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3 gatsu 22 nichi hanataba wo sasageyo
前巻同様、ハラハラドキドキが続き、ストーリーは面白かったです。
今回は蓮も巻き戻りをしていない0回目に海路だけが戻り、海路の記憶を頼りに海路と蓮が協力し合って光一の死を回避する、という初めてのパターンでした。
結局、何度タイムリープしても光一が死んでいたのは、事故で死ぬはずだった蓮を助けたことで、死ぬ運命が光一に移ったから、という真相のようでした。
その死神の呪いが最後は光一から海路に移り、バイクが勝手に暴走して、逃げるために二人とも海に落ちましたが、結局二人とも助かります。そこでようやく死神も諦めたんだろう、という着地点でした。
蓮がタイムリープできたのは、亡くなったお父さんが、蓮が死なずにすむよう死神と交渉したんじゃないかという推測で二人とも納得して、すっきりした感じで終わっているのですが、とばっちりで何度も死ななければいけなかった光一のことを思うと、とてもよかったとは思えなくて、ちょっと後味の悪さが残ってしまいました。
誰かを助けることで死ぬ運命が他人に移ったり、バイクを暴走させるような力が死神にあるのなら、一度目の巻き戻りで蓮が光一を最初の死亡フラグから助けたとき、どうして死ぬ運命は蓮に移らなかったのだろうと思います。
それまでは蓮が巻き戻れば海路も一緒に巻き込まれていたのに、なぜ最後だけは海路と蓮で巻き戻りがずれてしまったのかも、納得できる説明はありませんでした。
そういった細かいところがちょこちょこ気になりましたが、ハラハラドキドキしながら続きを追うことができ、無事に光一を助けることができ、思いを伝え合えた二人を手放しで祝福することができ、満足度の高いお話でした。
登場人物らが引っ掛かったことをずっと意識しながら読んで行くと(もしかして、もしかして)てなっていくし、蓮が落語好きって判明したときに(あ!)てなってどうかハッピーエンドになりますようにって祈りながら読み進めて、最後まで止まることができなかった
どうして3人とも無事に乗り越えられたのかが、なんか本当落語みたいな印象で、頓知利いたな〜て膝を打ちたくなった
そして、そもそもどうして?てやっぱり思ったところで「あ!あの人でしょ!!」てかぶせ気味に気がつけて読後感が最高に良い
本当にお見事で面白かった
恋も、良かった
マウントの理由、理解できないのとか自分をモブと心から信じてる主人公面白かった
久々に小説を買いました✌3日で上下巻読んでしまいました。
めちゃかちゃ良かったです。言い方は凄く難しいけど最後のどんでん返しが落語の意味を取り入れてくるところがすごい深いと思いました。光一君の死を回避するためにいろいろ試行錯誤して、最後に海路君が怪我をして死んでしまうんじゃないかとヒヤヒヤしましたが、最後にHappyENDになってほんとに良かったです!BL小説はメディアミックスが少ないのですが多くやってほしいです。
ほんとに、感動しました!!リアルに、普段bl小説を買うことは少ないのですが書店で見てなんとなく買ってみたらドハマリしました!!
この作品はMediaミックス化されるべき作品だと思っております!!故人的に…。
上下巻一気に読んだらもぉ、喪失感とそゆうのが一気にきました。報われてほしい、でも、うまくいかないそゆうジェットコースターのような感情が毎回つづくので心臓に悪かったです笑でも、読んでそんは絶対になかったです!
上巻での海路くんの鬱屈した思いが昇華され、報われていくようで涙が溢れる。このターンの3人の関係性にすごく癒されるし、希望が満ちていくのを読者も一緒に味わえる。変化しながら何度となく繰り返される出来事が、実は変化しないことで引き起こされていたり、次々と難関をクリアしていっていると思いきや!?最後の最後まで目が離せない、最高のサスペンスドラマが展開される。こんなにあちこちにばら撒かれたキーワードを全て回収していく手腕はすごい!作家買いして間違いがない。
小中大豆先生×笠井あゆみ先生。
上下巻出揃ってから読み始めました。
いやぁ、、、
ご褒美(エロ)が少なすぎやしませんかw
蓮はずーっと冷たいし(なんか隠しているんだが)、海路は蓮が好きだけど、
ループの最中で気持ちを見失っちゃうし、
もうこの終着点はどこなのー!!?と。
最後のループでホワイト蓮がようやくちょっとキュンな態度を出してくれたから頑張って読めたけど、
なかなかつらい(甘々エロエロBLを期待していたらの場合)展開でございました。
が!上下巻の表紙を見比べて、花束の違いの意味を知ったら涙が出ましたよ…!
何度も言いますが甘々エロエロではございませんw
設定、小中先生の文章はおもしろく、
笠井先生の絵は言わずもがな最高です♡
ドキドキで読み始めた下巻。
高校三年生の蓮と光一とタイムリープしてきた海路。
これが最後、と光一を助けるため協力し合う蓮と海路。
上巻での海路の苦しさを知るだけに、そんな2人の姿を見守れるだけでもよかった(>^<。)
タイムリープの悲壮感や使命感よりも、高校生活を送る楽しさや友人とのやりとり。
そんな青春のきらめきを感じて眩しかった(*ˊᵕˋ*)
上巻の不足分を補うくらい甘さやきゅんも>ᴗ<✧
これで本当に助かっておくれよ、と私も海路達と一緒に願いながら読み進め、残りのページを確認しては、まだなんかあるよな、とドキドキし。
最後、ラブホに向かった2人に、おーい、門限は8時だぞー、といらん心配ができる幸せ。
最終的には小中先生、凄い!天才!ありがとうございます!につきます(≧▽≦)
辛い事が多かった前編の、少し希望が見えたかもしれない最後。そこからの後編。
前後編一気読みでした…最後までハラハラどうなるのかわからない展開だったので非常に楽しく読めました!ストーリー重視の方に、前情報なしで是非読んでほしいオススメの前後編2冊です。
一度どん底まで落ちた後の、憑き物が落ちて腹を括った海路が良かった。ホワイト蓮の若者らしい不器用さとか若さが愛おしい。そして光一の優しさや生真面目さに支えてあげたくなる2人の気持ちがよくわかった。何度もタイムリープを繰り返す海路の、これが最後だと決意して挑む高校三年生の生活が、これまでにないほど海路にとって充実して楽しい友情に恵まれた一年になったこと、そして明るい未来を思い描ける事がなにより読んでいて嬉しかった。
恋愛面も、蓮の海路への気持ちの変化がわかりやすくてキュンとします!前編が辛かったからこその海路と読者へのご褒美ですよね!
今一番勢いのある作家様の新作。
最近のものは欠かすことなく読んでいますが、少し出遅れて今作も読了しました。
ストーリーが完璧に面白い。
苦しいばかりのタイムリープだったけど、だんだんと距離感が変わっていく蓮と海路と、怒涛の展開。1ミリも目が離せなくて夜も眠れませんでした。
上下巻も読者からすればありがたい限り。
色んなフラグが立ちまくって最後の最後までどうなっちゃうの?とワクワクドキドキしながら読ませていただきました。
小話でもいいから大学生になった三人の物語も読みたいものです。
何はともあれ今回も期待以上の作品をありがとうございました。
また次の作品を読むのが今から楽しみです。
謎解きの要素にシリアスな展開でページをめくる手が止められなかった上巻を受け、下巻ではこんなにもハートウォーミングな眩しい青春が待ち受けていようとは。
これだけ高校生を繰り返し、ようやく今までになくDK生活を満喫しているようにも見える海路。自分の気持ちや他者の行動にモダモダしたり、ちょっとしたスキンシップでぎごちなくなってしまったりするさまが可愛らしいです。
何回も高校生を繰り返したお陰で周囲の人間のことが少しずつ見えるようになったり、また地獄を味わったことでどこか吹っ切れたような部分もあったり。下巻では端々から海路の成長がうかがえます。
それと同時に、“今回が最後” ということ、やり直しが効かずもう後がない、腹をくくらざるを得ないという状況も、今を精一杯に生きることへと彼を促しているように感じます。
海路が青春しているおかげで、行動を共にしている蓮や光一もめちゃくちゃに青春しています。
上下巻で登場人物はまったく同じなのに、異なった空気を味わえるという。スワンプマン的な同一人物の入れ替わりはありますが、すべてが結末に向けてあるべき場所へと収束していきます。
上巻で散りばめられた数々の不穏さや伏線にひたすらドキドキしておりましたが、それらの伏線も下巻でしっかりと回収されていきます。
下巻の中盤、11月1日の謎が明らかになる瞬間は本当に震えました。
上下巻合わせ、最後の最後まで息もつかせぬ展開に虜になりました。このような素晴らしい作品を世に出してくださったことに、心から感謝をお伝えしたいです。