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kitto hiyoku no shiro to kuro
今回は白カラスと黒カラスのお話です。
番を探す受様が森の奥で暮らす攻様と知り合い
番なるまでと後日談を収録。
受様はカラスの両親が年老いてから授かった子供です。
繁殖期前から互いを番と認識した2人のように
運命の番を求めるもののなかなか巡り合えません。
友人達に現実をみろと言われて
群れ中の同世代に声を掛けるも"このヒトだ"と
思う相手に出会えずうろつきまわった受様は
禁忌とされる森の奥の崖付近までさ迷いでます。
ここらはカラスを餌と狙う獣が出ると言われていて
受様は暗くなる前に帰ろうとしますが
白いカラスの攻様と遭遇します♪
受様は白いカラスを初めて見ますが
攻様は群れにカラスとは関わりたくないと
去っていきます。
受様もそのまま家に帰りますが
初めての発情期に入ると身体が疼いてたまらず
またもや森に入ってしまうのです。
そんな受様と遭遇した攻様は受様に縋りつかれて
欲情してしまい、受様の欲情を散らす手助けを
することになります。
翌朝目覚めた攻様には「オスに待てすり寄るな」と言われ
受様は恥ずかしさのあまり暴言を吐いて
逃げ出す事しかできませんでした。
果たして受様は番をえる事ができるのか!?
電子単話を改題してまとめての紙書籍化で
カラスの色をもたない攻様と老夫婦に育てられた攻様の
擬人化ファンタジーになります♪
あらすじと帯キャッチの「ハートフル甘えちラブ」で
コミカルなお話かと思ったら
黒いカラスの群れに生まれた攻様の境遇と
老夫婦の養子だった受様の境遇が交差する
シリアスなお話でした。
受様は仲良し両親のような唯一無二の相手を探しますが
巣作りで場所を借りているとやってきたツバメによって
夫婦の養子だったと初めて知ります。
攻様は村長の孫息子ですが白カラスが獣に狙われた事で
かつての村を捨てた過去を持つ大人達には
白カラスの攻様は忌避される存在だったのです。
黒い受様は拾われ子でも村に受け入れられ
白い攻様は血筋でも隔離される矛盾に悶える受様でしたが
さらに行方不明の弟を探す他村のカラスが現れて
受様を巡る状況に更なる変化がもたらされ
どうなる事かとハラハラ&ドキドキ
受様が攻様を番するまで楽しく読ませて頂きました。
老夫婦に育まれた受様の優しさが
攻様を変え、友人の協力となり、村人を変えていく展開も
胸熱でした ヾ(≧▽≦)ノ
カバー下に脇キャラ裏設定的なコマ漫画と
ツーショットイラストがありますので見て下さいね。
舞台は現代より少し先、鳥たちが人間のような身体へと進化している世界。
そこで生きているカラスのアオと、白カラスのクロとのお話でした。
人間の身体を持ちながら背中には羽があって空を飛ぶ…
というファンタジー色強めな世界観ではあるんですが、家族愛や人との繋がりの大切さが感じられるようなあたたかな展開がすごく感動的。
最初は喧嘩腰だったクロとアオが少しずつ心を通わせていく、そんな様子も微笑ましい気持ちで見守ることができました。
ふたりだけのお話ではなくて仲間たちもたくさん出てくるので、群れの中で生きていくことの厳しさが見えたりもするんですが。
逆に仲間が居ることの心強さもしっかり伝わってきて、恋愛部分以外のところでも引き込まれる面白さがありました。
アオが離ればなれになっていた実の家族と再会できたところもすっごくグッときました…!
そして。アオのあたたかな心がクロにも群れの皆にもしっかりと伝わって、無事にみんなが笑顔でいられる結末になって一安心。
周りとはカタチは違っても、大切に想い合う番になったふたりの姿にとってもほっこりしました。
【クロの全部・・・っ、俺にちょうだい(アオ)】
エロス度★★★★
おやおや、〝このヒトだ〟と思える運命の番をさがす乙女でロマンチストな黒いカラスが白いカラスという運命に出逢えるのが素敵ですね。
クロとアオが紡ぐ恋物語で、白と黒の比翼の美しさや真逆の生き方をしてきた2人が最初は少々険悪でしたが仲と距離が縮まっていくのがたまりませんでした。
特に、白いカラスという理由だけで村から疎まれ、クロ自身も現状に諦観している状態であったのがアオの純粋な想いによって光の先へと連れ出される救済が胸熱でした。
また、発情した2人がお互いで熱を出す場面も色っぽくて垂涎です。
絵が可愛くて個人的にすごく好き。
試し読みが好みなら楽しめると思います^^
ちなみに表紙ではは長髪の攻めさんですが、
途中でバッサリ切っています。(どっちも素敵)
一応、長髪攻めお目当ての方はご注意ください。
さてさて。
黒いカラスの群れの中で愛されて育ったアオ(受け)。
繁殖期にともない番を探す時期ですが、
たった1人の運命の相手と番になりたくて難航中。
そんな中、森の奥で白いカラスと出会うんですね。
たった1人で生きている白いカラスは、
自分の名を呼ぶ人すらいないので名がありません。
息を潜めるように誰とも関わらずひっそりと…。
そういう生活を送る理由になったのは
"白く"生まれて群れを追い出されたからでーーー。
家族や孤独のワードにめっぽう弱いので泣きました。
群れを守る為には仕方ないことだけど、
"仕方ない"から一人の人間を追いやってもいいのか。
当たり前のように名前がないというのもショックで!
親からは「お前」と呼ばれた記憶だけ、
親に捨てられ1人になったら更に名は必要なくてね。
そんなん悲しすぎるやろ…!!!(;ω;)
カラスの群れの感覚が本当に皮肉で
余所者でも同じ黒いカラスなら同じ仲間!だし、
いくら血が繋がってても白ければ排除なんです。
黒の中で白は目立ちすぎるから
野生の本能としては正しいのかもしれないけど、
やるせない悲しさがありました。ペショペショ…。
そしてアオもアオで出生の秘密が明らかになって、
今まで信じていたモノが全て崩れちゃうんですね。
アイデンティティが揺らいでしまって…。
それも家族絡みのお話なので泣きました。
(家族モノはものすごく涙腺弱いもので…スミマセン;)
アオの家族がめちゃくちゃ良い人なのが救いです。
そこでも"白いカラス"を否定されたら、
私のメンタル折れまくりで立ち直れなかったかも。
というのも白いカラスことクロ(アオが命名)は、
とてもイイコなんですよ!!!
群れを恨むことなく迷惑掛けないよう生きてて。
(アオと出会った時も夜に魚釣ってて、)
(昼間は気を使って隠れてるんだなってのがわかる)
(これまたペショペショしちゃいましたね…。切ない…)
ぶっちゃけ、
群れの年長者からは謝罪×100されても足りないよ?
(とくに長!!!!長はクロにもっと謝れや!!!)
クロは恨むどころか感謝すらしてそうで心が清い…。
今までずっと1人で淋しかった分、
これからはアオにめいっぱい愛されまくって欲しい。
異質で群れから排除された白いカラスとアオ。
心を通わせ番になり、かけがえのない家族になる。
少しずつ変化していく過程がグッときました…!
結果的に良い仕事をしたツバメのキャラも立ってて良かったですv
以下余談ですが。。。
性的なことでちょっとモヤっとしたトコがあって。
アオは誰も教えてくれなかったと言うけど、
クロは072もセックスも知ってるんですよね…。
クロも教えてくれる人がいないのになんで?
と、小骨が引っかかる違和感がずっとありました。
本編を読み終えた時はだいぶモヤモヤしてたので、
描き下ろしで理由が判明してやっとスッキリです。
夜しか出歩けなかったクロ少年について思いを馳せてしまうわ…。
ちなみに初版紙本のみDLできる特典あり。
1P漫画です。帯をチェックしてください^^