氷竜王と炎の退魔師 3

hyouryuou to honou no taimashi

氷竜王と炎の退魔師 3
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神33
  • 萌×27
  • 萌1
  • 中立0
  • しゅみじゃない2

24

レビュー数
9
得点
196
評価数
43
平均
4.6 / 5
神率
76.7%
著者
犬飼のの 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

イラスト
笠井あゆみ 
媒体
小説
出版社
徳間書店
レーベル
キャラ文庫
シリーズ
暴君竜を飼いならせ
発売日
電子発売日
価格
ISBN
9784199011443

あらすじ

沼津湾にスピノサウルスに似た怪魚が出現!! その正体は、慈雨(じ/う)の血が原因で突然変異を遂げた慈雨の眷属!? 竜人の秘密を守るため、父親の可畏(か/い)から怪魚スピノの抹殺を命じられた慈雨。苦しみながらも責任を果たすけれど、その夜以来、人間離れした速度で身長が伸び始めた!?竜人だとバレないように慈雨は転校を決意して!? 一年後、雄獣のように逞しく変貌した慈雨が、再び学園に降臨する──!!

表題作氷竜王と炎の退魔師 3

15→16歳,四年生→五年生(高等部二年生)
17→18歳,五年生→六年生(高等部三年生),退魔師

同時収録作品氷竜王と炎の退魔師 3

34歳,人間で蛟の恋人
34歳,スピノサウルス竜人

その他の収録作品

  • あとがき

レビュー投稿数9

4巻待ってまーす!

カバー表紙を見た時に狂喜乱舞しました。小さくて可愛いままで行くのか?それともパパのように雄々しくなって行くのか本当に分からなかったんです。2巻で攻め受けが決まった時、小さい攻めもアリとか思ってました。

ですが期待を良い意味で裏切ってくれました。あんな短期間で成長するとか流石は可畏パパの血筋だと思いました。身体だけじゃなくて精神的にも一気に成長してて、嬉しいやら寂しいやら慈雨くん推しとしては複雑な感情でした。

本編に比べると可畏や潤の子ども世代なので、竜人の世界は以前に比べ甘くて緩いイメージがあったんですが、怪魚「スピノ」の登場と霧影島での水竜人の事件では、やはり竜人世界の厳しさを痛感しました。仲間を守るための掟は何にも変わってなかったです。

その中で父親として子を心配して厳しくも優しく見守る可畏の姿にトキメキ、褒められて喜ぶ慈雨くんにホッコリしました。そして、この年頃に見られがちな強がりと現実とのギャップに苦しむ姿がリアルで、慈雨くんの成長の著しさに驚きました。

更に1年後に慈雨くんがラファエル学園に戻ってからのルカ視点も凄く面白かったです。同性からみても見惚れるくらいの美丈夫に変貌した慈雨くんへの周りの反応に戸惑い、慈雨くんへの好意を隠そうとしない後輩への嫉妬とか、ルカもまた感情面で成長してました。

個人的にこの慈雨くんと同室になった後輩の波多野唯のキャラがあざとくて気になりました。生き餌のユキナリとかもあざとかったけど、可畏のご機嫌を損ねたら死を意味してるので、人間の波多野のような反応はなかったです。今作ではまだ大人しいですが彼が何か問題を起こさないかと今後がとても楽しみです。

そしてクリスチャンとリアムのその後もチラッと書いてあり、今後は家族で登場しないかと期待してしまいました。気になってた蛟と森脇も交際が続いているようで安心しました。

そんなに厚くないのにシーンの切り替えが上手く、ルカの退魔師としての仕事や慈雨の人間の中で暮らしながら竜人としての成長や、2人の恋の進展までがバランス良く入っていて唸りました。本当に上手い作家さまの1人だと思います。

Xで執筆活動や日々の生活をポストしていらっしゃるので毎回楽しみにしています。
超絶格好良くなった慈雨くんがラファエル学園でどう成長して行くか読みたいので、是非これからも続いて欲しい作品です!

1

いや〜最高!!!大興奮の3巻!

小さくて可愛かった攻めが成長して立派な姿になるところって、なんでこんなに萌えるんだろう…

美少年だった慈雨が、1年で雄々しいイケメンに大成長!!!
しかも身体だけではなく心も成長しようと頑張っている慈雨の好感度が爆上がり((*゚∀゚))
立派な攻め様になって1年後に帰って来た時には大興奮でございました(*´艸`)

2巻で受け攻めが決まった時は、正直慈雨が攻めなの??としっくり来ていなかった私ですが、のの先生にはこの未来が既に見えていたのですね…!3巻ではもう間違いなく慈雨が攻めです!!!

3巻はラブ要素が強いのも嬉しいけど、それ以外のストーリーも面白くて全く飽きないのが本当に凄いなと毎回感じるこのシリーズでございます
まだ続くみたいなので、この先も慈雨ルカを堪能させて頂きたいと思います(*´艸`)

0

氷竜王と炎の退魔師3最高です!

電子配信ありがとうございました。大好きな暴君竜シリーズのスピンオフ第三弾です。可畏と潤の子の慈雨くんと先輩ルカくんの心模様がたまらないです。手探りで、初めてづくし高校生らしく初々しくてほっこりもします。暴君竜シリーズは、永遠に続いてほしい作品です。

1

挿絵の有り難さを特に感じた今作

表紙絵が解禁されてとても衝撃でした。
えぇ?!慈雨くん?!変わっちゃった…。
あぁ、あのかわゆい慈雨くんがもういなくなっちゃうのか、どんな話なのかなと楽しみ半分不安半分で読み始める。
そうくるか!自分の不甲斐なさを感じて早く大人になりたいと願ったからか急に成長しだす。一晩で2センチ身長伸び始める。成長痛が半端なくて泣きながら吐いてる。
2日連続で2センチずつ伸びちゃったし顔つきも変わってきてしまってこりゃ人間界の学校にいてたら怪しまれてしまうと早々に竜人専用の竜泉学院に転校決めてしまう。
成長がおさまった一年後に聖ラファエル学園に戻ると決めて。
まぁ、一年位あけたら見た目変わっててもビックリはされても違和感は感じないもんね。
大好きなルカ先輩と離れてしまうけど竜人の秘密を守る事を優先した慈雨くん偉いよ!

しかし、成長痛の痛さで悶えてるところを倖くんが気付いて心配でさすってくれたのを嬉しく感じずに嫌悪に感じてたのが驚き。高校進学前は倖くんを好き過ぎてヤバいから離れたくらいだったのに、今はルカ先輩にマッサージして貰った感覚を上書きされたくないから倖くんを拒否するまでになるなんて。
恋のチカラってスゴイ。

扉絵の竜嵜家の勢揃いのイラストはこの時に撮った家族写真なんだなと感慨深い。慈雨くんが毎日成長するから写真に残しておこうと毎日撮ってたんだって。この時の慈雨くんが着てるスーツは潤くんのなんだ。あぁ、倖くんがかわゆい。数日前までは慈雨くんも可愛いかったのに。あー、複雑だよ。可愛い双子ちゃんが好きだった身としては。

前半は慈雨視点、後半はルカ視点で物語は進みます。高校生活が始まって3巻前半までは2ヶ月しか経過してなかったけど、ここで1年後の話に。
慈雨くん成長した姿で学園に戻ってきましたよ。
今まではルカが高嶺の花でみんなの憧れの的だったのが、慈雨くんのが上位になったような感覚でルカくんがめっちゃ焦ったり心乱されてる。心移りされたらどうしようって。
見た目男っぽくなった慈雨くんだけど中身は変わってなくて安心。悩みながらも高校生らしさのある初々しい2人が可愛くて可畏と潤とは違ったカップルだなぁと思います。

森脇&蛟カップルと可畏パパ&リアムカップルの近況が知れたのもよかったです。本当は彼らのメインの話も知りたいところですが。それぞれ仲良くされているようで良きかな。

今回は慈雨くんの急激な成長を描いたお話だったので笠井あゆみ先生の挿絵がある事でより楽しめました。

次作も楽しみにしています。

5

大変身!

犬飼先生の作品は、いつも私の想像を予想もしない方向で超えてくれるのですが、今作もそういう仕掛けがたくさん散りばめられていて読んでいる時間がひたすら幸せでした。
暴君竜のパパとはだいぶ違う方向性の慈雨くんで、あれこれ悩んでいる姿も見せてくれるのがよかったです!おもしろかった‼︎続きも出てくれるとうれしいです!

2

痛み

慈雨編3冊目。赤子のころから見守ってきた可愛い可愛い甥っ子のような子が、するっと大人になって愛おしくてしようがないシリーズ。皆様表紙をご覧になって。あんなに可愛かったキラキラ王子様が、なんということでしょう、がっしり金髪イケメンに★
見守ることが出来て本当に幸せです。とはいえ、お話はこの後どうなるのか全く分からないので萌で。先生、出版社様、引き続きどうぞよろしくお願いいたします。気になるわという方は是非!是非、暴君竜の1冊目から!最高っすよ、このシリーズ。そして当巻のカラー口絵が神なんですの。すばらしい・・・(≠肌色)。

全寮制の聖ラファエル学園で、恋人となったルカと楽しく学園生活を送っていた慈雨でしたが、近くの海でスピノサウルスのような怪魚が出たというニュースが流れ・・・と続きます。

攻め受け以外の新しい登場人物は、水棲竜人たちぐらいかな。蛟、森脇、可畏、潤、倖、ミロ、クリスなどがご出演。

++良かったところ

慈雨がねえ。体も大きくなるんだけど、心も体も痛みを乗り越えて大きくなるんです。そこが良かったというかなんというか。

スピノの件で、どうしても竜人全体のことを考えて苦渋の決断をしなければならないところがあり。そして人では考えられないスピードでの成長のために、一旦ルカのもとを離れざるをえなくなり。そして激痛となって襲う成長痛などすべてを乗り越えて。

帰ってくるんですよねえ、ルカ先輩のもとに。逞しくなって。
いやほんとカッコいい。あのキラキラ、お目目くりくり可愛い王子はどこへ!?
とちょっと寂しい気持ちもあるんですけど、あまりのカッコよさに「まいっか!」と思いました。

お話はまだ先が読めないので、次巻以降も楽しみにお待ちしたいと思います♡先生、素敵なお話、有難うございます!!!

2

ついに…

待ちに待った続編
2人がついに♡
暴君竜シリーズと言えばバトルシーンが読み応えがあり心霊プラス恐竜バトルの組み合わせは他には無く本当に面白いです。
4作目も待ち遠しいです(๑˃̵ᴗ˂̵)

2

慈雨ー…!! 泣けて泣けて、最高に萌え滾る3巻

あああ…最高の3巻だった…!!
読み終えた直後の今、興奮冷めやらず。

興奮そのままにレビューを書き殴る感じになってしまうため、見苦しいところが
あったらすみません。。

何よりも最高だったのは、今までずっと攻め・慈雨視点で書かれていたお話が
今回、前半部分・慈雨、後半・ルカと両視点で書かれていたこと!!
ルカ様(なんだか自然に”様”を付けたくなります)が後輩くんへの嫉妬に苦しむ様に
たまらなく萌えてしまった…

2巻でも幽霊エピソードにおおいに泣いたのですが、この3巻は序盤のスピノのお話で
ボロ泣きでした。。
思いがけないところで自分の行為の責任を取ることになった慈雨。
自分をただただ慕ってそばに寄ってきてしまう眷属が、人間に脅威を与え
その存在が竜人たちの平穏を脅かすものとなってしまった時、どうするのかー

責任を取った慈雨の心の苦しみ、痛みがこれでもか!と伝わってきて、
読みながらぼろぼろ涙がこぼれました。。

2巻まで萌えの対象だった”慈雨の方がルカを見上げる”という体格差が、
この巻で一気に逆転したのも最高にたぎったーーーー…!!!!!
それもただ”人間じゃないから成長しました”というのではなく、急な変化にも
先述のスピノが絡んだ理由があって…

ずっとずっと「ルカ先輩に追いつきたい、大きくなりたい」と望んできた慈雨だったけれど、
望まぬ形での急激な成長、体の成長と心の成長の乖離に悩む様子が痛々しかった( ; ; )

成長痛のシーンも、痛む足をさすりながらトイレで毎晩泣いていた昔の記憶が
呼び起こされ、手に汗握りながら読みました。
実家に戻っても母にさすってもらうことはせず、黙ってひたすら耐え忍ぼうとする
姿に、
”大人になりたい””心も成長したい”という慈雨の悲壮な決意が見え、胸が熱くなりました。

ルカ視点で描かれる、後半の水棲竜人の霊の事件もシリアスで本当にドキドキ、
最後の最後まで(本当に!!)気の抜けない展開。
やっとやっと、最後のページで安心できました。

やむなく人を殺した直後に平気な顔でお茶を飲む蛟や竜人たちを見て引いたルカだったけれど、
「付いていけない」と思う部分はありつつもそれでも「付いていく」と決意する姿が
最っ高にカッコ良かった…!ルカ、大好きです。。

そしてルカ推しの自分としては、”待ってましたっ!!”の終盤の二人の初体験、
乱れる姿に感謝の念と幸福感しか湧いてきませんでした・・・
笠井あゆみ先生の絵がまた美しすぎて、ため息。

いやーーー、1巻・2巻では想像もできなかった。
筋肉モリモリマン(言い方)になった慈雨が!!駅弁!!!なんて!!!

体は大きくなってすっかり変わってしまっても、ルカにとにかく優しく優しく接する
姿には心奪われました。

はあ…これからルカが大学生になった後、二人の関係はどうなっていくのか。
今から早く4巻、続きが読みたくてたまらないです。

作中に出てくる篤弘と蛟の関係性もまた、めちゃくちゃ気になってしまう。
切なさと深い深い愛が伝わってくるカプ、馴れ初めが知りたいです。

そしてツァーリって?弟が一人だけロシアで暮らしてるのはなぜ?といったところも、
実はずっと引っかかっている。。(スピン元を1巻までしか読んでいないため)

これはスピン元「暴君竜」シリーズも続きを読まなくては!と思い、
急ぎ2巻を購入したところです。

氷竜王シリーズと、暴君竜シリーズ、どちらもこれから最初から読み返しながら、
物語の世界に浸って浸って、浸りたい…!!

最高に泣けて、たぎって、萌えるシリーズ3巻。
その余韻にまだまだ酔いしれながら、スピン元2巻を楽しみたいと思います✨

3

氷竜王と炎の退魔師3

待ちに待った3巻目!
今回で父・可畏に近づいてきたかのような
慈雨が嬉しい‼️
ファミリーも登場するし、ファンとしては
ありがたい、の一言です❗️
赤ちゃんの時はひたすら可愛いかった慈雨君が
いきなり成長著しく、きっと慈雨ファンを悶絶
させているのではないでしょうか…
試練も乗り越えてルカ先輩と一生イチャコラ
しておけぃ‼️と満足して読み終わりましたよ
犬飼先生、次は続編ですか?
倖君のお話もぜひよろしくお願いします
潤と可畏メインも読みたいです!わがままですみません‍♀️

2

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