フロウフルレメディ 下

flowfullremedy

フロウフルレメディ 下
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神35
  • 萌×214
  • 萌2
  • 中立1
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
7
得点
238
評価数
52
平均
4.6 / 5
神率
67.3%
著者
緋汰しっぷ 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

媒体
漫画(コミック)
出版社
竹書房
レーベル
バンブーコミックス Qpaコレクション
発売日
電子発売日
価格
ISBN
9784801982628

あらすじ

幼少期、感情表現が苦手な子どもだったレン。
ある時周りに合わせ感情を演じることを覚え
それが今の俳優の仕事にも繋がっていた。
しかし初舞台の稽古でうまくいかない状況が重なり
精神的に崩れかかったレンは獅子戸に連絡をしてしまう。
深夜にも関わらず会いに来てくれた獅子戸に甘えるも
利用しているようで罪悪感を感じるレン。
一方の獅子戸はレンと過ごすうちに後悔が残る過去の恋から
救われたような気持ちになっていることを打ち明ける。

出会ってからともに過ごす時間が増え、
着実に関係が変わりつつある獅子戸とレンだったが――?


ど天然クソ真面目なアパレルディレクター×気ままで食えない新人俳優
タイプ違いなふたりのじわりじわりと心が満ちる恋

表題作フロウフルレメディ 下

アパレルディレクター,35歳
新人俳優,24歳

その他の収録作品

  • 描き下ろし:「それからのふたり」
  • あとがき
  • カバー下:『フロウフルレメディ』タイトルのお話

レビュー投稿数7

年上の敬語攻めさん、とても、良き♡

獅子戸さんと蓮司の恋の駆け引きの行く末です(ღ˘͈︶˘͈ღ)

と、その前に私的にこの作品の萌え所を書かせて下さい♪
レビュータイトルにもしちゃったのですが、攻めの獅子戸さんの穏やかでちょっと奥手な感じが良く表れている話し方がとてもキャラに合っていて、好き♡
しかも、実は獅子戸さんを振り回してるっていう体の蓮司くんも敬語なので敬語×敬語っていう、なんかそれだけでも「丁寧さ」が感じられる
ココ、とても私的にグッとキタPOINTでした♡

そんな穏やかな大人な獅子戸さんが蓮司くんに振り回されながらも近付く距離感がホントとってもゆっくり、でもしっかりと描かれています

蓮司くんの役者さんとしての苦悩と役者さんの横に居る事への覚悟に葛藤する獅子戸さん
お互いが二の足を踏む感じも理由がちゃんと伝わって来るからこそ、2人の行く末を見守りたくなります
そして、この2人にはというか獅子戸さんには必ず乗り越えなければならない過去があります!
その辺もちゃんと向き合ってくれてるし、とても蓮司くんがちゃんと獅子戸さんを「見てる」んだな、っていうのが伝わって来て「親子みたい」というのがめちゃくちゃ私もストンと納得出来ちゃいました

下巻冒頭の蓮司くんが周りを小さい頃から「見ていた」という感受性の豊かさがココで活きて来るな!と感心しちゃいました

キャラの深掘りがとても丁寧でお話しも性急さがなくてとても良質な2人の恋の始まり(ღ˘͈︶˘͈ღ)

濡れ場は…………す、少なかった…。。。
でも、それでもこの作品の雰囲気ならそれでもいっかな( ´3`)~♡って思えました
全くない訳ではなくって、この2人らしさがあったかな?って感じです
これからドンドン蓮司くんに獅子戸さんはベッドでも振り回されそうな事は余裕で妄想出来る流れや、何だかんだ「ズルい大人」らしいのでたまには返り討ちにしちゃう獅子戸さんも妄想準備のネタ提供はちゃんとしてくれてます
キスだけで、、、の流れ、めっちゃ良かったです♡

寝る前に読みましたがとても穏やかに気分よく眠れそうな完結巻でした (ღˇ◡ˇ*)♡
この読んだタイミングとの親和性もめっちゃ良かったので萌2との迷い所ではありますが、、、電子のおまけ漫画も素敵だったし…!ちょっとプラスで評価です♪
☆で言えば4.5以上では確実です!

修正|白抜き…完全なる白抜き具合で背景の白と同化してたまに”無”…(シーモア)

5

下巻は癒しのターン❤︎

上巻は、コミカルな雰囲気で
2人の関係は、どちらかというと
獅子戸さんが人の良さを発揮して
レンくんに振り回されてる図でしたが

下巻は、冒頭からレンくんの
プライベートが語られ
苦しい心の内がこれでもかと
続きます。

個人的にここ、辛かった…
先生の描く作品は、大人の世界で
恋愛が描かれるんですけど
ラブ抜きで語られるとこんなにドライ
レンくんが芸能界という殺伐とした
世界で、自分の居場所を求めて辿り着いた
場所は手を伸ばす先も見えない暗闇で…
なんか居た堪れなかったです。

あとがきに、先生がタイトルについて
語られていました。
レメディは治療という意味があって
獅子戸さんが失恋から癒されていく話
にちなんだそうですが、

獅子戸さんは誰かを愛することで
癒されていくタイプ。
そして蓮司くんはそれを求めるタイプで
でも、獅子戸さんはまた勘違いして
踏み込んでしまうのではないかと
ここで過去が足を引っ張ったりして
モダモダするんですよね

ただ、そんなことは言ってられないくらい
切羽詰まってくる蓮司くんの状況に
2人は選択を迫られる…!

印象としては、モノローグで
気持ちが吐露されるというのは
抑えめで
展開されるシチュのなかで
動いていくキャラに
気持ちを語らせていく感じといいますか

なので、大人の恋愛だなぁと感じる
のかもしれないんですけど
今回は、キャラが魅力的というか
レンくんが抱えている
アイデンティティになりえる話が
切なくて、個人的に忘れられないキャラ
になりそうです。

11歳差の2人ということ以前に
レンくんの小悪魔っぷりに
タジタジの獅子戸さんの図が完成されるんですよね。
めちゃめちゃツボに入りました。
相変わらず、やりすぎ重めな獅子戸さん
だけど、レンくんとそこも噛み合うみたいな。
もうちょっとこのお似合い二人の
やりとりを見てたかったなぁ

ハッとするくらい
幸せそうに笑う2人の柔らかい表情が素敵で
またとっても良かったです❤︎

5

チル76

きいろぞうさま

わぁ~!
わざわざお返事を下さりありがとうございます!

こちらこそ、どうぞよろしくお願いいたします
まだ作品未読なので拝読出来ていないですが、藤峰式先生の新作のレビューも書かれてましたよね?
コミックス化待てそうになかったらレビュー、参照にさせて頂くやも…!
単話レビュー、ありがたいです!

と、、、お話しが尽きなくなってしまうのでこの辺で(ღ˘͈︶˘͈ღ)

改めて、コチラからの急なアプローチにお時間下さり感謝です
どうぞご返信などはお気を遣われませんように、どうぞよしなに、でゴザイマス


チル76

きいろぞう

チル76さま

はじめまして!
コメントありがとうございます
恐縮です、、

私も、レビューをお見かけする度
楽しく読ませていただいてます
年上の敬語攻め、私も同意です。。
もっと増えて欲しい笑

こちらこそ、今後とも
よろしくお願いいたします~

きいろぞう


チル76

きいろぞうさま

はじめまして、チル76と申します
突然のコメント、失礼します…_(._.)_

この度、きいろぞうさまのレビューを拝見し、自分の読み込みの浅さに気付く事が出来てとてもきいろぞうさまのレビューが文字通り「役に立った」なぁ~‼と思いまして、、、

突然のコメントで失礼かとは思いましたがどうしても一言お礼を申し上げたくて…!

本当にありがとうございました‼

きいろぞうさまのレビュー内に記載のあった年齢差を拝見し、自身の稚拙なレビューを修正出来ました…スッカリ年齢差の明記を見落としておりました…

きいろぞうさまの深く、愛情溢れる素敵なレビュー、これからも楽しみにしております

素敵な1日をお過ごし下さいませ(*˘︶˘*).。.:*♡

チル76

No Title

あの獅子戸さんが、実はこんなに真面目でピュアな人だったんです!上巻では年下新人俳優のレンくんに振り回されっぱなしの獅子戸さん。真面目な性格で頼られるのは嫌いじゃないし、あざとく絡んでくるレンくんは何処か危なげで結局放っておけなくて。レンくんも獅子戸さんを振り回してる自覚はあるけど、どんな変化球もちゃんと受け止めてくれる存在が心の拠り所になっていって。この下巻はちょっと弱ったレン君が獅子戸さんの存在に助けられて気持ちが変化していくお話。素の一面を見せてくれたレンくんに獅子戸さんも無自覚に惹かれていて。2人ともめんどくさい性格なんですが、そこを埋めあえるのは2人だからなんでしょうね。色々してしまう獅子戸さん、実は隠れスパダリなんでは⁉︎素直になってからのレンくんが本当に可愛いくて、もっと幸せな2人をみていたいです。

4

オリジナルとスピオフの良い距離感

上下巻まとめての感想です

本作品自体はスピオフ作品です
スピオフ元は「イリデセンスリフレクタ」です

フロフルの上下巻だけで読めなくはないかも知れませんが確実に前作を読んだ方がキャラの理解度が増します!
でもだからと言ってどちらもそれぞれの作品の中心を揺るがすような関わり方はしていません

あくまでも元は元CPを、スピオフはスピオフのCPを、しっかり味わえる距離感での関わり方で各作品との良好で適切な関係性を感じるシリーズです
シリーズの楽しみ方もいくつかあると思います
オリCPとガッツリ絡める事でシリーズ感を盛り上げる
スピオフCPがオリCPを越えて来るなどなど
今回で言えばしっかりオリCPの存在はありきだけれど今回の2人に集中出来るストーリーになっていて身内感の少なさが読み易さを確保してくれています

恐らく2組のCPの性格が成長したり元から穏やかだったりという特徴が良い相乗効果を生んでくれているんだろうな、と感じます

それぞれの恋を経てしっかり4人が新たな関係性の基盤が固まった4冊
このシリーズがこれで完結でも十分満足出来ますし、この時間を経て4人が一堂に会すその後をそれこそ身内感として楽しめても嬉しいな、なんて思える読後感です

すごく素敵な4冊でしたし、このフロフルだけの感想で言うならば上下巻でちゃんと攻め受け2人のキャラがどんどん好きになっていく流れが落ち着いて読めるので、休日にゆっくり読んだり、眠れない時に心穏やかに読みたい時なんかにしっくり来る感じがします(´▽`)

特に受けのレン君の奥深さが増していく過程がとても沁みました
最初は「獅子戸さんの為のキャラ」みたいな印象だったのですが、下巻でレン君に焦点が当たったお話しが読めた事で「2人を」応援したくなりました
3連休の最終日、ちょっとお天気も優れない昼下がりもこの作品のお陰でとっても心が温かい気分です

また、1度4冊を通して読んでしまえばそれぞれの上下巻だけでも繰り返し気分に合わせて読み返せるのも嬉しい所だと思います♡

4

ポンコツではなく未来のスパダリだった!

まちに待った下巻の感想です。
上巻で急速だけど確かに縮まった2人の距離。
ポンコツだけどレンには正直な自分をぶつけられる獅子戸さんになんとなく焦点を向けていたのですが下巻ではレンの幼少からの経験が出てきて何故あんなに完璧に仮面を被ってイージーモード小悪魔だったのかが掘り下げられています。
人より感情の起伏を表しにくいレン。
レンの置かれている家族についてのことなど。きっと素直ないいコだけど色々な過去を経て自分を取り繕う事で居場所を造っていたのが染み込んだのかも知れませんね。無意識の承認欲求もその辺から来るものなのでしょう。
実の父親のからみの所は読んでいてレンの気持ちに感情移入してしまいました。
周りに信じられる人が居ない。けど不器用でポンコツ(笑)だけどきちんと向き合い包みこもうとしてくれる獅子戸さんの存在が特別なものに。
獅子戸さんもレンくんにブンブン振り回されているうちに前の恋の痛手などこかに行ってしまって新しく芽生えた恋心をはっきり自覚して求め合う、、、
もうお似合いの2人ですよ本当に。ただ前作の2人が出てきて4人会議か?!とか言ったりしていた所は本当にプーッてなりました。前作の2人と合わせて考えてもこの出会いだしこの2人だから上手くいくんだよなって再確認しました。
自分の好みとしては受けが好きな場合が多いのですが、このお話は断然攻め一択です!!
獅子戸さんが私の中で圧勝です(笑)後下巻の表紙の獅子戸さんがかっこよすぎ!眼福です。
しっぷ先生の作品の中では病みもエチも濃くないけれど面白く、電子も紙も購入しましたが買って良かったです!

4

イリフレスピンオフ一般人×芸能人BL

前情報全く入れずに作者様買いして読んだのですが、まさかイリフレで登場したあまりいい印象のなかった2人のスピンオフとは思わず!!表紙から受ける2人もイリフレ登場時とはかなり違う雰囲気だったので読み始めてびっくりでした。

上下巻通して読んでの総評としては互いに互いしかいない、唯一無二の存在だったんだなというのが第一の感想です。
蓮司くんが置かれている状況というか次々降りかかるものが、芸能人なら当たり前なのかもしれないことでも側から見てるとかなりキツくて、どんどん追い込まれているのをヒシヒシと感じてしまい中々にしんどいです。
そしてそんな追い込まれている蓮司くんは一体どんな言葉をかけてあげてどんな風に接してあげれば救われるのかがすごくわかりにくい印象を受けるのですが、獅子戸さんが本心からした言動が悉く蓮司くんを掬い上げていて、まさに獅子戸さんじゃなきゃダメなんだろうというのをものすごく感じました!
イリフレの時はとんでもない思い込み激しい嫌なおじさんというイメージしかなかったのにここにきて完全に覆されました!笑

蓮司くんが少しでも息がしやすいような2人の関係が続くことを祈ります。

2

手と手を取って

 下巻も上巻に引き続き、可愛い!と思えるシーンがたくさんありました。最初は獅子戸を気まぐれに振り回していたけれど、何でも割り切って世間や芸能界を難なく渡り歩いていけそうに見えて、実は誰よりも擦れていなくて他人の悪意に傷付きやすい、本来芸能人に向いていないのがレンというキャラクターなんですよね。ノリの軽さは不安や寂しさを取り繕う仮面。人との繋がりを誰よりも求めているのに、また失ったり裏切られたりするのが怖くて踏み込めない。

 そんなレンにとって、弱さや後悔など、人に見せたくないものを最初から晒け出してくれていた獅子戸はその後関係性が変化していっても、安心できる心の拠り所であり続けたんだなぁと。年上なのに敬語を使う物腰の低さ、からかわれても人の善意を無下にできないお人好し加減、いつでも律儀に向き合ってくれるところ。この業界では危なっかしくもある獅子戸のそういう言動1つひとつが、実は根っこの部分が同じく純粋なレンには寄り添っていて心地良い、包んでいて欲しいと感じられる資質なのでしょう。束縛はネガティヴに捉えられがちだけど、適度なものなら愛の証でもある。レンがいつまでもそれを嬉しいと思えるような穏やかなカップルでいてくれたら、と思います。

1

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