愛という名の

ai to iu na no

愛という名の
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神1
  • 萌×21
  • 萌2
  • 中立1
  • しゅみじゃない4

--

レビュー数
2
得点
16
評価数
9
平均
2.3 / 5
神率
11.1%
著者
安住露月 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

媒体
漫画(コミック)
出版社
KADOKAWA
レーベル
ジーンピクシブシリーズ
発売日
電子発売日
価格
ISBN
9784046838612

あらすじ

闇の隙間から差し伸ばされた手は 救いか、或いは――。

闇の隙間から差し伸ばされた手は 救いか、或いは――。
男子高校生の湊人は、唯一の特技であった陸上を辞めた。誰にも言えない理由だった。帰り道、離れて住んでいる兄・綾人がなぜか湊人を迎えに来る。綾人に暴言を吐いてしまう湊人だが、綾人の様子はどこかおかしく…?

表題作愛という名の

(攻め受けなし)春日綾人、大学生、湊人の実兄
(攻め受けなし)椎名湊人、高校2年生、綾人の実弟

レビュー投稿数2

歪んだ「憎」から滲む実兄弟の2人だけの優しい「愛」

親から愛されなかった弟(黒髪の子)。

親から捻じれた愛に「愛」されてきた兄。
胸が重くなるような、
歪んだ「憎」から滲む
実兄弟の2人だけの優しい「愛」。


親の愛を求め、何でも優秀な兄を超えようと努力する高校生の弟。
その孤独感と勝負心、そして、
兄への「憎」に引き込まれて、

親の離婚を機に長い間離れていた大学生・兄が、
なぜか弟のことを過度に知っているという
不穏な空気が漂ってゾクッとするミステリー感が忍び寄せながら、

明かされていく兄の執着!
表面的には優しい兄として振る舞いながらも、
その裏に潜む狂おしいほどのストーカー的な重愛!さらに、
過去から兄と実母との苦しい異常な関係・・・

兄にとって、闇の中で無知な弟への「憎」、
それでも、唯一温もりを与えてくれる存在も弟で、
「絶対に離してほしくない」、
「どんなことでもするよ」という独占欲に身震いする!

兄から一方だけの執着だと思っていたら、
本当は弟も親に冷たくされた中で兄だけが与えてくれた優しさに執着している!という
双方向の依存関係にズキュンと刺さる!

弟の親友の視点が、
中途半端に感じられて、個人的には不要かもしれない。

エロなし。
ラストに向かって一気に失速してしまうのは正直残念。
展開を期待していた分、少し軽すぎて、
物足りないというか・・・もっとドロドロとした結末を見たかった!
ウェブ上でしか読めない番外編を含めて、
とにかく安心できる結末になっています。

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兄弟同士、ダークブロマンス!!

背徳BLも大好きなまりあげは。

兄×弟と聞き、ブロマンスとはいえ、相当攻めの様子がおかしそうかも、、、
と、あらすじ買いしました。


紙コミックスの裏帯に、「それは拷問のように痛い、愛」とあり、かなり期待できそう///!
いざ、実読!!


と、読み始めてみたらまず少年マンガ調な画風に目がいきました。

好き嫌いがありそうな感じがします。

ですが、それ以上に主人公のDK湊人の兄で、なんでも完璧で親に目をかけられていた綾人が、不穏(良い意味で♡)すぎて、目が釘付けとなります。

ええ。
この兄、危険です!!
ガチで。
2人の親同士が離婚して、それ以来ずっと離れて暮らしていたはずなのに、なぜか湊人を時間予告して迎えに来るなど、ストー○ー疑惑が浮上します。


で、どうしてこの完璧なる兄が弟のことをストー○ーするのかと言えば、幼き頃の家庭環境がそうさせてしまったことがのちのち判明します。
毒親に育てられなければ、この歪な兄⇒弟への愛は誕生しなかったかもしれません。


というか、弟も弟でずっと続けてきた陸上を辞めることもなかったかもしれないです。
いや、そもそも弟が陸上を始めた理由は、兄が唯一メダルや優勝記録を残していない競技だったからで。
その競技あれば、優秀な兄を越せるかもしれないと、努力を始めたわけでしたが、、、(そもそもこの思考自体が、兄の作戦誘導だったわけですが)



ブロマンスという煽り文字がある通り、えちはおろか、キスもありません。
だからこそ際立つ、ダークな背徳感。

心理描写が鋭く、怖さも覚えるほど。


好きな人は好きだと思う、「愛という名の」。
このタイトルのあとに続く言葉を、読み終えた今、狂気に満ちた兄弟愛をなんて表現するのが適切なんだろう、、、
ひたすら考え続けているまりあげはでした。


※作中、一部暴力的表現があるので注意喚起の注釈がありました。

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