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suki de shikataganai
「好きにはならない」が自分的にツボだったので総合は萌評価です。
「好きでしかたない」
評価「趣味じゃない」
すみません、大嫌いです。
読んでいてイライラする話です。自分は絶対に読み返す事は無いです。
受けが結構好きなタイプなだけに尚更話としては嫌いです。
この表題作のあらすじ(自分の好みとは正反対に近い)のせいで好き作者さんなのに今までこの本に手を付けていませんでした。
今更読もうとしたきっかけは「好きにはならない」が大好物のヤンデレ攻めだったからです。
「好きがとまらない」
評価「萌」
受けの腹黒具合が良いです。
攻めも好感持てるタイプです。
「好きにはならない」
評価「萌×2」
受けが好きすぎて受けの周りを排除するヤンデレ攻めは大好きです。
そんな攻めから一度は逃げ出した受けですが攻めは執念で見つけて追ってきます。
また逃げるのですが結局受けはほだされます。
ただ、この作者さんに求められている話とは違うような気がしますが。
最初は助教授と大学生のお話。
一目惚れしてハマってしまうけど相手にされない・・・と
ホントにフツーの設定で、「それはナゼなの?」ってのが醍醐味なのに
『前のカノジョに遊ばれたから』・・・って、オイ!!!
めちゃフツーやん!!!で、男もイケるんかぃ?!
で、次のは遊んでる同級生と失恋したてのノンケくん(?)。
・・・だからノンケのハズなのに「どうして男に目が行くの?」って面白さを
すっ飛ばしてうまくいっちゃいますw悩みはあるみたいだけど。。。
で最後は、元カレのストーカーに悩む彼女持ちの話。
・・・何がなにが、この設定全くいらないんじゃんっ(-■-;)
現実だったら、絶対怖いしヤダと思う。
BLだから、で済ませていいのかしら?!?!
とにかくハッピーエンド話ばかりで、サクサクっとした本でした。
にしても、あっさりとし過ぎちゃいまっか?!?!
アッサリした話。ねねこさんの初期の話はどれも無難なキャラと無難な話で印象に残り難い作風だった。
今回のも、アッサリとした話が3つです。偏愛プリンスみたいに人気俳優だけどストーカーみたいな個性的なキャラを出していけばもっと話に面白味が増すのになーって思ってしまう。
ハード系を読んだ後の、口直しというか箸休めというか、そういう風にちょっと読むには丁度良い1冊だと思う。
こういうアッサリ系の作風が武器なんだけど、今回はアッサリし過ぎかな。でもこの雰囲気が好きなんで読んじゃいます。
表題作「好きでしかたない」は大学の助教授・白塚と大学生・磯山のお話。
磯山から告白したのですが「好きなら抱いてやる」と無理やり犯される。なんであんな事をしたのか、確かめたくて行った合宿でも「迷惑なんだよ」と一蹴されてしまう。
健気な磯山と過去の出来事から恋をしない白塚の話です。
「好きがとまらない」は磯山の友達・桃園は今まさに失恋中。想いを伝えられないままウジウジしていたが、桑名と話してる内に失恋した心も軽くなっていった。真面目で素直な桃園と男女問わず遊んでる桑名の話。
「好きにはならない」は磯山・桃園の友人で米野と4つ後輩の伏屋のお話。
桃園が寮の部屋替えで出ていき、代わりに入ってきた伏屋は大学に入る際に逃げてきた元カレでした。彼女持ちの米野と腹黒だけど一途な伏屋のドロドロ再会話。
オマケの描き下ろしとカバー裏の話に和みました。可愛い3人組だなぁ。
楢崎ねねこは以前1冊だけ読んだ記憶があるのだが、どうも内容が思い出せなかったりする。
今回も読んでみて分かったのだが、どうもこの作者アッサリしすぎなのかもしれない、絵も話も。
表題作は大学の助教授・白塚と大学生・磯山のお話。
磯山が白塚にゾッコンなのだが、白塚は素っ気ない。
しかも素っ気ない上になんとレイプまでされてしまうという、なんともお気の毒な磯山なのだが、その理由は前に付き合っていた生徒にあっという間に捨てられたから・・・だから磯山に冷たくしたという驚愕の事実!(笑)
これは崎谷はるひの「あしたのきみはここにいない」とつくりが非常に似通っている。
と言うことは、物凄く王道なストーリーなのである。
それなのにこれだけ薄味だと、かなり物足りない印象を抱かせてしまうのではないのかと思ってしまった。
他の収録分も含めて、全体的にぼんやりとした読了感だが、あえていうと、ストーカー気質な元恋人にまた付きまとわれる「好きにはならない」が一番マシか。
なんと言うか、もう少しひねりとパンチがあれば、何かが心に残るのかなとは思うのだが。
ただあまりどきつくない可愛いストーリーをお求めの方なら、楢崎ねねこはピッタリかもしれない。
最初から最後まで安心して読める、標準的なBLであるとは思う。