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sore wa tabetewa ikemasen
吸血鬼ものって需要が多いのか
はまりやすいのか、題材に使用されることが多いですね。
吸血鬼は色男のイメージがついたのはいつからなのだろう・・
そんな今までの吸血鬼イメージを
あっさり覆してくれた
心優しい吸血鬼直幸。
吸血鬼設定らしいものもありつつの、優しい優しい暖かい直幸がとにかく良い。
いつのまにか、見守ってしまっていました・・・
倒れていた恒を助けてくれた
直幸。食事は3日に一度恒の血を吸うこと。
イラストが独特な感じのためちょっと抵抗はありましたが
ストーリーとしてはしっかりよめました。
吸血鬼というと、オレ様でクールなイメージがあったのですが、
表題作に出てくる吸血鬼・直幸は、なんと弱虫で優しくて…
へたれ好きーには嬉しい設定でした。
二人の関係も可愛くて和みます。
お屋敷にありそうな高級長机から、普通のダイニングテーブルに買い替えたり(笑)
二人の距離が縮まっていくのが伝わってきて良かったです。
可愛いけど、「お食事」シーンは何とも色っぽい。
ごちそうさまでした…!
『狼男は満月の夜に苦悩する』は、狼男・静一郎と直幸の兄・幸人のお話。
この二人は、大人テイストな関係でした。
耽美な絵柄がマッチしてて素敵…v
吸血鬼さん、実は4人兄弟なんですが、この人が一番吸血鬼らしいかも(笑)
吸血鬼さんファミリーも、楽しそうだった(笑)
この二組の、その後があるなら、ぜひ読みたいです!
読み切りは、特に『ほんとうはやさしい』が好き。
同棲していた二人が別れる所から話は始まるんですが、二人の家のベランダで育てていた「豆の木」をキッカケに、歩み寄っていくお話。
この「豆の木」の正体が明らかになるシーンが、また可愛らしいです。
全体的に、優しい雰囲気で癒されました。
小物や家具の描写が美しいのも見所です!
ヘタレまくりの吸血鬼と、その吸血鬼に拾われた大学生のお話。
怖がりで、勇気が無く、心優しいために「かまわない」と言っている恒への吸血行為もなかなかできない直幸と、その優しさを痛いほど知っているから直幸のためになんでもしてあげたい恒。
それだけだと、普通の吸血鬼話と大して変わらなくなりますが、とにかくヘタレっぷりが最強なので、笑えちゃうわけです。
他のお話に出てくる皆さんも、なかなか個性的で、こんな楽しそうな吸血一族なら私もお仲間になりたいっていう感じ。
繊細な絵柄な分、さらにおかしさが倍増している気がします。
同時収録の「フレンド~」は学生同士の淡い恋のおはなし。初々しい。
「むすんで~」は先生×生徒ですが、誘い受け系我慢に我慢をしている先生って、ストイックでいいです。
「食べないの?おおかみさん。」を読んでから、小石川あお先生にハマりたくて。既刊をポツポツ集めているのだが。そこはそれ。やはり既刊なので、最新作のパワーには勝てない。勝てて無い。むしろ、最初から読み続けているファンは先生の成長を見て喜んでいるのだろうなぁ、と羨ましくなったりして。
本作は色々説明求む!と言いたげな短編集である。
表題作は、小石川あお先生ワールドとも言うべき、寓話的な。BLにはありふれたヴァンパイアもの。
美しいヴァンパイアの青年、直幸さんは、自身がヴァンパイアなのに、滅法怖がりで気弱な青年。心優しい彼は、行き倒れになりそうな恒を拾い、ヴァンパイアらしい広大なお屋敷に住まわせている。ところが恒はフツーの大学生。2人の関係は、下宿する大学生と大家さん以上では無い。そこにロマンスは介在しない…筈だった。気弱な直幸さんとなら、と考えてしまう恒と、ただ吸血したいだけじゃない、と解って貰いたくていじらしくも我慢する健気な直幸さん。
物語は急に飛んで、直幸さんの兄・幸人兄さんと、彼に傅く狼男・静一郎のお話に持ってかれてしまう。
「狼男は満月の夜に苦悩する」
いやー、小石川あお先生の描く狼男は麗しい‼︎ 麗しいです‼︎ やはり先生は格別狼男に思い入れがあるのでしょうか。ツンデレのツン過多の幸人さんの横暴っぷりにも寛容に接する余裕の静一郎。
「俺だけの狼でいて欲しい。」と願う幸人のわがまま。
どういうわけか、半分だけ人間だという直幸さん以外、全員純正ヴァンパイアのいずれもイケメンの4人兄弟についてはも少し掘り下げて欲しかった。200歳は越えるという祖父や、直幸さんを溺愛する父や兄たち。こんな楽しそうな設定。勿体ない‼︎
その他、表題作の麗しさとはガラリと変わった現代物のショートストーリーを収録。
高校生同士の、意識し合いからの恋へ「フレンドシーズン」
先生と生徒のジレモジ「むすんでほどいて」
同棲中カップルのちょっとだけ倦怠期「ほんとうはやさしい」
潔癖症の面倒くさい彼が愛おしくてたまらない「きれいなひと」
それぞれ本当に短いので、これまた勿体ない気持ち。
この短過ぎるストーリーたちの中では、私は「むすんでほどいて」が好きかな。
ダダ漏れの「好き」の中に、容易には堕ちまいと頑張る先生が素敵です。
この作家さんで初めて読んだのがこの作品でした。
萌評価にしてますが、限りなく萌x2に近い萌評価です。
吸血鬼モノが好きなのでそれに惹かれたわけですが、こんなにヘタレで優しい吸血鬼は珍しいです。
血を吸うシーンもあるのですが、全然怖くないので、吸血鬼が苦手な方も一度試しで読んでみるのをお薦めします。
雰囲気はむしろほのぼの・切ない系で、派手ではないのですがじわじわと胸に優しさが広がるような印象を受けました。
あと、絵柄も私はかなり好みです。中身の絵は白と黒のコントラストが強めかな。私は嫌いではないですが、白い部分が多いと感じる方もいらっしゃるかもしれません。
同時収録の作品もページ数が少ない割には上手く纏まってる作品ばかりでした。
これから注目したい作家さんです。
表題作関連の3作品プラス短編4作品収録。
「やさしい食卓」
「それは食べてはいけません。」
「狼男が満月の夜に苦悩する」
行き倒れの大学生・恒を拾ったのは吸血鬼だった…⁉︎
居候の代わりに3日に一度血を吸わせるんだけど、とにかく吸血鬼の直幸がどヘタレ。
恒はもっとがっつり来てよ…みたいになってきてるのに。
…みたいなもだもだモードがかなり繊細な耽美系絵柄で描かれる作品。
ギャグだけどうるさくなくほのぼのしい吸血鬼ものです。
「狼男が〜」は作内スピンオフ的な一編。
直幸兄(純血吸血鬼)の、祖父の秘書(狼男)・静一郎への意地っ張りLOVE。
こちらはちょっとBLっぽい。
「フレンドシーズン」
親友に好きって言っちゃって、でも相手は親友を続けてくれて。でも次第に…
言われた子も意識しちゃうよってことで。
「むすんでほどいて」
家庭に問題ありの生徒と教師。
大人の愛情が足りないこども。でも先生への想いは計算でもあざとさでも誘惑でもなくて、もっと切羽詰まってる。
「ほんとうはやさしい」
別れのシーンから始まるショートストーリー。会話が足りなくてすれ違うけどあっさり仲直り。
「きれいなひと」
潔癖症の恋人。触られるのも隣で寝るのも拒否してくるけど…
恋人のことが好きで好きでしょうがないのが本心なのです。
本作は作者様のデビューコミックスなのかな…
エロは無いですが、耽美っぽい絵柄で雰囲気がありますね。「萌」で。