なめるとにがい恋の味

頑張る受け君の健気さが光る

瀧本先生の新刊「深窓のこいびと」がとても好きで、既刊も読んでみたいな〜と重追い手に取ったこちら。

jgardenで配布された同人誌とのことで約40Pの漫画なんですが、やっぱり瀧本先生らしい感性の光る作品で、すごく良かったです･:*+.

表紙には思いっきり女装姿が載っていますが、女装趣味の子の話ではなく。

主人公は大学生の春希。
サークルの新歓で気まずい思いをしたところを同級生の亮平にフォローされ、それから仲良くなり告白されて亮平と付き合い始めます。

今まで人を好きになったことがない春希はいまいち「恋人同士」の振る舞いが分からず戸惑うのですが、ある日亮平の家にお泊まりすることになり、それなりの覚悟をして赴きます。

ところが亮平の家で楽しく過ごしていた時、パソコンに来た通知から、思いがけず亮平の趣味（？）を知ることとなりー

と続きます。


奥手な春希が、亮平のブクマした女装男子に嫉妬し「亮平　おれのことそーいう目で見てよ」と一人涙するシーンが切ない…！（ ; ; ）
この、胸を掴まれるようなキュッとした切なさ、さすが瀧本先生だなあ。。

そして亮平の好みに合わせようと、健気に準備する春希。可愛いし、その行動力が男気溢れてて良き！

そんな春希のことが大好きすぎる亮平もまた、最高に可愛くてきゅんとしてしまいました。

短くとも読み応え抜群の一冊、大満足です✨