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tenseisagishi koi no tehodoki
詐欺師として悪行を重ねた主人公は、
「クロネコを助けて死ぬ」というたったひとつの善行のおかげで地獄行きを回避するチャンスを得ます。
その条件は千人分の魂を救う、というもの。
不幸な魂の代わりに転生して人を救おうと奮闘するも、根が詐欺師の主人公にはどうにもわからないことばかり。
面白かったんです。それは、間違いないです。
このままじゃ救われない魂を少し前に転生することで救うというお話は面白いんですよ。
でも、BL小説として、めっちゃ萌えたかというと
「これBL小説でしたっけ」って思うぐらい「ハテ?」ってなります。
作中に出てくる「サマルカンド」が出てくる
「悪党の回帰 サマルカンドと青い薔薇」を先に読みまして、サマルカンドがどう活躍しているのかと興味を持って読んだのですが……
正直読まなくてもいい、かも。
思ったよりちょい役でした。
(シリーズ表記されないぐらいですし、お話繋がってませんしね……)
「悪党の回帰 サマルカンドと青い薔薇」が凄く好みだったので、こちらの作品にサマルカンドが登場してると知り、電子書籍で購入して読みました。サマルカンドはここでも魅力的で主役になったのが理解出来ました。
が、しかし、作品の出来としては限りなく中立に近い萌です。サマルカンド以外のキャラが迷走してて、キャラもストーリーにも魅力が有りませんでした。
コレってシンが誰かの魂を救うお話のようでいて、シンのやり直しのお話なんですよね。シンが生前行った悪事を人生を見つめ直すお話だと思いました。
ただ、その辺が上手く書けていないのでとても中途半端でした。
そしてあれだけサマルカンドを取り上げておいて、シンのお相手がルキーシュなんですよね。ルキーシュならもっとシンとの関わりを増やすべきでした。
なんだか愁堂れな先生らしくありませんでした。
あとここでも書きますが「unison」シリーズの再開を是非ともお願い致しますね!
奈良先生追っかけで購入。さらっと読んでしまったのと、キャラとして萌える所があったかと言われると?だったので中立にしました。読みやすいし、サブキャラはめちゃかわいいんですけどね…。
結婚詐欺師としての腕はぴかいちな真(まこと)。その日はなんだかヤバいという勘はあり、案の定、黒猫をかばって車にはねられます。絶命かと思いきや、眼の前に現れたのは黒髪ロン毛のスーパーイケメン。なんだか頭の中の考えを読み取るわ、ひかれたと思った黒猫が出てきて5歳くらいの天使のような可愛い男に変身するし・・・と続きます。
攻め受け以外の登場人物は
ルイ(攻めの使い魔、ルキーシュ大好き)、真に救われる予定の方々とその周囲の方々あれこれ。ルイと真の掛け合い漫才が楽しい。
++攻め受けについて
いやこれどっちが攻めっすか?と最後の方まで悩んだので、ここには書かないようにします。
真は、うーん・・・育った環境の問題なのかなあ?息をするように詐欺するというタイプのようです。金を貢がされたら、その時点で気付けよ(# ゚Д゚)と思うんですけど、上手い按配に騙されちゃうんですかね・・・なんか寂しい。イケメンに愛され(フリをされ)、騙されちゃうんですかね。そう考えると真には腹立つんですよね。
ルキーシュはその真に、このままだと地獄行、だから1000人救済しろって伝えてきた方(死神?神?なんしか人外)。ほっておくはずなのに、真のやりようを見ていて、「あ”ーーーー違うから!」と放っておけなくなったんですかね?あれこれ関与しているうちに、「死者の幸せとは?」「幸せって愛って何?」と考えだしちゃうんです、二人して。
そんな二人+ルイが救済する人と出会っていくお話です。この三人、いい組み合わせだなと思うんですけど、BL要素が個人的には上手くハマらなくて。二人ともめちゃんこイケメンで、目が♡になってしまったからかな?こっちが攻めやろ!と確信もって読める方が安心するのかも(私は)と思った一冊でした。
愁堂れな先生は存じ上げておりましたが、作品は手に取ったことが無かったので、今作を拝読させて頂くのが楽しみでした。
個人的、各項目5段階で
ファンタジー 4
ストーリー 4
エロ 1
恋愛 1
な感じだと思います。
人知を超えた存在のルキーシュ×詐欺師のシンのカプです。
車に轢かれそうな黒猫を庇い、命を落とした詐欺師のシン。沢山の人を騙した詐欺師であるシンは地獄行きの筈だったが、黒猫を助けようとしたことで、地獄行きを回避するチャンスを与えられた。しかしそれは、不幸な死に方をした人間の魂を千人分救うというものだった。
転生物、というより回帰物の作品です。「回帰」と言う言葉を知らなかったのですが、今作では、過去に戻って人生をやり直すこと、みたいです。シンが、不幸な死に方をした人間に成り代わって回帰し、その者が成し遂げれなかった復讐や得られなかった幸福を代わりにやって救うというのです。しかも千人分。
最初の1人目は細かく書いて、それから何人もの人を救って最後の千人目を救い、シンも転生する…という展開なのかな?と思っていたのですが、そうではなかったですね。
結論から言うと本編では3人の魂を救おうとします。しかし、救うまでの過程のシーンは細かく書かれているのですが、肝心の幸福や復讐を得る最後の展開は、ルキーシュが介入してブツ切り。何とも中途半端な感じが…。
救おうとする人達が何を「幸福」と思うのか。それが復讐で得られるものなのかそれとも別の何かなのか?と理解出来ず悩みながらも詐欺師であるシンの舌先三寸、口八丁で、また人を騙す。生前の詐欺行為などに対してあまり罪悪感を抱いていない感じがしてちょっと感情移入出来なかったですね。
救おうとする人達のお人好し具合や善人っぷりもかなり振り切ってて、そちらも感情移入し辛かったですが…。
そして肝心のルキーシュとシンのカプですが、ルキーシュとシンのやり取りが少なくて…少し萌辛かったですね…。どちらかと言うとルキーシュの使い魔のルイの方がシンと一緒に行動してる時間が長かったと思います。
元々自分自身の幸福や愛が分からないルキーシュとシンが、互いで学ぼうとするのは、分かるのですが、これはまだ恋愛と言えるのかなと少し疑問に思ってしまいました。因みに最後まで身体は繋げますが、恋愛で言うと第一歩を踏み出したくらいかなと…。
回帰して魂を救おうとする設定や過程や展開はとても凝っていて、この後どうなっていくのかと凄く気になりスラスラ読めたのですが、読み終わってみるとルキーシュとシンのカプやBL小説でなくてもよかったのでは?と感じてしまい、ファンタジー作品としては面白いのに、BL要素や萌え摂取は物足りなかったので、今回は中立評価させて頂きました。
物語りの終盤で一度だけ絡みはありますが、BL要素が少なめなので、ファンタジー物やストーリー重視の方は、読んでみては如何ですか。