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tsuihou sareta akuyaku reisoku no henkyouhaku dekiai route
もちろん作者買い。
9月は滝沢先生の作品が3冊も出るのでワクワクです。
まずは1冊目。クロスさんから電子書籍のみの販売で、ページ数も少ないのに内容はすごく盛りだくさん。
受け攻めのキャラが立っていてとても面白かったです。
妹想いの受けが妹が好きなゲームの世界に転生してヒロインである妹のために悪役を演じて舞台を退場すると何故か裏攻略ルートの辺境伯ルートに進んでしまう。
そんな辺境伯ルートで起こるあの手この手の悪役っぷりを描いた作品です。
受けの悪役っぷりは空回りしまくりますが、作者様の言葉をお借りすると「メンタル防弾ガラス」のような心の持ち主なのでめげません!!
一生懸命悪役を演じようとする受けが可愛かったです(⁎˃ᴗ˂⁎)
欲を言えばもっと読みたかったです…(笑)
※私の1番お勧めポイントは夜這いして返り討ちに合うシーンです(⁎˃ᴗ˂⁎)捨てゼリフに笑い転げましたっw
溺愛もの、ちょっとコメディ、滝沢ファンの方にオススメです!
Kindleで約115P程の短編作品ですが、悪役令息と溺愛モノの美味しい所が詰まった、読み応え抜群な一冊でした!
前世で最愛の妹が熱中していたBLゲーム世界に転生し、プレイヤー(妹)が無事に攻略対象者と結ばれるよう、懸命にヒール役を演じるお兄ちゃんのお話です。
悪役令息転生モノの王道ですが、主人公がBLゲームの悪役を演じつつも本音では心を痛めていたり、伯爵からの寵愛を〝正規ルート(辺境伯×プレイヤー)〟じゃないから、と身を引こうとしたり……
愛する妹の為に、引き立て役を買って出るルイの健気さに胸が締め付けられました。
無表情故に〝出来の良い蝋人形〟と評される伯爵の心根を知れば知る程、惹かれていくのに「〝正規ルート〟じゃないから伯爵と結ばれるのは自分じゃ無い…」と、葛藤する心境が切なくて堪りません……(泣いた)
また、無表情でクールな伯爵がめちゃくちゃ良い!
感情表現が苦手で一見、威圧感のある領主様。しかし、キレ者領主として領民達からの信頼も厚く、完璧な仕事ぶりには思わず「惚れてまうやろーーーー!!!」と猿叫でした。
無表情でも、ほんのり染まった眦がルイへの愛情を雄弁に語っていて、甘辛な伯爵様にトキメキが止まらない♡
決してシリアスでは無いですが、適度にハラハラする展開もあって終始楽しめる作品でした◎
本編に挿絵が無いので、挿絵もつけて是非とも紙書籍も販売して欲しいですね!
と言うか、もっと2人の甘イチャライフを堪能したいので、後日談をつけて発売して欲しい…切実に!
あっという間に読み終わっちゃうくらいのボリュームで、重くもなく軽くもなく…でも面白いところはちゃんと存在感ありの素敵作品でした。
設定やストーリー性を考えたら、この尺で収まっているのが不思議なくらいです。もっと長尺で細かい部分まで読みたかった気持ちもありますが、ちょっと物足りないな…と思わせる余韻も作者さんの思惑なんでしょうか。
実に無駄のないストーリー運びはノンストレス。各所に配置された見せ場にスポットを当て、面白いところだけがキュッと濃縮された物語構成は、普段小説を読むのが苦手な方にも受け入れられそうですね。
異世界(BLゲーム)転生もので、しかも元の世界の制約も引きずっているストーリーっていうだけで、物語はだいぶ複雑を極めそうなのに、ここまでスッキリとまとめられているのはすごい。脇役たちの人物像や配置・フォローも、世界観の作り込みも、メインとなるBL展開もしっかりと作りあげられているから、どの角度からも楽しめます。
この作品の面白さはですね、自分の意図しない方向に話が進んでいくことにあります。周囲に嫌われたいのに逆に好かれる結果になってしまうルイの困惑と葛藤がストーリーの最大の見どころです。
BLゲームの趣旨と妹の希望に沿ったルールをお膳立てしようと画策する兄のヒール役への奮闘ぶりと、自分の思惑とは180度違う周りの反応にトホホする姿とのギャップがすんげー面白い♪( ´▽`)
わざと悪役令息の役回りを引き受け、周囲の人たちに悪名高い人物だと印象付けるピエロ役に徹している公爵子息のルイが、なんとも健気で妹想いの素敵な人物なこと…。
妹(元の世界では)のためなら自己犠牲も厭わないルイを通して見えてくるのは、とてつもない家族愛。自分の幸せより、妹の幸せを迷わず選択する彼の気持ちが非常に切なかったです。既にチェスターに対する想いが芽生えていたからこそです…
悪役令息というレッテルは小物のサブキャラたちの前では通用したものの、一部の人たちの前では全く通用しなかったのは、彼らが噂や評判を鵜呑みにせずルイという人物そのものを自分の目で見て判断することが出来た賢い人たちだった、ということでしょう。小手先の意地悪が通じなかったのはそのためかな。チェスターやメイドや領民たちが良い人たちで良かった〜
領地の運営も、元商社マンとしての腕を発揮してチェスターの伴侶兼右腕として活躍していきそうですね。
表情筋の死んだチェスターを外交面から補佐できるのもルイだけだし、今後は仕事でもプライベートでも公私ともに良きパートナーとしてこの世界でたくさん幸せになって欲しいなと思います。
ルイが奔走していたルート回収も妹の件も、万事がスッキリと解決で読後感良しでした(^^)
面白かった!
自分を犠牲にして妹(マナミ)を守ったり悪態ついて罪悪感に苛まれてるルイは健気で優しい。
そんなルイの真の姿を見抜いたチェスターに拍手。彼自身が印象で誤解されるタイプだからこそルイを理解できたのかな。今この瞬間の想いや今を生きる大切さをルイが受け入れて良かった。表情の変化が少ないチェスターだけどルイを大事に想ってるのが伝わって嬉しくなりました。
周りの使用人の皆さまも良い人達でほっこり。
この2人なら互いを高め合っていけるはず。心弾む作品でした。
チェスターの名言に萌え殺される〜!!
新感覚乙女ゲーム転生悪役令息ものですね。一気読みでした。
途中まではなぜチェスターは年に2回くらいしか王都に行かないのにルイを?
と疑問で。
それにルイの悪役令息に徹するのも痛々しく動機も弱く感じて…。
しかし読み進めていくと!!
んもう読者を乙女に変える素晴らしい物語と、くすっとくる文章と、萌え殺す気か?なチェスターの台詞と。
チェスター!あなたって人は(泣)
無表情で有能で大人で情熱的な僕のチェスター!最強だよ!最強の攻めがここに、だよ!
絡め取られましたとも!私も!
タイトルに違わない、滝沢晴先生の溺愛攻めもの。
もう、もう、萌えて萌えて萌えて萌えて仕方なかった〜!!!床をゴロゴロ転げ回りたいくらい、萌えを噛み締めました(о゚д゚о)ン♡
以下、ネタバレありのレビューとなります↓
交通事故で亡くなり、愛する妹が楽しんでいたBLゲームの世界の悪役令息に転生した受け様、ルイ。
悪役令息になりきり、その役を演じきることでプレイヤーである妹、マナミの危機を救っていくのですが、気付けばなぜか表情筋の動かない辺境伯、チェスターの婚約者候補に。
これが「隠しキャラの辺境伯ルート」であることに気づいたルイは、妹と彼をくっつけるため、彼に嫌われて婚約破棄されようと努力を始めます。
しかしどんな悪口も態度もサラッと受け流されてうまくいかずー
と続くお話です。
もうですね、このお話の最大の魅力は、攻め様チェスター様です。断言。
表情筋死んでる攻め様なんですが、ルイからの助言もあって、非常〜〜〜に、ありがたいほどに、言葉を尽くしてくれるんですよ!!
そのセリフの数々が、どストレートでドストライクなんですわ…//
ルイ同様、私もチェスターに攻略されたわ。。(喜)
悪役を演じているルイに対しての、
「人格と行動がちぐはぐな君から目が離せない。だから側にいてもらわなければならない」
とか、
「(ルイが)何に怯えているのかは知らないが、私がすべて打ち消してみせる。そうしているうちに、きっと君は私に絡め取られる」
とかとかとか!!
どうぞ遠慮なく絡め取っちゃってください、と生首を差し出したくなります…
どの場面をどう切り取っても「カッコいい…・:*+.」しか出てこない攻め様に、完全ノックアウトされました。
電子専門で115P挿絵なしの、短いお話なのですが。
萌えがこれでもか!と詰まっていて、興奮と幸福感に包まれました✨
ぜひ、ご一読を (*´꒳`*)
最近よくある乙女ゲームに転生するお話(好きです!)ですが、今作は主人公がヒロイン(前世の妹)のために、胸を痛めながら悪役に徹して、意図せずみんなから愛されていくストーリーです。
攻の辺境伯が表情が動かない人なのですが、悪役令息な主人公の受を密かに溺愛してるのが萌えポイントでした!周りの人たちもいい人ばかりで、悪役を演じているのに良い人が滲み出てしまうツンデレのような受が大切にされて楽しく読めるお話でした。
短めのお話ですので、さくっと何か読みたいなーという人にもおすすめです!
9月後半に販売される紙本は予約していたんですが、電子専門書籍も販売されると知り迷わず購入しました。
作者買いでしたが短編だった為か、いつもの滝沢晴先生の良さが足りなくて駆け足に終わった感じがしました。
今ハマってる設定で楽しみだったんですが、ルイの妹のキャラであるマナミに対しての思いに共感出来なくて参りました。溺愛しててもそこまでしてあげなきゃならないの?って疑問に思ってしまったんです。だってルイをはじめ皆はその世界で実際に生きてるんですから。あくまでも妹の望むゲームの結果に拘るルイに焦ったく思いました。
そんなルイが本当は心優しいと知って大事にするチェスターには凄く萌えました。
辺境伯領民に慕われる彼のファンにさえなりましたし、彼の城で働いている使用人とか凄く魅力的なんです。
短いながらも完成度の高さは流石の滝沢晴先生だと思いましたが、ただやはりいつもよりちょっと駆け足だったかなと思ってしまったので萌にしました。
それと12ページの6行目なんですが「気の理由は」は「人気の理由は」だと思います。
あと22ページの6行目ですが「王都追放のになった」は「王都追放になった」だと思いました。最後は129ページの8行目から9行目にかけてですが「忠告もよそこに」は「忠告もよそに」かな?