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記憶喪失の元料理人×恋人と偽る心理カウンセラー
fake lovers
嘘からくるりと裏返る
【俺は、九重の恋人だよ（天羽）】
エロス度★★★★★★
おやおや、記憶を消した相手と偽りの恋人関係･･･いつ終わりが来るのかハラハラしてしまいますね。
記憶喪失の元料理人・九重と恋人と偽る心理カウンセラー・天羽が紡ぐ恋物語で、シリアスめなストーリーの中に微笑ましさを感じる場面もあったりするのが魅力的でした。
嘘の恋人として過ごす時間、嘘のキス、嘘の体の関係･･･天羽にとってオールフィクションだったはずの関係が九重と過ごす時間を経て、嘘の気持ちが本物の想いに塗り替えられていくのがエモいですね。
不愛想で強面な九重が濡場では甘々になるのも最高です。
看護ケア？ エゴの隠ぺいじゃなく？
買ったはいいが文字読みたくない病が悪化の一途をたどり
そのくせ物欲は増すばかりで 正直積読が 手におえんｯ！←手におえんのはお前だ((怒))
作家さま買いではあるんですが どーにもうまくハマれないんですよね
面白いんですよ？ 設定やキャラは なんだけど 細やかな設定やキャラ作りに力がはいりすぎちゃうんですかね 話数が足りていないみたいな中途半端な感じで終わっちゃうんですよね 置き去り案件があるというか
なので今回こそはハマりたい
お話よくある記憶喪失に託つけて名乗る「恋人」もの
無くした記憶に嘘の刷り込みをしていく なんとも卑怯なやりくちで片想い相手を落とすあれ
みたいな話の始まりなんですが そこはドッコイ慧さんですので 一捻りあります
が 今回も設定を練り込みすぎたような
創作和食店を営んでいた九重 交通事故の後遺症で料理人にとって命とも言える味覚を失い店は閉店に
ここはいいんです 問題はここからです
店の閉店から半年後自分の店を新たに構え って味覚ないのになぜ店を立ち上げた！
おかげで心労が続き自己防衛の結果 26歳から7年間の記憶を喪失って…
自分は板場に立たず経営だけをみてたんですかね？
あの これ読めば読むほど混乱していきます 次々後出しで足されていく武虎の過去に どこで読み間違えたのか進んでは戻り 言い回しのせいでミスリードされては軌道修正されるみたいな
とりあえず 店が潰れて自分の店を持つまでが半年 自分の店を持つ以前の記憶はあるが修業時代まで
恋人と名乗るカウンセラーとのつき合いは武虎の店に通いだしてから今日までの１年半ちょい
ここだけ押さえておけばいいのかと思えば 無くした記憶は8年分 だと？
こういう 明かせない真実ってお話の作り話と現実のズレから自分の過去を探っていく面白味が増す部分でなに引っ掛かってんのさ って話なんですけど 些細なことに引っ掛かってしまう めんどくさいあたしがいるんだな まったく Orz ｺﾞﾒﾝﾖ
ここを疑問に思ったり もたついたりしなければ 記憶を無くした九重が通うクリニックのカウンセラー・一帆(かずほ)
謎めいたコイツのキャラがめっちゃいいので飲み込まれるるようにお話には入っていけると思います
何せ人を苦しめる記憶への執着が偽善者然としててちょっとキモチ悪いので
無くしてしまった記憶と共に忘れてしまった恋人の記憶
その記憶の中には決して存在しないウソでかためられた恋人
ふたりの関係を曇らせていく罪悪感
一帆が患者としてではなく武虎を意識しはじめてからは 今ある関係と無くした記憶に隠された秘密が交互にくるので あまあませつないを繰り返すものがお好きな方にはうってつけ ？
記憶を取り戻したい男と記憶を消した今を失いたくない男
不意に外されたリミッターに暴走する愛憎
個人的には無くした記憶の期間を説明されてもいまいちスッキリできず引きずったまま完走
んんん あのごちゃっとした部分がなければ いつかバレる秘密へのスリリングさと寡黙で男前な不憫攻め(最近お気に入り)を存分に楽しめたんだけどな
