SCRAMPER

SCRAMPER

SCRAMPER
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神11
  • 萌×27
  • 萌1
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
6
得点
86
評価数
19
平均
4.5 / 5
神率
57.9%
著者
うきうき恥里 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
ジーウォーク
レーベル
Caneléコミックス
発売日
電子発売日
価格
ISBN
9784867177761

あらすじ

「逃げんなよ?危ないから――。」

口の中のピアスを通じて距離が縮まっていく男たちを描いた青春ブロマンス作品!
甘いだけじゃない、ほんのりビターな関係性。
仲が深まるにつれ、心も体も複雑に絡み合う二人の行く末は…?

痛みに強そうな奴が女にモテるだろうと思って軟骨ピアスを開けた芒木だが、
隣の席の月観という男は自分よりもっと痛そうな口の中にピアスを開けていた。
地味な生徒のくせにかっこいいとこにピアスを開けている、
と憧れを抱いた芒木は自分にもピアスを開けてくれと月観にお願いする――。

【収録作品】
SCRAMPER(1)
SCRAMPER(2)
描き下ろし

大人気同人連載作品が単行本になって登場!
大幅加筆修正に加え、新規描き下ろしエピソードも追加した豪華版。

表題作SCRAMPER

高校3年生→作業員、21歳
高校3年生(優等生)→大学生、21歳

同時収録作品SCRAMPER

八尋のバイト先のバーの常連客
大学生、21歳

同時収録作品SCRAMPER

大学生、21歳

その他の収録作品

  • 描き下ろし(12P)
  • あとがき

レビュー投稿数6

おやおや。付き合うまでの長さ・恋心の熟成が素晴らしい

【そんときまだ童貞だったら舌ピのベロで舐めてやるよ。 ちXこ(八尋)】

エロス度★★★★★

おやおや。ピアスを通じて仲が深まるヤンキーと優等生の関係がエモさMAXですね。

ヤンキーの秋と優等生の八尋が紡ぐ祝福の物語で、見た目に反して世話焼きな秋と地味でありながらやることに度胸がある八尋のキャラのギャップが魅力的。

高校では先に述べた通りにピアスを通じて仲良くなり、秋の舌にピアスを開ける場面は絶品。

高校時代では2人の間に何も起こりませんが、卒業してからの八尋は秋が世話を焼きたくなるくらい危うさがあったり、セフレがいたり、秋に恋しているのが可愛かったりするのがツボでした。

0

絶妙な距離感がイイ

Xで流れてきたこちらの作品を読んだとき、
スクランパーってどこに開けるピアスなのかわからず調べてみたら、あまりにも痛そうな場所で驚愕したのを覚えています…。
コミックスになるのを知らなかったので、あらすじを読んで「あの痛そうなピアスの話だー!」と
ひとり大興奮(笑)
タイプの違うふたりのその後が気になっていたので、続きが読めて歓喜でした〜

一見優等生なのにあんなところにピアスを開けているという、尖った本心を隠しているギャップがすごくいいなーと最初は思ったのですが
そのギャップが感じられたのはふたりが知り合った高校時代くらいまでで、そこを過ぎると八尋の人物像はどんどんボヤけていくんですよね。
でもその謎なところこそが八尋の魅力で、秋もそんな彼だから放っておけなかったのだろうなと思いました。

性に奔放なわけでもないのに変なところで緩くなったり、面倒くさいから流されてみたり…
八尋の振る舞いは心配になることだらけ。
でもそれを咎めず、一旦受け止めたあとで危険な目に遭わない道を探してくれた秋の存在に八尋は救われたのが伝わります。
恋愛感情が絡まない付き合いだったから成り立っていた関係だとは思いますが、
絶妙な距離感を保っていたふたりが色々なドラマのあとで、シンプルなところに着地したのがすごく好きでした。

描き下ろしのちょっぴり甘い空気感なふたりも可愛くて大満足。
pixivのほうもこれから追っていこうと思います。
素敵な初コミックス、読めて良かったです。

0

入れ墨もピアスも気軽にするべきではありませんが

わたしは、入れ墨しているのを見るとぎょつとするし、高校生がビアスするのは違和感がある世代ですが,今の時代の空気感とか、高校生の感性とかリアルにあらわれていいて、面白く読めました!
受けも攻めも、高校時代からお互いのことを好ましく思ってはいますが、それだけ。
2年後に、再会したときは、攻めには彼女がいて、受けは不特定多数とやっていて、当て馬があらわれる。当て馬と受けとは意外といい感じかなあと思ったら…
読者の期待をいろいろと裏切っていきますが、読後感は悪くない。すきな作品です!
田中森よこた先生とのコラボリーフレットがほしくてホーリンさんで買ったコミックスですが、とっても良かったので、オススメしたいです。
あ、続き、ありますよね?是非出版してほしいです。

0

個性的で面白いけど、最後は少し残念な気持ちも…

こちら初コミックスとのこと。同人誌をコミックス化されたそうです。試し読みが面白かったので読んでみました。(以下ネタバレあります)

芒木秋(すすきしゅう)と月観八尋(つきみやひろ)は高3の同級生。ヤンキーと優等生(実は口ピあり)で正反対な二人が、ピアスを通して親しくなっていき…というお話。

まずは八尋の牙みたいな口ピアス、初めて知ったので驚きました。スクランパーという「上唇と歯茎をつなぐ上唇小帯というヒダのような部分に通す口内ピアス」。確かに痛そうで、秋がカッケェとなるのわかるw
このスクランパーをきっかけに、二人が親しくなっていく。

秋は見た目通りのやんちゃなヤンキーなのに対し、八尋は優等生だけどドライな性格で、口ピしてたり、貞操観念がかなり低かったり、(デカい蛇飼ってたりw、)独特で不思議な人物です。どうしてこうなったのか、描かれないその背景が気になりました。(それとも生まれつきかな?)

高校卒業し離れた二人が、2年後の成人式で再会。秋はガテン系、八尋は大学生。なんだか危なっかしい八尋を放っておけず、ご飯など世話してあげる秋の優しさにほっこりします。おかん攻めかな。

秋は彼女がいるノンケで、八尋は男に誘われるとすぐにエッチしちゃう(でも気持ちよくはない)無自覚なゲイ。なかなかBL展開にはなりません。「青春ブロマンス」か…なるほど確かに。

そのうちBL展開くるのかなと読んでいたら、二人があまり進展しないうちに、八尋のバイト先のイケメン客の瀧さんとの濃厚な濡れ場が!初めて性行為で気持ちよくなる八尋はかわいいし、瀧さんは優しくてかっこいい…んだけど、この展開でいいの??と複雑な気持ちになります(汗)

とうとう終盤に秋と八尋がいい雰囲気に!
八尋が秋を好きな気持ちがダダ漏れてバレちゃう。そんな八尋を男前に受け入れる秋。度量の広さにキュンとします。八尋もすごく嬉しそうで、以前のドライな八尋とは別人みたいでとってもかわいい♪
二人がすごくいい雰囲気になったところで終わってしまった…。キスはたくさんしてたけど、エッチはしないままでした。

当て馬とはエッチして、ノンケ攻めとはくっつくけどエッチなし、というのはかなり斬新だけど、最後は甘々になったのも嬉しいんだけど…。
でもやっぱり秋ともエッチして欲しかったな〜。最後はそれを読みたかった…。とどうしても思ってしまいました。

元は同人誌ということなので、続きも描かれるのかな?今後の二人ももうちょっと読んでみたいと思いました。
(あ、他の方のレビューによると続きの恋人編はしっかり存在してるのですね。やっぱりそうだよねw 恋人編もぜひ読みたい!)

(ちなみにタイトルの「SCRAMPER」はピアスのスクランパーとはスペル違いの造語とのこと。)

電子 ライトセーバー(白抜き)修正(かなり真っ白に発光している残念修正)

2

正に友達からの軌跡…!すんごい好きな作品なんですっ!!!!!

単話配信とWeb(支部)配信から単行本化するのを楽しみにしていた作品です♡
初コミックス化、おめでとうございます!!!
レビュータイトルにもしましたが、ものすごく大好きな作品です!!
大好きだからこそ、、、「この1冊」への評価はめっちゃ悩みました、、、(>ω<)

先ず、、、この1冊は電子サイトで配信済みの2巻分が推敲されて再構成された1冊となっています(分冊配信みたいな感じかな?と思うので以下、便宜上この既刊分は分冊、と表して書きます)

分冊の1,2巻と大筋は一緒ですが描き下ろし内容や所々のセリフ違いや新たなシーンがあったり削除されたシーンがあったりという違いはあります
描き下ろしに関しては今回のコミックスで描き下ろしが読める!という事と、逆に分冊にも分冊用の描き下ろしがあるのですがそこはカットされてました…

そして、、、更に言うなら、、、支部(Pixiv※今更ですが…)にはこの分冊1,2巻以降の3巻がまるっと分冊1冊分位のページ数で掲載されているのです、、、!!!!!
何なら3巻が完全なる恋人編♡
そしてキャラ2人の変化が著しくド甘でかわいい~~~んです!
変化って言っても根っこの部分は変わらないし、友達になる所から始まった2人だからこそ感慨深くなる3巻、、、
そう、、、この3巻の存在を知っている身として今回の新刊に神評価をする事に少し躊躇してしまうのは、、、この為なのです(;゚∀゚)‼

この3巻無くして(知っているのに)このコミックスに神を???
いやいや、、、それでもこのコミックス化は最高ーーーに嬉しいし、多くの人に是非とも読んで欲しいのは本当だし??!!
でも、、、知っているのに書かないのってレビューとして何か正直さに欠けるよね?
え?でも支部の事書いちゃうのって商業的にはどうなの???
、、、と、、、。。。
新刊出て、速攻読んでからめっちゃ悩んだのですが、、、
やっぱりココはレビューサイト!という所を優先して、この作品を大好きな今の自分が知っている情報を複合しての評価をする事にしました

そして、この評価に至った理由を書いた上でもこのコミックスの本質の良さは変わらないし、コミックスも分冊も支部も全てを読みたくなるだけの中毒性と引力がある作品だと思うので!!!!!全ての販売やView数などが相乗効果的に上がればいいな!!!って思っています

作品の内容、、、全く触れずに1000文字近いレビューを書いてしまいましたが、、、

この作品は高2で同じクラスになった秋(シュウ)と八尋(ヤヒロ)のお話しです
高2で同じクラスになったけどしっかり接点を持ったのは高3からっていう距離感
すごく過度な演出がなくって、めちゃくちゃ普通~~~のイマドキな男子校に通うDK2人が自然と友達になっていく過程が素晴らしいのです!
高3で話すようになったきっかけはヤヒロがマスクの下に隠してる秘密を秋が知ったから
この秘密をコッソリ教えた八尋もちょっとからかう位の感じのファーストコンタクト
BLとして読んでる読者としては最初の出会いからドッチがドッチだ?って考えるより以前にこれ、LOVE発生する???って位に本当に日常の1コマ位の始まり

八尋曰く「イキリヤンキー」wの秋
ピアスバチバチに開けてるのはカッコいいから!そしてカッコ良く居たいのはモテる為!という単純明快な思考の持ち主♪そしてヤンキーだけど学校に来るのは大好きでいつも誰かと一緒にいるタイプのDK

対して八尋は優等生然としてるけどだいぶ内面は大人びていて既に自分を持ってる!ように見える完全クーデレタイプ!
世渡り上手とミステリアスさをTPO判断して使い分けてる感じのDK

こんな2人の友情が芽生えていきつつBのLになる事はなく、親友っていう程でもないままの友達として高校を卒業、、、
そして一足先に社会に出た秋と大学生になった八尋が再会して、、、って展開していきます

本当に「友達になる」という0ベースから始まって、友達になって、仲良くなって、そして、、、?!っていう段階を踏んでくれる作品なんです

彼らの年齢も上がり、それぞれが高校生だった頃から環境や関わる人が変わった事で成長した部分や高校生の頃の彼らの本質が活きた性格がそのままだったり、あの印象がこうなったか?!というギャップを感じられたり、、、
すごく彼らの歩んできた軌跡を程好き距離感で知れる作品です
ホントに好き、、、!
この2人のキャラがめっちゃいいんです!!!というのを味わえる喜び♡

このコミックスはそんな2人のDKが友達から距離を近付けていく過程を楽しめる1冊です
先にも書きましたが、恋人編は別にあるので、是非ともまた彼らにコミックスで会えるのを楽しみにしています(๑´ڡ`๑)

地雷要素書いておきます
・ピアスを開ける描写あります→しかも舌ピを自前で開けます なので流血描写とか苦手な方や先端恐怖症の方は注意
・文字ベースですが受けがリバってる事が分かる描写あります(攻め経験あり)
・一棒一穴主義の方、、、合いません
・彼女いる描写あります(基本は文字ベース)

修正|白抜き、発光、無、、、まぁ総じてイケてない修正です、、、尚、このコミックス内では描き下ろしこみで攻め受けはキス止まり、、、Σ(・ω・ノ)ノ!




3

期待以上の感情の奥行きに圧倒された

芒木×月観


単行本で初めて読んだこの作品。
帯とあらすじの情報だけで、
ヤンキー系ギャグだと思いきや、
180度違う方向に展開し、
期待以上の感情の奥行きに圧倒された!


ノンケ天然なヤンキー・芒木と、
自覚のないゲイでひねくれたクールな優等生・月観。
高校生特有の「カッコつけたい」心理で、
スクランパーや舌ピアスという痛々しさから始まる2人の関係。

前半の高校3年生編では、
芒木が月観に抱く憧れとその無邪気なワンコ気質と、
垣間見える月観の些細な気持ちの変化。
そんな2人の距離感、アオハルの空気感が大変いい!

後半では、20歳で再会した2人。
視点が芒木から月観に切り替わるという構成が見事。
作業員として働く芒木の無自覚な守護心が、
優等生のまま大学生になりながらも、
闇に迷い始めた月観を強引に世話を焼く展開で、
延長線上のように続く友情以上の曖昧な関係が美味しくて、
どこか滲み出る温かさも絶妙!

その中でも特にグッときたのは、
一見冷静で余裕たっぷりの
月観の繊細な内面!健気な恋心!
ノンケの芒木だからこそ叶わない恋に苦しみ、
空虚さを埋めようとセフレや刺青に不安定に走りながらも、
芒木がそばにいるだけで安心してしまうその姿がいじらしくて、泣ける。

成り行きから生まれる男の友情と、
さりげなく芽生える純粋な感情が青くて、
成長するにつれて2人の感情の微妙な違いがもどかしく感じられるものの、
ただ隣にいるだけで必然ともいえる関係性が眩しくて、
積み重ねるように発展していく恋が最高で、
しばらく語りたくなる一冊でした!

3

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