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作家さんの新作発表
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水上先生の作品は、比較的、凌辱的・エロ的なイメージが私の中では強かったりするんですが、今回は完全にピュアなエロ弱めな作品集となりました。
相変わらず時代モノ。
最近発売されているものは、軍人さんメインなので久しぶりにこの手のお話も読みたいな~と思ってみたり。
■千年に1つの恋
人食い虎を捕獲すべく、山に入ったところ、大きな虎に襲われる。
連れて行かれた人食い虎の巣。そこで知った虎の本当の姿とは・・?!
エロが寸止めなのが(ノД`)・゜・。
でもあれですね。これまで「もどってくるといって戻った人間はいない」の言葉にちょっとホロっとしてしまいました。
寂しかったんだね
後、街に戻り~は、妙に尻にしかれそうな雰囲気がまたほほえましい
■偽りの言葉・本音のキス
人身売買の取次ぎで稼いできた男と~なお話。
ブツクサいいながらも、そっと面倒をみてしまう男がちょっぴりかわいくみえてしまった。
本当は悪い子じゃないのよね。このほのぼのなエンドはいいw
ほか短編いくつか。
どれも、ほのぼのキュンなしめくくりが胸をほっこりさせてくれます。
最後の、やんちゃな少年。かわいくてGOODw
表題作の他に短編が4作品収録されています。
全ての作品が昔の中国が舞台で、1冊丸ごと中国風の世界が堪能できます。
表題作とその番外編のみファンタジー。
この作品より古い作品を2冊読んでいて、そこではやんちゃな受け様が印象深かったのですが、今回は大人し目で健気な受け様が多い印象でした。
攻め様は俺様や傲慢なタイプが多かったです。長髪が多いのですが、長髪も好きな私には嬉しかったです。
Hはどの作品も少な目で、感情的な描写の方に重点が置かれていた印象でした。
全編、中華系歴史ものになっています。
そういうのが好きな人にはお勧めかも?
・千年に1つの恋
自分を討伐にやってきた白呵に一目ぼれしてしまった、人に化ける事の出来る妖虎。
でも、虎にも人間にも相手にされずに生きてきた妖虎には、それがどういう気持ちなのかわかっていません。
攫った白呵と一緒に暮らす内に徐々に人間的な気持ちを学んでいく。
本編は、くっつくまでのお話ですが、この次の番外編がなかなか楽しいお話です。
本編は白呵視点なのですが、番外編は妖虎視点で「あー、そっかそっか!」という風に妖虎の気持ちが理解出来、ややコメディタッチなので笑ってしまいます。
・恋の華
一年前に日射病で倒れた自分を助けてくれた人が忘れられず、街を彷徨い歩く如呵(受)
モデルをやらないかと声をかけてきた男の連れが偶然その時の男で。しかし如呵がお礼を言ってもそっけない男には辛い過去があり、如呵の好意を受け入れようとはしない。
なんとか男に心を開いてもらおうと毎日如呵は男の家に通う。
辛い過去のせいで閉じこもってしまっている男の心を開こうと奮闘する如呵の健気さに打たれます。
最初はちょっと子供っぽいのですが、恋を覚えて成長していく様も良いのではないかと。