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yuuhi ga ochitemo issho ni iruyo
昨年話題となった、「煮付けBL」っていう単語をド忘れして、あれ、角煮BLだっけ?? って思いながら読み始めたアホすぎるまりあげはです。
はっきり言って、内容ヤバかったです。
どうヤバいか?? って、、、
幼なじみで、かたやいい家の厳格な父に育てられ、完璧を求められた攻めと、父からDVを受け続けていた受けとが、成長し検察官と介護士となっているお話なのですが、
中原先生の紡ぎ出す文章描写がエモーショナルすぎて、破滅に向かって進む2人の恋のリミットに終始ドキドキが止まりませんでした。
というか、本当に面白すぎて、内容的に地雷な方もいるでしょうけど(取り扱っている題材的に、光の腐の民が喜ぶハピエンでないことは最初から明らかでした)ノンストップで最後まで読んでしまいました。
救済からの煮付けなんですけど、攻めの流星の受けのアキへの想いが強強すぎて、もしやこれは、、、
と、次の展開を予想しているとすでに事後だったりして、
お前…マジかぁ、、やっぱりか、、
そこまでして受けを護りたいんだな、という強固な愛に震えました。
未読の方には、もうなにがなんだか分からないレビューと思いますので、ぜひこれを機にこの作品を読んでみて、煮付けBLとは?? の読後余韻を楽しみましょう。
タイトルの意味も、最後まで読んで、あーーー!
よかった!ずっと2人だ!! というか、ずっと2人は2人で生きていくんだよね!! ってなりました。
後悔よりもあのときの自分に出来る精一杯の力をもって全力で守りぬく想いと、その想いに年月を重ねても応えようとする心。世間からは汚れて見えるかもしれないけど、これは真っ白な純粋な想い。いつまでも変わらない二人だけの純白の想い。殉愛が純愛へと成就する物語。
正直なところ読むの躊躇って長いこと買い物カゴに入れっぱなしにしていました
だってすっごく辛そうなんだもん!!
やっぱりね、凄いお話でした
DVに苦しめられたアキ。。
これだけで予想されるとは思います
苦しいのです
流星との時間は尊くてエモい。。
対比がすごくいい
共依存、煮付け、それだけじゃない尊さもあり涙なしでは読めません
中原先生すごいなぁ。。。
本当に読んで良かったです!
読了後、ちょっと何も考えず
こんな世界本当にあるよね、、、、
家族にも色んな形あるもんね、、、
など思ってしまった
やはり小説は深い
夕陽が落ちても一緒にいるよ
忘れられない一冊になりました
どうなるのどうなるのーーーまさかね?
と終始ソワソワしながら読みました!
お互いの存在が道標、生き方に心赦され合う純愛!!
覚悟を決めての旅行が切なくて求め合う様が狂おしくて!!
幼馴染BLのむずキュンと相互救済重々煮付けの親和性よ!!
軽やかなやり取りも楽しくて甘くて、情景描写の情緒が優しい。
重いのに美しい。
想い合う心は綺麗で真っすぐ。
だからこそ愛のためならなんでもしちゃう……
苦しみから開放するために!業を背負ってしまう……うぅ、究極!
とても面白かった。
家庭環境最悪な父子家庭で育った受けと、幼馴染で裕福な家庭で育った攻め。生きる環境が違った二人だけど大人になっても縁は切れずに親友として過ごしていた。失踪した父親との区切りをつけるためにも失踪宣告の手続きをしたことをきっかけに受けと攻めは過去と向き合うことに…というお話。
幼少期のエピソードや、お互いに救い救われてきた関係性、お互いを大切に思いあっている気持ちの強さに涙。最後はもう憂いのない状態で二人が再出発できそうなエンドだったのも良かった。
母を亡くし、兄は出て行ってしまった。
ろくでなしの父からの暴力を受けていた小学生時代、幼馴染とすごす時間だけが心の支えだった。
父が失踪し、恐怖から解放された主人公を支えてくれたのは幼馴染。今でも正義感が強く、検事となった今も大切にしてくれている。
そんな中、ずっと行方がわからなかった兄が接触してくるようになった。お前のせいだ、と金を要求されるようになったが。
メリバ、といえばそうなのかもしれないけど、それよりなにより
「煮付けBL」
という作者さんの一言で膝をぽんと叩きました。
そうだ、これだと。
作中ずっと薄暗いんですよ。
夕方日が落ちて、真っ暗になる前のちょっとだけの時間訪れるあの薄暗さ。
それでも確かにエンドマークがついて、二人の生活は続いていく。
読後感がいいか、といえば首を横に振るしかないんだけど
なんといえばいいんだろう、身震いがするほど
「いい本読んだ……!」って思える良作でした。
できれば午後に読んで欲しいけど、夜中は落ち込みそうですね。
今回は地方検事と介護施設職員のお話です。
受様が父の失踪宣告をだした事で父の死を真相をしり
攻様の手を取るまで。
受様の父は男で1人で受様兄弟を育ててくれますが
思うように生きられない父の暴力に晒される
理不尽な暮らしを強いられます。
そんな受様にとって支えとなっていたのは
同級生の攻様の存在でした。
裁判官を父に持つ攻様はクラスのリーダー的存在で
常に寄り添ってくれ、力強く道を差し示してくれますが
高校からは別の高校に進みます。
三つ上の兄が高校卒業と同時にアパートをでると
父が受様に執着する生活となり
就職したら1人暮らしをするつもりでしたが
父に自立すると伝えると「オレを捨てるのか」と
胸倉を掴まれて激しくなぐられ続けてることになります。
受様は確実に死を覚悟しますが気が付いた時に父はおらず
その日以降、父が戻ってくることはありませんでした。
受様はグループホームの介護職員として働き
父が帰ってくるかもと部屋に住み続けますが
地方検事となった攻様のすすめで「失踪宣言申し立て」の
手続きをします。
それによって父の死亡が確定し
疎遠になっていた兄に連絡をするのですが
求職中だと言う兄は受様に金の無心をするようになるのです。
父のように受様を搾取しようとする兄から
受様が逃れる術はあるのか!?
厳しい父を中心とする家庭で育った攻様と
暴力を振るいつつ子に執着する父の元で育った受様の
恋物語になります。
同居していた時に受様を庇った事を盾に
金を搾取しようとする兄の存在によって
受様と攻様の関係が少しづつ変わっていきます。
現代社会でも起こりうる両親との関係性、
家族の在り方について問いかけるような物語で
問題が深すぎて胸にいたい物語でした。
中原先生の後書きに「煮つけBL」とあって
どんな分野!? と検索したらちるちるでも特集してました。
恋人への想いが強すぎるあまり
相手を助けるために人の道さえ外して罪を犯すという
分野だそうでなかなかに重い分野でした。
物語は受視点から始まりますが
攻視点も挟まって進んでいく事で
読者は攻様の想いと受様の知らない展開をも知っていく為
物語の未来はある程度見えています。
そうならないでほしいと思う展開に進んでいく物語に
真実を知った受様はどんな行動をするのか
攻様が犯した罪が赦される未来は来るのか
2人が選ぶのはどんな未来はなのか
選ばなかった未来を悔いないのか
読み終えるまで
ハラハラ&ドキドキが止まりませんでした。
人は必ずとも正しい選択ができないのかもしれません。
それでも選んだ道を悔いることなく生きることで
望む未来へと歩いて行けると信じたい幕引きでした。
先生買い。文章は好きで、ミドリノエバ先生の挿絵も好きなんだけど、どうしてもダメだったところがあったので中立にしました。久しぶりに自分の地雷を認識した一冊。本編260頁ほど+あとがき。
あれこれトライしてみても割合上手く続かない父親から暴力を振るわれる事が多かったアキ。父親が失踪したあとは、幼馴染の流星と良い関係を続けてきたのですが…と続きます。
攻め受け以外の登場人物は
受の父、兄、攻の両親ぐらいかな…?
家族って大切な存在にもなり、ツライ存在にもなるんですね。
++より内容に触れる感想
攻、受は、お互いがお互いを大切に思っていて、思いやり合っていて、よい関係に思うのです。穏やかな人生をおくれた可能性があったと思うんです。だからこそ、すごく残念で。
攻が受を思うあまり?若さゆえ?やらかしてしまうんです。なんでそうなってしまったの…と無念でならない。頭良くて、検事目指すような攻なのに、なんで???と、どうしても受け入れられなかったでした。読んでいて辛かった。
設定が現代日本そのままと思うので、余計に「あー…これはしんどい、無いと思いたい」と感じたのだと思います。ファンタジーなどで「異能持つ攻にやられた」等だとこんな風にしんどくはならないんですけどねえ。
もう少し違う対応を取り、2人穏やかに過ごせると良かったのに…と悔しくなってしまった一冊でした。
好きな人のためなら、大切な人のためならなんでもする。
彼を守るためなら、今すぐに全てを捨ててどんなことでも出来てしまう気がする。
夕陽が落ちるまでの数時間が2人だけの特別な時間だったあの頃。
割れたビスケットを無邪気に分けあって食べた子供時代から大人へと成長する中で、じっくりと時間をかけて大きく育った共依存めいた関係性にどうしようもなくしびれます。
なんだかものすごくわくわくしてしまって、夢中になってページをめくり、読めば読むほどツボを突かれた1冊でした。
毎日のように大小さまざまな報道がされている世の中。
たとえ法律や倫理的にはあってはならないことだったとしても、常識を取っ払って多方面から見てよくよく考えてみると、これは罪に問うのは酷だと感じる出来事も少なくはないなと思うのです。
作中の2人の状況はまさにそうなのではないかな。
流星の想いもアキの想いも痛いほど理解ができるもので、お互いに心から愛しているからこその手段と結果を責める気持ちにはなれず、むしろホッと安心してしまった自分がいました。
幼少期から続いた呪縛のような辛いエピソードが心苦しいのだけれど、合間合間に両視点で語られる、唯一無二の多幸感で満ちた2人だけの時間がとっても良かった。
お互いがお互いの光だったんだろうなあ。
そして、流星の容姿を「神様が気まぐれに時間をかけて作ってみた」と表現する中原先生のセンスがとても好きです。
ややほの暗さを好む個人としては、このまま誰にも見つからずに2人だけの世界で暮らしてほしい気持ちがなかったと言えば嘘になりますが…
すっきりと晴れやかにとまではいかずとも、また2人で共に未来を歩むためにはこれが最良の結びだったのかもしれませんね。
これを愛と呼ばずになんと言おうか。
ぐいぐいと読ませてくれる素敵なお話でした。
先生がXで「幼馴染モノの煮付けBL」だと仰っていたので、三度の飯より幼馴染BLが好きな人間としては必読だと悟りまして、すごくすごく楽しみにしておりました。
そして拝読したのですが、ただただ圧倒的な読後感に暫く放心状態でした。
「煮付けBL」というジャンルを知らなかったので調べてから拝読したのですが、初めての煮付けBLがこちらの作品だと今後どんな煮付けBL作品を読んでも比較してしまいそうです。
また、近年の社会課題にも切り込んでいて、社会派の小説としての側面も素晴らしいと思いました。
BL小説なのでストーリーの過程で語られる以上の深掘りはしませんが、考えるきっかけになるのではと思います。
法で裁かれない"悪"もあるのです...