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kodoku na goburin ha ouji no ai kara nogaretai
人間とゴブリンを両親に持つ、ハーフゴブリンの子だなんて、と手に取りました。
電子で買うと、ついつい後回しになっちゃって。
受様はハーフゴブリンのリュイ。
顔を始め右半身が緑色のまだらがあるため、一目見ただけで人間ではないと分かってしまう。
人里離れた森の奥に1人で暮らしていたところ、怪我をした騎士と出会う。
この騎士こそ攻様であるレオンハルト。
視力を奪う花粉のせいで、一時期視力をなくしているレオンを放っておけず、家へ連れ帰り面倒を見ることに。
題名に孤独なゴブリンとなりますが、確かに旅だった父親を、1人待ってるリュイだけど、人狼のフラム達やリュイの薬や薬草を買い取ってくれる商人。
リュイはその人柄で自分の居場所をきちんと作ってきていましたね。
レオンも、リュイの見た目で先入観を持つことなく接する事ができて、リュイの優しさや人柄に惹かれていく。
初えちシーンでは、何にも知らないリュイにクラクラしながらもリュイのペースに合わせて進めていこう、と思うレオンの優しさと我慢がナイス(≧▽≦)
で、恋人になったとたん、”リュリュ”とか愛称で呼び始めるレオンの浮かれ具合に小っ恥ずかしくて転げたくなりましたo(>∀<*)o
巻き込まれた危機を回避しようとする2人の、相手を想う気持ちがいい(*^^*)
「逃げて」って言って受様が攻様を逃がして捕まっちゃうシチュエーションとか、大好物ですよ♡
人種とか立場とかの違いを乗り越えた2人に拍手でした。
人外と人間のCPだーいすき!電子版で拝読しました。
人間とゴブリンの間にできた、半分魔族で半分人間な主人公(受け)と、目が見えない状態で主人公に保護された美丈夫との恋物語です。
勇者が魔王を倒し、世界が平和となってまだ30年。半分魔物である主人公は森の奥深くでひっそりと暮らしていたところ、怪我をした馬と騎士様を保護する。騎士は目が見えない状態で、それが治る約一ヶ月ほど自宅で匿うことに。
魔物あり!魔法あり!のファンタジー。主人公も騎士様も、でてくる仲間たちも心優しい人でいっぱいです。
悪はわかりやすい悪でした。作品によっては、「悪人にもそうする理由がある…これは同情しちゃうな…」と思っちゃうこともあり、結末に心を痛めたりするんですが、今作はそんなことなかったです!随分と自分勝手なひっどい男がラスボスでした。
後半はちょっと駆け足だったのと、現王が魔王を倒した勇者だというのに子育て失敗した残念な父親みたいになってたり、騎士様(正体は第二王子)から主人公のことをどれだけ素晴らしい人間かを聞いていたとしても、魔物と人間のハーフと見てわかる外見をしてる者をあっさりと受け入れちゃうのがなんだかな、と思ったりしました。もう一悶着あるのでは!?と思っていたもので。
行方不明だった主人公の父親の行方も…。うーん、思うところは多々ありますが、全体的に楽しく読ませていただきました!
勇者の息子の王子 × 人間とゴブリンのハーフ
勇者が魔王を倒し、平和が訪れました。
魔王に操られていた魔族たちは理性を取り戻し、平和な世の中になります。
それでも人間たちは魔族を恐れ嫌悪し時には攻撃してきたりします。魔族たちは人目を避けて森の中で暮らしています。
人間の父とゴブリンの母を持つリュイ(受け)は三年前に母が病で亡くなり、父は母の薬を探しにいったまま帰ってこないため、1人寂しく暮らしています。時々訪ねてくる商人たちや友人のウェアウルフが訪ねてくるきりです。
そんなある日、賊に襲われ怪我をした人間、レオン(攻め)を助けます。リュイはハーフなため人間にもゴブリンにもない容姿をしているため、人を避けていたのですが、フランは眼を痛めているためリュイの姿が見えず、普通の人間だと思っているので治るまで世話することにするのです。
人間とゴブリンのハーフって、もう少しパーツごとに似てるところがあると思ってたんだけど、リュイは右半分がゴブリンで左が人間というセパレートに外観に違いが出ています。
レオンの目が治るまでと世話をするのですが、お互いどんどん惹かれあってしまうのです。
このままほのぼの進めばよかったのですが、実は勇者の息子で王族のレオンは姉アンナと兄ルーカスの王位継承問題に巻き込まれてしまうのです。
劣勢のルーカスの反転攻勢か始まり、それに魔物たちが利用されてしまいます。
リュイはリュイで、自分の本当の姿を見られるのを恐れて逃げてしまう。
魔物たちを利用するルーカスの行動はまさに勇者に倒された魔王と同じ行為だとなぜ気がつかないのか。
彼が何故そんなに王位に固執したのかと思うと切ないです。
今回のことがきっかけで、人間と魔物との仲が良くなっていきそうな感じになって、これから皆で手を取り合って平和な国になるだろうという流れのための必要悪だったのでしょうか。
2人は甘い時を2人で過ごすにはやることがまだまだ多いですが、孤独なリュイが幸せになれてよかったです。
エロス度★★★★★
レオンとリュイが紡ぐ恋物語・・・開幕♡
王子様とハーフゴブリンが恋に落ちるストーリーがとてもロマンチック。
石田先生の描く挿絵が神がかる眼福さで、レオンの肉体美やリュイの美しさが芸術的。
傷を負い、目が視えない状態のレオンを介抱するために一緒に生活を共にすることになったリュイ。
自分の姿を見られないことに安堵しながらもレオンを好きになってしまうリュイや姿が見えなくてもリュイの魂・心に惹かれ愛を囁くレオンがたまらないです。
それぞれの立場・境遇の苦悩を乗り越えて愛し合う2人が尊い・・・。
こちらの作品を簡単に説明しますと… ”聖人同士の恋” です。
なんか、永遠に仲良しなおじいちゃん&おばあちゃんを見ている感じw
ラブラブすぎてこっちまで照れちゃうぐらい素敵な関係でした。
何気ない日常の中で 徐々に愛が~♡ みたいな流れに弱いので、
ストーリーの後半が特に好きでした。が、しかぁし!!
後から首をかしげるポイントが少しずつ現れてきて、
それが積み重なって最終的に評価が「萌2」に落ちました。
疑問点①-『都合のいい魔法』
リュイがたまに便利な魔法を使用しますけど、そこは別に気になりません。
問題はリュイの祖父。高度な時間停止の魔法を使ってましたよね。
メインテナンスフリーの庭。家畜も一週間眠った状態でもOK。
でもそれってさ、ゴブリン族の死病の進行を止めたりできないのかな?
例えば、少しの間だけでも感染者を眠らせて治療法を探す、とか?
ネイシャが慌てて子供を連れ回す必要がなくなりますよね?
まあ、ここはまだスルーすることができました。
疑問点②-『耳と牙』
リュイにはゴブリン特有の長い耳と二本の鋭い牙があります。
あれ、初めてチュッチュした夜… よくバレなかったね ( ̄▽ ̄;)
当時のレオンもまだ完全に目が見えてなかったから、
顔の位置を確認するためにもっと触ってくると思うんですけど?
変な意味でずっとハラハラしながらそのシーンを読みましたw
疑問点③-『ギィの実』
ただの果物が魔石の支配力を妨害するなんて急展開だし、
いくらなんでも無理がありすぎ。
疑問点④-『リュイの父親』
物語にとって凄く重要な要素が最後の最後であっさり解決☆!
なんか強引にハッピーエンドにした感じが好きじゃなかったです。
てっきりルーカスに捕まっていたとか、もしくはもう死んでたとか、
そういうオチを期待していたので個人的に少しがっかりしました。
長々となんだかんだ言いましたが、全体的に癒される作品でした。
お互い心が清らかな可愛らしいカプが読みたい方にオススメ。
さて、今年はもっとBL小説を読むぞ!
櫛野ゆい先生の作品は初めてなので、拝読させて頂くのがとても楽しみでした。
個人的、各項目5段階で
ファンタジー 4
健気 4
家族愛 3
エロ 2
な感じだと思います。
第二王子のレオンハルトさん×ゴブリンと人間のハーフのリュイくんのカプです。
森の奥深くでひっそりと暮らすゴブリンと人間のハーフのリュイくん。そんなある日、植物の花粉で一時的に目が見えなくなってしまったレオンさんと出会う。目の治療をする間、一緒に過ごすようになった2人。今まで経験してこなかった、誰かとの何気無い挨拶や生活に喜びを感じるリュイくんだったが…。
表紙では気付かなかったのですが、口絵でリュイくんの見た目にちょっとビックリしてしまいました。ごめんなさい。でもそんなこと気にならないくらい健気で良い子のリュイくん。だけど、ゴブリンと人間のハーフなので、やはり心無い言葉を、特に人間から言われてしまいます。
そんなちょっと不憫で健気なリュイくんと、目が見えない状態で一緒に過ごすレオンさん。次第に惹かれ合う2人だけど、リュイくんのことを人間だと思っているレオンさんに、正体を知られたらと不安になるリュイくんがまた健気で…。目が見える前に、と想いを通じ合おうとします。でもあるあるかな、男同士での身体を繋げることを知らないリュイくんの純粋さが可愛いですね。
リュイくんの正体を知っても大丈夫だとは思うくらい、レオンさんの人となりが良いですね。リュイくんへの気遣いや想いが素敵です。個人的にレオンさんがリュイくんのことを愛称でリュリュと呼ぶのが可愛いですね。でもその愛称を呼んでいる時が絡みの時っていうのが何だか良いですね。思わずキュンとしました。
人間は勿論だが、リュイくんの周りの魔物達の生活や様々なキャラクター、魔法などのファンタジー要素も多く書かれているので、読み応え充分で、人や魔物それぞれの思いやりや家族愛などが素敵なので、是非とも読んでほしいです。
異世界ものが大好きで最近はBL以外もたくさん読んでいます。それ故にゴブリンに一方的なイメージを持っていたので、王子との恋物語が想像出来ずに戦々恐々としながら読み始めたんです。
こちらは転生やトリップものではなく、純粋にその世界に生きている人間や魔物たちのお話でした。
面白いと思ったのは魔物に対する解釈でした。魔物は魔王に操られていただけで、魔王がいなければとても平和的で知能も高いのですよ。
だけど魔王討伐から30年経ってても人間も魔物もお互いに干渉しないように暮らしているので、お互いを誤解したまま歩みよるキッカケがないのでした。そんな時に怪我を負ったレオンをリュイが匿ったことにより、事態は大きく動くことになります。
ゴブリンと人間のハーフであるリュイと実は王子であるレオンをどうやってくっ付けるのか、とても難題に思えたのですが勇者だった王の後継者問題に絡めて実に分かりやすく解決していました。
また、レオンが最初は目が見えなかった設定も凄く良かったです。レオンはリュイの容姿ではなくて人間性に惹かれて好きになっており、またリュイが自分の正体を告げることが出来ない葛藤が凄く切なかったんです。
そしてリュイのところにやって来るウェアウルフのフロムやゴブリンの親子や旅商人のカガリによって、レオンが魔物への理解を深めて行く過程が凄く面白いのです。
この繋がりが終盤の魔物と王国の危機を救うことになるんです。
個人的に魅力的だったのはレオンの年の離れた第一王女でした。彼女がいたからこそレオンとリュイは恋を貫くことが出来たと思いました。
前半に比べて後半が駆け足過ぎたのと、石田惠美先生の描くリュイはとても魅力的でしたが、私的にはやはりゴブリンはないなと思ったので萌2です。
決して多くを望まず、日々を穏やかに生き、誰かが困っていれば迷わずにそっと手を差し伸べられる優しい心根の持ち主。
さて、魔と名のつくものが悪だと一体誰が決めたのでしょうか?
今までも、有名どころだと美女と野獣その他もろもろ、外見や種族が異なる者同士の恋愛を描いた作品は数多くありました。
「外見ではなく内面が好き」「見た目よりも中身」なんて言葉が世の中にはありますが、どうしても想いを寄せ合うまでに相手の容姿の情報も目に入って来ますよね。
なので、結局のところ「全部ひっくるめて相手のことが好き」なものが多いと思うんです。
そんな中、こちらの作品はというと…攻めの視力が一時的に失われている状態から始まるお話となっています。
本当に全く見えていない状態でスタートし、攻めが知っているのは受けの声と香りと、僅かに感じ取ることが出来る雰囲気だけ。
攻め側からは何も見えないけれど受け側は何の問題もなく見えていて、なおかつ自分は人から忌まれている魔物の血が入っている…と、この題材だからこその設定が良く効いていてすごく上手いんですよ。
両視点で語られていたのも作品設定の良さをより多く引き出してくれる良さがあったかなと。
視点違いの想いがどちらも理解が出来るもので、攻めにも受けにも読んでいて自然と気持ちが入るというか…恋の成就を強く願いたくなる魔法にかけられてしまいます。
誰かと出会って、共に過ごす何気ない毎日が楽しかったり、相手を好きになる過程がとても丁寧に描かれた素敵な作品でした。
恋の甘みも切なさも同時に味わえる良作かと思います。
気になるところがあったとすれば、違う意味でハラハラとしてしまう終盤の駆け足さと83Pの人名間違いくらいかな。
2人の恋はすごく良かっただけに、もう少しすっきりとまとまった結びだったのなら…と4.5寄りのこちらの評価になりました。
今回は人の国の第2王子と人とゴブリンのハーフのお話です。
受様が怪我を負った攻様を助けた事をきっかけに
外の世界へと踏み出し攻様の大切な人になるまで。
今から30年前、この世界は魔王によって混乱を極めます。
魔王は強大な魔力で魔物達を操って人を襲わせ
人は魔物に怯える日々を送っていましたが、
勇者によって魔王が倒されると
魔物達は理性を取り戻して元の暮らしに戻り
勇者は人の国の王となって世界に平安を取り戻します。
その頃、受様の父と母が出会うのですが
人の父とゴブリンの母はどちらの一族にも認められず
人の立ち入らない森の奥深くで暮らし、受様をもうけます。
しかしゴブリン特有の病で母が亡くなった3年前から
受様は病に効く薬草を探しに出た父の帰りを
1人で待つ暮らしをしています。
受様は左半身は人、右半身はゴブリンの特徴を持つ事から
訪ねてくる商人とウェアウルフの友人くらいしか
付き合いがありません。
そんなある日、受様は黒馬に付き添われて森の中を歩く
怪我を負った甲冑姿の騎士を助けることになります。
この騎士が今回の攻様です♪
攻様は現王の後継者争いに巻き込まれて
敵対する王子の刺客に襲われていたのです。
騎士の仕事は王族の護衛と魔物退治であり
受様が魔物だと知られたらと思うと怖くも有りましたが
失明の危機のある花粉を浴びていた攻様を放っておけず
自宅に匿うことにします。
果たして受様は魔物と知られること無く
攻様を助ける事ができるのか!?
人とゴブリンのハーフである受様と王子である攻様の
人種を越えたファンタジックな恋物語です♪
攻様は目こそ見えませんが
騎士故の勘の鋭さで受様の生活をアレコレと助けてくれます。
受様はかつて近くの村の祭りに行って
その容姿から村人達に暴言と敵意を向けられた過去があり
受様を人と信じる攻様に人出ない事を言えません。
そして実は攻様も一介の騎士ではなく
王国の第二王子である事を受様に隠しています。
2人で暮らしていく中でお互いに惹かれていくのですが
種族も立場も違う2人の恋がどうやったら実るのか
前途多難な未来しか見えなくてドキドキ&ワクワク
人間と魔物の対立を利用して
姉王女を排除して王位に就こうとする兄王子の策略が
受様を危険に巻き込んでいってハラハラMAX
攻様が受様を伴侶にする道をつかみ取るまで
とっても楽しく読ませて頂きました ヾ(≧▽≦)ノ
人としても魔物としても半端だと思いながらも
誰かのために役に立ちたいと優しく生きてきた事が
周りの人や魔物達の考えを変得ていく1歩になっていたのが
とても胸を打ちました。
情けは人の為ならずなとても読了感の良い1作でした。
一時的に視力を失った王子様と恋に落ちるものの、自分は半魔のハーフゴブリンだから受け入れられる筈がない……と逃げる受け、最高だ〜〜〜!!!
〝逃げる受〟スキーにとってはご褒美すぎるシチュエーションでした♡
森の奥深くでひっそりと過ごす王子様との暮らしは質素で地味ながらも、幸せそうな2人にホッコリ癒されます。
そして、王子の看病を通して少しづつ惹かれ合う2人…
人間により迫害されたトラウマから半魔である事を告げられず、王子から「愛してる」と言われても騙している罪悪感に苦しむリュイ。
自分も王子が好きだけど、好きだからこそ〝半魔〟である事実を知られるのが怖い…と。
本来なら愛を囁き合う甘いシーンなのに、王子から「好き」と言われる度に罪悪感が増していくリュイの葛藤がいじらしくて、幸せになってくれ頼む!!!!と、願わずにはいられない。
一方の王子様は包容力カンスト溺愛攻めだったので安心感がありましたが、それでも〝人間と魔物〟の異種族ならではなすれ違いに胸が痛みました。
惹かれあい、寄り添って、すれ違って、離れていく…この恋愛の機微は本当に素晴らしくて、BL部分だけなら文句無しに〝神〟評価なんですが、終盤の展開が若干駆け足気味だったなぁ…と。
悪役が悪役すぎて滑稽に感じてしまい、アッサリめのご都合展開で少し物足りず……
とは言え、周囲のキャラ達は優しい人ばかりで、迫害や虐待等の辛い描写は無く安心して楽しめました!
〝人間と魔物〟種族の壁を乗り越えた大団円に、ほっこり癒される優しい物語です◎
リュイの想いが報われる電子限定SSにホロリ。
最後に少し泣かされた……笑