αとΩの新婚夫婦は溺愛巣ごもりがしたい ~三夫婦の蜜月~

α×Ω 3fuufu ha sugomori ga shitai

αとΩの新婚夫婦は溺愛巣ごもりがしたい ~三夫婦の蜜月~
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神5
  • 萌×212
  • 萌4
  • 中立1
  • しゅみじゃない1

--

レビュー数
6
得点
86
評価数
23
平均
3.8 / 5
神率
21.7%
著者
西野花 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

イラスト
奈良千春 
媒体
小説
出版社
竹書房
レーベル
ラヴァーズ文庫
発売日
電子発売日
価格
ISBN
9784801937918

あらすじ

立花家のオメガ三兄弟の長男・芹と、番のアルファ・尚史は、出会った瞬間に惹かれ合い、尚史が芹を無理やり抱いたことで関係が始まった。
だが、普段の尚史は別人のように優しい男で…。
あの日の獰猛で、危険な匂いがした尚史と、今の穏やかな彼は、どちらが本物なのかーー?
それは、弟夫婦に勧められた『長期巣ごもりプラン』で明らかになる。
二人きりの密室で、本性を現した野獣な男と、愛に溺れる一週間。

表題作αとΩの新婚夫婦は溺愛巣ごもりがしたい ~三夫婦の蜜月~

イベント会社経営,35歳
尚史の番のオメガ,フラワーコーディネーター,27歳

同時収録作品αとΩの新婚夫婦は溺愛巣ごもりがしたい ~三夫婦の蜜月~

真幌の番のアルファ,web系のプログラマ
芹の弟(三男)でオメガ

同時収録作品αとΩの新婚夫婦は溺愛巣ごもりがしたい ~三夫婦の蜜月~

飲食店経営のアルファで巡の番
芹の弟(次男)でオメガ

その他の収録作品

  • あとがき

レビュー投稿数6

溺愛スパダリ攻めのあまあま成分を心ゆくまで…!大好きなオメガ三兄弟、長男のお話

Ω三兄弟の一番始めのお話となる、こちら。

本日発売の新刊、次男・巡のお話(「猛獣αは無自覚MのΩをどうしても娶りたい」)を
夜を徹して夢中で読んだのですが、
物語の始まり、長男・芹のお話を読み返したくなり、こちらを再読しました。

一年ぐらい前に購入して読みましたが、今はKindleアンリミに入っているようです☺︎


はーーーー…溺愛・年上・スパダリ好きには、もう、もう、たまらない
めくるめく愛の世界が広がっています・:*+.
Ω三兄弟の攻め、誰もが溺愛・執着なんですが、中でも個人的に
この尚史が一番好き…!

といっても、甘さだけではないのですよね。
番となり、結婚生活を送る二人の場面から始まるお話ですが、
実は二人の始まりは陵辱強姦から…;

陵辱系は基本、苦手なんですが、それでも読めてしまうのは
ひとえに尚史が芹を襲ってしまった始まりをそれはそれは後悔し、
その後はひたすら芹に尽くし、喜ばせることだけを考えて行動しているからかな、と。

襲われた芹の方はもう完全に水に流しており、
なんならエッチの時に「もっと激しく、最初の時みたいに我を忘れて求めてほしい」
なんて思っているのに。

優しく優しく、決して無理はさせないように。
ただただ、芹に快感を与えることだけを追い求めて抱くー

はーー…何度読んでも、優しい尚史の抱き方にたまらなく萌えてしまう。。

芹と番になり、一緒になるために夜の危ない仕事を辞めた尚史だけれど、
尚史の元同僚からそのことを責められた芹は、自分のせいで尚史を追い詰めたのだと
考えてしまう。


この、芹の思い違い、「自分が尚史の枷になっているなら、番を解消してほしい」
なんて言い出してすれ違う二人の姿が切なくて…( ; ; )
夜に読んでいるからか、芹が部屋を飛び出していくシーンで思わず涙、涙。。

枷になっているなんて、絶対にそんなことはないのに。
むしろ、芹がいないと多分尚史は生きてる価値さえ見出せなくなっちゃうぐらいなのに…

で、ああこれぞ執着アルファ、とうっとりなのが
GPSでの追跡!
知らぬ間にそんなものを入れられてても全然驚かず、
嫌だとも思わない芹、もう心まるっと尚史のものですよね・:*+.

「お前のことは、離してやれない。絶対に」
「お前に捨てられたら俺は生きていけない」

…この尚史のセリフで、心が歓喜に沸きました。

二人の間の誤解が解けてからの、尚史の”欲”全開(だけど甘い)のエッチ、
そして芹のヒート時の”巣ごもり”温泉旅館エッチ、
どちらも最高に濃厚で愛が溢れていて、酔いしれました。

「気にするな、どうせ今日はイきっぱなしになる」
「お前が遠慮するなっと言ってくれたから、今夜から手管を尽くして悦ばせてやる」


…こんなの、スパダリ攻め様にしか言えないセリフ//


そしてこの”巣ごもりエッチ”の後、二人の間に新たな命が。

そこでもスーパー攻め様のスパダリ力がいかんなく発揮されていて、
世の全てのパパが尚史だったら世界が平和になるんじゃないか…と
思ったりしました(育児未経験なので、ただの想像に過ぎませんが。。)
理想のダーリンすぎて、痺れます。本当に。

と、大好き要素しかない糖度高めの年上溺愛攻めに存分に酔いしれました。

明日はもう一度先生の新刊(「「猛獣αは無自覚Mの〜」)を読み返そう、と
思っていて、この新刊→既刊のループ、しばらく繰り返してしまいそうです(*´艸`)

0

No Title

複数がお得意の西野花先生ですが、
マンツーマンも毎度最高の仕上がり。

以下好きポイント
・攻めの尚史はタトゥー入りのいかにもワル出身だが芹と出会って文句なしのスパダリに
・プチトラブルをきっかけに内省が過ぎる芹が自分をさらけ出せるように
・ヒート巣ごもりプランで高級ホテルに滞在したふたり。濃密な時間の結果、お子が!
・育休一年取得、夜泣き全対応の尚史。
そんな夫、どこに売ってますかw
・弟ふたりもオメガで、番の相手とともに魅力的なので続編も出てほしい♡

2

巣ごもりプランをご利用頂きありがとうございます

西野花先生の作品は複数、拝読させて頂き、今作も作家買いさせて頂きました。

個人的、各項目5段階で
溺愛 5
エロ 4
甘々 3
な感じだと思います。

アルファの尚史さん×オメガの芹さんのカプです。

新婚夫婦の尚史さんと芹さん。しかし2人は運命の番であった為、出会った瞬間に無理矢理身体を繋げてしまった。そんな過去の所為か、尚史さんの抱き方はいつも優しい。でもあの時の荒々しさを知ってしまった芹さんはもどかしさを感じていて…。

タイトルに三夫婦と書かれていますので、尚史さんと芹さんの夫婦の他にも、芹さんの弟の巡さん夫婦と末男の真幌さん夫婦の3カプが登場し、芹さん達兄弟は皆んなオメガです。因みに、今作のメインカプは芹さん夫婦なので、弟達の夫婦はほんのりラブラブしているだけなので、今作での絡み描写はありません。

運命の番ではあったが、初対面ではそれに気付かず、惹かれるままに芹さんを無理矢理抱いてしまった尚史さん。芹さんを三日三晩監禁して抱くなんて、文章だけ見るとかなりのパワーワードですね!運命の番なので、芹さんもそこまで悲観的になっていないので、最初は無理矢理ではありますが、陵辱要素は感じなかったです。

尚史さんの抱き方に対して思っていたことを告げたことで、優しいだけでなく少し意地悪な攻め方をする様になった尚史さんの雄みが格好良いです。

ヒートの間、温泉旅館で過ごす「巣ごもりプラン」を利用する尚史さんと芹さん。普段の絡みやヒート中の絡みなど、濃厚で濃密な絡みがたくさん書かれているので、是非とも読んでほしいです。

1

溺愛にブレなし

西野先生といえば複数もの、複数ものといえば西野先生…と勝手に思っている私。複数プレイぽくないタイトルだなぁと思いつつ手にとってみたら、ビンゴ!セックスシーンは番の2人同士の営みのみ。タイトルの溺愛の看板に違わぬあまーい世界が広がっていました。


始まりから甘い空気感が漂います。
「昨夜も可愛かった」

カァーーッ!!(≧∀≦)
…こんなセリフを朝からサラッと言えるなんてさすがとしか言えません!
運命の番である芹を大事に大事に慈しむスパダリαの奉仕っぷりが、溺愛大好きな私のハートを撃ち抜きました。ベッドでは優しいし、気遣いも出来るしで最高のパートナーです。

そんな甘い世界線の中にいる2人ですが、始まりは無理やりから始まる出会いです。
あまり良い出会いではないんですが、でも逆に言うと運命がそれを引き起こしたとも言えるので、悲壮感みたいなものは全く感じませんでした。かえって、誠実にその時のことを謝罪し真摯に対応してくれる尚史の態度に好感度増し増し。溺愛が既に見え隠れします^ ^


ラブラブな2人と西野先生の官能エッセンスがうまく混ざり合い、溺愛に溺愛を塗り固めたような芳醇な甘さに酔いしれました。
ちょっとしたすれ違いはあるけど、基本的には始まりから終わりまでラブラブのイチャイチャです。溺愛大好きさんには堪らない一冊でしょう^ ^

オメガ三兄弟、しかもそれぞれの夫婦が登場するお話でした。今回は長男の芹夫婦がメインでしたが、次男・巡と三男・真幌のエピソードも気になるところ。続編期待しています♪

4

巣ごもりプラン

奈良先生おっかけで購入。作中に出てきた巣ごもりプラン、いいなあと思ったものの、攻め受けになんか萌えるところがあったかと言われると?だったので萌寄りの中立にしました。本編190P弱+あとがき。

ベータの両親から生まれた3兄弟(全員オメガ)の長兄、芹。フラワーコーディネーターの仕事をしている最中に出くわしたアルファと無理やり番になってしまい・・・と続きます。

攻め受け以外の登場人物は
受けの弟二人と、その番。次兄の巡がめっちゃ好き。シャーシャーいうタイプの猫って言われてアルファに可愛がられている挿絵(コメディテイスト)が1枚入ってまして、ああ奈良先生やっぱ好き、神♡と思う気持ちです。良い~

++攻め受けについて

攻めは勢いで抱いて番にしてしまったことを申し訳なく思っていて、とても受けを大切にしようと頑張っている方。やんちゃなお仕事だったみたいですが、すっぱり足を洗って受けのためにしっかり働いているんです、エライ。勿論アルファだからお仕事もばっちり。(ああ、お背中にやんちゃ時代のタトゥたっぷりです、迫力ある~)

受けは長兄、兄弟3人で頑張ってきたから真面目な堅物寄りな方。攻めを巻き込んでしまったというように感じているので、ちょっと遠慮気味とでも言えばいいか?
そんな二人の気持ちがちょっと掛け違っているような状況なのを、巣ごもりプラン♡っていうので、解消するってお話とでも言えばいいですかね。

その巣ごもりプランが良いんですータブレットで頼んだら24時間いつでもワゴンで持ってきてくれるし、汚れたシーツなんかは出しておけばいつでも引き取ってくれるし、作中では露天風呂付お部屋だったし。いや相手はいないし、要らんけど、露天風呂付お部屋で、食べたいものを食べたい時にさくっと持ってきてくれるってのが良いなあ・・と、うっとりした次第です。

西野先生なので、あれこれぐずぐずになっておられますので、色事がお好きな方でしたらよろしいでしょうし、奈良先生の挿絵は変わらず絶好調ですので奈良先生ファンの方にも良いと思います!

2

甘々。

西野先生は作家買いしている作家さまですが、さらに挿絵を描かれているのが奈良さん、ということであらすじも確認せずにお買い上げしました。

タイトルから「オメガバースもの」で、「3組のCPのお話」なのだと推測できますが、西野作品なので3CPがくんずほぐれつするエロエロなお話かな?とも思いつつ手に取りました。初めに書いてしまうと、3CPの受けさんたちは3兄弟。兄弟全員がオメガで、攻めさんたちは高校が同じという繋がりがあります。

ということでレビューを。ネタバレ含んでいます。ご注意ください。





フラワーコーディネーターとして働く芹はオメガ。
最近番を持ったばかりの27歳の青年だ。オメガ、という性を持つ彼は、その特質性に違うことのない美貌を持つ青年。が、彼はオメガであるがゆえに両親から捨てられてしまったという過去も持つ。彼は3兄弟の長男だが、次男の巡、そして三男の真幌の2人もまたオメガ。3人で手を取り合って生きてきた。

そんな芹は、ある日花の配達で訪れた先でアルファに襲われてしまう。
が、そのアルファ・尚史は芹に真摯に謝罪。さらに彼から番になってほしいと頼まれてー?

と、ここまでは序盤。
番になった後の2人の様子が、今作品の軸になっています。出会いはほぼ強姦のような形で身体をつなげた二人が、その後、本物の番になっていく姿を描いたお話。

西野作品なので、しかも3CPが登場する作品なので、複数攻めさんが描かれているのか?
そうすると、芹の弟たちの番と関係を持ったりしちゃうのかなあ、などという不埒な予想をしながら読み進めましたが、いやいやいや。

めっちゃ純愛。

西野作品、かつオメガバースもので、こんなにほのぼの、ハートフルなお話になるとはちょっと想像していませんでした。攻めさんズがみんなナイスです。自分の番の受けさんを溺愛しております。3兄弟が登場していますが、弟くんたちのお話はほぼ書かれてません。今巻は長男の芹のお話がメインです。え、どうせなら3兄弟のお話がそれぞれ読みたかった…!と思いつつ読破しましたが、西野先生の描かれたあとがきを拝見すると、もしかしたらそれぞれ弟くんたちメインの作品を書いていただけるかも。めっちゃ読みたいです、西野先生。正座してお待ちしております。

芹の弟くんの2人もめっちゃ良い子たちで、三者三様、それぞれタイプが違って、でもみんないい子たちなので読んでいてまるで味変のように楽しめました。

攻めさんたちも。
攻めさんは攻めさんでそれぞれつながりがありますが、その部分に関しては詳細には書かれていません。スピンオフで、その辺りも書いていただきたいなと思いますが、攻めさんたちも「みんな違ってみんな良い」を地で行くタイプの異なるイケメンさんたちです。

芹は、途中ピンチになることもあって、西野作品らしいドシリアス展開になるかも…?と思わせるエピソードもありますが、最後の最後まで甘々でした。西野先生らしいドエロは健在ですが、痛い展開になることもなく二転三転する展開でもないので安心して読める作品かと思います。

奈良さんの挿絵は今回もビューティフォーです。麗しいです。

身体から始まった関係。
そこから、二人が本当の絆を紡いでいくお話でめちゃめちゃ甘かった。西野先生らしいドロンドロンのお話が読みたいと思われる方にはやや不向きか。でも、薄幸受けちゃんがスパダリに愛され幸せになるというストーリーが大好物なワタクシにはめっちゃ萌える1冊でした。弟たちのために自分を押し殺して生きてきた芹にはずっと幸せでいてほしいと願ってやみません。

芹のナイスな弟くんたちのお話も、楽しみに待っていようと思います。

10

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