可愛すぎて――スパダリの理性は限界突破!?

冴えない大学生はイケメン会社役員に溺愛される

saenai daigakusei ha ikemen kaisha yakuin ni dekiai sareru

冴えない大学生はイケメン会社役員に溺愛される
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神6
  • 萌×22
  • 萌4
  • 中立2
  • しゅみじゃない6

--

レビュー数
6
得点
52
評価数
20
平均
3 / 5
神率
30%
著者
椎名サクラ 

作家さんの新作発表
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イラスト
波野ココロ 
媒体
小説
出版社
アルファポリス
レーベル
アンダルシュノベルズ
発売日
電子発売日
価格
ISBN
9784434330773

あらすじ

東京、新宿二丁目のとあるバー。そのカウンターに座り、K大学に通う大学生・山村朔弥は数ヶ月間の出来事を振り返っていた。初めてできた恋人の言いなりになり、あっという間に捨てられた情けない自分。自暴自棄になった朔弥は、いっそのこと誰かに弄ばれたいと考え一人慣れないウイスキーを呑んでいたのだ。そんな彼に声をかけてきたのは、上品で見目麗しい男・倉掛柾人。なんと彼は会社役員で、朔弥のことをずっと想っていたとか! 疑いつつもその真っすぐで優しい眼差しに惹かれ、一夜の情事だと覚悟して柾人についていった朔弥。しかし、朔弥の想像とは異なり、柾人はただ優しく朔弥を包み込んで『恋人になってほしい』と告げて、溺愛しはじめて――? 溺れるほどの優しさと淫らな激しさが止まらない――! スパダリ会社役員×地味系大学生の一途な濃密ラブ・ロマンス!

表題作冴えない大学生はイケメン会社役員に溺愛される

倉掛柾人、大学在学中に立ち上げたIT系会社の常務取締役
山村朔弥、美形ながら自己肯定力が低い大学生

その他の収録作品

  • 番外編一 花火と墓参りと甘える彼
  • 番外編二 スパダリがオメガバースを知ったなら

レビュー投稿数6

【離れてしまったら死んでしまうと思うくらい、私のことを愛してくれないか(柾人)】

エロス度★★★★★★★★★★

柾人と朔弥が紡ぐ恋物語・・・開幕♡

年の差・スパダリ攻めが美味しい。
おやおや、朔弥は冴えない大学生どころか男を惑わす天然な魔性ですよね。
自分の容姿に無頓着で有能なのに自己肯定感が極端に低い・・・自分の魅力に気付かない朔弥に柾人がヤキモキするのも頷けます。

柾人に愛されても消えない朔弥の不安。
どんなに朔弥を愛してもさらに囲い鳥籠に閉じ込めたくなる柾人の激重な愛と束縛。

2人して愛が激重で本当にお似合い・運命の番としか思えないカップルでした。
愛し合う場面もガチな濃厚・糖度の限界突破。

2

読破できませんでした……

すごく期待して読んでしまったのが悪かったのか、どうにもストーリーが入ってこなくて読破できませんでした。残念……。
はじめから攻めが受けを大好きなのですが、容姿と庇護欲など、受けの中身を好きになったわけではない様子でした。受けも流され体質で付き合うようになるのも早く、お互いを好きになる理由があまり見つけられませんでした。本編の終盤にさしかかったあたりで断念してしまったので、もしかしたらこの後で理由づけなどが明確になるのかもしれません。
攻めも受けもそれぞれ欠点を抱えていて、おそらくお互いをそれを補うような関係になれるのかと思うのですが、あまり片鱗が見えずにストーリーを追うのに飽きてしまいました。
執着攻めも自己評価低い受けも大好きで、期待度もお値段も高かかっただけに残念です。

ただ、えっちが多めで受けがぐずぐずに溶かされる様子や、攻めの献身的な姿、受けのポテンシャルなど好きな要素はたくさんありました。
もう一度、時間と気持ちの余裕のある時に読み返してみたいと思います。

0

溺愛≒束縛?

彼氏に振られた受け・朔弥がゲイバーでやけ酒をくらってるところに、以前より受けを狙っていた攻め・柾人が近づき「私の恋人になってくれないかい」と告白するところから始まる溺愛執着のお話です。
攻めの一人称は「私」です。スパダリぽくて良いですね。
両視点なので、攻め受けともにお互いしか見えてない状態なのは丸わかり。
だけど何故かすれ違うんですね〜。そういうの好きです。

柾人は朔弥が魅力的すぎて誰かに奪われてしまうのではないかと不安から、ひたすら尽くして何でも与えて、少々重すぎる愛で受けを囲いたいという思考の持ち主です。
大学生の朔弥に大学を辞めて、誰にも見られることなく家にいてほしい!とまで思ってしまうほど。
朔弥はこんなにイケメンで社会的地位もあり、引く手数多なはずの柾人がどうして自分なんだと気後れして、柾人の愛を信じていてもなかなか自信がもてません。
こんなにたくさんのものを与えてもらって、自分はただの大学生だし柾人にあげられるものなんて身体ぐらいしか…とマイナス思考です。

わりと序盤で同居するのでエッチシーンは多めです。
他の方のレビューにもありましたが、受けの喘ぎ声がちょっとクセ強めな感じで好みが分かれるかもです。
地味系でおとなしめの受けなので、もう少し奥ゆかしい声だとより萌えたかもしれません…!
個人的に恥ずかしくて声を必死に我慢する受けが萌えポイントのひとつでもあるので…。

あともうひとつ養子縁組済みのカップルがおりまして、そちらのほうも気になりました〜。
こちらの攻め・蕗谷はちょっと強引で飄々としたやり手タイプです。攻めとしてはこちらのほうが好きかな?
受け・唯は大学生でふわふわとして可愛いタイプ。ちなみにこちらも溺愛されてます笑
どういった経緯で養子縁組までに至ったか明かされてないので、そこがもうちょっと知りたかったな。
王道で甘くてちょっと切ない話が好きな人にはおすすめします!

2

王道路線な恋物語でした

今回はIT系会社の常務取締役と経済学部の大学生のお話です。

失恋した受様が愛が重すぎる攻様の恋人になるまでと
後日談短編2話を収録。

受様は東京の私大に進学しますが
地元国立大至上主義な両親は受様を散々バカ扱いし
勉学に励むためとバイトも禁止されたために
社交的でもない受様には久しい友人もいませんでした。

そんな受様の初彼となったのは遊び慣れた年上の人でしたが
彼は初心な受様を弄んだだけで会社のおえら方の娘との
結婚が決まると受様をあっさりと捨てるのです。

振られた受様が新宿二丁目の店にて
元彼に乞われるままキープしたウィスキーで
自棄酒していると

そんな受様に「無理に吞まない方がいい」と
ミモザのカクテルを差し出した男性がいました。
彼が今回の攻様になります♪

攻様は受様のウィスキーを取り上げ
自然な式草で隣のスツールに移動してくると
「いつもの・・・パートナーは?」と訊ねてきます。

受様が聞かれるままに元彼に振られた事を告げると
攻様は名刺を差し出しながら自己紹介し
受様に「恋人になってくれないかい」と言うのです。

実は攻様は受様が元彼と来ている時から
不安と寂しさが綯い交ぜになったような表情を見せる
受様が気になっていて店に通っていたのです。

繊細な容姿にほっそりとした体躯の受様は
嗜虐性を持った者達にはとても魅力的な青年ですが
受様は自分を狙う視線には全く気づいておらず

攻様はそんな手合いから受様を守りたいと思うとともに
自分の腕の中に閉じ込めたいと望むのです。
果たして攻様は受様を恋人にできるのか!?

WEB小説サイト「アルファポリス」掲載作を
改題、加筆、改稿しての書籍化で自己評価の低い受様と
執着愛が過ぎる攻様の恋物語になります♪

攻様は恋人への執着が重すぎて振られる男で
振られたての受様の次の相手として
ゆっくりと恋を育てていきたいと思いますが

自己評価の低い受様は
見目もよく会社の重役で仕事もできるだろう攻様に
なぜ好かれているのかがわからず
2人の恋はなかなか進展しません。

そんな2人に攻様の会社の個性的な面々が絡み
少しづつ受様が前向きになっていく展開で
あまりハラハラすること無く
安心して読めるシンデレラストーリーでした。

何事にも自信のない受様が
デキる男に可愛がられて自信をつけていく展開は
溺愛モノの王道設定でしたが

攻様がただできるスパダリというだけでなく
恋人を閉じ込めたい欲望よりも受様の気持ちを優先し
我慢している様は面白かったです。

ただ受様の元彼の脅迫というお約束展開が
あっさり解決しすぎて物足りなかったかな。

2

溺愛のいいとこ、わるいとこ

なるほど……
確かに溺愛の看板に嘘偽りありません。イケメンスパダリ会社役員に、こよなくグズグズに愛されちゃう激重・激甘なお話です。
始まりから既に溺愛モードに突入していて、以後ずっと溺愛の濃度を増しながらストーリーが進んでいきます。

束縛系激重執着愛で恋人を愛する柾人と、自己肯定感低めの大学生・朔弥の愛が目いっぱいに詰まったストーリーは、"溺愛"のワードが持つポジティブなイメージとはちょっとかけ離れた、どちらかというとマイナスイメージ寄りの"溺愛"モノです。
2人とも相思相愛で、お互いを大事に想いお互いが大好きで仕方ないっていうのがベースにありますが、2人の交際はネガティブな感情で埋め尽くされているのが話の展開として面白いなと思いました。

柾人からすると、一目惚れした朔弥とやっと恋人になることが出来て嬉しい。
朔弥からすると、こんな自分を大事に大切に愛してくれて嬉しい。

一見すると、2人の交際はバラ色で楽しくて仕方ないって印象を受けるし、事実幸せな交際ではあるんですけど、順調な交際だからこそ抱いてしまう不安や葛藤を主軸に描かれています。
例えば…
柾人は朔弥をがんじがらめに束縛したい欲でいっぱいだけど抑えていて、朔弥の方は、いつかフラれるんじゃないかとビクビク…みたいな。

ラブラブで幸せな毎日だけど、心から幸せになりきれていない2人の心の奥底に渦巻く負の感情がすごく目立ちます。それは柾人サイドにも朔弥サイドにもあり、2人の視点から語られる心理描写は丁寧でじっくり。同じ溺愛作品でも、糖度高めの甘さ際立つ溺愛作品とは違う一面があり、そこがこの作品の見どころだと思います。


恋人を溺愛しまくるパーフェクト男の長所も短所も"溺愛"っていうのが面白い着眼点。興味深く最後までドキドキワクワクしながら読むことができました。暗くなりそうな話ではありますが、そこは甘さのスパイスをふんだんに盛り込むことで重苦しくないテイストに落ち着いていたように思います。…何せベッドシーンが多いんで(〃ω〃)

2人を肯定的に見守る個性的なキャラたちの存在も良く、作品を素敵に彩っていました。蕗谷と唯のカップルも気になる存在でしたので、いつかスピンオフがあるかなと期待しています。


ストーリーは番外編含め面白かったんですが、少し気になったのは朔弥の喘ぎ声…。嬌声、悲鳴のような快楽時・絶頂時のセリフが、うーん…わたし個人としてはあまり好みじゃなかったです。
その点だけマイナス1にしました。
番外編のオメガバース妄想は、柾人の変態ぶりが分かるオモローなエピソードでした^ ^
執着系溺愛攻めが大好物な方はぜひ。おススメです。

7

愛し過ぎてしまう攻め×愛されなかった受け

家族にも愛されない、友達もできない、縋りついていた恋人にも振られて絶望、という朔弥がスパダリイケメンに愛される話。
でも朔弥の自己肯定感が低すぎるだけで、実は顔も可愛いし頭もいいという、拗らせくん。
会社役員の征人さんが、完璧なまでのスパダリ!朔弥をめちゃくちゃ甘やかして、でも愛し過ぎて重くならないようにってセーブするところも良かったです。対して愛され慣れてない朔弥が、征人に依存してしまったら、捨てられたときに生きていけなくなると不安になっちゃうのが可哀想だけど、可愛くて。そこから頼らないようにと頑張るところもいじらしくて良かったです。
あと、いろんなシチュエーションで二人の甘々を見られたことがよかったです。キッチンでもよかったですが、蕗谷が仕込んだ『花嫁の涙』のときの朔弥が可愛くて好みでした。
征人には思う存分朔弥を愛してほしいし、朔弥は征人に溺愛されて、ふたりは幸せカプになってほしいです。

6

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