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koi ni kogareru kemonotachi
もうどこに小さかったスイがキャタルトンで誘拐された話が書いてあるかは忘れてしまいましたが、あの事件の時に登場したキャタルトンの第五王子のカナンと騎士のエルネストのお話でした。
こちらは四六判サイズで1ページ2段組の大ボリュームでした。そして書き下ろしの表題作はキャタルトンの革命の前後のお話で、孤児のカナンがキャタルトンの貴族で騎士であるエルネストに保護されて第五王子としての教育を受けて、革命を起こすべく王宮でじっと機会を伺っているところに王族によるスイの誘拐事件が起きて思わぬスピードで目的を果たすお話でした。
シリアス調で境遇に負けないカナンの強かさと、協力者であるエルネストの父親の策略が光る内容でした。
そしてもう一つの長編は同じキャタルトンを舞台にしていて、同人誌を改稿した「紅玉と守護者の贖罪」はあのエンジュとロムルスのその後でした。復讐の為に犯した罪を償い続けるエンジュと、彼を守りつつ一緒に償いの旅を続けるロムルスが番として結ばれるまでのお話で、未来を感じさせるお話でした。
書き下ろしの短編である「スイと双子とある遊戯」はスイとガルリスと「恋に焦がれる獣達 4 双子の熊の恋愛事情」で登場した双子の熊アーデとベルクとその番たちとのワチャワチャ楽しいお話でした。
この短編と違って表題作はとても難産だったらしいのですが、あのスイ誘拐事件の裏側で革命の手助けをしたとサラッと書かれていたので、今回じっくり読めて良かったです。茶柱一号先生ありがとうございました♪