが、何ていうか・・・
『共依存でどこか狂ってて倫理観も希薄になってて、ヤンデレで一途』を描いてやろう!!というわざとらしさ?みたいなものが感じられて、いまいち作品世界に入り込めませんでした。

あと、大変恐れ多いですが、画力が安定しておらず違和感を覚えるデッサンが見うけられて、集中力が削がれました。
横顔のバランスがあまり良くないかな。

描き下ろしや電子おまけみたいな、気をてらわないラブストーリーの方が、こちらの作者様には合っているんじゃないか?と思いました。
コマ割りの見せ場作りは上手だと思いますので、次回作に期待します。

0

どん詰まりLoveの最後は、、、?!!

ということで下巻です。

司によって人生を狂わされた怜の、お互いに「好き」の中身が違うことでの愛の苦悩と葛藤から始まります。
(※注意! 受けの痛々しい姿あり! 苦手な方はご注文を!)


このときはまだ、まりあげはは葛藤に苦しむ怜が、最終的にどんな結論を出すのか想像すらつかなくて。
ずっとこの狂気的愛に翻弄されたまま、その内適応していくのかな、、、
などと思っていたら、存外早くその答えが出てしまいましたね。


そう。
同じだった職場を辞めて、物理的に司から距離を取るということでした。

マッジかぁーー!焦
と、声出たまりあげは。

そこからの司の公私共、転落? 生活は、見てて痛々しく、、、泣
(※注意! 複数ぷれいの陵○的シーンあります!)
ようやく本人も自覚したけれど、怜じゃないと相手がダメだと自覚するのが遅いよーー!!


からの、ラストは逆転ハピエンとなるんだろうなあと朧気に思いつつ、でもあまりにも2人の間で溝ができてしまった、、、(両手で顔を覆いながら)
と愕然としていたら、怜へ元同僚たちが謹慎処分で休暇を取っていた司の様子を見てきてほしいと、神の一声が!!


そこからは絶望からハピエンへ向けて一気に駆け抜けます。
最後の最後は、あぁ、この幸せを見届けるために。
不器用な2人の、随分遠回りをした両片想いを見届けるために。
これまでの辛いすれ違いがあったんだなあと思えた、怜のとびきりの笑顔でENDマークになります。



愛って自覚がなかったり、見誤ってしまうと修正するのが難しいですが、そこに気がつくのもまた、ほんの些細な出来事だったりして、、、
もしかすると偏愛になるきっかけは、意外と元を辿ると単純な愛情が積み重なっていたりするのかもしれませんね。
などと、この作品を読んで思ったまりあげはの独り言でした。(解釈違い申し訳ないです!)

0

お互いに策謀をめぐらせた末に・・・刺さる!

怜×司

お互いを貪り尽くすように求め合う2人、
その背後にある痛烈な心情が切ない・・・

どんどん体が言うことをきかなくなっていく怜、
嫉妬も独占欲も不可避で、
司を憎むから好きへと囚われて、
司に好かれたいと葛藤する姿が苦しい!

怜へのひたむきな欲求で妄りがましくなっていく司、
計算高く、怜の行動も心理も思い通りに操るが、
怜の「好かれたい」と自分の「好き」という感情だけは計算外。
淫乱へ堕ちていき、増していく体の傷と精神のだらしなさも痛々しい!

またしても逆転し、主導権が怜に戻る。
こんな形で「好き」を自覚していく司、
ただの鈍さ?愚かさ?それとも、愛が儚すぎるのか。

怜を依存させ、嫉妬させる司。
司を好きにさせ、溺れさせる怜。
溢れる2人の健気な想い。

両視点から伝わってくる昔からの2人の「好き」、
ただ無自覚のゆえに取った狂気的な行動の中で、
お互いをよく見ているからこそ心理を見抜き、
その潜む愛情が垣間見えてグッとくる!
巧みに相手を掌で転がしながら堕ち合うというピリッとした展開がまさに沼!
愛し合う関係にたどり着く瞬間がじわじわと刺さります!

2

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