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aniyui
これは、ある時代のとうに忘れられた人々の話。ナギは、1年ぶりに最愛の兄・ヨダカと会えることに胸が高鳴っていた。
あらすじにあるように時代は江戸時代以前かな?
両親を失い、幼い兄弟だけで生きていくために最愛の兄は菩提御前の神殿へ奉公へ出ますが、2日の外出を許され大喜びの弟。
早く自分が大きくなって、兄いを御前のところから解放したい。
貧しい家の子たちはみなこの御前の神殿に奉公ということで集められていて
ネタバレです
兄ヨダカは、生贄に選ばれたことにより最後に2日間の外泊を許されていたのですが、御前の気まぐれで呼び戻され弟の目の前で首を落されてしまいます。
ここで弟ナギは一時的に驚異的な力を発揮し、兄の首をもって逃亡。
絶対に許さない。御前を殺す。彼の復讐譚が始まります。
ナギを修行させてくれる人物と出会い、彼の驚異的な力の発揮方法も見つけてくれます。
師匠もまた愛する人の命を他人の手によって奪われてしまった過去があるから、ナギを手伝いたいと思う。
ナギが抱えている兄の首は腐敗がはじまっていることも告げる。
この時の師匠の優しさと、そのことでとったナギの行動が。
ナギが頭部のみになった兄を抱き一緒に眠るところは美しく描かれています。
辛かった。
少年から青年になったナギが独り立ちをしていざ御前に復讐に向かいます。
この時に、午前側の人間としてナギと対峙する者から兄の神殿内での様子や生贄に選ばれた時の様子を知ることになります。
1巻では、物語のベースを描いていてこれから復讐劇開始です。
どのように物語が進んでいくのか楽しみです。御前の強キャラ感が凄い。
有力者の残虐性というだけでなく、御前自体がなにか大きな力を持っている余裕が見えます。
グロ描写多めですが、絵柄で中和されています。